朝の仕事前仕事に行きたくないときの吐き気・倦怠感の原因は?

朝、会社に行く際仕事前になると仕事に行きたくないからか必ず吐き気を催す・・なんて方はいますか?もしくは学校に行く前に行きたくないというきもちから吐き気が・・という方もいるでしょう。その吐き気はストレスからきているかもしれないですね。ストレスチェックをしてみてはどうでしょうか?

1.会社に行く仕事前の吐き気・倦怠感はストレス?

吐き気の原因として、病気からの吐き気、妊娠、暴飲暴食、寝不足、生活習慣の乱れなどが考えられます。でもどこにも原因が見当たらないという場合には、心因性の吐き気の可能性が高いと思われます。ましてや朝、会社に行く仕事の前になると仕事にいきたくないという気持ちからいつも倦怠感や吐き気が朝でてしまう、学校へ登校する前に行きたくない気持ちからいつも吐き気や倦怠感が・・というのはかなりの確率でストレスからくる自律神経の乱れと推測されます。

吐き気や倦怠感だけでなくストレスから自律神経が乱れさまざまな病気を引き起こすのは周知の事実。そこで労働安全衛生法に基づきストレスチェック制度というものができました。

2.ストレスチェックとは

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ストレスチェックとは

「ストレスチェック」とは、ストレスに関する質問票(選択回答) に労働者が記入し、それを集計・分析することで、自分のストレス がどのような状態にあるのかを調べる簡単な検査です。 「労働安全衛生法」という法律が改正されて、労働者が 50 人以 上いる事業所では、2015 年 12 月から、毎年1回、この検査を全 ての労働者※に対して実施することが義務付けられました。

平成27年12月より施行のストレスチェック制度は、定期的に労働者のストレスの状況について検査を行い、本人にその結果を通知して自らのストレスの状況について気付きを促し、個人のメンタルヘルス不調のリスクを低減させるとともに、検査結果を集団的に分析し、職場環境の改善につなげる取組です。

ストレスチェック(労働者の心理的な負担の程度を把握するための検査)制度の 趣旨・目的について

○職場のメンタルヘルス対策は、精神障害の労災認定件数が3年連続で過去最高を更新するなど深刻な状況。

○メンタルヘルス不調の未然防止のためには、①職場環境の改善等により心理的負担を軽減させること(職 場環境改善)②労働者のストレスマネジメントの向上を促すこと(セルフケア)が重要。

○このため、ストレスチェック制度を設け、労働者の心理的な負担の程度を把握し、セルフケアや、職場環 境の改善につなげ、メンタルヘルス不調の未然防止のための取組(一次予防)を強化する。 <メンタルヘルス対策の体系>(労働者の心の健康の保持

厚生労働省HPより

 

職業性ストレス簡易調査票(57項目) 厚労省HPより

https://kokoro.mhlw.go.jp/sp/check/

下記質問が上記サイトから答えられ、結果、アドバイスが得られます。

また下記についてグラフ化されます。

  • ストレスの原因因子
  • ストレスによる心身反応
  • ストレス反応への影響因子

 

A あなたの仕事についてうかがいます。最もあてはまるものに○を付けてください。

1.そうだ 2.まあそうだ 3.ややちがう 4.ちがう

1.  非常にたくさんの仕事をしなければならない

2.  時間内に仕事が処理しきれない

3.  一生懸命働かなければならない

4.  かなり注意を集中する必要がある

5.  高度の知識や技術が必要なむずかしい仕事だ

6.  勤務時間中はいつも仕事のことを考えていなければならない

7.  からだを大変よく使う仕事だ

8.  自分のペースで仕事ができる-

9.  自分で仕事の順番・やり方を決めることができる

10. 職場の仕事の方針に自分の意見を反映できる

11. 自分の技能や知識を仕事で使うことが少ない

12. 私の部署内で意見のくい違いがある

13. 私の部署と他の部署とはうまが合わない

14. 私の職場の雰囲気は友好的である

15. 職場の作業環境はよくない(騒音、照明、温度、換気など)

 

16. 仕事の内容は自分にあっている

17. 働きがいのある仕事だ

 

B 最近1 か月間のあなたの状態についてうかがいます。最もあてはまるものに○を付けてください。

1.ほとんどなかった 2.ときどきあった 3.しばしばあった 4.ほとんどいつもあった

1.  活気がわいてくる

2.  元気がいっぱいだ

3.  生き生きする

4.  怒りを感じる

5.  内心腹立たしい

6.  イライラしている

7.  ひどく疲れた

8.  へとへとだ

9.  だるい

10. 気がはりつめている

11. 不安だ

12. 落着かない

13. ゆううつだ

14. 何をするのも面倒だ

15. 物事に集中できない

16. 気分が晴れない

17. 仕事が手につかない

18. 悲しいと感じる

19. めまいがする

20. 体のふしぶしが痛む

21. 頭が重かったり頭痛がする

22. 首筋や肩がこる

23. 腰が痛い

24. 目が疲れる

25. 動悸や息切れがする

26. 胃腸の具合が悪い

27. 食欲がない

28. 便秘や下痢をする

29. よく眠れない

 

C あなたの周りの方々についてうかがいます。最もあてはまるものに○を付けてください。

次の人たちはどのくらい気軽に話ができますか?

