ペットやピアノに期待できる登校拒否・不登校への効果とは?

不登校になって全く家から全く外出できなくなる子供もいます。

そして親としては仕事などで家を空けなくてはいけないときに

一人で留守番をするのも気になるしペットでも飼おうと考えるケースも少なくありません。

かくいう私もペットを飼おうかとすこしばかり考えた時期がありました。

子供本人の希望でペットを飼いたいと言うこともあります。

ペットは登校拒否・不登校の子供にどのような影響を与えるのでしょうか?

またピアノを弾く、習うことも登校拒否・不登校に何か効果はあるのでしょうか?

アニマルセラピー

アニマルセラピーというものがありますね。

聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?ペットを飼うということはアニマルセラピーに通じる効果があるのではないでしょうか?

まずはアニマルセラピーについて調べてみました。

アニマルセラピーとは動物を介在して治療したりする療法のことで、日本で生まれた造語です。

種類は、・動物介在療法(AAT:AnimalAssistedTherapy)
・動物介在活動(AAA:AnimalAssistedActiviy)
・動物介在教育(AAE:AnimalAssistedEducation)があります。

動物を介在させる効果として『社会性の改善』・『ストレスの軽減』・『コミュニケーションの促進』などがあるとされ、その効果から近年では介護や医療(とくに精神科)の現場に浸透してきていると言われてます。

松平病院HPより引用

アニマルセラピーではどんなことをするのかというと、えさを与えたりブラッシングがけなどのお世話をしたり、ボールを使って遊んだりするようです。

では同じような効果をペットを飼う事で登校拒否・不登校の子供にもたらすのでしょうか?

ペットを飼う事で期待できる登校拒否・不登校の子供への効果

自己肯定感を高める

ペットを飼うことにより子供は家で過ごす時間を一緒にペットと過ごすことになります。

登校拒否・不登校に罪悪感を感じている子供たちは自己否定をおこし、自己肯定感が低い状態です。

そんなときにペットはいつも自分といてくれる。

寄り添って安心感を与えてくれる。

責めたりせずに受け入れてくれる。

何を語っても咎めたりしない。

実際に登校拒否・不登校になった子供がペットを飼うことで、こんな自分でもペットが受け入れてくれるという事を体感し、徐々に自己肯定感を高め前向きな気持ちになり登校拒否・不登校を克服している子供が多数います。

クライアント様の中にもこのようなケースは多々見られる事実があります。

リラックス効果

ペットと触れ合うことで癒される経験をしたことがある方はたくさんいらっしゃると思います。

道で可愛らしい犬や猫を見るだけでも気持ちが温かくなったり、優しい気持ちになることがあります。

しかもペットを飼うと動物もなついてきるので余計に愛らしく、愛情も沸き、リラックス効果も高まりますね。

登校拒否・不登校の子供は心が敏感で繊細です。

色々なことに傷つき限界の状態で登校拒否・不登校となっています。リラックス効果やその他の効果により心の傷も癒える可能性があります。

外出できるようになる

飼うペットにもよりますが散歩が必要なペットの場合には必然的に外出をするようになります。

散歩だけでも外出ができると家にいるだけよりも季節を肌で感じたり、なにかしら刺激になる可能性もあります。

実際に登校拒否・不登校なのに近所に出かけるのは知り合いに会うから嫌でできなかった。

しかしペットを飼うことで自分が世話をしなくてはという気持ちが高まり、最初は早朝と夜遅くに散歩にでかけ始めるようになりました。

そして徐々に他のペットを散歩させてる方との交流をするようになり、気持ちが前向きになって登校拒否・不登校から抜け出すことができたという方はけっこういらっしゃいます。

ペットがきっかけで外出ができればこのような触れ合いからコミュニケーションをとったり社会性を養うチャンスも増えます。

最初は登校拒否・不登校である自分のことを悟られないかと心配したりすることもあるようですが、第三者は登校拒否・不登校だなんてわかりませんから、一般的には散歩仲間とペットの話中心の交流となるはずです。

このことから、外に出ても大丈夫だという安心感が生まれたり、誰も自分を咎めたりしないという確証がもて自信が持てるということもあります。

ペットを飼うなら気を付けたいこと

  • ペットを飼える住宅であるか
  • 責任を持って世話ができるか
  • 命ある生き物であり家族の一員となるという認識を持つ

ペットは生き物です。家族の一員となりますから責任を持って命をはぐくむ必要があります。

安易に子供の登校拒否・不登校をなんとかしたいという気持ちだけでペットを飼って世話ができないのは無責任です。

このため親が主導で飼う場合には少なくとも子供が世話ができないなら親が責任を持って世話をすること。

もし子供がどうしてもペットを飼いたいという場合には子供にも責任を持って世話ができるかの確認をした上で、無理な場合には親がやる覚悟を持って飼うようにしたいものです。

もし責任を持って世話ができないけれど、どうしても動物と触れ合いたいのであればアニマルセラピーを受けるとよいでしょう。

アニマルセラピーはクリニックでも受けられるところがあります。

受けたい場合にはアニマルセラピー協会などに問い合わせてみてもよいでしょう。

アニマルセラピー以外にもドッグカフェや猫カフェを利用してみるというのも良いですね。

ペットを飼うことに迷いがあればまずはアニマルセラピーやカフェで動物と触れ合ってみるとよいでしょう。

ピアノから得られる効果

ピアノ演奏によって流動性知能というものが発達すると脳科学評論家の澤口俊之氏は仰っています。

心理学者キャッテルにより提唱された知能因子の2分類の一つ(もう一つは「結晶性知能」)。流動性知能は新しい場面への適応に必要な能力であり、具体的には、計算力・暗記力・思考力・集中力などがある。IQ(知能指数)はこれにより計られる。結晶性知能が経験を元にした知能であり60代頃にピークを迎えるのに対し、流動性知能は18~25歳くらいにピークを迎え、その後次第に衰えて40代以降で急激に低下するとされている。

コトバンクより

流動性知能といのは新しい場面への適応に必要な能力とのことなので、ピアノによりこれが発達すると、学校でクラス替えや進学で環境が変わったときに適応する力がついていることで、登校拒否・不登校に効果があると考えられています。

ピアノは楽譜を目で見ることで、脳に情報を伝達し、その指令を受け指先で演奏し、音を耳で聞くということになりますから、目、脳、指、耳を使い脳のトレーニングとなるそうです。

ピアノにも登校拒否・不登校に意外な効果があるのですね。

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まとめ

いかがでしたか?ペットを飼うことやピアノの演奏で登校拒否・不登校の子供に期待できる効果があることがおわかりいただけたのではないでしょうか?

しかしペット安易に飼って命を粗末にするようなことは許されませんから、よく検討して、ペットを飼うのが難しい場合には、動物のいるカフェやアニマルセラピーを受けに行ってみるとよいですね。

その他にも親が適切な対応を心がけることが必要です。詳しくはこちらにも書いております。

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こちらの記事もご覧ください。

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