朝から吐き気と発汗・・具合が悪い・・でもなんの病気だろう?ある程度予測できないと、受診するにしてもどこに行っていいのかわかりませんね。吐き気と汗の症状がでるのは病気なのか?はたまたストレスなのか・・調べてみました。
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目次
1.吐き気と汗の症状から考えられる主な病気
吐き気と汗。すぐに誰でもおもいつくのが、風邪ですね。そのほかに考えられるものは、
1-1.熱中症
熱中症は、運動や暑熱から起こる体の障害の総称です。熱射病や日射病と呼ばれているものは、重症の熱中症のことです。
熱中症は主に3つに分けられます。軽症の熱けいれん中等症の熱疲労、重症の熱射病
Yahoo ヘルスより
処置としては衣服を緩め涼しい場所で安静にすること。首や脇の下、足のつけねなどを冷やすと効果的に熱が下がります。そして水分補給です。
1-2.メニエール病
吐き気や汗のほかにめまいが主訴となる病気です。これは内耳の病気で、診察は耳鼻科で受けます。治療としては投薬で、内リンパ水腫を軽減するくすりや抗めまい薬が処方されます。
1-3.脳貧血(神経調節性失神)
症状としては吐き気や汗のほか、めまいや顔色が青白くなったり、脈が遅くなったりします。長時間立っていることにより血液が下のほうへ行き、脳までうまく循環しないことにより起こります。朝、通勤時などにおこりやすいです。血液検査をしても異常はなくあくまでも一時的なもので、治療を行わないと治らないというものではありません。
脳貧血で倒れてしまったら、脳に血液を送るため足を高くして寝かせ衣服を緩め楽にさせますが、吐き気がある際は横に向けて気道を確保したほうが良いです。なかなか回復しないときには救急車を呼ぶことが必要です。
1-4.更年期障害
この場合にも発汗や吐き気がおこることがあります。更年期障害は女性ホルモンの減少によるものですが、ストレスなどによっても症状の重さは変わります。下記の該当が多いほどその疑いが強くなります。
- 腰痛、肩こり、手足のしびれ
- 動悸やめまい・頭痛・吐き気
- 生理不順・経血量の変化
- 眠りが浅い、寝つきが悪い
- 怒りやすい、イライラしやすい
- 腰から下や手足の冷え
- 顔がほてる
- 理由のない発汗
- 体が重い、だるい、疲れやすい
- 気持ちが不安定で何もする気がおきないときがある
治療としては
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- ホルモン補充療法 : 女性ホルモンであるエストロゲンを自律神経を整えて不調を改善する
- 漢方薬 : つらい症状を漢方でやわらげて体を慣らしていく (当帰芍薬散・加味逍よう散・桂枝茯苓丸・温清飲・半夏厚朴湯など)
- アロマ : 女性ホルモンの先生が作ったアロマオイルで女性特有の悩みタイプ別に配合したアロマオイルというものがあります。
- サプリメント : エストロゲンににた働きをする大豆イソフラボンが有名ですね。実際には大豆イソフラボンが、腸内細菌によって「エクオール」という成分に変化しなければ 健康パワーを充分に発揮しにくいそうです。
1-5.迷走神経反射
ストレスや強いショックなどが原因で自律神経が乱れで心拍や血圧が下がり脳に十分に血液が送れなくなり、吐き気や汗がでるようです。他の症状としては、顔面蒼白、失神、めまい、熱感、寒気などがあります。
誘因材料としては、長時間立っていたり、採決、注射、怒り、激しい運動、脱水、睡眠薬、飲酒などが考えられます。
1-6.急性胃腸炎
急性胃腸炎(きゅうせいいちょうえん、英: acute gastroenteritis)とは、急性に発症する胃腸症状を主体とした症候群である。
殆どは感染性胃腸炎で、中でもウイルス性のものが圧倒的に多いが、一部に細菌性のものがある。病原体に汚染された食物が原因であれば食中毒であるが、例えば黄色ブドウ球菌のエンテロトキシンによる食中毒は、症状がウイルス性腸炎と極めて類似するため、急性胃腸炎と診断される可能性がある。
嘔吐は1日以上続くことは少ない。このため、症状が軽症であれば経口での水分摂取を薦めることで十分である。 関節などの痛みや高熱を伴う場合もあり、発熱性過換気症候群を併発したケースもある。 咳や鼻水を主たる症状とした、一般的な風邪とは異なり、重症となり入院するケースは少ない。 入院した場合には、通常の点滴による水分補給及びビタミン点滴による栄養補給を行い原則として絶食する。絶食によって腸管を休ませることが最大の治療であり、風邪と同じく特効薬はない。 通常、水性下痢が治まるまで点滴を行い、通常の食事を取って正常な便が出るまでに回復すれば退院となる。
Wikipediaより
1-7.自律神経失調症
