仕事に行きたくないと思ったことはどなたでも1度くらいはあるのではないでしょうか?
その原因は様々で単純に眠いからというものから、上司のパワハラなど深刻なものもあるでしょう。
なかには無気力で仕事に行きたくない、休みたいと思ってしまう人がいます。
無気力で仕事に行きたくない、休みたいと思ってしまう心理とはどのようなものなのでしょうか?
実は不登校と通じるものがあるのです。
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目次
無気力が原因で仕事に行きたくない・休みたい
不登校の当初に無気力で学校を休む、行きたくないと思う子供は多くいます。
この心理と無気力で仕事を休む、仕事に行きたくない、と思う心理は通じるものがあります。
不登校の観点から考えると、無気力だから学校(仕事)に行きたくないというよりは行けないというのが正しい気がします。
また5月病という言葉があるように、大型連休などが明けた時に仕事に行きたくない、休みたいと思ったり無気力になる人は増えます。
ではなぜ全般的に無気力になってしまったり、仕事に無気力になるのだと思いますか?
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無気力の原因は人それぞれ
仕事や職場へのストレス
上司がクラッシャー上司(クラッシャー上司のせいで部下が情緒不安定に・・クラッシャー上司とは?の記事はこちら)だったり、職場に合わない同僚がいる。
仕事上の人間関係で悩みを持ちストレスを抱えている人もいると思います。
特に威圧的な上司がいる場合などは仕事上のミスや些細なことで必要以上に叱責したり、嫌味を言われてしまうということもあるでしょうから仕事を休んでしまったり、行きたくない・・ということになってしまいます。
最初はなんとか頑張ろうと思って仕事をしても同じことが繰り返されると自分が無能なのではないか、あの人は自分のことが嫌いなのではないかと、考え方がどんどんマイナス思考になってしまい、無気力に・・しまいには仕事にいきたくない、休みたいと思ってしまいます。
これって不登校と同じなんです。
不登校の子どもも最初はなんとか頑張って無理をして学校に行っているのですが、怠けているわけでなく、行かないといけないと思っているけれど、行けなくて休んでしまうのです。
ガソリンががもう足りないのに無理して学校や仕事に行っていたものの、ガス欠になり休んでしまうという感じでしょうか?
また上司や仕事関係の人間関係において恐怖と感じる出来事があった場合などには人が怖いと思って仕事に行けなくなってしまうこともあります。(バイトや仕事が出来ない・・人が怖いとき克服する方法は?の記事はこちら)
そしてなかにはうつになってしまう人もいるほどです。無気力だと思ってたらうつだったということもあります。
うつかどうかはこちらの記事内でチェックしてみてください。
失敗・挫折に対する適応能力
不登校の子供に多いのがこれですが、親が過干渉で、失敗をさせないようにと先回りをして親が対応し、育てた結果、大きな失敗や挫折をすることもなく、成人し、就職までできたけれど、今まで経験をしたことのない失敗や挫折を初めて経験し、必要以上に落ち込んでしまったり、自己否定をしてしまう。
経験したことがない、もしくは少ない経験のため失敗や挫折を乗り越える力が育まれていないのです。
しまいには無気力となってしまい、仕事には行かなくてはいけないと思っていても行けず休んでしまう。
そして更にそんな自分に罪悪感を感じてしまう・・・でも仕事には行けない。不登校の子供の心理と同じです。
学校が仕事に変わっただけです。
特に優秀な人ほど、周囲からも称賛され、勝ち続けてきたのに、初めての挫折となると、無気力で仕事を休むどころかそのままひきこもりとなってしまいます。
今多い中高年のひきこもりもこれが大きな原因の1つがあると思います。
なかには適応障害と診断されるケースもあります。
理想と現実のギャップ・認知の違い
自分が思っていた仕事内容と違っていた。
自分は仕事ができると思っているのに上司が評価してくれない。頑張っているのに認めてもらえない。などとこうであってほしいということと現実、実力が伴わないことで無気力になってしまうのです。
