辛い、苦しい、もう疲れた・・程度の差こそあれ、誰でも一度くらいこんな経験はあるのではないでしょうか?
私もあります。
自分のことでもそうですが、息子が不登校になったとき、本当は誰よりも本人こそが辛い、苦しい、もう疲れた・・そんな心境だったはずです。
でもその当時不登校に理解のない私は、辛い、苦しいもう疲れたと思い絶望を感じていました。
なぜ人は辛くなり、苦しくなり、疲れ果ててしまうのでしょうか?
それはあなたの性格、物事の捉え方に関係しているのではないでしょうか?
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目次
辛い・苦しい・疲れたと思う時
人間関係が上手くいかない
人と言う字は一人じゃないと良く言いますが、一人で生きていける人はいません。
そのため人間関係が上手くいっていないと辛い、苦しい、頑張って改善を試みてもうまくいかないと、疲れた・・となってしまいます。
特に家族や職場など身近で頻繁にかかわる人たちとの関係が上手くいかないときにはその辛さや苦しみも倍増し、疲れ果ててしまいます。
承認欲求が満たされていない
認めてほしいのに、認めてもらえるように頑張っているのに、認めてもらえない。
辛いほど頑張ったのに、認められず苦しいし、嫌気がさし疲れてしまう。
最初は頑張ることができるけれど、頑張っても頑張っても認めてもらえないため、苦しく、辛くなり、そして疲れ果ててしまうのではないですか?
いつも誰かの評価を得ようと思っていませんか?
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~すべき・~であるべきなどの思い込み
あなたは真面目で、常に物事に対して、これはこうあるべきという「べき」を持ってそれに向かって努力するタイプではありませんか?
- 母親だから常にお料理は手作りにするべき
- 専業主婦だからみんなより早く起き、寝るのは一番遅く
- 男は弱音を吐いてはいけない
- 学歴は高くなくてはいけない
- 子供は親が管理すべき
- 困難があっても人に頼ってはいけない
- 何事も逃げてはいけない
- 結婚するにはお金を貯めなくてはいけない
- 人生設計をきちんとたてなくてはいけない
- 自分にはこれはできない・やれるわけない
人により~すべきという概念は異なります。
またできるわけないというのは自分で自分の限界を決めつけ自分の能力を否定してしてしまっているのです。
ひと昔前であれば、男は我慢、涙を見せてはいけないなどというひともいたでしょうし、土地柄そういう風潮があるという地域もあるでしょう。
この~すべきという概念が強いと、それを自分ができないときに辛く、苦しく、疲れてしまうということになってしまいます。
またこの~すべきが強いと、相手にもそれを求めてしまい、家族が自分が思う~すべきに当てはまらないと、なんとか相手をコントロールしようとしてしまいます。
そしてそのコントロールがうまくいかないと、相手も辛く苦しくなるでしょうし、自分もつらく苦しく思い通りにならない事態に疲れてしまうのです。
- 思春期の子供が親にむかって反抗的で態度が悪い
- 部下が思い通りに動いてくれない
- 妻が家事をおろそかにする
- 夫が育児を手伝ってくれない
- 彼女や彼氏が自分のことをわかってくれない
このような家族、仕事、恋愛などの悩みからの苦しみも、実はあなたの中に~すべきという考えがあるからなのです。
そして~すべきが強ければ強いほど、自分も辛く、苦しく、疲れてしまいますし、相手も同じです。
不登校などは誰でも学校に行くのは当然、当たり前と思っているからこそ、実際に学校に行けず不登校になる子供は、苦しくつらくても頑張り続けた結果疲れはて、不登校になってしまうのです。
本人も学校に行かないと行けないとわかっているからこそ、辛くて苦しいのです。
その人の考え方というのは家庭環境が大きく起因している可能性があります。
比較と勝ち負け
あの人は上手くいってるのになぜ自分はうまくいかないのか?
