子育てでイライラしてしまう場面はたくさんあると思います。
イライラしてしまいがちなのが子育てといえばそうだと理解はしていても、イライラしすぎて物を投げてしまったり、あたってしまったりする人もいるようです。
また親ばかりがイライラしているわけでなく、なかには子供もイライラして物を投げるという場面があると思います。
でも物を投げてはいけないというのはみんな分かっていることです。
子育てのイライラで物を投げる親、そして物を投げる子供、投げられた子供の心理について実例から学んでみませんか?
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目次
子育てのイライラで物を投げる親と子供の心理
子育てでイライラしているときに物を投げてはいけないことは親であれば百も承知のはずです。
そのため物を投げずにイライラしないようにとなんとか頑張っているはずです。
子供に何かを説明したり、𠮟らなくてはいけない場面であっても子供に怒らないように、わかりやすいようになど工夫をして言い聞かせようとしても、反抗的な態度を取られたり、なかなかうまくいかないときに物を投げるまではいかなくてもイライラしてしまうと思います。
下記はネット上でのお悩みです。
1歳半の子に投げてしまいました
食べ物をえり好みし始めました。
基本的には出したものを全部食べる、いい子でした。
私が知らなかっただけで、この年だと当たり前なんですか?
野菜を全然食べなくなりました。ご飯や麺類など炭水化物のみを選り分けてます、
口に1度含んだものでも、どうやったらそんな器用な事できるのか??? 舌で上手に野菜だけを出すんです。
イライラしてしまって「いい加減にして!」とタオルを顔に投げつけてしまいました。
タオルはワンバウンドして娘の顔に当たりました。
投げた瞬間に(あっ!しまった!)(まだ1歳なのに…)と自己嫌悪に陥りましたがもうタオルは戻ってこない…そのまま娘の顔にバシッと当たりました。今までも私が癇癪っぽい所があって、怒鳴ったことは何回もありました。
私の顔を見ているのか声色で気がつくのか、ハッ!という顔をして私を見つめてきます。
いたずらをしようとしている時は、申し訳なさそうに眉を八の字に下げて口もたまにへの字に曲げて、いたずらしようとしていた物(私の財布や食器など)を私へ渡すそぶりをします。
これって自分が叱られている(orママが怒っている)って分かっているんですよね…?発言小町より抜粋
この悩みをもとに考えてみると、物を投げるのは初めてでも、子育てでイライラし、怒鳴ったことは何回もあったとこのお母さんは言っています。
そして緑字の部分に注目をしてください。
これは親の顔色を子供が窺っているということです。
ものを投げるということは、ものを投げるということで、親はストレスを発散させているということでしょうが、ものを投げられた子供からしたら、脅しも同然です。
お母さんが言っていることを聞かない=物を投げられる →怖い →怒られないようにしよう →顔色をうかがう
場合によってはこの経験から人が怖いと思うよういなり、後々対人恐怖症にさえなる可能性があります。
こんな図がすでに1歳半の子供でも描かれているということです。
お母さんは自己嫌悪してしまうくらい、イライラしてものを投げた行為に関して反省しているようですが、衝撃的な出来事は子供はいつまでも覚えていて、時には心の傷となり残ります。
私が子供のころ、ニラが入ったお味噌汁を出され、食べられませんでした。
ニラが嫌いなわけでなく、みそ汁に入ったニラがダメなようで、頑張って口に含みましたが、なんともいえないあのねちょっとした触感と、みそ汁というのが私には合わないようで、呑み込もうとしても涙が出てきて食べることができませんでした。
それをみた母が私を家の外(庭)に出したのです。
後にも先にもこの1度だけだと記憶していますが、今でも鮮明に覚えています。
また私も実は子育てしているとき、イライラして息子にカップ麺を投げたことがあります。
子供にはあたりませんでしたが、衝撃だったようで、今でも時折言われます。
怖かったとは息子は言わずいまや笑い話ですが、一歩間違えば、心に傷を負わせてしまう出来事にもなりえたと反省しています。
その時も悪いとはわかっていながらもそのイライラをどうしても抑えられなかったというのは鮮明に覚えています。
しかし肝心のどんな出来事にイライラしていたのかは思い出せません・・
ただ息子が反発してきて、反抗的な態度を見せたのにかちんときたというのは覚えています。
では子育てしてイライラしているときに物を投げるのではなく、どうしたらよかったと思いますか?
その方法をお伝えする前に子供が物を投げる心理について先にお話しをしたいと思います。
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子供が物を投げる心理とは
子供が乱暴になる。物を投げる。
こういう行動を目にすれば、親は当然叱ると思います。
しかし叱るでなく、イライラして怒るになっていませんか?
子供が物を投げてしまったり、乱暴になるのは親が子育てでイライラしている原因と同じです。
- 思い通りにならない
- 言葉でうまく説明できない
- フラストレーションがたまっている
大人は言葉にできますから、子育てしてイライラしたら怒鳴ってしまうこともあるでしょう。
そしてどうしようもない憤りなどを感じた時に物を投げてしまうのだと思います。
子供も同じです。うまく言葉でそのフラストレーションを伝えられない。どうしてほしいか伝えられない。
伝えられたとしても自分の思うようにならない。
そうすると物を投げる。乱暴をするという行為となってそのフラストレーションを表現しているのです。
そんなときに親も感情的に「ダメでしょ」「何度言ったらわかるの」なんて言ってしまいがちです。
すると子供は自分のことをわかってくれないと思いますます物を投げたり、暴れたりすることがあります。
では親はどのように対処するのが適切だと思いますか?
