暴れる引きこもりは家庭環境の影響が大きい。NG対応とは?

不登校や引きこもりを解決できず時間ばかり経ってしまい、親が正しい対応をできていないと、子供の状態が悪化してしまい、家庭内暴力となり、暴れだす子供もいます。

暴れると一言にいってもそれは様々な形となって表れ、親に暴力をふるうケースもあれば、物にあたって、壁を壊すなど、破壊行為の暴れるもあります。

最初は暴れていなかった不登校や引きこもりの子供たちが暴れるようになるのはなぜだと思いますか?

最初暴れていなかったということは、状況が悪化しているということにほかなりません。

まずは家庭内暴力や物を壊す、暴れると言った行動の心理について学んでいきましょう。

きっとこの記事を最後まで読めば暴れる引きこもりの解決策がわかるはずです。

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暴れる不登校や引きこもりの心理とは

そもそも引きこもりや不登校に限らず「暴れる」に似た行為というのは子供のころに多少はあったのではないでしょうか?

そのときの子供は自分の思い通りにならない状態をなんとかしたいという気持ちを「暴れる」という行動で表しているというのは容易に想像ができると思います。

しかし子供が成長して暴れなくても言葉で意思表示ができるようになっているにも関わらず暴れる。

これはなぜだと思いますか?

引きこもりや不登校の心理について理解を進めていけば暴れる心理というのが見えてきます。

引きこもりや不登校を甘えだと捉え厳しく接し続ける親やご家族の場合暴れると言う形で子供が意思表示することがあります。

これは引きこもりや不登校の心理を理解していないということです。

なぜなら、彼ら引きこもりや不登校の子どもたちは好き好んで引きこもりや不登校になっているわけではないからです。

大前提として、この不登校、引きこもりの子供たちの気持ちを理解してほしいと思います。

引きこもりや不登校の子たちは共通して、繊細で敏感です。

他の人が傷つかないような言葉、行動で傷つくことが多く、生きづらいともいえます。

そのためそんな生きづらさ、怒り、悲しみを暴力、物を壊すなど暴れるという形で表現しているのです。

引きこもりは甘えという認識が解決を阻む

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暴れる原因

不安とストレス

不登校のまま引きこもりとなり、学校に行けずこの先どうなるのだろうという不安。

引きこもりが長期化して、親も歳老いてきているのに、親が死んだら自分はどうやって生きていくのだろうという不安やストレス。

これらの不安やストレスが増幅して、家庭内暴力や物を壊すなどして暴れるという形になっているのです。

不登校や引きこもっている子供たちは前述のようにこのままでいいなんて微塵も思っていません。

そのためなんとか引きこもりや不登校の状態から脱したいと思っているにもかかわらずできない自分への苛立ちから家庭内暴力や物を壊したりなど暴れるという形となってしまうこともあるのです。

一方で、引きこもりや不登校になる彼らは学校に行けないことや就職できないことで親へ申し訳ないと罪悪感さえ持っています。

しかしながら先のに見えない不安と恐怖が襲ってきた結果暴れるという形になってしまうといえるでしょう。

実際息子が不登校になったばかりの頃、熱はないのに頭痛がひどいことがありました。

当時不登校に関して理解のない私は熱がないのに、という気持ちと、すでに学校に行けなくなって数日たし、毎日横になって休んでいるのに、なぜまだ頭痛がするのだろうと思っていたので、おそらくそんな気持ちが表れた言動をとっていたと思います。

そんなとき息子は頭が痛いんだと大きな声でいいながら壁を蹴り壁が凹んだということがありました。

学校に行かなくてはいけないのはわかっているのに、行けない、そんな自分がもどかしい、腹立たしいそんなことが壁を蹴るという形で現れたのでしょう。

親への不満と恨み

実際に殺人事件にまで発展しているケースもありますよね。

「親のしつけが厳しくて腹が立った」とのちに犯人となった子供の供述。

不登校の親の特徴の記事にも書いていますが、不登校の親には過干渉が多いです。

親の敷いたレールに乗せられ、親の言うことを聞いていれば問題ないと育てられ、言うことを聞いてきたのに失敗してしまった。

話が違うじゃないか!という怒り。

親の敷いたレールに乗ったけれど、本当はやりたいことがあったのに・・と言う不満や恨み。

また常に指図されて育ってきて何か意見を言おうものなら親の権威のもと威圧てきな言動をとり、子供を押さえつけてきた場合子供はその不満やストレスを積み重ね、恨みとなり、それが引きこもりや不登校そして家庭内暴力や物を壊したり暴れるという行動となっていることがあります。

実際の話で手を付けられないほど暴れる引きこもりのいるご家庭に第三者が介入し、子供と話をしたところ、子供が親を恨んでいるケースというのは実に多いそうです。

子供のためを思って親はこのほうがいい、こうしたほうがいいと言いがちですが、それが子供の意思に背くものであれば、少しずつ怒りとなってため込まれてしまっていることがあるのです。

また夫婦仲が悪い場合にも親への不満から暴れることがあります。

仲が悪いのにどうして結婚するんだ?

仲が悪いのにどうして自分を生んだんだ?

