情緒不安定などの不安を抑える薬として『デパス』というものがあります。
デパスはベンゾジアゼピン系抗不安薬・精神安定剤です。
デパスは心療内科や精神科はもちろん、その他の科でも処方される薬です。
今回はこのデパスについて知っておきたいと思います。
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情緒不安定にはデパス?
情緒不安定にはデパスが有効なのでしょうか?
デパスの効果・効能については下記の通りです。
神経症における不安・緊張・抑うつ・神経衰弱症状・睡眠障害
うつ病における不安・緊張・睡眠障害
心身症(高血圧症, 胃・十二指腸潰瘍)における身体症候ならびに不安・緊張・抑うつ・睡眠障害
統合失調症における睡眠障害
下記疾患における不安・緊張・抑うつおよび筋緊張
頸椎症, 腰痛症, 筋収縮性頭痛田辺三菱製薬会社HPより
- 抗不安
- 催眠作用
- 筋弛緩作用(緊張をゆるめる)
- 抗けいれん作用
簡単にデパスの効能を説明するなら上記の4つということになります。
お医者様によればデパスは抗不安薬として日本では一番多く処方されているのではないかということです。
それだけ優れているということは、副作用など注意することもあるのではないでしょうか?
次に注意点や副作用について確認していきましょう。
ちなみにデパスのジェネリック医薬品(デパスの特許期限が切れたあとに別の会社から売り出されるもの)としてはエチゾラムというものがあります。
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抗不安薬・デパスの副作用と注意点
依存性
情緒不安になるたびにデパスに頼ってしまう。ついつい不安になるとデパスを服用してしまう。
そして長期にわたってデパスを服用となると、依存性や耐性という問題がでてきます。
デパスなしでは常に情緒不安定というのでは困りますし耐性ができてくると効果がでなくなってしまいます。
倦怠感や眠気
筋弛緩作用や催眠作用もあるために感じ方によってはリラックスをとおりこして、だるい、眠いということになってしまいます。
効能と副作用は表裏一体ということですね。
注意点としては筋弛緩作用が強いのでお年寄りや足腰の弱い方などが用いるのには注意が必要です。
また筋弛緩の効果で緩みすぎて物忘れしてしまう・・なんていう副作用がでることもあるようです。
デパスを服用しはじめたらもの忘れするようになったという方はデパスの副作用かもしれませんね。
サプリに注意
トリプトファン配合のサプリやセントジョーンズワートなどをデパスと一緒に摂取するのは注意が必要です。
これらのサプリはデパス同様に情緒不安定やうつなどに効果があると言われているものです。
一緒に摂取することで急激にセロトニンが増えてしまい、かえって情緒不安定になったり、興奮しだしたりしてしまうことがるようです。
サプリだから大丈夫と安易に思わずに今まではサプリに頼ってデパスを服用するようになったけど、一緒に摂取しようなどとは思わないでくださいね。
デパスに頼らずに情緒不安定を解消するには
できればデパスなどの薬に頼ることなく情緒不安定が解消できれば一番ですね。
ただ、人によっては女性ホルモンのバランスの崩れからおこる情緒不安定の際にデパスを服用したら情緒不安定な症状が解消でき、憂鬱な気分が晴れて、とてもよかったというかたもいます。
デパスを服用するにあたっては、お医者様の指導のもと用法用量を守った上で使用するとよいですね。
そして徐々によくなってきたら、デパス以外で情緒不安定を解消するサプリや方法を見つけるのが良いですね。
情緒不安定になる根底にあるのはストレスということがほとんどです。
そのストレスを減らす工夫をする。ストレスを溜めないようにするということが情緒不安定の解消につながっております。
情緒不安定を解消する具体的な方法等については下記記事に詳しくかいておりますので、参考になさってくださいね。
こちらの記事に情緒不安定のイライラなどを解消する方法について書いております。
まとめ
情緒不安定などに効く、抗不安薬「デパス」についておわかりいただけたと思います。
デパスを服用する際には副作用や注意点を理解し、医師の指示のもと用法、用量を守って使用するようにしましょう。
こちらの記事もご覧ください。
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