認めてもらえないことで、次第にどうせやっても・・・という気持ちとなり無気力になるという感じでしょう。
まさにそのような投稿もインターネット上にはあふれています。
仕事にやりがいを感じることが出来ず、無気力で生きることが楽しくないです
かと言って、死ぬ勇気もありません
元々は自分の好きなことを仕事にしており、やればやるほど面白かったので、積極的に仕事を買ったり、勉強したりしていたのですが、会社からの評価が得られず、段々落ち込むようになりました
Yahoo知恵袋より引用
気質
真面目な人ほど、これはこうでなくてはいけないという考えが強く、また叱責ひとつにしてもそのままもしくはそれ以上に重く受け止めるためダメージが大きくなります。
そのためにダメージがストレスとなり、積み重ねによって無気力になり、仕事に行きたくない、休みたいという気持ちになってしまいます。
そういうときもある、仕方がないと思えればいいのですが、それができないと無気力から仕事を休むということにつながってしまいます。
疲労
仕事で残業が続いたり、睡眠不足など疲労がたまると思考が停止したり無気力になってしまうことがあります。
病気
うつや適応障害、甲状腺の病気なども無気力になります。
私も甲状腺の病気になったことがありますが、倦怠感と無気力がひどく本当に何も考えられず、家事もできませんでした。
気になる方は一度診察を受けたほうが良いですね。
では仕事を休みたい、行きたくないという無気力はどのように改善していけばよいのでしょうか?
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無気力の改善
休む
無気力で仕事に行きたくない、休みたいと思っているのであれば、まずは思い切って1日休みましょう。
心も体も疲弊している状態が考えられます。
睡眠をしっかりととって休息し無気力の改善を目指しましょう。
1日十分に休んでも無気力状態が改善しないのであれば他の方法も試してみましょう。
考え方の癖を知り修正する
自分がどのように考える傾向があるか知る。自分自身を見つめ直してみる。
あなたの思っている『~しなくてはならない』『~でなければいけない』という観念は本当にそうでなければいけないのでしょうか?
その観念の枠を少し広げてみる。
自分の理想とギャップを近づけるような工夫をしてみる。
たとえば自分の目標がとても高いのであれば、少し努力をしたら達成可能な目標に修正する。
そしてそれが達成できたら今度はもう少しハードルを上げてみる。
いきなり0から100を目指すのは無謀です。1つずつ着実に達成して最終的には100を目指すというのはいかがでしょうか?
人間あと少しで目標が達成できると思えば頑張ることもできますが、あまりに理想と現実がかけ離れてしまっていると無気力にもなります。
コツコツと少しずつでも前進できていればOKと思えるようになると自己受容できていることになるので、次第に無気力も解消されてくるはずです。
ストレスを解消する
ストレスから無気力になっている場合には、ストレスを解消して自律神経を整えましょう。
趣味に打ち込んだり、おいしいものを食べる、旅行に行く、涙活もおすすめです。
ストレスがあるときや緊張状態の時には交感神経が優位となっています。
しかし涙を流すと副交感神経が優位になることが実証されています。しかも効果は1週間続くそうです。
週末に涙活をして、平日の1週間を乗り越えるというのがいいですね。
また笑うのも脳が活性化されるのでお笑いのDVDを見たり、涙活のため感動の物語を見たりするのも無気力改善に効果が見込めそうです。
また涙を流すと程よい疲れを感じよく眠れるそうですので、是非やってみてください。
まとめ
あなたの仕事の無気力の原因について心当たりはありましたか?
無気力で仕事に行きたくない、休みたいという方はまずは思い切って1日休み、それでも無気力が改善しないようであれば、そのほかの方法も試してみてくださいね。
あまりにひどい無気力状態であれば、一度診察を受けてみましょう。
こちらの記事もご覧ください。
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