知っておきたい赤ちゃんの成長の目安。心の成長のために知ってほしいこと。

始めての子育ての場合には成長の目安がとても気になると思います。

特に赤ちゃんの頃は、まだママ友もいなかったり、身近に話たり、比較する相手がいなかったりで、不安も多いのではないでしょうか?

赤ちゃんの成長の目安と、心理カウンセラーとして心のケアについてもお伝えしたいと思います。

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赤ちゃんの成長の目安

生後1か月

母乳は2時間おき1日10回以上が目安となります。

男子 女子
身長 48.7~57.4センチ 48.1~56.4センチ
体重 3.0~5.17キロ 2.9~4.84キロ

*平成22年厚労省発表データより

生まれてからたった1か月の間でも赤ちゃんの成長は目まぐるしいですね。

日に日に眉毛が濃くなっていったり、顔付きも日によって変わってくるので、みていて飽きないですよね。

私は毎日のように写真を撮って成長を記録していました。当時はスマホはないからデジカメです。今は便利ですね。

赤ちゃんはこの1か月で身長も体重もぐんと伸び成長します。

新生児から1か月くらいは基本的に赤ちゃんは寝ていますね。

そしてお腹がすくと泣きます。

授乳の感覚の目安として生後1か月までは頻繁にあげることになり、授乳時間も目安として10~20分と長く、お母さんにとっては年中授乳している・・という印象をもつと思います。

しかし授乳するにつれたくさん母乳がでるそうですから、欲したらあげるようにするとよいですね。

赤ちゃんの新生児のころは特におっぱいを吸う力も弱く目安の時間よりも長くなってもあまり気にしないほうが良いでしょう。

赤ちゃんによって成長の仕方はさまざまですから、あくまで目安ということで深く悩んだりする必要はありません。

検診で成長の目安とされていること

  • 裸にしたら両手、両足をばたばたとさせるか
  • 頭位が2cm以上大きくなっているか
  • おっぱいやミルクをよく飲むかどうか
  • モノや顔などをじっとみるかどうか
  • 声のする方向をみる

