機能不全家族といじめの関係について想像がつきますか?いじめられるの?いじめるの?
また機能不全家族で育つといい子になりすぎてしまうこともあります。いじめといい子って両極端のようですが、機能不全家族と深い関係があったのです。
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機能不全家族が原因でいじめられる
自主性のなさ
機能不全家族が原因でいじめられることもあります。
なぜいじめられるのかと言うと、機能不全家族の中でも威圧的で、支配をする、過干渉をする親に育てられた場合には自分で考え行動する余地を与えられず、親に言うがままいい子になっています。
そのために自主性はもちろん育ちません。そのため何がしたいか、どうしたいのか聞かれてもいつもわからないと答える。
もしくは好きなようにしていいよと言う。いつもこのような態度でいると無難なようでいて、相手によっては物足りなさを感じたり、授業では馬鹿にされたりしかねません。
そのために機能不全家族で育ったアダルトチルドレン(ac)はいじめられる可能性があるのです。
自己否定
機能不全家族で育ったアダルトチルドレン(ac)の多くは自己肯定感が低く自己否定をしています。
そのため自分なんて友達から好かれるわけがない、自分は情けないと思い込んでしまっています。
そのために表情が暗いことも多く、また思考もネガティブなためにいじめられる可能性が高いのです。
被害妄想
機能不全家族で育ったアダルトチルドレン(ac)はとかく嫌な目にあってきています。
そのためにまたいつ悪いことが起こるかもしれないという被害妄想や前述の自己否定によるネガティブな思考にとりつかれています。
そのために本当はいじめられていなくてもいじめられてると思い込んでしまうこともあります。
実際にこんな方に遭遇しました。ある方はとても厳格な親に育てられたそうです。もちろん時間には厳しく、何事にも厳格に育てられたのがお会いしてもわかるとてもきちんとした、真面目で、勤勉な方です。
その方Aと他のB、C2名とレストランで待ち合わせをすることになりました。その時にメールでお店を皆で選ぶためにやりとりをしていて最終的にお店が決まりました。みんな初めて行くお店です。
お店が決まった際にBが予約をし、そこのHPのURLをあらためてメールに貼り付けて、では当日という流れになりました。その日まで一月以上ありました。
当日BとCは最後のメールを頼りにお店に行きましたが、予約されていませんでした。そしてAは既に到着しているはずなのにいません。
Bはおかしいと思いながらも、お店の人が他にも姉妹店があるからそちらかもしれないから調べますよという親切な対応を受け待っていました。
Bは自分で予約しながらも初めていくお店だったために、店名を覚えていませんでした。しかしなんとなく自分が予約したお店と違う気がする・・と思い、メールを読み返したいったところ、実際に予約した店と最後のメールに貼り付けたURLが違うことを発見しました。
急いで、Aに連絡をし、お詫びをした上でお店を間違えたので今からそこに向かう。後で事情は説明してお叱りはきちんとうけますと伝えました。
そのお店は間違えたお店と駅を挟んで向こう側。しかも人ごみが凄くて思う様に歩けずにようやく到着したのは待ち合わせの時間から30分も既に経過していました。
そこでAがお店から出てきていて、やっと会えたと思ったら「帰ります。二人して結託してずるい、自分の怒りの感情を立て直すこともできないし、一緒に楽しく過ごせないだろうから帰る」とまるで自分が仲間外れをされ、いじめられたかのように言ったのです。
Bは事情を説明して平謝り。その都度Aは嫌味を言ってきました。時間にして20分ほどたったころ、Aが行くよと言いだし結果として一緒にお店に入ることになりました。
皆さんならどうしますか?どう感じますか?もちろん間違えたBCは悪いのです。そこを前提とした上での話にはなりますが、
二人で結託して、さもわざと遅れてきたかのようにAは言い放ちました。BとCは間違ったお店に行ってしまったのに、なぜAは正しいお店に行けたのでしょうか?
それを確認したところ、
- 最後のメールのリンクが張られたお店に問い合わせたらBの名前で予約が入っていなかった
- お店選びの際のメールに貼られていたリンクの他の店に電話をしBが予約した店を判明させた
- 予約した店に電話をし、道順まで教えてもらってメモをとり、スムーズに到着できたため、待ち合わせの15分前に到着した
ということです。真面目で、時間厳守のAは事前準備を入念にしていたということです。
BとCからするとなぜ
- 違う店だとわかった時点でなぜ教えてくれなかったのか??