成績は同じくらいなのになぜかあの人のほうがみんなから頼りにされている。
同じ学校を出て同じ会社に就職したのに、あの人のほうが評価されているし、充実して幸せそうだ。
人との比較によって、自分のほうが劣っていると感じてしまうと、苦しくなり、次第に辛く疲れてしまうことがあります。
そもそも劣等感というのは、劣等と感じていることであり、事実劣っているとは限りません。
自分で自分を劣っていると評価して、辛く苦しく疲れてしまっていませんか?
勝ち負けにこだわってしまっている場合には、逃げたら負けだという観念から、頑張り続けてしまい、気づくと辛く、苦しくなっていて疲れてしまうということもあると思います。
現実に、はたからみるととても学力が高くエリートと呼ばれる人でも、更に上を目指したり、家族が同じようなエリート集団であると、更なる上を求められ、苦しんで辛くなって疲れたという方もいます。
自分だけでなく家族が~あるべきというものを強く持っていると、他の考え方や価値観もあるのに、その価値観にとらわれて苦しく、辛くなって、最終的には疲れ果ててしまうのです。
投影とは何か?他人の評価を気にしすぎると自己否定する人から抜け出せないの記事はこちら
自己肯定感が低い
また自己肯定感が低い場合には、生きているだけで、苦しいと感じたり辛くなったり、疲れ易い傾向にあるようです。
特におおきなイベントがあるわけでもないのに、ただいつものように学校に行く、職場に行くそれだけで辛い、疲れると感じてしまうのです。
なぜなら自己肯定感が低いため、それを補おうと頑張りすぎてしまってエネルギーを過剰に使っているからではないでしょうか?
さてここまでで苦しくなったり、辛くなり疲れ果ててしまう原因がわかったところで、どうしたらあなたは楽になれるのでしょうか?
自己否定や他者否定の心理の記事はこちら
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辛さや苦しみから解放され楽になる方法
こころの在り方
まず気づいてほしいのは、あなたが辛くなったり、苦しくなり、しまいには疲れたと感じてしまうのは、色々な原因があるようで、本当はあなたの心の在り方次第だということです。
どういうことかと言ったら、物事の見方、捉え方を変えればあなたは同じ問題に直面しても苦しくなったり、辛くなったり、疲れたりしないということです。
もちろん簡単にはできないかもしれませんが、問題を認識し、気づき、捉え方を変えていくということを繰り返ししていくうちに変わることはできます。
実際に同じ問題が直面しても捉え方は人それぞれです。
離婚や別居と聞くとそれをネガティブに不幸ととらえ、悲しみ、苦しみ、辛さを感じる人もいれば、新たな門出、新たな幸せ、と感じることができる人もいます。
当初息子が不登校になった時、私は辛く、苦しく、絶望を感じ疲れ果ててしまっていました。
まず、不登校というのは親にとっても問題になりえますが、本当は本人の問題だということです。
成人した子供のことであれこれと悩んで気をもみ、辛くなってしまっているお母様をよくお見受け致しますが、それは当人の問題なのです。
そして、不幸と思えるようなピンチであってもそれはその人のとらえ方と行動次第でチャンスに変えられるのです。
私の場合であれば、不登校という事態をきっかけに夫婦関係、家族の関係性に問題点を発見しました。
息子の不登校を受け入れ、捉え方を変えていくことで、ピンチはチャンスとなりました。
不登校があったから心理学の勉強をし、資格を取ることもできました。
そして心理を学ぶことで、私自身に色々な発見があり、この経験を活かすことでカウンセラーとしても活躍することができています。
また当初私は主人への不満があっても自分さえ我慢すればうまくいくと思い込み我慢をし続けていました。
その前にストレスから顔面神経麻痺になっていたにも関わらずです。
本当は顔面神経麻痺になったときに、関係性を改善していたら息子は不登校になっていなかったかもしれません。
しかし、過去は変えられません。気づいたのであれば実行です。
夫婦関係や家族の関係性を改善するために話をしましたが、主人の理解は得られず、改善できるどころか、私は病んでいきました。
