痩せたいと思っているのに食べないことにストレスを感じてしまい、反動から過食してしまって、そして嘔吐してしまう。
そしてまた過食・・この負の連鎖を抜けて痩せたい!そう思っている方は多いと思います。
痩せたいのにどうして過食してしまうのか?そして嘔吐・・原因と対策について考えてみましょう。
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目次
痩せたいのに過食してしまう
摂食障害は太ることが怖いと思う人がなるもので、つまり痩せたいわけです。
摂食障害はよく知られている拒食症と過食症にわかれます。
拒食症は他の人から見て痩せている人であっても、本人が体重や体型にこだわり、食べずにどんどん痩せていってしまうというもの。
反して過食症は痩せたら自信が持てるのではないかと思い食べずにいてもその反動で過食となり、嘔吐したり、わざわざ意図的に下剤を用いたりして嘔吐するものです。
この反動の過食のみで嘔吐を伴わない場合もあります。
摂食障害の過食はもはやコントロールできず、異常なほどの過食だということです。
そしてその過食や嘔吐をする原因として、簡単に言えばストレスの一言かもしれませんが、繊細な心の持ち主であったり、敏感なため人の顔色を伺ったり、家庭環境などが影響している場合もあるのです。
生きづらいアダルトチルドレン(AC)は機能不全家族が生み出しているの記事はこちら
過食の症状と心理
過食や嘔吐 ⇒ 気分の落ちこみ ⇒ ひきこもる ⇒ 苦痛から過食
- 痩せたいと思っているので、無理に嘔吐しようと下剤を乱用
- 抑うつ気分を晴らそうと、アルコールを過剰摂取
- 強迫観念から野菜しか食べないなどのルールを作り守れないとパニックになる
- 過食による経費がかさみ不安からパニックを起こすことがある
- 精神的苦痛からうつになったり、自己嫌悪、罪悪感などを持ち問題を併せ持つ場合もある
下記を読むと当事者たちの心理がわかりますね。
糖質制限と運動の王道ダイエットで65kgから42kgまで1年半かけて23kg減量しました。
そこからは糖質制限中だったものを食べたことがきっかけで普通食嘔吐。ネットで過食嘔吐を知り、禁断してたお菓子やケーキにてを出し過食嘔吐。この一年でどれだけお菓子やケーキにお金を使ったか。海外旅行何回かいけるだけ費やしたと思います。
一時期体重は29kgまで落ちて、今は42kgまで戻ったけれど過食嘔吐は一向に治るどころか悪くなる一方。引きこもりにもなりました。家から出たくない出られない。人に極力会いたくもない。消えてしまいたい。自分が自分でいることが嫌になります。本当に。誰か助けてください。
NHK福祉ポータル ハートネットより
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痩せたいのに過食・嘔吐する時はどうすべきか?
本人の場合
気持ちを共有
辛い気持ちを同じ痩せたいのに過食したり、嘔吐してしまう人に話せたことがきっかけで過食症を克服したという方がいます。
やはり自分の辛い気持ちを誰かと共有するというのは、心が軽くなります。
今はSNSもあり、気軽に同じ悩みを持つ人と繋がることもできます。
本来であれば、素性のわかっている人や、家族と共有できるのがよいと思いますが、無理であれば、そのような手段を使って同じ痩せたいのに過食したり、嘔吐してしまう人と話しをするのも良いのではないでしょうか?
過食以外の方法をみつける
過食に至るのは根本にストレスや疲労があるという方がほとんどだと思います。
過食の原因はわからないという方も自分のストレスに鈍感なだけかもしれません。
過食以外のストレス解消方法と嘔吐しなくても痩せる方法をみつけと良いですね。
自分を好きになる
自分を好きになるって言っても簡単には・・という声が聞こえてきそうですが、自分を好きになると自己肯定感を保つことができます。
ありのままの自分を受け入れる。
昔のことでもいいので、人に役立ったこと、感謝されたこと、嬉しかったことなど思い浮かべてみてください。
必ずいいところがあるはずです。
悪いところにばかり目を向けるのでなく、自分の良いところに目を向けましょう。
生きづらい性格を知ることで性格をリフォームしようの記事はこちら
自信を持つ
太っていると嫌われるから痩せなくては・・でも過食したから嘔吐しよう・・、過食している自分はダメな人間だなどと思っているあなたは自分に自信がないのではないでしょうか?
