情緒不安定は病気?性格?心療内科を受診?精神安定剤は市販薬・サプリもあるの?

情緒不安定になる病気はあるのでしょうか?イライラなどの情緒不安定なときは心療内科を受診したらいいのでしょうか?それとも精神科?

でも心療内科や精神科に行くのはハードルが高いから市販薬の精神安定剤を試してみたい人もいるでしょう。

精神安定剤は市販薬やサプリメントもあるのでしょうか?

どのような種類の薬・サプリや病気があるのでしょうか?

薬剤師さんや看護師さんのご協力を得て集めた情報を含めてお伝えしていきたいと思います。

情緒不安定の症状

  • イライラしたり怒りっぽくなったりする
  • わけもなく涙が出る
  • 気分の浮き沈み

これらの情緒不安定な症状が性格と受け止められている人もいますね。それほどひどくなければ性格ですまされるのでしょうが、ひどくなると病気が疑われそうですね。

情緒不安定の症状だけで病気を疑うのであれば心療内科よりも精神科を受診するほうが良いかもしれません。

心療内科は主に心身症を扱うそうで、身体に疾患がある場合。精神科は心の症状といったらわかりやすいと思います。

情緒不安に伴って内科的病状がある場合には心療内科でよいようです。しかしよくわからなければ、心療内科などに直接電話をして問い合わせするのが間違いがないですね。

男性には理解しづらい生理前の情緒不安定の対策

 

情緒不安定な性格

情緒不安定な性格な人はどんな人でしょうか?

感情の起伏が激しい性格

イライラしていて怒ったと思ったら、泣いてみたり、感情の起伏が激しい性格だと、情緒不安定な人だなと思いますよね。

悲しみや怒りの度合が強いというのも情緒不安定な性格といえるでしょう。

怒りが激しく現れる性格のために、イライラして大きな声でどなったり、物にあたったり、また悲しさを表現するのに嗚咽するほど泣いたりするような性格の人は情緒不安定な性格ともいえます。

また感情的な性格ともいえるでしょう。

マイナス思考の性格

考え方がプラスでなくマイナスの方向にばかり考えてしまう性格の人はどうしても情緒不安定になりがちです。

そのため事実は違うのに、マイナスのループのはまってしまい、どんどん悪い方向に考え情緒不安定になてしまいます。

考えすぎてしまう性格ともいえますね。

感受性の高い性格

繊細で敏感な性格の人は何事にも感度が高く情緒不安定になりがちです。

繊細すぎるあなたはHSPかもしれません。HSPに関してはこちらの記事をどうぞ。

性格以外にも特徴と対策についてはこちらの記事に書いておりますので、参考にしてみてください。

情緒不安定になる病気

双極性障害(躁鬱病)

情緒不安定と聞くと真っ先に思いつく病気が鬱病ではないでしょうか?

うつ病はうつ状態だけですが、双極性障害の場合には躁状態を合わせ持つ病気です。詳しくは下記を参考にしてください。

双極性障害は、躁状態とうつ状態をくりかえす病気です。躁状態とうつ状態は両極端な状態です。その極端な状態をいったりきたりするのが双極性障害なのです。

気分の波は、誰にでもあります。幸せな感じがする時もあれば悲しい気分の時もあるのは当たり前です。嫌なことがあった時に落ち込んだり、楽しいことがあった時にウキウキしたりするのは、ごく自然なことで、病気ではありません。 でも、周りの人たちが「どうもいつものあの人とは違う」と気づき、「ちょっとおかしいのでは?」と思えるほどその気分が行き過ぎていて、そのために家族や周りの人が困ったり社会的信用を失うほどであったら、それは、双極性障害かもしれません。

双極性障害には、気分安定薬と呼ばれる薬が有効です。日本で用いられている気分安定薬には、リチウム、バルプロ酸、カルバマゼピンがあります。

厚生労働省 みんなのメンタルヘルスより

うつ病で生きづらい方の改善する方法はこちらをどうぞ

パーソナリティ障害

パーソナリティ障害は、大多数の人とは違う反応や行動をすることで本人が苦しんでいたり、周りが困っているケースに診断される精神疾患です。認知(ものの捉え方や考え方)や感情、衝動コントロール、対人関係といった広い範囲のパーソナリティ機能の偏りから障害(問題)が生じるものです。注意したいのは、「性格が悪いこと」を意味するものではないということです。