自律神経は自分でコントロールのできない自動で働く神経で、活動優位の際に働く交感神経とリラックスモードのときに働く副交感神経で構成されている。生活習慣や不規則な生活やストレスによりこの神経のバランスが乱れさまざな体の不調が起こる。
症状としては
- 頭痛
- 耳鳴り
- 口の渇き
- のどの圧迫感
- 息苦しい
- 胸のつかえ
- 手足の冷え、しびれ、痛み
- 多汗、冷や汗
- 頻尿
- 生理不順
- 肩こり
- 関節痛
- めまい
- 不眠
- 不安 etc…
自律神経の乱れからさまざまな不調がおこることがあるのですね。自律神経を整えておくことで様々不調を予防することができますね。
2.吐き気の対処法
吐き気や汗はでるけれど、診察をうけるほどではなさそう・・とりあえず吐き気をなんとかしたいという場合には
- 衣服をゆるめ安静にする
- 薬 : 種類がたくさんあるので症状にあった薬を成分で選びましょう。詳しくはこちらに書いていますので、参考になさってください。
- ミント : ミントの香りをかいだり、タブレットなどを頂くとすっとして気持ちよくなりますね。
病気でなさそうであれば、日ごろからストレス解消につとめ自律神経を整えておくとよいですね。
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3.自律神経を整える方法
汗や吐き気の原因ともなりうる自律神経の乱れ。どのようなことにしたり、気を付けたらうよいのでしょうか?
3-1.ゆとりのある時間を作り好きなことをする
残業が当たり前で忙しい方もときには残業をしない日を作る。家事や育児で毎日目まぐるしい方も、たまには息抜きが必要ですね。家事を代行サービスなど頼む、人に任せる。割り切って時には楽をする。ということも必要だと思います。ある程度のあきらめは必要ですよね。
趣味がある方は趣味の時間を意識して確保すると良いですね。忙しいとつい趣味の時間は後回しになりがちですが、ストレスの対処法には好きなことをするのが一番ですから、趣味の時間をぜひ確保してストレスを軽減しましょう。
歌うの好きなかたはお風呂で歌ったり、一人カラオケなんていうのもいいですね。
3-2.規則正しい生活
規則正しい生活を送り、適度な睡眠をとることはストレスをためないためにも大事ですね。また朝陽を浴びることは自律神経を整えるのに有効です。朝おきたらカーテンを開ける習慣をつけて朝陽を浴びるといいですね。でも天候や季節によって朝は暗いこともあります。光目覚まし時計という便利なものもあります。こういうものもうまく取り入れて適度な睡眠をとり、ストレスに対処していきたいですね。
3-3.運動やストレッチ
運動は疲労を回復するのに必要な睡眠や栄養と並んで大切な要素の一つです。運動しよう、しなくちゃと思うとそれもストレスになってしまいますよね?まずは無理なく続けられるのが理想です。そのためにはジムに通うとか何かを習わないと・・というのでなく手軽に取り入れられるのが良いと思います。家でできるエクササイズや家でできるヨガなどでも良いですね。
普段エスカレーターを使っているなら、階段を使う。一駅手前で降りて目的地まで歩く。車での買い物を自転車に変更する。これくらいなら取り入れやすいですよね?
3-4.お風呂でゆっくりリラックスする
ついシャワーで済ませがちな方もきっと多いと思いますが、好みの入浴剤を利用して、ゆっくりと湯船につかるとストレス解消に役立ちますし血行も促進されますので寝つきもよくなります。
3-5.アロマ
アロマを試してみてはいかがでしょうか?今は¥100ショップで買えるものもあります。
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- ラベンダー : 心と体をリラックスする効果あり。安眠効果も。
- オレンジスイート : 気分を明るくする・リフレッシュ、リラックス効果
- カモミール : 鎮静作用があるのでストレス軽減に
- プチグレイン : 心を落ち着かせる効果があるので不安やプレッシャーを感じている方に
ほかにも女性向けの女性ホルモンの専門家が考案したアロマオイルなんていうのもあるそうですので、自分の悩みと好みで選ぶといいですね。
3-6.人と話しをする
誰かとたわいもない会話をしたり、自分の感じていること、悩みを相談すると、話しただけで楽になった、すっきりしたという経験がある方もいると思います。
話しを誰かにすることで、自分の考えがまとまったり、発見があったり、悩んでいることが悩みでなくなったり・・だれかと話しをすることはストレス解消に有効ですね。
4.まとめ
朝、通勤や通学の最中に吐き気や汗をかいたりしたら、パニックになりますよね。一番多いのは脳貧血の可能性ですが、ストレスが原因ということも多そうです。うまくストレスを軽減して自律神経を整えておくとよいですね。
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