容姿だけがよければ良いのでしょうか?性格や内面的なものに焦点をあててみませんか?
もしくは何かしら得意なことってあると思うのです。
それが何か1番になったとかそういう大それたものでなく、人の気持ちを敏感に察することにたけているとか、空気を読むのが上手とか、気遣いができるとか、そういうものはないですか?
過食してしまう方は繊細な心を持っている方が多いので、きっと空気読むのが上手なのではないでしょうか?
痩せていなくたって、過食していたって、良いじゃないですか?ただし健康でなくてはいけませんから、過食は徐々にやめられるようにしていきましょう。
まず下剤を使ってまで嘔吐している人は下剤を使用することはやめませんか?
少しずつできることから取り組んでみましょう。
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診察を受ける
痩せたいのに過食して嘔吐までしてしまうのであれば、一度病院に行ってみませんか?
一人で悩んでまたストレスが溜まって過食して嘔吐してという負のループから抜け出すためにも専門医の診察を受けアドバイスを聴くほうが早く過食もやめて痩せることもできるのではないでしょうか?
家族の場合
過食症などの摂食障害の場合には、当事者は繊細であったり、完璧主義者な方が多いです。
その一方で自分のことには鈍感な場合もあり実はかなりのストレスをため込んで体調にもあらわれていたという方もいるようです。
人の顔色を窺ったり、必要以上に気を遣ってしまったり、不安になったりします。
そのため家族としてできることは
本人が自己肯定感を保てるようにする
家族が過食や痩せることを否定したり、逆に過食によって太った時にそれを非難してしまっては、本人は自分はこのままではダメだと思ってしまい、意図的に嘔吐して痩せようとしてしまったりします。
そのためどんな状態であれ、非難せずに受け入れ家族は味方であり、どんなあなたであってもありのまま受け入れ、サポートするという姿勢をみせるうようにしたいものです。
家庭での安心感
過食している本人にとって家庭は安らげる場所でしょうか?本音を話せたり、ありのままの自分をさらけだせる環境でしょうか?
家族が争っていたり、支配しようとしたり、はたまたネグレクトであったりと機能不全家族にはなっていないでしょうか?
誰でもそうですが、嫌なこと、辛いことがあたった時に家庭で羽を伸ばし、疲れをとり、癒されることでまた頑張れるのだと思います。
家が居心地が悪いと、ストレスも解消できず、さらに過食したり、そしてまた嘔吐したりと繰り返すことにつながりかねません。
家庭が安心して過ごせる場というのは自己肯定感を高めるためにも役立ちます。
ネグレクトはよくありませんが、あまりに心配し過ぎて干渉してしまうのもよくありません。
あまり心配されると親のことを気遣い本音を話さなくなる可能性もあるからです。
過食してしまう家族とのちょうどよい距離感を保ちながら、家は安心して過ごせる場所に整え守られているという感覚を与えたいものです。
機能不全の影響や特徴を知っておこう~機能家族で育った子供~の記事はこちら
コントロールしようとしないこと
つい食べ過ぎて過食したり、嘔吐しているのを目の当たりにしたら、つい小言を言ったり、叱ってしまうと思いますが、本人が一番わかっているはずですから、コントロールするのはやめてできるサポートをするようにしたいものです。
緊急時には病院へ
過食嘔吐でさらにこんな場合には病院へ連れていきましょう
- 意識朦朧
- 吐血
- 嘔吐の時間が長くなった
- 嘔吐の量が多くなった
- 歩くのも困難
- 自殺願望
- 自傷行為
- 全身衰弱
- 標準体重の6割以下
まとめ
痩せたいのに過食してしまう・・そのため意図的に嘔吐をする。そしてまたストレスや苦痛から過食する・・
延々と続く負の連鎖から抜け出すために自分ができること。そして周囲の人ができること。
一人で悩まずサポートしてくれる人をみつけて、健康的に痩せるようにしたいものですね。
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