- なぜ結託して遅れてきたと思ったのか?
ということです。
Aは怒り心頭でしたので、このときにBCはそれは言えませんでした。そして食事の際中もAは嫌味をかなりはさみこんできました。
このような被害妄想に取りつかれ嫌味を言い放つ人はいじめられやすいと言えますし今回のように、実際はいじめられていなくても、いじめられたと思ってしまうのです。
最初は普通に接していても自分がいじめを引き寄せてしまうと言ってもいいのではないでしょうか?
この話をきいたときにそのAさんのことを気の毒に不憫に思いました。きっと今でもその方は自分が正しく、自分の言動は間違っていないと思っているでしょう。
まさに気付けていないのです。
いい子すぎる
機能不全家族で育ったアダルトチルドレン(ac)はなんとか認められようといい子になる傾向があります。
いい子すぎると友達につい口うるさく説教をしてしまったり、自分がしていることを正当化してしまいます。
そのため機能不全家族の親にとってのいい子は同級生からしたら、気に障る存在になる可能性があります。そのためいじめられてしまう可能性がでてきてしまうのです。
臨機応変な対応が取れない
前述のAもそうですが、1つの思考しか持てない。違った考え方ができない・認知に歪みがある特徴をもつ機能不全家族で育ったアダルトチルドレン(ac)は臨機応変なその場に見合った対応というのがとれません。
またAはいわゆるいい子だったのです。
総合的に考えて世渡りが下手ともいえます。このような人は自分が考えることが正しいと信じきっているので、いくら意見をされようとも受け入れることができません。
このため融通がきかないなどといっていじめられてしまう可能性が高くなってしまうのです。
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機能不全家族が原因でいじめることもある
機能不全家族で育ったアダルトチルドレン(ac)がいじめる側になる場合には、威圧的、支配的に育てられてきた場合にいい子であろうとしながらも一方で感情を抑圧され続けた結果それが不満となって、感情の捌け口として、いじめるという行為にあらわれることがあります。
もしくはネグレクトの機能不全家族に愛情を受けずに育った場合に周囲の関心をひこうとしていじめてしまう場合や、無意識に問題行動としていじめをしてしまうケースがあります。
私の知っている話では厳格な教育ママに育てられたいわゆるいい子、優秀な子供が、クラスメートの母親のことが羨ましいという気持ちからいじめをしてしまったというケースがあります。(教育ママと中学受験についてこちらに書いております)
自分の親とは違うタイプの親がいると知り、それが自分の理想だと思ったときに、その母親の子供に対して素直に羨ましいとは思えず歪んだ認知からいじめをおこなってしまったのであろうと思います。
そしていい子で通っているために親はまさか自分の子供がいじめる側になろうとは思ってもいません。
このように機能不全で家族で育ったアダルトチルドレン(ac)はいじめる側にもいじめられる側にもなる要素を持っているのです。
機能不全家族が原因でいじめない、いじめられないためには
いじめる側もいじめられる側にもなりたくはないものです。機能不全家族が原因なのであれば、前述の原因となる行動をあらためて行く必要があります。
親は子供に愛情を持ち、適度な関心を持ち、必要な時は保護をする。
しかし機能不全家族であると自分の家族を認めること、自分がアダルトチルドレンであるということを認め、気づくということができないものです。
まずは気づくこと。そして少しずつ改善し、認知も修正していくことが大切です。
そのため気づきを得るためにも第三者と話しをする、カウンセリングを受ける。場合によっては自分だけでなく家族カウンセリングをすることがその手助けとなるでしょう。
アダルトチルドレンと生きづらさについてはこちらをご覧ください。
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まとめ
機能不全家族で育ったアダルトチルドレン(ac)がいじめる側にもいじめられる側にもなりえるということがおわかりいただけたかと思います。
機能不全家族そのものが良い状態になることで、アダルトチルドレンの生きづらさやいじめなどもなくなり、さまざまなことが解決できるでしょう。
機能不全家族の影響や特徴についてこちらにも詳しく書いております。
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