不登校の割合は増加傾向と聞きますね。
実際どのような割合なのでしょうか?
不登校や保健室登校に関する統計を内閣府の発表と文部科学省の発表やグラフをもとにまとめてみました。
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1.グラフでみる学校基本調査による統計・不登校の割合
文部科学省の発表(平成26年8月7日)によると
在学者数は小学校660万人に対して長期欠席者2万4千人という割合。
中学校350万人に対し9万5千人の割合だそうです。
2014年時点での比較では小学生で前年比7.0%増加、中学生は前年比1.7%増加だそうです。
下記の統計は内閣府が発表している不登校の割合をグラフであらわしたものです。
学年別にみると登校拒否・不登校が中学生になって大幅に割合が増えていることがグラフでみると一目瞭然ですね。
下記が文部科学省調査による登校拒否・不登校を理由とする物の割合の推移をグラフで表したものです。
文部科学省 学校基本調査より
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2.最新の不登校状況
こちらの図をご覧ください。
子供の数(緑部分)は年々減っているにも関わらず
赤線の不登校数は増えているのがわかりますね。
いかに不登校の割合が増えているのかがうかがえる興味深い図です。
なぜ少子化で不登校が増えるかわかりますか?
以前講演会を聴いたときの話です。
子供が少ないと親や親せきの目がその子に集中しますよね。
これは不登校の要因に関係する興味深いデータです。
なぜその子に集中するとよくないのかは、こちらの記事が参考になるでしょう。
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3.保健室登校等不登校支援に関する報告
文部科学省が発表している学校内外で指導要録上出席扱いした児童の割合を
グラフなど統計で調べたところ下記のような機関に相談支援を受けていることがわかりました。
学校外
- 教育支援センター(適応教室)
- 児童相談所・福祉事務所
- 保健所・精神保健福祉センター
- 病院・診療所
- 民間団体・民間施設
学校内
- 養護教諭
- スクールカンセラー
養護教諭による支援は平成26年度小学生で6341人(不登校2万人)、中学生で18913人(不登校9万人に対し)中学よりも小学校の方が比率が高いため、中学生よりは小学生のほうが保健室登校をする割合が増加していることが見受けられます。(統計数値は文部科学省発表)
また学校以外のところに相談をしている方の割合は小学校で約1万人、中学生で約3万人と小学生の場合には学校外部で相談しているケースが多いようです。
不登校経験者がどのような支援を受けたかったというと「心の悩みについての相談」等心理的な支援を求めている生徒の割合が増加しているとも文部科学省の発表がありました。
そのためやはり学校内では養護教諭と関わる保健室登校というのは心理的悩みを相談しやすい登校のスタイルになるといえます。
保健室登校は年々増加をしているのが実情です。
しかし保健室登校による養護教諭の対応により効果があった児童が年々増加しているという文部科学省発表の統計があるのもまた事実です。
また文部科学省によると新たな取り組みもあるようです。
下記の図は自宅にてIT活用をした学習活動を出席扱いとした統計です。
まだ数は少ないですが時代に合った取組がされていることがわかります。
別室登校や保健室登校以外にも選択肢をつくるとは文部科学省も考えていますね。
不登校が増加している現代にあっているのかもしれませんね。
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4.まとめ
登校拒否・不登校の子供にとって必要な支援はやはり心のケアということになります。
保健室登校により効果があった児童が増加しているのは養護教諭の適切な対応があるからだと思われます。
保健室登校を取り入れてみるというのはグラフや統計および経験者の声から考えても有効な対応と言えると思います。
保健室登校ができない場合にもカウンセリングを含め外部機関への相談というのは非常に大切だと思います。また子供だけでなく親の心のケアも必要だと思います。
こちらの記事もご覧ください
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