ちなみに当時の私の悩みは息子の頬にできた湿疹やゲップした後、ミルクを吐いて苦しそうな息子を心配していたようです。

この時期の赤ちゃんはお母さんからの免疫で病気にならないといわれています。

母子分離不安にならないために~新生児からできること~

生後2か月

母乳は1日6回~8回が目安

検診などで成長の状況によりミルクを足すように言われたらミルクを足しましょう。

完全母乳にこだわることはないと思います。

男子 女子
身長 50.9~59.6センチ 50.0~57.4センチ
体重 3.5.~5.96キロ 3.39~5.54キロ

*平成22年厚労省発表データより

だんだんと「あ~」「う~」などの声を出し始める赤ちゃんもでてきます。

授乳の目安時間はいままでと変わりませんが、赤ちゃんも徐々にたくさん飲めるようになってきます。

赤ちゃんによっては授乳回数が少なくなって、新生児のころと比べたらあ少しまとまって寝てくれるようになります。

でも私の息子はまとまって寝てくれるなんてことはなく、睡眠不足がつらかったのをよく覚えています。

これも赤ちゃんにより異なりますので、あくまで目安として参考にしてください。

つらいつらいと思っていたこの時期ですが、今となってみれば赤ちゃんは寝ていることが多く、動き出してからよりも扱いやすかったなと思います。

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生後3~4か月

母乳は1日6回~8回が目安。

男子 女子
身長 50.9~59.6センチ 50.0~57.4センチ
体重 3.5.~5.96キロ 3.39~5.54キロ

*平成22年厚労省発表データより

このころになると首がすわり、昼夜の区別ができるようになり、赤ちゃんによってはまとめて寝てくれるようになります。

生まれたころと比較すると体重は倍。母子手帳を見てみたらうちの息子も体重は倍で身長は12センチも伸びていました。

これはあくまで目安なので、ご自分の赤ちゃんが体重が少ない、多すぎるなどの場合にもあまり気にせず、それでも気になるなら検診時にお医者様に聞くといいですね。

このころ初めて息子は小児科にかかったと日記に記してありました。赤ちゃんの免疫も落ちてくる時期ですね。

検診で成長の目安とされていること

  • 首がすわったか
  • あやすと笑うか
  • 声の方向に顔を向ける

赤ちゃんの昼夜逆転の影響と直し方

生後5~7か月

男子 女子
身長 66.3~76.2センチ 64.4~74.5センチ
体重 6.96~10.37キロ 6.06~9.85キロ

*平成22年厚労省発表データより

母乳は1日5回~7回が目安ですが、これも個人差があります。

歯が生え始める赤ちゃんもいます。濡らしたガーゼなどで歯磨きの代わりに清潔に保ってあげるとよいですね。

寝返りができるようになり、だんだんと授乳間隔も落ち着いてくるころで、夜間の授乳が減ってきます。

そしてこの時期が離乳食を始める目安となりますね。まずはつぶしたお粥からスタートです。

最初は食べることが目的なので、食べなくてもあまり気にすることはありません。

栄養はまだまだミルクや母乳からとなります。

赤ちゃんのためだけの離乳食で都度作るのが面倒というかたは小分けにして冷凍しておくとよいでしょう。

それようの容器も売ってます。

検診で成長の目安とされていること

  • 寝返りをするか
  • お座りができるか
  • そばにあるものを手を伸ばしてつかむか
  • 話しかけるような声を出すか
  • 離乳食を食べるか

生後8~10か月

男子 女子
身長 66.3~76.2センチ 64.4~74.5センチ
体重 6.96~10.37キロ 6.06~9.85キロ

*平成22年厚労省発表データより

母乳は1日4~5回で、そのうち2回は離乳食の後にするのが目安となります。

離乳食は徐々に固形にしていく時期となり、食べる量が増えていけば、授乳やミルクの回数と量は減ってきます。

食事に興味を持ち手づかみをしたりスプーンをもちたがり始めます。

たくさん食べる赤ちゃんもでてきますね。

こぼしたり、なすりつけたりお母さんとしては掃除するのがちょっと大変になるかもしれませんね。

私はこの時期には赤ちゃんの椅子の下に新聞紙を広げて、対策をしていました。

手軽でおすすめの対策です。

離乳食を食べながら寝てしまうこともよくあり、可愛いな~と思っていたのを思い出します。

睡眠時間も安定してきて、お昼寝は日中に2回が目安で夜まとまって寝るようになりますね。

夜まとまって寝る一方で夜泣きがひどくなる赤ちゃんもいます。

この夜泣きには泣かされるお母さんが多いと思います。

当時は本当に気が狂いそうなほど、睡眠不足でイライラしていた私ですが、今となっては本当にあっという間。

赤ちゃんの夜泣きに悩まされている人もこの時期はほんのつかの間ですから、心に余裕をもって育児ができるよう一人の時間を充実させるなど工夫をしてうまく乗り切ってほしいと思います。

成長するにつれて、お世話をする大変さは減ってきますが、他の面で大変になってきます。

検診で成長の目安とされていること

  • ハイハイをするか
  • つかまり立ちをするか
  • 指で小さいものをつかむか



生後10か月~1歳

男子 女子
身長 68.4~78.5センチ 66.5~78.5センチ
体重 7.34~10.82キロ 6.86~10.27キロ

*平成22年厚労省発表データより

この時期は食べる量が増えても運動量が増えるために体重の増加はあまりないですね。

授乳からだんだんと1日3回の離乳食がメインとなります。

栄養も母乳からよりも離乳食でとるようにしていく必要がありますから、単品だけでなく、ごはん、おかずなどバランスよくあげていくようにしていきたいですね。

炭水化物・ビタミン・ミネラル・タンパク質を意識したいところです。

3回の食事を同じように食べるとは限らないので、食べたり食べなかったり、量が異なっても心配することはないですよ。

ハイハイもできるようになる赤ちゃんもいて後追いがひどくなることもあります。

息子はよく掃除機をかけると、掃除機を追うようにハイハイしていました。

そしてトイレの時も扉の前でまっていて、可愛いけれど、少しはゆっくりさせて~と思ってしまったりしていました。

今となっては懐かしくほほえましい思い出です。

後追いがひどくて大変なお母さん。それだけ赤ちゃんに必要とされているってことです。

思春期を迎えたら、話したくても聞いてくれないし、しゃべってもくれないってこともありますから、今を楽しんでほしいですね。

検診で成長の目安とされていること

  • つたい歩きをするか
  • バイバイなどの身振りをするか
  • 音楽に合わせて身体を楽しそうに動かすか
  • 簡単な言葉がわかるか

赤ちゃんの運動能力の目安

0歳 運動能力
1~2か月 握る あやすと笑う
3~4か月 首が座る
5~7か月
  • 寝返りをうつ
  • 支えがなくても座れる
人見知り
8~10か月
  • つかまり立ち
  • ハイハイ
  • 小さなものもつまめる
10か月以降
  • つかまり立ち
  • 一人で歩く
  • 殴り書きできる
パパ・ママなど言い始める



赤ちゃんの心の成長のために

生まれる前の赤ちゃんはお母さんのおなかの中で、何不自由なく、不安もなく成長していきます。

しかし、出産して外の世界にでてくるとそうはいきません。

赤ちゃんの時期に大切なことは基本的信頼感というものを得ることです。

これができないと赤ちゃんは不信感を持つことになり、後々成長したときに、様々な弊害がでて問題行動にもつながってしまいます。

ではこの基本的信頼を得るためにどうしたらよいのか?

それは無償の愛情を注ぐことです。

赤ちゃんが泣いたら抱っこしてあやす。抱きしめるなど十分なスキンシップをする。

おむつをとりかえ食事を与える。

そして笑顔で接する。

これだけで十分だと思います。

一方で、幼児虐待のニュースでみるようなネグレクトなどのように、赤ちゃんの世話をしなかったり、泣き声がうるさいとどなりつけたり。

いくら赤ちゃんが言葉がわからなくても表情などでそれは伝わります。

赤ちゃんの成長には親の深い愛情が必要です。

赤ちゃんの時期にこれができていないと、将来人間不信につながったり、問題行動につながってしまい、希望さえもてない子供になってしまうでしょう。

まとめ

赤ちゃんの成長の目安についてお伝えしました。

赤ちゃんの成長というのは個人差があり、あくまで目安であり、あてはまらないこともあるということを理解しておきましょう。

成長の目安にとらわれて一喜一憂し、お母さんが平穏でなくなってしまうと、その不安は赤ちゃんにも伝わり、心の成長に影響しかねません。

お母さんも赤ちゃんの子育てで大変なこともあるとは思いますが、この時期というのはあっという間です。

心に余裕が持てるように工夫しながら子育てを楽しんでほしいと思います。

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