あなたの夫は家事をしますか?
共働きといえば家事は分担するものと思う方が大半だと思いますが、なかには夫が家事をしなくて辛いという奥様もいます。
なぜ夫は家事をしないのか?
奥様だけが辛い思いをせずに夫に家事をしてもらうにはどうしたらよいのでしょうか?
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目次
家事をしない夫
家庭環境の影響
家事をしない夫になってしまう原因として一番は育った家庭環境だと思います。
女性が家事をするものという思い込み。
それはおそらく夫の母が家事をして夫の父は家事を全くしないで亭主関白などという場合には夫は家事をしない、しなくていいと思っている可能性があります。
何かやろうとしても母親がそれを阻止し、あなたは男なんだから家事なんてしなくていいのよ。
こんな風に育ったのかもしれません。
また家事は男はしなくていいとまで言わなくても、何もかも先回りして家事に限らずしてしまう過干渉タイプの親のもと育っていれば、家事のやり方はもちろんわからず、家事をしようなんて発想はおそらくないのでしょう。
我が家の話ですが、主人の母はそれはそれは完璧な主婦です。
お掃除も行き届き、お料理も上手で、梅干しやお漬物をつけたり、手間暇かけてお料理をされる方です。
主人が子供の頃はお惣菜なんて買ったことないようですし、外食もあまりする家庭ではなかったようです。
何もかもお母さまが準備し、靴下を脱ぎ散らかしてもそれを洗濯かごに入れるのはお母さまでした。
そういう家庭のもと育った主人は、共働きになってからも「ゴミ出しなんて男は恥ずかしくてできない」と言いました。
今時そんなこと言ったら、女性は怒りますよね。
そして自分の服の整理を初めても途中で放り出し、ベッドの上に広げたまま放置されたこともあります。
でも結婚当初は専業主婦だったこともあり、主人の母を見習おうと私も頑張りましたが、いづれ共働きになってからもこのスタイルを貫きとおされてしまいとても辛い思いをしました。
私が残業で主人より遅く帰宅し、主人はソファで寝そべりベッドで横になっていて、私の帰宅後にお風呂に入りました。
それ自体は別になんとも思いません。いつも遅いし、早く帰った日くらいゆっくりしたいでしょう。
しかし、ようやく私が夕飯を食べようと座った瞬間、とても怖いどすの利いた声で「下着がない!」と叫ぶ声が聞こえました。
これを聞いて皆さんどう思いますか?
共働きだろが、専業主婦だろうが、下着位お風呂入る前に自分で準備しろよって思いませんか?
当時の私は怖くて言えずひたすら耐えてしまい辛いと思っていました。
うちの主人の家庭環境とは逆に母親が強く夫に命令をするような家庭でも家事をしない夫になる可能性があります。
それはそんな父親のようにはなりたくないという反発心から亭主関白になろうと思ってしまう場合です。
自分の父親は母親の言いなりで、家事でもなんでもさせられていたけれど、自分はそんな情けない夫になりたくないという歪んだ認知から家事をしない亭主関白な夫に憧れをもってしまうためです。
このように家庭環境の影響から夫が家事をしない人間になってしまうのです。
では夫が家事を進んでするようになるためには、どうしたらよいのでしょうか?
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家事の詳細等わからない
共働きだから夫も家事をすると言ってくれたのに、夫が家事をしないくて奥様が辛くなる・・
これは家事がどんなものがあるのかわからない。一言で買い物といっても、料理の買い物だけでなく、日用品も状況に応じて購入しなくてはなりません。
また料理一つでも場合によっては調味料もないかもしれないし、ラップも買わないといけないかもしれないですよね。
これをやってと言われた家事から派生するものが夫には想像ができない可能性もあります。
一人暮らしをしていたり、育った家庭環境が親が家事を手伝わせるような場合であれば、わかるかもしれませんが、そうでない場合にはお風呂掃除をしてといったところで、奥様は床も磨いて、浴槽と壁もと思っているのに、浴槽しか掃除しないなんてこともあります。
そのためそれで叱られるようなことがあると、次第に俺がやってもどうせ・・と思ってしまい、最初は共働きだし家事をするといった夫も次第に家事をしない夫になっていってしまうこともあるでしょう。
物理的な時間がない
ご主人の仕事によっては激務で、共働きだし家事もしようという意識があっても、毎晩終電の帰宅で時間がとれないということもあるでしょう。
でもやり方次第で夫にも家事を手伝ってもらえるのではないでしょうか?