パーソナリティ障害の治療には、比較的長期にわたって患者と治療者が協力して努力を続けることが欠かせません。そこでは、どんなことが問題になっているのかということや、その対策について一緒に検討します。ここではとくに、患者が積極的に治療に参加することが大切です。
治療では、支持的精神療法、認知行動療法、精神分析的精神療法などの精神療法(orカウンセリング)が行われます。境界性パーソナリティ障害に対する治療プログラムが科学的に有効であることがわかり、効果の高い治療法も開発され、実際の治療に活かされています。
薬物療法では、感情調整薬や選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)少量の抗精神病薬がパーソナリティ障害の症状を軽くするのに有効であることがわかっています。また、合併しているほかの精神疾患の治療も重要です。

厚生労働省 みんなのメンタルヘルスより

ボーダーについてはこちらをどうぞ

適応障害

適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状がみられることもあります。
ストレスとなる状況や出来事がはっきりしているので、その原因から離れると、症状は次第に改善します。でもストレス因から離れられない、取り除けない状況では、症状が慢性化することもあります。そういった場合は、カウンセリングを通して、ストレスフルな状況に適応する力をつけることも、有効な治療法です。

情緒面行動面での症状に対しては、薬物療法という方法もあります。
不安や不眠などに対してはベンゾジアゼピン系の薬、うつ状態に対して抗うつ薬を使うこともあります。ただし適応障害の薬物療法は「症状に対して薬を使う」という対症療法になります。根本的な治療ではありません。つまり適応障害の治療は薬物療法だけではうまくいかないことが多いため、環境調整やカウンセリングが重要になっています。

厚生労働省 みんなのメンタルヘルスより

情緒面や行動面においては薬物療法も有効とのことですので、心療内科に処方してもらうか、市販で合ったものを購入してもうよいでしょう。

自律神経失調症

自律神経のバランスが乱れると全身の器官に影響がでる病気です。

情緒不安定の症状である、怒りっぽくなったり、イライラいしたりという諸症状は自律神経失調症の症状ともいえます。

毒親による鬱病やその他精神疾患についてはこちらをどうぞ

ホルモンバランスの乱れ

更年期の場合や月経の周期によりホルモンバランスが変わります。そのためにイライラしたり、情緒不安定という場合もあります。

情緒不安定と女性ホルモンについてこちらに詳しくかいております。

情緒不安定な際に医師に処方される精神安定剤

一般的には抗不安薬(精神安定剤)という薬が、情緒不安定の人向けに精神科や心療内科、一部の内科などで処方されるお薬です。

精神安定剤というのは現在では抗不安薬のことを示すようです。

具体的なお薬としては

  • ベンゾジアゼピン系抗不安薬(精神安定剤)
  • セロトニン1A部分作動薬(精神安定剤)

ベンゾジアゼピン系抗不安薬(精神安定剤)が主に処方されているそうです。

抗不安薬(精神安定剤)の種類はたくさんありますが、その違いというのは作用時間と薬の強さです。

わかりやすく表でまとめてみました。

抗不安薬(精神安定剤)の強さ

弱い 中程度 強い
グランダキシン(トフィソパム)
リーゼ(クロチアゼパム)
セレナール(オキサゾラム)
バランス/コントール(クロルジアゼポキシド)
ソラナックス/コンスタン(アルプラゾラム)
セパゾン(クロキサゾラム)
セルシン/ホリゾン(ジアゼパム)
メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)
デパス(エチゾラム)
レキソタン/セニラン(ブロマゼパム)
ワイパックス(ロラセパム)
リボトリール/ランドセン(クロナゼパム)
レスタス(フルトプラゼパム)

抗不安薬(精神安定剤)の作用時間

短い 中程度 長い
グランダキシン(トフィソパム)
リーゼ(クロチアゼパム)
デパス(エチゾラム)
レキソタン/セニラン(ブロマゼパム)
ワイパックス(ロラセパム)
ソラナックス/コンスタン(アルプラゾラム)
セパゾン(クロキサゾラム)
セレナール(オキサゾラム)
バランス/コントール(クロルジアゼポキシド)
セルシン/ホリゾン(ジアゼパム)
リボトリール/ランドセン(クロナゼパム)
メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)
レスタス(フルトプラゼパム)

