自己否定せず、自信を持つ子供になる7つの秘訣

自己肯定感が低い、自己否定をしてしまうという人は多くの場合には子供の時の家庭環境が影響しています。では自己否定しないようにするには子供の時にどのようなことに注意をしていけばよいのでしょうか?

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1.自己否定の心理は子供時代に作られる

子供の時にあまり褒められた経験がない。子どもの時に親から虐待をされたり、けなされたり、もしくは学校の先生から否定される発言をされた、子供の時に人と比べてあまり良い経験がなかったもしくは激しく否定された経験があったなど子供の時の経験から自己否定を起こしてしまう場合が多くあります。

例えば子供の時に親が褒めない、虐待する→自分がダメな人間だからだ→頑張ろう→でも認めてもらえない、褒めてもらえない、虐待は続くという悪循環が繰り返された場合には、子供がいくら頑張っても褒めても貰えず認めてももらえないということになりますから、言うまでもなく自己否定は強くなり、次第に無気力になってしまう可能性もあり、不登校やひきこもりになるおそれもあるのです。

また自己否定をすることによって褒められないのは自分がダメだからだと自分を納得させ、傷つくことを回避するための手段になっていることもあります。そのため知らず知らず自己否定をしていることさえあるのです。

2.自己否定の割合

左のグラフは東京都が平成20年度に実施した意識調査のグラフです。

小学6年生では自分のことを好きと半数以上が回答していますが、中学3年生になると、半数以下の子供が自分のことを好きとは思わないと回答しています。

 

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3.自己否定が強い子供の様子

  • 無気力
  • 勉強の理解が遅い
  • 暴力行為
  • 判断力の欠如
  • 遅刻・欠席が多い
  • 友人関係のトラブル
  • 不登校
  • ひきこもり

自己否定が強い子供は自分を肯定するために自分よりも弱い立場の者に対してにいじめや暴力をふるうことがあり、これは自分の尊厳を保つためと考えられています。

しかし暴力をふるったことで、そんな自分を嫌になり、さらに自己否定するという二重の否定をしてしまうほどに子供は追い詰められていることもあります。

そして前述のとおり、頑張りつくしても認められず自己否定が強くなった子供は次第に無気力となり、自分を守るために殻に閉じこもり、社会との接点をもたないように不登校、ひきこもりとなってしまうことがあります。

不登校の子供は学校に行けないことを悩むのはもちろんのこと、自分が学校に行けていないことで、親をどれだけ苦しめているか、心配をさせているか、そんな自分はダメな人間なんだと自分を追い込み自己否定しているのです。

4.自信を持ち自己否定しない子供になるには

子供が自己否定してしまう背景には親や社会の価値観とその子供との相違が起因しています。特に日本の場合にはみんなと同じということに美徳を生み出している面があるため、その漠然としたみんなと同じという枠から外れてしまったときに周囲の子供への対応、言葉などにより子供は自分はダメなんだという感情をもってしまうことがあります。

自信を持ち自己否定をしない子供になるには、家庭環境や学校、幼稚園などの環境も影響します。周囲ができる対応とはどのようなものがあるのでしょうか?

4-1.認める・褒める

り褒められた経験が少ないことにより自己否定が強くなり自信を喪失するので、些細なことも褒めるという意識を持って親が子供に接していけば親も自然と褒める習慣がつき子供は褒められることによって自己否定せず、自己肯定感が高められ自信がつきます。

そして認めるというのは子供そのものを認めるということです。たとえ親が思い描く人生でなくても子供がやりたいことがあればそれを受け入れて応援する。つまり親の価値観を押し付けずにありのままの子供そのものを受け入れて認めるということです。

良いところも悪いところも含めての人間ですから、悪いところも受け入れるということが必要です。しかもその悪いと思う部分はあなたの判断基準であって、他の人からしたらとても良いことの場合もあるということを覚えておくとよいです。

難しければよいところを見るようにするというのも1つの方法です。無条件で受け入れるということが自己否定せず子供が自信をつけるには大切です。

4-2.成功体験を積み重ねる

人は何かをやり遂げた時に達成感を味わい自信につながります。子どもの危険を回避してせっかく子供が何かやろうとしていることを親が先回りしてお膳立てしてしまうことがありますが、これはせっかくの自信をつけるチャンスを奪っていることになります。

たとえ失敗したとしてもそれができた時に充足感や達成感を味わい自信をつけることに繋がります。子どもの時の失敗はたくさんしておいた方が親が失敗を回避して成人するまで失敗せずいて、成人したとたん何か失敗して挫折するよりもずっと良いのです。

失敗するかもしれないとしても、子供がやりたいことを認め失敗を経て成功を経験するということが自己否定せず、自信を持てる子供になります。

そして何か成功したときに必ず「頑張ったね」「よくできたね」と褒める。そしてうまくいかないときにもその努力の過程を認める、褒めるというのがポイントです。親としては失敗することに不安があるかもしれませんが、見方を変えるとそれは子供を信じていないことになります。子供を信じるということも自己否定せずに自信をつけるには必要です。