共感する
注意をする前にまずは共感です。
気持ちを代弁してあげるのです。
「~したかったのに、うまくできなかったね。悔しいね。だから物を投げてしまったんだね。」
そしてこの後に、物を投げてはいけない、危ないということを教えるのです。
投げた物の気持ちを代弁する
例えばおもちゃを投げたとしたら、それは投げるものでないこと、そして投げられたら痛いよね、悲しいよねなどと物の気持ちを代弁します。
そうすると物に対しても思いやりを持つことが必要だとわかるはずです。
エネルギーの発散
子供は子供なりにストレスを抱えていることもあります。
そのストレスが溜まって物に当たったりすることのないように、時には発散させてあげることが必要ですね。
いつも行かない大きな公園に行ったり、スポーツをしてみたり。
子育てしている子供の年齢に応じてできることが異なると思いますが、子供がしたいこと、行きたい場所に行くといいですね。
では次に親が子育てのイライラから物を投げてしまうほどストレスを感じているときどうしたらよいのかについて話を進めたいと思います。
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物を投げるほどイライラするときの発想の転換方法
まず物を投げるほど子育て中にイライラすることといえば一般的には下記の理由ではないでしょうか?
- 言うことを聞かないとき
- 約束を守らない
- 自分に余裕がなくイライラしている
- 子供がしつこい・うるさい
まず1についてですが、よく「お母さんの言うことを聞くのよ」などとおじいちゃんやおばあちゃんも言いますよね。
最近疑問に思うのが、果たして親が言うことが絶対正しいのか?ということです。
思春期になれば、自分の価値観が完成に近づき、ほかの親との比較や、メディアからの情報などもあり、親に対して第三者的に見ることも、善悪をつけることも可能です。
しかし、乳幼児期~小学生までの間は親が言うことが絶対であるとして育てられ、子供も疑うことなく、そう思います。
そのためとくに幼少期の子供への対応というのはとても重要であると、つくづく思うのです。
幼少期に植え付けられた記憶、常識などはその子供の人格形成に大きく影響します。
そのため言うことを聞かないということにイライラする前に本当に自分の言っていることが正しいのか?子育てしている子供の年齢も意識して考えてみてほしいと思います。
例えば宿題をやってから遊びに行きなさいと言っていたのに、やらずに遊びに行ってしまう。
帰宅してから夕飯の前に宿題をしなさいと言ってもテレビを見ている。
とうとう就寝時間も近くなってまた宿題をやりなさいという羽目になる。
こういうことは日常茶飯事起きることだと思います。
きっと同じ場面なら当時の私ならイライラしていたと思います。
しかし息子の不登校で学んだのは失敗は大きな糧となり、成長をもたらすということです。
なので、この場面であればイライラしても当然ですが、宿題をしなさいと言わず、言わずに子供がやるのか?
宿題を忘れてみてもよいのではないかと今は思うのです。
一度宿題を忘れて、先生叱られる。恥をかく。
こんな経験があるほうが、次からは忘れないうちにもっと早く宿題をすませようと思うのではないかと。
かつての私は先回りをしてしまう過干渉な母親でした。宿題はやったの?〇〇は用意したの?
息子に失敗させまいと、あれこれと先回りし、自分の思うように息子がやっていないとイライラしていました。
よく考えてみると、自分で勝手にイライラしていますよね?(過干渉の影響はこちら)
息子には息子のペースがあり、私が言わなくても息子はやったかもしれないし、仮にやらずにいても叱られたり恥をかいたりしたほうがよっぽど次からは気を付けると思うのです。
子育て中のイライラは実は自分自身に原因があることが結構あると思います。
子育て中のイライラもちょっと発想を変えてみると、心に余裕ができるかもしれません。
そうは言ってもそんな簡単にできませんという方にイライラしないアンガーコントロール方法をお伝えします。
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子育て中のイライラを静める方法
ものを投げそうになるくらい子育てでイライラする際に前項では発想を変える。
つまり認知を変えるという方法をお伝えしました。
子育てしている際に子供のためにはこうあるべきという観念をもち、それにとらわれうまくいかないとイライラするという方が多いと思います。
この認知を変えるという方法を一番おすすめしたいと思います。
しかし簡単にはいかないこともあるでしょうから、物に当たるのではなく、簡単にできるイライラを鎮める方法をお伝えしたいと思います。
6秒数える
怒りのピークは6秒といわれています。
子育て中にイライラして物を投げてしまいそうと思ったら、まず6秒数えてみましょう。
その場を離れる
子供のそばから離れて、イライラを鎮めましょう。
楽しみを作る
子育てしている子供の年齢によっては自分の時間がなかなか持てない人もいると思います。
でも早く寝かしつけたときや、時にはご主人や両親、一時保育預かりを利用して子供を預け自分の時間を持つことも可能かと思います。
そうしたとき自分にご褒美を与えたり、日々ちょっとしたコンビニスイーツで自分をねぎらうということも必要ですね。
ただし甘いものの取りすぎは気を付けてくださいね。
【必読】摂り過ぎ注意!甘いものが精神不安定にさせる!?の記事はこちら
子供を預けることができれば友人と出かけたり、普段しないようなエステをしたり、自分をねぎらうことも必要です。
子育ては物を投げてしまいたくなるほどイライラしてしまうこともあるけれど、ずっと続くわけではありません。
徐々に手が離れ、寂しくなるときもやってきます。
子育ての時間をイライラせずに楽しんで過ごすことができたら幸せですね。
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まとめ
物を投げてしまうほどの子育て中のイライラの対処方法について参考になりましたか?
また子供が物を投げてしまう心理や、物を投げられた心理についても理解が深まりましたでしょうか?
幼少期の親の影響というものは大きく、ましてや物を投げられた子供は心に傷を負うかもしれません。
親も人間ですから感情もあります。
自分に合うイライラしない方法を見つけられるといいですね。
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