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夫が家事をする方法
完璧を求めない
共働きで家事を分担し、夫が了承して始めても、途中でしなくなるのは、妻にも原因があることがあります。
それは自分と同じようにさせたいという支配欲求です。
夫がお皿を洗ってくれたけれど、汚れが残っていた。
買い物を頼んだけれど、自分が欲しいものと違うものを買ってきた。
完璧でないにせよ夫は家事をしないのではなく、分担した家事はしています。
しかし、妻からすると、自分の求めているレベルの家事をしてくれないために、小言が出たり、本当は家事はしてくれているのに、家事をしない夫という認識になってしまいます。
分担している家事をしないならともかく、やっているわけですから、そこは良しとしましょう。
またときには疲れて担当するはずの家事ができないということもあると思います。
そんなときは夫が家事をしなかったことを責めないという寛容な心も必要です。
夫の家事が自分の求めるレベルでないからと非難したり、責めたりしたらやる気を失ってしまいます。
家事の見える化
どんな家事があり、風呂掃除と言ったら、こことここをどのように掃除をするかまでリスト化します。
お風呂掃除は平日は浴槽だけでOKとか、休日は床や壁も磨くなど、細かく家事をリスト化すれば、やり残したことがあり、妻が不満を持つこともなくなり、夫もわかりやすいため家事をしやすくなります。
夫の家事を認め感謝する
共働きなんだし、分担した家事をするのは当たり前こんな風に思っているのではないでしょうか?
当たり前と思ってしまうと、感謝の気持ちや認める気持ちというものが薄れていきます。
夫が家事に取り組んでいたら、進んで「いつもありがとう」「助かるわ」「それもやってくれたんだ」と家事をしていることを認め、感謝の意を伝えましょう。
次第に夫も妻にたいしてしてくれて当たり前と思っていたことでも感謝をするようになるはずです。
そうすると相乗効果で、お互いがハッピーになり夫婦円満にもつながり、ひいては子供にも良い影響をもたらします。
明確な目標
男性の場合、仕事のように明確な目標があると、頑張れるといいます。
家事にも明確な目標を持たせてみるというのも一つの方法だと思います。
〇じには出かけたいから、これを〇じまでに終わらせない?私は○○をやっちゃうから。
と二人で協力して、家事をこなす目標設定をするのです。
他にも、このこびりつきなんとか落とせないかしら?力入れないとできないのよね?と頼るということも良いと思います。
女性の力では無理だけれど男性なら簡単にできる、男性ならではできることを任せる。
こんなちょっとした頼み方の工夫も夫の家事に対するやる気を引き出すことにつながるかもしれません。
命令しない
「~して」「~まだやってないよ」と言われるのと、「悪いけど、○○してくれない?」と言われるのとでは大違いですよね。
後者のほうが夫が家事をしようという気持ちになれるはずです。
共働きであれば、自分が家事で忙しいときに、夫がやるべき家事をせずゲームばかりしていたらイライラしてくるのも当然です。
「~してくれたっていいじゃない!」「なにゲームなんてしてるのよ!」と思うでしょう。
しかしここはしたたかに、自分が上手になりましょう。
ちょっとした工夫ですが、家事をして当然という態度でなく、お願いという言い方に変えたら夫も家事をするのではないでしょうか?