結果だけを見て、できていないと判断を下してしまうと、頑張っても自分はダメなんだ。努力しても認めてもらえないんだ。努力するのは無駄だということになり、自己否定→無気力→ひきこもり という図ができあがってしまうのです。

4-3.前向きな言葉がけ

子供は「ありがとう」「すごい」「やったね」などと前向きな言葉を言われたら嬉しいものです。何か手助けしてくれたり、うまくできたことがあったらすかさず「ありがとう」「すごいね」など、前向きな言葉がけをしてください。

この積み重ねで子供はこういうことをすると感謝されるんだ。すごいんだ。と自信がつきます。特にありがとうの言葉は自分がその人の役に立ったことが実感できる言葉です。

できて当たり前、やって当たり前でなく感謝の気持ちを持つ。言葉がけはできるだけプラスの前向きな言葉がけをするということが、自己否定をせず、自信を付けるためには有効だと思います。

言葉がけについてはこちらの記事が参考になります。

4-4.𠮟り方

子供がなにか悪いことや失敗した時に親は叱ります。でもその判断基準とはどういうものなのでしょうか?多くの親はその親の価値観、基準のもとに善悪を判断し叱るはずです。でもその判断基準は常に絶対に正しいのでしょうか?

電車の中で騒いでいる子供に対してお母さんが子供に「あのおばさんに怒られるからやめよう。」「あの人に怒られたからやめなさい」と言って子供を叱っている光景を見たことがあります。

その価値観、判断基準は合っていますか?日本は公共の乗り物では静かにするというのがマナーとなっています。特定の人が怒るから騒ぐのをやめさせるのではなく、不特定多数の人に迷惑がかかるからやめるのです。

このように親の判断基準が常に正しいとは言えません。小さい子供であれば、「うるさくするのはお母さん嫌いだからやめよう」という言い方がわかりやすくてよいかもしれませんね。

ちょっとポイントがずれましたが、叱るときには行為に関してしかり、その子供の人格否定をしないというところが秘訣だと思います。飲み物をこぼした子供に「だからあなたはダメなのよ」なんていう叱り方をすると、自分はダメなんだととらえてしまって、何が悪いのか子供はわかりません。

この場合には親が子供を否定しているわけですから、当然子供は自己否定するようになってしまいます。

4-5.比較しない

親が高い評価をされたものだけしか認めない、評価をしない家庭環境で育った場合には常に子供は優劣におびえて過ごすことになります。例えば価格が高いものが常によいものとは限りません。安くてもよいものはあります。

学歴に関しても偏差値の高い学校に入ったひとだけが幸せになれるわけではありませんし良い学校とは限りません。むしろエリートな人ほど常にそのレールからいつ脱線するかとおびえ頑張っても頑張ってもゴールはなく常に高いところをキープしなくてはいけないという意識にとらわれて自分を見失って自己否定いる人が多くいるのも事実です。

子供にはその子供の良さがあるはずです、目に見える評価で優劣をつけるのではなく、その子供そのものを認めるというのが自己否定せず自信をつけるには必要なことです。

4-6.親の愛情を感じられれば子供は自信を得られる

小さいときから、たくさん愛情を注ぎ、抱きしめ、遊ぶ。子供が自分が親から愛されている。どんなときにも親は自分を支持し味方でいてくれる。そのような感情を子供がもつことができれば、自信をもって様々な困難にも立ち向かい頑張ることができます。

子供が自己否定をせずに自信をつける根底には親からの愛情が必要不可欠です。

4-7.第三者承認

人には承認欲求というものがあります。これは認めてもらいたいという欲求です。ですから、すごいね、ありがとうという言葉はとても嬉しく自信につながります。そして第三者から褒められるとますますその欲求は満たされます。

具体的には、お母さんが子供に「そういえば先生が○○が~できていたことをほめていたよ」という風に子供に伝えます。直接先生からほめれらるのはもちろん嬉しいのですが、このような言い方で褒められたことを伝えられるとますます自信につながるのです。

これは多用する必要はありません。自己否定が強いときなどには取り入れてみると良いでしょう。ただし嘘はいけませんよ。

5.まとめ

自己否定せずに自信をつけるため子供のうちからできることについて参考になりましたでしょうか?子供のときに些細な出来事がのちのちの自己否定にも自信獲得にもつながるのです。

生まれたときに自信がない子供なんていません。すべては環境が作り出していくものです。今日からでも遅くはありません。子供が自信をつけるために取り組んでみてはどうでしょうか?

適切な言葉がけについてはこちらの記事が参考になります。

こちらの記事もご覧ください。

絵から読み解く心理についてはこちらです

機能不全家族の影響から自己否定しているかもしれません。機能不全家族の特徴と影響についてこちらを参考になさってください。

夫婦仲が悪いと子供に与える5つの影響とは

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