情緒不安定で怒りっぽくてイライラしたり泣いたり・・原因と11個の解消方法

情緒不安定でイライラしたかとおもったら、泣いてしまったり、はたまた怒りっぽくなってしまったりしていませんか?

イライラ、泣く、怒りっぽい・・原因はなんでしょうか?精神疾患?それともストレス?また解消するにはどうしたら良いのでしょうか?

情緒不安定になる原因と解消方法について探っていきたいと思います。

情緒不安定の原因

情緒不安定になって泣いたり、イライラしたりするのはさまざまな原因があると思います。

失恋などこれって思い当たることがあれば、納得できますが、そうでないときにはどうして情緒不安定なんだろうと本人も周囲も気になるところです。

情緒不安定になるのはどのような精神疾患や病気、原因があるのでしょうか?主なものを下記に挙げていきます。

原因①自律神経失調症

自律神経の中枢部分である脳の視床下部の乱れによって、感情や精神的な活動をつかさどる大脳辺縁系や大脳皮質との連携に問題が生じてさまざまな症状がおきます。

情緒不安定な気持ちの症状の他に体に下記の症状があるか、自律神経失調症かどうか確認してみましょう。

  • めまいや耳鳴りのするときが多い。
  • または立ちくらみをよく起こす。
  • 胸が締め付けられる感じがする。
  • または胸がザワザワする感じが時々ある。
  • 心臓がいきなり早くなったり、脈拍が飛ぶようなことがある。
  • 息苦しくなるときがある。
  • 夏でも手足か冷えるときがある。
  • 胃の調子が悪いときが多い。(お腹がすかない・胸やけなど)
  • よく下痢や便秘をする。または便秘と下痢を繰り返す。
  • 肩こりや腰痛がなかなか治らない。
  • 手足がダルイ時が多い。
  • 顔だけ汗をかく。または手足だけ汗をかく。
  • 朝、起きる時に疲労を感じる。
  • 気候の変化に弱い。
  • やけにまぶしく感じる時がある。
  • 寝ても寝ても寝たりない。
  • 怖い夢をよく見る、または金縛りにあう
  • 風邪でもないのに咳がよく出る。
  • 食べ物を飲み込みつらい時かある、喉に違和感がある。呂律が回らない時がある。

0-1個 自律神経に狂いはなさそうです。

2-3個 自律神経に負担が掛かっているかもしれません。

4-6個 自律神経失調症になりかけているかもしれません。

7個以上 すぐに休養を取り、できるだけ早く専門家に相談しましょう。

南東北病院HPより引用

原因②うつ

なんとなく今までと違う、眠れない・・情緒不安定・・

うつ病も情緒不安定になり、怒りっぽくなったり、イライラしたり、泣き出すなどの症状が見られます。うつかどうかチェックしてみましょう。

採点方法は いいえ-0 時々-1 しばしば-2 常に-3 ただし質問の2.4.6.8.12に関してはどんな答えであっても0点とします。

10点以下は正常、16点以上はうつ病の疑いがありますので医師に診断を受けましょう。

1. からだがだるく疲れやすいですか
2. 騒音が気になりますか
3. 最近気が沈んだり気が重くなることはありますか
4. 音楽を聴いて楽しいですか
5. 朝のうち特に無気力ですか
6. 議論に熱中できますか
7. くびすじや肩がこって仕方ないですか
8. 頭痛持ちですか
9. 眠れないで朝早く目覚めることがありますか
10. 事故や怪我をしやすいですか
11. 食事がすすまず味がないですか
12. テレビを見ていて楽しいですか
13. 息がつまって胸苦しくなることがありますか
14. のどの奥に物がつかえている感じがしますか
15. 自分の人生がつまらなく感じますか
16. 仕事の能率が上がらず何をするにもおっくうですか
17. 以前にも現在と似た症状がありましたか
18. 本来は仕事熱心できちょうめんですか
合計

SRQ-D(東邦大学方式うつ病自己評価尺度)