1.非常に 2.かなり 3.多少 4.全くない

1.  上司

2.  職場の同僚

3.  配偶者、家族、友人等

あなたが困った時、次の人たちはどのくらい頼りになりますか?

4.  上司

5.  職場の同僚

6.  配偶者、家族、友人等

あなたの個人的な問題を相談したら、次の人たちはどのくらいきいてくれますか?

7.  上司

8.  職場の同僚

9.  配偶者、家族、友人等

 

D 満足度について

1.まあ満足 2.満足 3.やや不満足 4.不満足

1.  仕事に満足だ

2.  家庭生活に満足だ

 

3.吐き気・倦怠感の対処法

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吐き気の対処にはまずは衣服をゆるめて安静にする。これにつきます。そのうえで、胃薬を服用したり、ミントなどの香りをかいだりするのもすっとして気持ちがいいですね。

薬の選び方についてはこちらに書いてありますので、参考になさってください。

吐き気や倦怠感そのものをなくすにはそれが会社に行く仕事前の仕事にいきたくないという気持ちからくる吐き気であればストレスからくる自律神経の不調だと思われるため、ストレスをためないことが大切ですね。

ではストレスをためないために、また解消するのにはどのような方法があるのでしょうか?

4.ストレス解消して自律神経を整える

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吐き気や倦怠感だけでなくストレスからさまざまな不調がおきます。日頃からご自分にあうストレス解消方法をみつけておいて、自律神経を整えておきましょう。

4-1.ゆとりのある時間を作り好きなことをする

仕事で、残業が多くて忙しい方もときには残業をしない日を作り会社を早く退社する。家事や育児でバタバタしていても、たまには息抜きが必要ですね。

家事を代行サービスなど頼む、人に任せる。割り切って時には楽をする。ということも必要だと思います。ある程度のあきらめは必要ですよね。

趣味がある方は趣味の時間を意識して確保すると良いですね。忙しいとつい趣味の時間は後回しになりがちですが、ストレスの対処法には好きなことをするのが一番ですから、趣味の時間をぜひ確保してストレスを軽減しましょう。

歌うの好きなかたはお風呂で歌ったり、一人カラオケなんていうのもいいですね。

4-2.規則正しい生活

仕事のある日は規則正しい生活を送っている人もお休みのときは不規則になったり、また仕事の都合で不規則な生活を送っている方もいらっしゃると思います。休みだからと普段よりたくさん寝すぎると倦怠感を引き起こすこともあります。

適度な睡眠をとることはストレスをためないためにも大事ですね。また朝陽を浴びることは自律神経を整えるのに有効です。朝おきたらカーテンを開ける習慣をつけて朝陽を浴びるといいですね。でも天候や季節によって朝は暗いこともありますし仕事によっては朝おきるとも限りません。光目覚まし時計という便利なものもあります。こういうものもうまく取り入れて適度な睡眠をとり、ストレスに対処していきたいですね。



4-3.運動やストレッチ

運動は疲労を回復したり、倦怠感をなくのに必要な睡眠や栄養と並んで大切な要素の一つです。運動しよう、しなくちゃと思うとそれもストレスになってしまいますよね?まずは無理なく続けられるのが理想です。そのためにはジムに通うとか何かを習わないと・・というのでなく手軽に取り入れられるのが良いと思います。家でできるエクササイズや家でできるヨガなどでも良いですね。

普段エスカレーターを使っているなら、階段を使う。一駅手前で降りて目的地まで歩く。車での買い物を自転車に変更する。これくらいなら取り入れやすいですよね?

4-4.お風呂でゆっくりリラックスする

ついシャワーで済ませがちな方もきっと多いと思いますが、好みの入浴剤を利用して、ゆっくりと湯船につかるとストレス解消に役立ちますし血行も促進されますので寝つきもよくなり倦怠感も和らぐでしょう。

4-5.アロマ

アロマを試してみてはいかがでしょうか?今は¥100ショップで買えるものもあります。

    • ラベンダー : 心と体をリラックスする効果あり。安眠効果も。
    • オレンジスイート : 気分を明るくする・リフレッシュ、リラックス効果
    • カモミール : 鎮静作用があるのでストレス軽減に
    • プチグレイン : 心を落ち着かせる効果があるので不安やプレッシャーを感じている方に

ほかにも女性向けの女性ホルモンの専門家が考案したアロマオイルなんていうのもあるそうですので、自分の悩みと好みで選ぶといいですね。

4-6.人と話しをする

人と何気ない会話をしたり、自分の思っていること、悩みを相談すると、話しただけで楽になった、すっきりしたという経験がある方もいると思います。

話しをすることで、自分の考えがまとまったり、気づきがあったり、悩んでいることが悩みでなくなったり・・人と話しをすることはストレス解消に有効ですね。

5.まとめ

朝、会社に行く仕事前、仕事に行きたくない・・登校前にいつも吐き気や倦怠感・・これはきっと心因性のストレスから自律神経が乱れておきる現象だと思います。

普段からストレス解消する術を身に着けて元気に仕事や学校に行きたいですね。ストレスからくるものかどうか迷ったり気になるようでしたらまずは診察を受けることをおすすめします。

薬の選び方はこちらをご覧ください。

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