【必見】思春期の男子も女子も勉強をやる気になる接し方

思春期の男子は勉強のことをとやかく言うとイライラしたり、無視したり・・こんな経験を持つ親は多いのではないでしょうか?

親の接し方をどうするなどと考えずとも勉強してくれたら楽なのに・・と思う人も多いでしょう。

多感な思春期の男子が勉強する気になる接し方はあるのでしょうか?

Yumiri
この記事を書いているのは息子が不登校・引きこもりを経験したから心理カウンセラーとなったYumiriです。

思春期の勉強

思春期には高校受験、場合によっては中学や大学の受験などがあり、勉強を一番する時期ともいえますね。

そして思春期は心身共に成長し、その成長に心が追いついていかないこともありイライラしたり反抗的な態度を取りがちです。

親が勉強しなさいといっても素直に勉強するなんてことは思春期の場合には少ないでしょう。

勉強も含め様々なことに対し、思春期にはこれまでと違い将来を見据えた進路選択に応じてこなしていかなくてはいけません。

思春期の時期には勉強に関しては学校にもよりますが、評価が厳しくなります。いままでになかった順位づけがある学校もたくさんあります。

思春期には現実をつきつけられ本当は勉強なんてしたくないと思う子供ももちろんいるでしょうが、

しかしどんな進路選択をするにせよある程度の勉強は必要となってきます。

たとえ進学しなくとも生きていく上で勉強をしておいて損はありませんよね。

やらなくてはいけないとわかっている勉強。一方でやりたくないなと思う気持ち。ここで葛藤が生まれます。

また将来になりたい職業があったり、目標とする学校がある場合にも勉強をしなくてはと思い頑張ってもなかなか成績が思う様にあがらないと勉強したくないとおもったり、勉強をすることに意味があるのか?などと考えてしまいがちです。

子供も勉強に関して不安や意識が思春期には高まっていますが、親は表面的なことしか見えず、つい余計なことを言いがちでぶつかってしまうこともあると思います。

そんな思春期の子供にどんな接しかたをしたら勉強をやる気になるのでしょうか?

まずは適切でない接し方から確認です。

勉強をやる気がなくなる親の接し方

指示をする

思春期になってもなお親が何から何まで全て管理をして勉強をさせて東大に入学したという人が少数いますね。

しかし一般的には思春期になっても指示をだし、親から管理された勉強をしていると子供からしたらいやになりやる気を失うのではないかと思います。

今日は宿題もあるし、学校や塾の先生に具体的なアドバイスを受けたから自分で勉強のプログラムを立ててみたいのに、親に指示されてしまうから自分の思い通りにならない。

実際に身近であった話としては小学生、中学生と思春期の時期も親が勉強に指示をだし面倒を見てきて、高校生になってから急に子供主体に勉強をさせたところ、成績が下がりその言い訳を「お母さんが勉強をみてくれなかったからだ」と親のせいにしたそうです。

思春期後半の高校生で急に手放されても勉強のやり方もわからないのでしょう。

そして指示だしになれた子供は自分が自発的に何かしても親に指示されたり、親のやり方を押し付けられてしまうということを繰り返しているうちに、反抗しても無駄だと思うようになり、無気力や引きこもり、不登校になる恐れがあります。

干渉する

思春期というのはただでさえ干渉されたくないものです。男の子などは女の子に比べ口数も減るケースが多く、親が勉強をしているか確認をしたり、部屋に様子をみにくることを嫌います。

勉強しないの?ゲームばかりして・・などと親が言うのも敏感に感じ取ります。

親としては干渉するような接し方をしていないつもりでも思春期の子供は干渉されていると感じてしまうこともあるのです。

とくに勉強についてはしなくてはいけないとは思春期には誰でも思っているため、勉強に触れる言葉をいったときに嫌味だと捉えたり自分を否定されていると思ってしまうこともあります。

Yumiri
ついつい親は「勉強しなくていいの?」なんて言いがちですよね

比較をしない

お母さんはあなたくらいの頃こうやって勉強をしたわ。○○くんは塾で成績がよかったらしいじゃない・・

こんな接し方は思春期の子供にとっては勉強をやる気になるどころかやる気がなくなります。

親としては頑張って欲しくて言っている何気ないことも子供にはプレッシャーになります。

特に学歴の高いご両親の場合には自分が思春期のときの勉強方法や時間などを話し子供にやるきを出させようとすることもあるようですが、親と子供は別人格です。

自分の子供だからといって自分にあった勉強方法がその子にも合うとは限りません。

他の子供や自分の思春期のときと比べないほうがよいです。

特に男子には将来の期待を両親がしすぎてしまってプレッシャーを与えてしまう接し方をしてしまっている親が女子に比べると多いようです。

ではいったいどのように接したら思春期の男子も女子も勉強をする気になるのでしょうか?

