毒親に育てられた子供には毒親の影響による特徴と傾向があります。
毒親育ちだとどんな特徴や傾向がでるのでしょうか?
幸せになるにはどうするのがよいのでしょうか?
愚痴が多かったり、外面がいいのは毒親の特徴なのでしょうか?
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目次
1.毒親の特徴とは
まず毒親育ちの毒親ってどういう意味なの?
自分の親は毒親に該当するのかしら?
と思われる方もいるかと思います。
毒親とはその名の通り、子供に毒となる悪影響を与えている親、
中毒となっている親のことを表しています。
機能不全家族と同等ともいえるでしょう。
機能不全家族についてはこちらをご覧ください。
毒親の特徴はというとすべてにおいて
自分本位ということです。
まさに毒になる親ですね。
子供の意思に関係なくそれがたとえ
「子供のために」と言っているとしても
自分本位という特徴があります。
具体的な例としては
- 子供の意思に関係なく母親や父親の思い通りにする毒親
- ネグレクトな毒親
- 暴力をふるう毒親
- 威圧し恐怖を与える毒親
- 言葉の暴力や精神的暴力をふるうモラハラな毒親
- 子供を所有物のように扱う毒親
- 束縛する毒親
- すべてのことに干渉、口出しする過干渉な毒親
- 愚痴や不満をすべて子供にぶつける毒親
- 感謝を強要する毒親
- 親の言うことに逆らうことは許さない絶対服従毒親
- 娘に嫉妬する毒親
一人っ子の毒親の場合には必然的に
関心が一人の子供に集中するというため
過干渉や共依存になる傾向が強く、
不満のはけ口にしてしまうことも多いようです。
(毒親の共依存の影響と対処法 母子家庭の場合は?の記事はこちら)
これは統計をとっているわけではないですが、
部屋が汚い毒親というのも意外と多いようです。
また偏差値の高い毒親は
子供に自分と同等以上を求める特徴があります。
どうしても自分ができるから子供もできる
と思ってしまっているのですね。
そうでない毒親の場合には学歴コンプレックスから
自分の子供に理想を押し付け
高い偏差値の学校に入るよう強要したりする特徴もあります。
(低学歴にコンプレックスを持つと教育ママになる?その心理とは?の記事はこちら)
成績があがるように口やかましく過干渉
(母親の過干渉が子供の心理に及ぼす7つのマイナス影響の記事はこちら)
になるという特徴や厳しいしつけを強要するという特徴もあります。
自分中心で自分がかわいい毒親の場合には
娘が成長して女性らしくなるにつれ嫉妬するという特徴もあります。
そのためブラジャーや生理用品を買い与えない
というとんでもない毒親ならではの特徴もあります。
そして毒親の大半は外面がいいというのも特徴のようです。
ゆえに子供が精神的苦痛を強いられるような
言動をおこなっているとは第三者からはわからないことも多いのです。
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2.毒親育ちの子供の心理とは
「毒になる親」という本(スーザン・フォワード著)から
引用した例をもとに毒親育ちの子供の心理、特徴を見ていきましょう。
1.親は私の行動しだいで幸せに感じたり感じなかったりする。
2.親は私の行動しだいで自分を誇らしく感じたり感じなかったりする。
3.親にとって私は人生の全てだ。
4.親は私なしには生きられないと思う。
5.私は親なしには生きられないと思う。
6.もし私が本当のこと(例えば、離婚する、充実した、同性愛である、フィアンセが外国人である、等々)を打ち明けたら、親はショックで(または怒りのあまり)倒れてしまうだろう。
7.もし親にたてついたら、私はもう永久に縁切りだと言われるだろう。
8.彼らがどれほど私を傷つけたかを話したら、私はきっと縁を切られてしまうだろう。