うつ病で人が怖いというあなたはこちらをご覧ください。

原因③睡眠障害

うつ病などの初期症状とも言われる睡眠障害。きちんと睡眠がとれていないとイライラしたり、怒りっぽくなったりなど情緒不安定になることがあります。

睡眠をしっかりととることは心の健康にも身体にも必要ですね。

昼夜逆転の健康への影響はこちらです。

原因④不安障害

厚労省HPより

不安障害と一言に言っても色々です。上記図を参考になさってください。

過剰な漠然とした不安や心配が特徴の不安障害。それは精神面だけでなく身体面にも不調があらわれます。

イライラ、泣く、怒りっぽいなど感情の起伏が激しく情緒が不安定な状態を覚える方がいらしゃいます。

原因⑤発達障害

アスペルガーやADHDなどの方はそれらの特徴から情緒不安定になるといえます。

詳しくはアスペルガーについてはこちらに

ADHDについてはこちらに書いております。

原因⑥境界性人格障害

全人口の2%に該当し若い女性に多いとも言われます。境界性人格障害は気分の波が激しくまさに情緒不安定。

強いイライラが抑えられないという特徴があります。

情緒不安定なため周囲がついていけない。また情緒不安定により対人関係やコミュニケーションに問題が生じやすくなります。

人格障害についてはこちらにも書いております

原因⑦ホルモンバランス

女性であれば生理前になるとイライラしたり、怒りっぽくなったりかと思えば泣いてしまったり・・情緒不安定になる方は多いと思います。

生理前の情緒不安定については詳しくはこちらに書いております。

原因⑧ストレス

ストレスにより自律神経が乱れます。そして自律神経失調症も情緒不安定の原因となりますからストレスは何においても大敵なのです。

病気の疑いがある場合は診察を受けて適切な治療を受けましょう。

主に投薬治療やカウンセリング、認知行動療法などで改善されると思います。

情緒不安定の市販薬(安定剤)やサプリについてはこちらに書いております。

では情緒不安定にならないために日頃からできることはあるのでしょうか?

⑨統合失調症

幻聴や幻覚、被害妄想など感情と思考を統合する機能が上手く働かなくなり、情報処理や認知にトラブルが起きる状態です。

このため情緒不安定となり、イライラして怒りっぽくなったり、泣いたりすることがあります。

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情緒不安定にならないための解消方法

情緒不安定の根底となるのはストレスです。ストレスによって自律神経も乱れます。

では具体的にはどのような対策をしていけばよいのでしょうか?

解消方法①現状を受け入れる

ストレスを感じるときや不安を感じるときにその現状、事実が受け入れられなかったり、予想と違うことからイライラしたり、怒りっぽくなってしまったり、はたまた泣いてしまうなどの情緒不安定な状態になることがあります。

まずは現状を受け入れましょう。いくら反発したところで現状は変わりません。まずは受け入れ認めることです。

解消方法②自分の考えを整理し気持ちを吐きだす

イライラしたり、怒ったり、泣いたりと情緒不安定な時は自分で自分の気持ちや考えがごちゃまぜになっているのではないでしょうか?

落ち着いて自分の考えを整理してみましょう。そして気持ちを大声で吐きだす、紙に書くなどして気持ちを吐きだしましょう。

解消方法③色々な人と話しをする

仲の良い人だけでなく自分とは考え方の違う人とも話をしてみて色々な意見がある、考え方があることを知る。

自分とは考え方が違う人がいることを知ると、何か不測の事態が起こったときに、自分の固定観念を取り払うことができうまく対処できることもあります。

解消方法④睡眠をしっかりととる

睡眠をしっかりととるために、睡眠空間を快適にしましょう。

寝る直前まで携帯をいじったりPC作業は厳禁です。ブルーライトが入眠を邪魔してしまいます。

寝る前はゆったりとくつろぎ、アロマなど利用したり、寛げる音楽を聞いたりするのも良いでしょう。

たとえば枕。ご自分にあった枕を使用していますか?高すぎず、低すぎず、オーダーの枕なんて理想ですね。睡眠障害のある方などはこれを機会に検討してみてもよいでしょう。

そしてお布団はどうでしょうか?身体にあったものを使用していますか?マットが固かったり、柔らかすぎてもいけません。

下記のマットレスは全体の凹凸構造が 身体に沿ってバランスの良い寝姿勢を保持してくれるそうです。

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そして部屋の温度や湿度も快適な睡眠には重要です。

夏などは特にエアコンを使用して快適な睡眠空間を作る必要がありますね。

エアコンが切れたとたんに目覚めてしまう。。寝苦しい・・そして悪夢なんてみたら朝おきたときにどっと疲れてしまいますね。

電気代的にはつけっぱなしがお得なんだそうです。というのも電力消費はエアコンをつけたときに大きくなるからなんです。

そのため寝る前まで冷やしておいて、寝るときは高めの温度設定にして朝までそのままというのはでどうでしょうか?