主人は不登校に関しても理解を示さず、このことでも言い争いは絶えませんでした。
当時主人がいる週末になると、熱を出すのです。そして平日は元気なのです。
そこで、意を決して別居に踏み切ったのです。
もちろん主人は反対し、怒ってさえいました。
でも息子を守るためと思っていた私の言動が息子にマイナスの影響を与えていることに気づいたからには引けません。
この決断は勇気が必要でしたが、今はして良かったと心から思います。
お陰様で死にたいとまで言っていた息子は将来の希望をみつけ、不登校から抜け出しましたし、私も心身共に健康そのものです。
あなたのとらえ方次第でいかようにもあなたの好きなようにできるということです。
よく夫婦関係が上手くいかなくて悩んでいる方が別居や離婚ができないと言います。
なぜかと言えば、「経済的なこと」と答える人がほとんどです。
でもアルバイトでもなんでも仕事をみつけ、お金を貯めることはできるはずです。
仕事も選ばなければ正社員、契約社員、色々な形態で働けるはずです。
いまやPCひとつで家でも仕事ができる時代です。
自分だけでなんとかしようと思わなくても、離婚するまでは相手方に婚姻費用の請求もできるし、離婚後は養育費を請求できます。
調停であれば安価で夫婦間の問題を解決できます。
できないと自分で決めつけて動けないのであれば、あなたはその苦しみ、辛さから逃れられず疲れてしまうのは目に見えています。
この他にもドラえもんに出てくるのびたを思い浮かべてください。
0点のテストであってもへっちゃらで、怒られてもめげないあのメンタルのタフさを少しは見習いたいものです。
自分で限界を決めつけずに動いてみませんか?
物事の見方、捉え方を変えてみませんか?
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自己受容
~できない自分はダメだ情けないなどと自己否定が強く自己肯定感が持てないあなたは自分を許し現状の自分、つまりありのままの自分を受け入れましょう。
あなたが求めているレベル、ハードルは高くありませんか?
もう少し下げてみませんか?
最終的に自分の理想に近づけるように、少しずつ超えることができるハードルの設定にしませんか?
リフレッシュする
こころの在り方を変えることがあなたの今悩んでいる問題も問題でなくなり、苦しみや辛さから解放されるはずです。
時間がかかりそうであったり、どうしてもこの疲れから解放されたいというのであれば、まずはリフレッシュすることです。
こころの疲れは体の疲れとなり、全身が凝り固まってしまいます。
私は過度に緊張したりすると、とても肩が凝ります。
そのためマッサージに定期的に通っています。
以前心理の勉強をしていた際マッサージ師の方が結構多くいらしていました。
その時に『ロルフィング』という整骨療法を初めて知りました。
その施術を複数回受けることで、悩みも悩みでなくなったと治療を受けた方が仰っていました。
実際に施術した方も、通院当初は全身が凝り固まっていたけれど、バランスを整え、懲りをとっていくことで、身体の不調が改善し、最終的には悩みもなくなるのだとお話しされていました。
このように心の悩みは体の悩みとなってしまいます。
そのためマッサージをしたり、自分が心地よいと感じることをしてリフレッシュするというのがおすすめです。
悩んでいる時に体調が悪ければ考え方も悪い方向へ向かってしまいますが、身体の不調だけでもとれていれば、考え方も良い方向に変えやすいと思います。
NLPテクニック
あなたがなりたい状態を思い浮かべてください。
そうなりたい状態の時の、感覚を思い出してください。
視覚、聴覚、体感覚です。
今の状態からなりたい状態の感覚へと自分を導くのです。その状態に浸ってみてください。
このほか自分がリフレッシュできる方法、ストレスを溜めないご自分に合う方法を見つけて、今抱えている苦しさや辛さから解放されましょう。
まとめ
いかがでしたか?あなたが辛く、苦しく疲れてしまう理由について心当たりありましたか?
少しは楽になれそうでしょうか?
こころの在り方と考え方を変えるだけで、あなたの状態は変わります。
こちらの記事もご覧ください。
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