うつ病で人が怖い?

もともと人が苦手、人が怖い、人の多い飲み会が苦手・・大勢の人がいるとより一層怖い・・うつで人が怖いのか、もともと人が怖いのか、さまざまな要因があると思います。

今回はうつ病についてと人が怖いという心理や対処法について調べてみました。。

1.うつ病とは

「憂うつである」「気分が落ち込んでいる」などと表現される症状を抑うつ気分といいます。

抑うつ状態とは抑うつ気分が強い状態です。

うつ状態という用語のほうが日常生活でよく用いられますが、精神医学では抑うつ状態という用語を用いることが多いようです。

このようなうつ状態がある程度以上、重症である時、うつ病と呼んでいます。

厚生労度省HPより

うつの症状

  • 自己否定が強く自信がない
  • 集中力、注意力の低下
  • 過剰な自責の念
  • 悲観的
  • 不眠
  • 頭痛
  • 摂食障害
  • 倦怠感
  • 自殺念慮
  • 興味関心の喪失
  • 億劫
  • 空虚感
  • 判断力の欠如
  • ETC・・

うつの症状はこの他にも自己中心的な態度になり、そのため育児や家事を放棄したり、対人関係が悪化することもあります。

このうつの症状による対人関係の悪化から人が怖いという症状が出ることもあります。

うつ病のチェック

うつ病かどうかチェックしてみましょう

採点方法は いいえ-0 時々-1 しばしば-2 常に-3 ただし質問の2.4.6.8.12に関してはどんな答えであっても0点とします。

10点以下は正常、16点以上はうつ病の疑いがあります。

1. からだがだるく疲れやすいですか
2. 騒音が気になりますか
3. 最近気が沈んだり気が重くなることはありますか
4. 音楽を聴いて楽しいですか
5. 朝のうち特に無気力ですか
6. 議論に熱中できますか
7. くびすじや肩がこって仕方ないですか
8. 頭痛持ちですか
9. 眠れないで朝早く目覚めることがありますか
10. 事故や怪我をしやすいですか
11. 食事がすすまず味がないですか
12. テレビを見ていて楽しいですか
13. 息がつまって胸苦しくなることがありますか
14. のどの奥に物がつかえている感じがしますか
15. 自分の人生がつまらなく感じますか
16. 仕事の能率が上がらず何をするにもおっくうですか
17. 以前にも現在と似た症状がありましたか
18. 本来は仕事熱心できちょうめんですか
合計

SRQ-D(東邦大学方式うつ病自己評価尺度)

うつ病の要因

うつ病の要因は下記の通り大きく3つにわけることができます。

性格的要因

  • 几帳面
  • 完璧主義

環境的要因

  • 引っ越し、結婚、妊娠、出産、就職、退職、離婚、職場の変化など環境の変化
  • 人間関係のトラブル
  • 親しい人の死

→過度のストレス

身体的要因

神経伝達物質の放出や代謝などが生まれながらに不調を来しやすい体質の場合があります。

  • 慢性疲労
  • 薬の作用
  • ホルモンバランスの変化

2.人が怖い(対人恐怖症)

人が怖いというのは対人恐怖症の場合もありますが、対人恐怖症とまでいかなくても人が苦手、大勢の人がいると怖いなど、何らかの要因によって人が怖いという気持ちになってしまいます。

症状

  • 視線を感じて人が怖い
  • 人前で赤くなってしまう
  • 人の前では怖くて汗がでる
  • 人が怖くて手足、声が震える
  • 人が怖くてどもってしまう
  • 劣等感から人を見るのが怖い、人前にでるのが怖い

要因

  • 先天的な気質
  • 神経質
  • 人からの評価が過剰に気になる
  • 環境要因
  • 認知の歪み
  • 自己否定

3.うつや人が怖い(対人恐怖症)という症状があったら

まずは受診する

まずはうつ症状があったり、人が怖いなどという症状があったら、早めに受診しましょう。

重症化すると人が怖いため診察にも行けなくなります。診察に行けない、外に出られないとなると、なすすべがありません。

まずは診察を受けることをお勧めします。医師から薬が処方された場合にはきちんと説明をうけ、症状が改善しても勝手に薬をやめない。

やめたい場合には医師と相談のうえで、段階的にやめたり、薬を減らすというのが一般的です。最近では磁気治療というのもあります。

頭に磁気を照射し、うつを改善するものです。一度医師に相談してみるとよいでしょう。

くれぐれもうつの症状や人が怖い気持ちがなくなったからといって自己判断で薬を中止するのはやめましょう

医師の判断で薬をやめて不安な場合には医療現場で使われているサプリメントを使用してみるのもいいですね。↓

そのうえで認知行動療法カウンセリングを受けるというのが効果的です。

自分でも人が怖いという観念を変えていけば人が怖くなくなりますね。なぜ人が怖いという認知になったのか?