この表を見ればどの抗不安薬(精神安定剤)が強くて作用時間が長い、または薬の作用時間は長いけれど、弱いなど、わかると思います。

いづれにしてもよく医師に自分の症状や情緒不安定な様子を伝えて自分に合う抗不安薬(精神安定剤)を処方してもらいましょう。

またここにはありませんが、てんかんの薬である「デパケン」という薬が、最近の研究では躁鬱に効果があるとわかってきたようです。

薬(精神安定剤)の副作用

  • 眠気
  • 抗けいれん作用

主なベンゾジアゼピン系の問題点としては、長時間もしくは多用してしまうと薬に対しての耐性ができてしまったり、依存してしまってないと不安になってしまったりすることがあるそうです。

複数の病気にかかっていることがあり、多数の薬を飲む必要がある人もいます。そのために肝臓が弱くなるもしくは薬の成分によって肝臓の影響があったりすることもあるようです。

薬漬けになるのは、避けたいところですが、しかし安定剤を飲まないと症状が出て大変なことも多く、医師も処方するのにある意味割り切りが必要だそうです。

少しでも異常を感じたり、不安があったらきちんとかかった心療内科、精神科、内科の医師に伝えて相談し、決められた用量、用法は守りましょう。

情緒不安定に効果が期待できる市販薬(安定剤)

大正製薬「レスティ錠」

「レスティ錠」は、9種類のハーブから抽出した抑肝散加芍薬黄連水製乾燥エキスが自律神経の乱れを整え、神経をおだやかにし、自然でぐっすりとした眠りをもたらします。眠りが浅い、寝つきが悪い、めざめ易いなどの症状をお持ちで、生薬による自然な効き目を望まれる方に最適です。日中眠くなるということもありません

大正製薬HPより

小林製薬「イララック」

イララックは、高ぶった神経を落ち着かせ、気持ちをおだやかにする医薬品です

植物由来の生薬エキスがイライラ感や神経の高ぶり(興奮感)を鎮めます

味が気にならない、服用しやすいカプセル剤です

小林製薬HPより

 

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イララック 20カプセル 【第2類医薬品】
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伊丹製薬「鎮静薬ウット」

効能:頭痛、精神興奮、神経衰弱、その他鎮静を必要とする諸症

伊丹製薬HPより

 

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佐藤製薬「パンセダン」

植物性の成分なので、習慣性などの副作用が少ない静穏剤

効能:いらいら感・緊張感・興奮感の鎮静。いらいら感・緊張感・興奮感にともなう頭重・疲労倦怠感の緩和。

佐藤製薬HPより

 

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全薬工業 「アロパノール 」

「なんとなく調子がわるい」、「疲れが抜けない」、「眠れない」。これらは、日常生活でのストレスによる緊張・イライラ・不安などの蓄積によって起きているかもしれません。
アロパノールシリーズはこのような神経症状を改善します。

全薬工業 HPより

こちらの薬の主成分は抑肝散という漢方薬で、精神科の医師も処方するときがあるそうです。

抑肝散は認知症の異常行動にも有効とされており、近年注目が集まっているとのこと。また元来小児用の処方ということで、大人も子供も用いることができるそうです。

抑肝散の構成生薬は、柴胡(さいこ)、茯苓(ぶくりょう)、朮(じゅつ)、甘草(かんぞう)、当帰(とうき)、釣藤鈎(ちょうとうこう)、川芎(せんきゅう)の7種からなり、この構成からみると体力的に特別虚弱で家から出ただけで寝込んでしまうというほどの虚弱者でなければ幅広く服用できると言えるでしょう。

全薬工業 HPより

 

 

 

安定剤の市販薬を使用する際も用法、用量はきちんと守り、情緒不安定の症状が改善しないなどの場合にはできるだけ心療内科などの医師の診察を受けましょう。

次に情緒不安定に効くサプリをご紹介したいと思います。

情緒不安定に効くサプリメント

情緒不安定というだけで、いきなり薬を服用するのは心配だわ。という方はとても多いと思います。

サプリメントならとりあえず試してみてもいいかもという方は多いのではないでしょうか?