思春期の男子も女子も勉強をやる気になる接し方

認める・褒める

勉強の結果だけを見て褒めたり叱ったりするのではなく、勉強に向き合っていることを認める。

プロセスを評価するように接する。

勉強以外に頑張っていることがあればそれを認めてほめるという接し方を積み重ねるのが重要です。

一朝一夕で思春期の男子が勉強をやる気にさせるというのは難しいですが、うまくいけば即効性があります。

それだけ思春期の子供は認められたいのです。

少しのことでも思春期以前から比べたら成長していることがたくさんあるはずです。

「こんなこともできるようになったなんて嬉しいわ、お母さん」こんな接し方は思春期の子供なら嬉しいはずです。

そしてとても頑張ったことには「すごいね!」と笑顔を添えて褒めましょう♪

このような接し方の積み重ねは実は自己肯定感を高めます。

いくら頑張ってもこれくらい当たり前だという態度で親が接すると、いくら勉強ができて成績が1番の子供でも自己肯定感が低いということがあるのです。

干渉しない

うちの息子は試験前なのに勉強している様子が感じられない・・・こんなときについ「勉強はしないの?」「試験は大丈夫なの?」なんて声をかけていませんか?

このような接し方はあなたを「信じていません」というメッセージと思春期の子供は受け止めてしまうかもしれません。

もちろん受け取りかたは子供によっても異なってくると思います。

よく考えてみるとこの接し方は親が子供が勉強をしていないのが不安でそれを胸にとどめておくことができず、親が自分の不安払しょくのために言っている言葉にすぎないとは思いませんか?

誰でも経験があると思いますが、勉強に限らずやろうと思ってたときに「やらないの?」と言われるとちょっとイヤな気持ちになりませんか?

お子さんに「今やろうと思ったのに」と言われたことのある方もいるでしょう。

この接し方だと思春期の子供なら勉強のことで言われたらただでさえ思春期でイライラして不機嫌な様子になりがちなのに、それが増長されてしまうかもしれません。

こんな話もあります。お母さんが勉強のことをとやかく言うたびに暴れていた思春期の男の子が、勉強のことをお母さんが言わなくなったとたん、穏やかになり勉強をしだしたそうです。

それまでイライラしがちだった息子さんも思春期前と同じような穏やかさになったので、お母さんが聞いたそうです。

そうしたら息子さんは「お母さんが勉強のこと言わなくなったからだよ」と答えたそうです。

勉強のやる気スイッチはどこについているのか、いつ入るのかは人それぞれです。

しかし、共通しているのは本人を認め、見守り、褒めるときはしっかりと褒める

このような接し方をしていれば必ず勉強に向き合うようになるはずです。

実はこれは実際に私が息子にしていたことです。不登校からひきこもりになり、もちろん勉強なんてしていませんでした。

そして自己肯定感が高まったとき、彼は学校に行き始め、さらに心のエネルギーが高まり勉強も自分からし始め、さらにはあるきっかけがあり勉強のスイッチが入り塾にも行きたいと言いました。

ただしこれは猛勉強という意味ではありません。あくまで自発的に勉強をするようになったということです。

受験を見据えたときに十分な勉強かどうかはわかりません。

でもその結果は本人のものなので、あれこれ言うことはしないでおこうと思っています。

自分で気づき学ぶ。これが今後息子が成長するために私が重視していることです。

人に言われるよりも自分で感じとることがはるかにやる気になり、心に響くはずです。

親が子供にしてやれることは限られていますが、とても重要な役目を担います。日々のそれとない声掛けや接し方で子供は変わるのです。

信じる

信じていないからこそ「勉強やったの?」という言葉が出てきてしまうんだと思います。

勉強をやってなかったら勉強をやらせるために言うのですという親もいそうですが、勉強をしていなかったらそれなりの結果になります。

そこから学ぶきっかけを親は奪うことになるのです。そこからもし学べなくていつまでも勉強をしなかったとしても子供の人生は子どものものであり、あなたの成績でもあなたの人生でもありません。

一流大学に行かせたい親がいたとして、もし子供が勉強をして一流大学に入ってもその成果は子供のものであって、親のものではないのです。

たまに子供のできを自慢する親がいますが、子供のことを附属物かのように思っているのでしょう。

子供は子供。もう思春期です。親も精神的自立をして子離れする時期なのです。

傾聴する

いつでも子供の話を聞くという姿勢をみせることは勉強だけでなく、思春期だけでなく、親子の良い関係性を保つために役立ちます。

思春期というのは親とあまり話をしなくなる時期でもありますが、それを助長してしまう態度をとってしまう親もいます。

子供が話かけても上の空だったり、他のことをしていたり、さらに話を引き出す相槌をうたなかったり。

そんな態度が続いてしまうと、思春期の子供は敏感に感じ取り、どうせ自分の親は話を聞いてくれない。

話をしたって無駄だと思うようになってしまいます。

そして怖いことにこの積み重ねは自己肯定感を喪失させてしまう恐れもあるため、勉強なんてしたって無駄だと思い、最終的には無気力になったり不登校やひきこもりの可能性もあるのです。

思春期でも女子の場合はそれでも話をする子が多いですが、男子の場合にはとくに話を始めたらしっかりと聞いてあげましょう。

男子は言葉数が少ない子供が多いのに、自分の親は話を聞いてくれないと思ってしまったらますます話をしなくなります。

思春期というだけでなく親が子供にそうさせてしまっていることもあるのです。


まとめ

思春期には将来のことを考え必然的に勉強のことは女子も男子も考えています。

親の接し方次第で勉強をやる気にもさせますし、やる気を奪うこともあります。

日頃から子供の自主性を尊重し、褒める、認める、信じる、傾聴するということを意識して思春期の子供には接したいものです。

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