人はわからないことに対して恐れを抱くものです。そのためその人のことがよくわからないことで人が怖いという認知になっていることも考えられます。

なにかきっかけがあったのか?人が怖いというきっかけがあるのであれば、そのきっかけとなった出来事を思い返していくことで、人が怖いという概念を変えることができることもあります。

そのほか自分でできることは

食事

今あるうつが消えてゆく食事の10か条

  1. 朝・昼・晩と3食は欠かさずに
  2. 食事はゆっくり、家族や仲間といっしょに
  3. カロリー(特に糖分)のとりすぎに注意
  4. 野菜は毎食たっぷりと
  5. 魚は週に3回
  6. 肉やレバーや赤身、鳥胸肉がお勧め
  7. 主食は玄米や胚芽米、全粒粉パンなどを
  8. 豆やキノコ、海藻、果実をとろう
  9. 乳酸菌や食物繊維で腸内環境を整えよう
  10. 食後には緑茶を。ジュースは控えめに

今ある「うつ」が消えていく食事  より抜粋

またいろいろな方が著書にかかれていますが、砂糖も摂取しないほうがよいようです。砂糖をやめただけでうつ病の症状が改善し、考え方が前向きになったという方もいらっしゃいます。

砂糖を摂取するとビタミンやミネラルが奪われます。砂糖を分解するために大量に消費されてしまうからです。

糖分が欲しくなったら、果物を摂取するようにしてできるだけ砂糖は控えましょう。

運動

適度な運動をすることで、リフレッシュもできますし、セロトニンの分泌が促進され、うつ病の症状の1つである不眠の改善に期待が持てます。

規則正しい生活

朝陽を浴びるとセロトニンが増えます。セロトニンは脳内神経伝達物質で、脳が活性化しますのでうつの方の自己否定の思考を直していくのにもよいですね。

朝陽といってもいつも快晴とは限らず、また冬場は朝は起きる時間によっては暗いこともありますから、光目覚まし時計を使うのも効果的です。



ストレスを溜めない

うつ病だけでなく、ストレスは万病のもとです。日ごろからストレスを発散できる工夫が必要です。

友人との食事やお酒、一人カラオケや、趣味の時間を持ったり、お風呂にゆっくり入ったり、人それぞれストレス解消できる方法が違うと思いますが、日頃からストレスをためない生活を心がけたいですね。

現状を受け入れ自己肯定感を高める

うつ病や人が怖いという人は自責の念が強いです。うつ病や人が怖い自分を受容する。責めない。

自分はダメだと自己否定に陥りがちですが、全然ダメなんてことはないですよ。うつ病にかかってもその後人前で話をするのが仕事のお笑い芸人になった方もいらっしゃいます。

私の身近にも今は明るくて、以前うつそして人が怖い(対人恐怖症)と思ってたという人がいますが、全然そんな気配はなく素敵な方々です。

今は気分が落ち込むこともあるかもしれないけれど、しっかりと治療を受けて、自分でもできることをしていけば克服できるはずです。

人生晴ればかりではありません。曇りや雨、雷雨、大雪・・いろいろとあるのが人生です。もっと気を楽にしてみませんか?

人が怖い自分はダメだ・・もしくは自分がダメな人間なんだという思い込みからうつになったり、人が怖くなったりもします。

【必読】摂り過ぎ注意!甘いものが精神不安定にさせる!?

4.まとめ

うつ病が先か人が怖いという症状が出てうつなのか・・重症化する前にまずは受診をしてみること。

そして自分でできることをしてみる。これはうつや人が怖いとまでいかなくてもちょっと気持ちが沈んでいるというかたにも有効な方法ばかりです。

普段からストレスをためず規則正しい生活をすることはさまざまな病気にならないようにするために必要なことでもありますね。

こちらの記事もご覧ください。

精神不安定な人や病気の人に周囲の人ができる効果的な対応

自己否定の原因と3つの改善方法とは?

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