ヌーススピリッツ

「ヌーススピリッツ」は、ストレスの多い今、 気分の沈みやイライラ、キレたり、目覚めが悪かったりなど、 深刻なメンタル面のツラさが続く時にチカラを発揮してくれるサプリメントです。

情緒不安定な症状改善にも役立ちそうです。

原料には天然素材である水溶性低分子キトサンを使用。 この原料はメンタル面をサポートするとして、 米国と日本で特許を取得している、他にはないサプリメントです。


口コミ

<良い口コミ>

10年前に欝病になり、なんとか立ち直り、上手に病気と付き合ってたですが…仕事の事で又悪化!病院の薬の副作用に嫌なったところ、サプリなどで改善出来ないかと探してた所、ネットでスピリッツに出会いました。飲む前はストレスから耳鼻科に行き仕事も見つけずに家に引きこもりでしたが、飲んで一週間も立たないのに目覚めの恐怖感もなく、耳の悩みも気にしなくなり、昔から鼻が悪かったアレルギー性鼻炎も最近?鼻を咬まない事に気付きました。自然に体の不調が改善して来てるのに気付きスピリッツ様々です。注文した時は調子が悪く商品を1日でも早く届けて欲しかった時に早々届けて頂きショップの方には感謝しております。今はスピリッツを飲みながらユックリと自分でお店をする準備が出来る様になりました。今の悩みは出来れば…スピリッツがもぅ少し安ければ有難いです。

40代女性

<悪い口コミ>

ストレスは緩和された。ただ、値段と商品が見合ってない

50代女性

 

口コミからすると、効果はありそうなサプリですが、価格との折り合いといったところでしょうか?

セロトアルファ

こちらのサプリは大麦発酵酵素の力で、脳から鬱や不眠を改善するそうです。不眠が改善されることで情緒不安定にも効果が期待できます。

セロトニンを増やせば症状は消え、鬱の治療薬のメカニズムにもなっています。

セロトアルファは脳内神経伝達物質を活性化させ、薬の副作用の心配もなく脳から鬱や不眠の改善が期待できます。


<悪い口コミ>

大麦発酵酵素で自律神経を整えるという考え方に惹かれて購入しました。
1袋飲みきりましたが、全く効果がなかったです。
ちなみに私はかなり重症の不眠症で、眠剤もあまり効かないレベルなので、健康食品では効果を期待できないのだと思いますが。

<良い口コミ>

改善したような変わらないような・・・はっきりとした効果はないですが、
でもすごく気持ちが落ちることは少なくなりました。

 

サプリメントはあくまでサプリメントであり薬でないため効果も人それぞれといったところなのでしょう。

しかし情緒不安定だからと安易に市販薬に手をだすよりは、サプリメントから気軽に試して効果がなければ、医師の診察を受けるという点では良いのかもしれませんね。

JJJBlend

ストレス社会に立ち向かう女性を力強くサポートするサプリメントです。

しかしながらストレスと言っても人によって様々な形があります。 リラックスしたい時、ここ一番頑張りたい時、毎日の生活にふと疲労を感じる時、そ んな時それぞれ使い分けられるように3タイプあるようです。

そしてデザインが素敵です。あなたはどのタイプが合いそうでしょうか?

情緒不安定なあなたには下記のBlend101がよさそうです。

Blend101 : 不安を感じやすい。夜ぐっすりできないときはこのサプリがいいようです。

情緒不安定なあなたには101のサプリが向いていそうですが、その他ストレスに有効なサプリがタイプ別に用意されているとのことです。

201 はエネルギーが必要なときに有効なサプリ、そして301はなんだか活力がなく、ダメージをサポートしてほしいときに取ると良さそうなサプリです。

サプリの詳細は下記をクリックしてみてみてくださいね。


まとめ

情緒不安定とひとことに言ってもイライラや落ち込みなど症状はさまざまです。性格なのか、病気なのか・・

気軽にサプリメントから試してみるのか、薬剤師さんと相談して市販薬の安定剤を試してみるのか、はたまた心療内科で診察を受けて薬を処方してもらうのか・・

最終的には医師の診断を仰ぐのが一番ですが、心療内科や精神科はなかなかハードルが高いという人もいるでしょう。

市販薬の場合にはきちんと説明を読み、薬剤師さんと相談の上購入するのが良いですね。

その際にあまり効かないからと勝手に量や回数を増やしてはいけません。少しおかしい、効かないと思えば、速やかに心療内科や精神科の医師の診察を受けましょう。

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