こんなことから「生まなければよかったのに」と言う子供もいます。

親としてはショックですが、これはよく考えると子供のほうがもっとショックなのです。

なぜかと言えば引きこもりや不登校でいる自分はただでさえ未来が明るくないのに、身近にいる大人が喧嘩ばかりしている。

不満や愚痴ばかり言っている。

そんな大人たちを見て大人になりたくない、将来に希望が持てないと思うからです。

そんな希望の見えない将来、世の中になぜ自分を誕生させたのかと・・

親も人間ですから、感情を子供に出したり、つい愚痴や配偶者の不満を漏らすこともあると思いますが、このような言動で子供自身が傷ついてきたのです。

その積み重ねが不登校、引きこもり、暴力、物を壊すなど暴れるという行為となってあらわれてしまっているといえるでしょう。

よく暴れる不登校や引きこもりの子供たちが言うセリフ「こうなったのはお前たち(=親)のせいだ」というのはこういうことだと思います。

引きこもりや不登校の子どもたちの心理や暴れることの原因がわかったところで、どのようにして不登校や引きこもりから抜け出し暴れないようにしたらいいのでしょうか?

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暴れる不登校・引きこもりの解決策

不登校、引きこもりの問題に対していままで何も手を打ってこなかった方、どこにも相談をしてこなかった人は専門家に相談したほうがいいですね。

特に大人の引きこもり、暴力の場合には専門機関の助けが必要となるでしょう。

不登校生の軽度の暴れる行為の場合

不登校生ということはまだ成人していない年齢ですね。

そうは言っても体が大きくなってきていて、物を壊すなどの暴れる行為でも親は恐怖を感じると思います。

程度にもよりますが、これは親の対応の仕方を変えるだけで解決できる場合があります。

その場合にも自己流でするよりも専門家にアドバイスを受けるほうがよいでしょう。

誤った対応をし続けると不登校の解決ができないだけでなく、引きこもりとなり、本格的な暴力へと発展してしまう可能性があるからです。

親がカウンセリング・相談を受け対応を学べば不登校は解決します。

物を壊す・家庭内暴力が日常茶飯事の場合

この場合の引きこもりや不登校の暴力の場合にはただちに第三者の介入が必要です。

具体的な対応策は

  • 子どもに一人暮らしをさせる
  • 引きこもり専門機関の仲介
  • 引きこもり支援機関に預ける
  • 警察に相談する

何気ない親の言動で火がつき事件をおこしたり、暴力が行き過ぎて、生命を奪われる危険性さえあります。

暴力や物を壊す行為がひどく緊急性がある場合には親が避難することが必要です。

まずは引きこもりの専門機関に相談をしましょう。

すでにお分かりになったように、親への不満、怒りが大きいケースが多く暴れてしまって親とは話すらできない状態だと思います。

子供もなんとか引きこもりや不登校から抜け出したいと思いながらも自分ではどうしてよいのかわからない状態です。

そんなときに彼らの葛藤や気持ちに理解のある第三者が入ることで、救われると思う子供たちもいます。

話をしたくても親は理解がない、自分の意思に関係なく親の敷いたレールに乗せようとしたり、こうあるべきだと正論を押し付けてくるだけ。

これでは子供は反発するばかりです。

自分たちだけで解決するのも限界があります。

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暴力があってもこれだけはダメです

目には目をといって、親も暴力をふるうというのは論外です。

もし親が日常的に躾と称して暴力をふるっていたのであればそれはあなたの姿を見て子供が学んだものが連鎖した結果といえます。

暴力はどんなことがあってもいけません。それは言葉の暴力も同じです。

そして暴力が親におよび、家の中のものを壊しまくって、暴れて手がつけられないといって、病院に入院させようとする親がいます。

お気持ちはわかりますが、本人が納得していない場合や本人の意思でない場合にはやめておきましょう。

強制入院させられた不登校や引きこもりの子供たちはすでに絶望を感じているのに、親から見捨てられた、見放された、と感じ、とどめをさされた気持ちになってしまいます。

これはもう乗り越えることが難しい絶望感といえるでしょう。

中には自分でも暴力や暴れてものを壊すことをなんとかしたいし、入院させてほしいと自ら言う引きこもりや不登校の子供もいます。

また暴力などがなくても家庭内不和があって、家の居心地が悪いと、自分から離れて暮らしたいから入院したいと願う子供もいます。

そういう場合であれば、入院することで、子供も変わり不登校、引きこもりから脱出できるケースもあります。

強制入院させるということは、親が勝手にそれがいいと決めて、入院することを押し付けていることになりますから、まさに過干渉ということになります。

本当に引きこもりや不登校を解決させたいのであれば、迷う必要はありません。

専門家の手を借りてください。

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まとめ

不登校から引きこもりになるのは男の子が多いといいます。

年齢を重ねるにつれて子供のほうが力も強くなり、体格もたくましく、暴れたり、暴力を振るわれると親も怖いと思います。

まずはその種は親がまいた可能性が多いにあることを自覚してほしいと願います。

そして暴力、暴れるなどがあるのであれば迷わず今すぐに専門機関の助けを求めましょう。

まだ暴力まで行かないけれど自分の対応が間違っているかと気になるあなたは是非カウンセリングをお申込みください。

具体的なアドバイスをいたします。お問い合わせフォームより、ご連絡ください。ご案内をお送りいたします。

相談を受けられた方の感想はプロフィールよりご覧になれます。

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