そして時には夫が担当する家事であっても一緒にしようという提案も夫が家事をするにはいい方法だと思います。
褒める
家事をしても当たりまえというのでなく、時には夫のほうが上手に家事をこなすこともあると思います。
「この間作ってくれたハンバーグ私が作るよりもおいしかったからまた食べたいわ」
「お風呂掃除私がするよりもぴかぴか」
こんな風に自分よりも家事を夫のほうが上手にできていたことを褒めると、夫もじゃあその家事は自分が担当しようか・・ということになりそうですよね。
そして時には子供がそれをしてくれたら夫はとてもうれしいと思います。
「パパの作るハンバーグおいしい」なんて言われたら夫も頑張って家事に励むのではないでしょうか?
思いやる気持ち
本当は自分が担当するはずの家事であっても共働きであれば、急な仕事が舞い込み予定の時間に帰れず、夫にしてもらいたいという場面もあるかと思います。
そんなときは早く帰れる夫が家事をして当然と思ってはいけません。
「あなたに家事をさせてしまってごめんね。」「申し訳ないけど、お願い。」「とても助かるわ」
と申し訳ない気持ちを伝えた上で、家事をしてくれたら、きちんと感謝の意を伝えましょう。
やって当然という言動をされると誰でも気分がよくないですよね。
前述のようにうちのケースで言えば、「下着用意するの忘れたから、悪いけどもってきてくれる?」と申し訳なさそうに言われるのと、用意することが当たり前という前提で怒る口調で言われるのとでは大違いです。
同じ家事をするにしてもできるなら気持ちよくやりたいのは夫も妻も同じです。
相手に思いやりの心を忘れずに共働きだからこそ、気持ちよく夫も妻も家事をできるようにしたいですね。
自分のことは自分で
それでもなかなか家事をしない夫には、せめて自分のことは自分でしてもらいましょう。
お茶もってきてくれる?と言われても自分でさせる。
○○買っといてと言われても自分で買いに行かせる。
夫が担当するはずの家事をしないからと言っても妻はせず放置する。
たいていの奥さんは夫が家事をしないと、仕方ないなと思ってやってしまっているのではないでしょうか?
そしてそれが続くと積もり積もって辛くなってしまいます。
時には家事を放置してみてもよいのではないでしょうか?
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あなたが辛くならないために
共働きなのだから夫も家事をする。
そう決めたのに夫が家事をしなくて辛いあなた。
自分だけが頑張ればいいかと夫の分の家事もして辛い思いをしてしまうのはやめましょう。
最初はまあいいかと思っていても気づいたら次第に自分が夫の分の家事をするのが当たり前になっていて、夫は何も家事をしない・・なんてことになってはあなたが辛いだけです。
そして夫も妻が家事してくれるからいいやと思い、妻が家事をするのが当然と思ってしまうかもしれません。
前述のように言い方を工夫し、認め、感謝も伝えて家事をしてもらいましょう。
あなたが辛いと次第に夫婦関係も悪くなり、子供にも影響したり、離婚にもつながりかねません。
家事に限らず、私は夫へのちょっとした不満を伝えることができず、自分さえ我慢すればいいやと過ごしてきました。
しかしその小さな積み重ねでとても辛くなってしまい、ストレスから顔面神経麻痺になりました。
病気を患ってからは、言いたいことは夫に伝えようと、取り組んできましたが、弁のたつ主人には叶わず、最終的には主人がいる週末になると熱を出し、平日は熱は出ないというように、身体症状がでるようになってしまいました。
この経験からも、夫が家事をしないことで、不満をもっていても自分がやれば、自分さえ我慢すれば・・というのは大変危険です。
些細な不満も積もり積もれば大きくなります。
是非前述の夫に家事をさせる方法を参考にお互いが不満なく家事をし夫婦円満でいてくださいね。
そして時には家事代行サービスを利用したり、ハイテク家電を導入して夫婦の時間を持つことも円満な方法ですね。
まとめ
共働きであれば、程度の差はあっても夫にも家事をしてもらいたいですよね。
家事をしない夫に不満を募らせて辛くならないように、うまく夫に家事をさせる術を身に着けたいものですね。
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