9.私は親の気持ちを傷つきそうな事は何一つ言ったりしたりするべきではない。
10.親の気持ちは自分の気持ちよりも重要だ。
11.親と話をすることなど意味がない。そんなことをしたところで、ろくな事は無いからだ。
12.親が変わってさえくれれば、私の気分は晴れる。
13.私は自分が悪い息子(娘)であることについて親に埋め合わせをしなくてはならない。
14.もし彼らがどれほど私を傷つけたか分からせることができたら、彼らも態度を変えるに違いない。
15.彼らがたとえどんなことをしたにしても、親なんだから敬意を払わなくてはならない。
16.私は親にコントロールなどされていない。私はいつも親とは闘っている。「毒になる親」スーザン・フォワード著より引用
1~2については子供のふるまいしだいで毒親は幸福感を得たり、
自信を持ったりするということです。
つまり毒親育ちの子供の特徴としては親のために
自分は規範的なふるまいをし常に良い子供であろう
としているということになります。
良い子にしなくてはいけないという強迫観念があり、
疲れてしまうという特徴があります。
3~5に関しては共依存という特徴が表れています。
親も自分もお互いに依存しあっており、
お互いの存在がなければ生きていられないと思い込んでしまっています。
共依存についてはこちらをご覧ください。
毒親のことを疎ましく思いながらも、
毒親育ちだと自分がいないと親は生きていけない、
親がいないと自分も生きていけないと思いっているのが特徴です。
6~10に関しては親に盾突かない。
絶対服従という毒親育ちの子供の特徴を表しています。
自分の意思を封印し、抑圧しているという特徴があります。
11は毒親であることを子供はわかっているけれど
話をしたところで無駄だというあきらめの現れです。
心を無にしているという毒親育ちの特徴があります。
また毒親による影響から無感情になる子供がいる
というのも特徴といえるでしょう。
12は毒親が変わってくれたら、
自分の気分が晴れる、
一方で13は毒親なのは自分が悪い子供だから
だと思ってしまっている。
娘が女性らしくなることに嫉妬する毒親の場合には
その娘は女性らしくすることに罪悪感を覚えます。
たとえばおしゃれをすると
毒親が怒りだしたり不機嫌になると、
自分はおしゃれをしてはいけない
と思ってしまうという毒親育ちの特徴があります。
14は毒親のふるまいにより子供がどれほど傷ついたかを
知らしめることができれば毒親も変わるのではないかという願望
15はそんな毒親でも親であるから
敬意を払わないといけないと思ってしまう
という特徴のあらわれです。
16に関しては毒親だと気づき
その親の願望通りにふるまっていたとしても
自分はコントロールされていないんだという葛藤が見えます。
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3.毒親育ちの子供の特徴とは
3-1.萎縮・抑圧により顔色をうかがう
毒親からの目を気にし、プレッシャーや、
~しなくてはならない、
~でないといけないという概念から
常に威圧感を感じ、いつ怒られるかと
ドキドキしながら過ごしてしまう
という毒親育ちの子供の特徴があります。
毒親育ちの子供が成人してもなお
自分の意見を通そうと強く主張したり、
コントロールする人間がいると、
自分の意見を伝えたり反論することができず
我慢してしまう
という特徴があります。
今までの毒親育ちの経験から、
人を怒らせたりするようなことはせず、
強い人間に対し萎縮してしまい、
威圧されてしまうという特徴があります。
また人の顔色を窺うようになってしまう
というのも特徴の一つです。
つまり嫌われないようにしよう、
人の評価が気になるという特徴の現れともいえるでしょう。
言い方を変えると感情表現も苦手です。
なぜなら感情を表すことで嫌われるのではないか?