もちろん夏はひんやりシーツは必須です。

解消方法⑤セロトニンを摂取

情緒安定に役立つセロトニンを意識的に補うことで情緒不安定の対策になります。

食品

セロトニンというのはトリプトファンという物質を取ることが必要です。トリプトファンというのは脳でセロトニンを生成する働きを持っています。

トリプトファンを含む食品は

  • 乳製品
  • 大豆製品
  • ナッツ類

などに多く含まれています。

サプリメント

食品だとなかなか取りづらいという方はサプリメントを使うと手軽に摂取できますね。

朝陽を浴びる

朝陽を浴びることでセロトニンが活性化します。しかしお天気が悪いときや冬は朝起きたときに暗かったり、部屋の向きによっては朝陽を浴びることができませんね。

そんなときは光目覚まし時計で光を浴びることでも、セロトンが活性化します。

返金保証もありますので、試してみてはどうでしょうか?実は楽天よりこちらから購入がお得です。

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解消方法⑥規則正しい生活

規則正しい生活をして体内時計を正常にすることは自律神経を整えるためにも有効です。

解消方法⑦アロマを使う

アロマの種類 期待される効能
オレンジスイート 深い眠り・気持ちを明るくしたい
グレープフルーツ 気持ちを前向きにしたい
ローズ 不安やストレスの解消・PMS
ゼラニウム PMSや情緒不安定に・憂鬱な気分を解消
イランイラン ストレス解消・不安感が強いときにも
サンダルウッド 落ち着きたいときに
プチグレン 不安をやわらげたいときに
ラベンダー リラックス 鎮痛作用もあるためPMSにも
ベルガモット 怒りを鎮めたり、落ち込んでいるときに
ネロリ ストレス・不安の解消に

アロマオイルがあれば、アロマポットがなくても使用できます。アロマポットで使用する以外に

例えば

  1. お湯をマグカップに80度前後のお湯を注ぎそこにアロマを1~2滴垂らし、香りを嗅ぐ
  2. ハンカチにアロマを垂らして持ち歩き、情緒不安定になったら香りを嗅ぐ
  3. 水とアロマをスプレーボトルに入れてカーテンなどに吹き付け部屋全体にアロマの香りを充満させる
  4. オリーブオイルにアロマを数滴垂らし、マッサージオイルとして活用する

解消方法⑧適度な運動

ウォーキングやストレッチをする。趣味の運動を始めてみる。それはハードルが高いな・・と思う方は、毎日1駅分多く歩いてみる。エスカレーターを階段に変えるなど、身体を動かすことから始めてみてはどうでしょうか?

解消方法⑨ぬるめの湯船につかる

忙しいとついシャワーで済ませがちな方も多いと思いますが、たまには好みの入浴剤を利用して、ゆっくりと湯船につかるとストレス解消につながり自律神経も整うため情緒不安定の対策になります。また血行も促進され睡眠の質が高まります。

くれぐれもお風呂の温度はぬるめで。高温にすると交感神経が高まってしまいます。

解消方法⑩つぼ押し

神門 :不安感が強い時に有効。 イライラした気分を鎮めてくれる効果あり (手首小指側のくぼんだところ)

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画像出典:沢井製薬HP

合谷 : 自律神経を調整する。気持ちを安定させてくれる。(手の甲にある親指と人差し指の間骨の分かれ目)

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画像出典:沢井製薬HP

解消方法⑪ 音楽

音楽ってアップテンポだと、交感神経が活発になりそうですし、ゆったりとしたものだと副交感神経が優位になりそうです。

自律神経に働きかける音楽もよいのではないでしょうか?

視聴できますので試してみるといいと思います。↓↓

音楽なら家事をしながら、またこちらの音楽は寝る前にもよさそうです。いくつも自分がリラックスできる方法をもっておくとよいですね。

まとめ

泣く、イライラして怒りっぽくなったるなどの情緒不安定。あまりに長引いたり、気になるようであれば医師の診察をうけましょう。

また日頃からストレスをためないようにすることで自律神経を整えておくことも情緒不安定の対策としては有効です。

あなたに合う対策を取り入れてみてはどうでしょうか?

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