と常に不安に思ってしまうためです。
次第に意識せずとも感情を出さないようになり、
周囲から何を考えているかわからないなどと
言われてしまう可能性があります。
一人っ子の場合には毒親の影響は一人に集中してしまうため、
毒親に絶対服従をさせられてしまったり、
不満のはけ口にされてしまうことが多いようです。
人によってはこの毒親からの影響を
そのまま他者にしてしまうことがあります。
彼氏や彼女、夫、妻に対して毒親の特徴といえるモラハラな行為、
支配的言動を行ってしまうこともあるようです。
つまり毒親の特徴を
毒親育ちの子供がそのまま引き継いでしまう
ということになります。
3-2.自己否定
毒親育ちの子供はあなたは~だからダメな人間だと
毒親から言われて育ってきています。
そのため自分がだめだから親がひどいことを言ったり、
行動したりするんだと、すべての悪いことは自分が原因であると
思い込んでしまっており、自己肯定感がもてず、自信がない、
自己否定してしまうという特徴があり、
自己肯定感が低いのが特徴です。
子供は幼ければ幼いほど、
自分の親が毒親だとは思っていませんし、わかりません。
自己否定することによって毒親からの仕打ちを肯定し、
納得しようとしているという心理が働いてしまうのです。
この自己否定が強くなることで、うつになってしまったり、
不登校、ひきこもりになってしまうことがあります。
毒親の影響からうつになる記事はこちらに書いております。
3-3.依存と執着
毒親から愛情を受けていると感じられない場合には、
人や物に執着してしまいます。
誰かに頼ったり、過食や、
買い物依存などでむなしさを満たそうとしてしまうのです。
また毒親から指示を受けて育ってきた場合には
気づかないうちに共依存になっていることがあります。
毒親の言う通りにしていれば
怒られないために自然とそうなってしまうのでしょう。
このようなことから毒親育ちの子供は
人との距離がうまくとれなかったり、
人間関係がうまく築けず恋愛や結婚にも
失敗してしまう可能性が高くなるのも特徴といえるでしょう。
本人もそれに気づいていて
恋愛や結婚を躊躇するということもあります。
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4.毒親から解放されて幸せになろう
毒親から支配されて育った子供は萎縮して威圧され
自己否定してしまうという特徴があります。
今からでも遅くはありません。
毒親から解放されてあなたの幸せを見つけましょう。
そのためには
4-1.毒親から離れる
あなたがすでに社会人であれば、
毒親から離れ、自立するのもよいでしょう。
いつまでも毒親の影響を受け続ける
環境にいる必要はありますか?
家に居続けるのも選択
離れるのも選択
選択するのは自分です。
いくら愚痴を言ったり不満を言っていても
毒親を変えることはできないので、
あなたができることに集中しましょう。
精神的にも経済的にも自立を果たし、
離れるというのも一つの選択です。
一人っ子の場合には、
自分がいなくなるとお父さんやお母さんが悲しむのでは・・
困るのでは・・となかなか決断できないかもしれません。
でもマイナス影響を受けていると感じているのに
そこに居続けますか?
そのままで、幸せになれそうですか?
自分自身に問いかけてみてほしいのです。
まだ自立するのは無理なあなた。毒親の行為は児童虐待に相当していませんか?
詳しくはこちらの2-3をご覧ください。
189にかけると全国の児童相談所の共通ダイヤルにつながります。
一人で悩まず相談してみてください。
毒親から離れることにみな不安を覚えます。
毒親に洗脳されて育っているからです。
しかし実際に毒親から離れた子供は後悔するどころか、
離れてよかったと幸せを感じています。
勇気を出して新しい選択をしてみる。
まずは毒親から経済的自立を果たし貯金をする
ところからスタートしてみてください。
そして抑え込んだ感情を吐きだすために毒親との対決が必要なこともあります。
対決についてはこちらをご覧ください。
4-2.自己肯定感を高めよう
毒親育ちの子供の特徴として
自分が悪いから親に叱られるんだ、
自分が悪いから親がひどいことを言うんだと
自己否定し、何か悪いことがあるたびに自分に言い聞かせています。
そうやって毒親が自分の親なんだし
悪いはずはないと思い込もうとしているのです。
しかしあなたは悪くないのです。
どんなことも正解はない
事実をどのように解釈するのかはあなたの自由です。
毒親から離れてボランティアやアルバイト、
仕事をしてみるのもよいでしょう。
人の役にたつことで感謝もされ充実感を得られます。
ひいては自信をつけることもできます。
今まで親に褒められ感謝をされてこなかった
毒親育ちの子供は自己否定が強いのが特徴です。
自分に価値を見いだせず、ひきこもりやニート、
不登校になる子供の多くは自己否定しています。
自己肯定感を高めるということは
生きていくために重要なことなのです。
自立ができて自己肯定感を高めることができれば、
毒親から解放されあなたの未来は必ず開けるはずです。
毒親を恨んでも、過去を振り返っても幸せにはなりません。
前を見て、時には空を見上げて少しずつ前を進んでください。
その先に必ず幸せな日常があるはずです。
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毒親育ちの子供は毒親からの影響を大きく受けて
育っているためさまざまな特徴があります。
毒親の大半は外面がいいため
子供が精神的苦痛を強いられてることは
第三者からわかりません。
一人っ子の場合には毒親の影響は
集中してしまいます。
毒親から一日も早く解放され、
あなたの幸せをつかむことを応援しています。
こちらの記事もご覧ください。
[quads id=5]
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