登校拒否・不登校となって、なかなか元の学校には戻れそうにないし、状況を打破するためにも環境を変えてみたらどうだろうと考えた時に選択肢の一つとして留学があります。
学校へ行けていない登校拒否・不登校の状態に留学なんてして成功するのかと不安に思う方もいるでしょう。
では実際には登校拒否・不登校でも留学をして成功できるのでしょうか?
留学を成功させるためには条件があるのです。
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目次
1.登校拒否・不登校からの留学
息子が登校拒否・不登校の真っただ中の時、留学をしたらいいかもしれないと私自身考えたことがあります。
でも留学となると、費用も気になるし、なによりも今登校拒否・不登校なのに留学なんてできるのかという不安でした。
でも調べてみると、登校拒否・不登校の子供を受け入れると明記している留学があり、不登校向けのコーディネータもいるのです。
なかには親子で留学というのもあり、私自身興味がありました。
実際に不登校から留学を経て日本の大学に進学したり、海外の大学に進学されている人もいます。
どうしたら登校拒否・不登校でも留学が可能で成功すると思いますか?
2.登校拒否・不登校の留学は可能なのか
心機一転
登校拒否・不登校のままでいる自分に自信が持てず、絶えず罪悪感と戦っている子供は変わりたいと思っていますし、心の状態が満ちていれば、不登校を脱出するきっかけを探しています。
不登校から抜け出し、留学をすることで心機一転しようと考えるのです。
留学だけでなく、学年の変わり目の新学期や中学から高校に上がるときなど節目で子供はまた登校しようと考えています。
実際に息子も学年の変わり目初日というのはきちんと登校できていました。
その時に親や周囲の適切な対応があれば、きっともっと早くに登校拒否・不登校という問題は解決できていたのではないかと今は思います。
そしてご相談にのっている登校拒否・不登校の子供もたいていは学年の変わり目の初日やそこから数日は登校できるケースがあります。
なにかをきっかけに登校拒否・不登校を抜け出したいと思っているのです。
タイミングや条件が合えば留学は心機一転するきっかけとなり、不登校であっても留学は成功するでしょう。
環境の変化
留学するということは全く新しい環境に飛び込むことになります。
不安や苦労もあるでしょうが、海外であれば、日本ほど留年や登校拒否・不登校という固定観念にとらわれず、寛大です。
国にもよりますが、海外の場合には枠にとらわれずホームエデュケーションというスタイルもあるほどです。
これがあるからこそ、海外は不登校という概念がないところもあります。
環境の変化によって登校拒否・不登校になる子供がいるように、留学することで環境を変えて、その環境が合っていれば登校拒否・不登校も克服できる可能性があるということです。
また留学して親と離れるということが一番の登校拒否・不登校解決になることもあります。
どうして留学して親と離れると登校拒否・不登校が解決するのかというと、登校拒否・不登校になる子供の親が適切な対応ができていないことがあるからです。
登校拒否・不登校を受け入れられないためにいつまでも学校にはいつ戻れるのかと問い責める親。
特に過干渉タイプの親の場合の登校拒否・不登校の解決に留学するというのはよいきっかけとなるかもしれません。
過干渉な親、毒親な親・・具体的にどうしてそのような親がいけないのかというと、過干渉の親についてはこちらに、毒親についてはこちらに書いておりますので、参考になさってください。
自信がつく可能性がある
登校拒否・不登校であっても留学し、生活に順応することができれば、自信がつき留学は成功します。
この積み重ねで自己肯定感が高まり、一気に不登校・登校拒否のときの無気力なども一気に解消される可能性があります。
ただ逆にうまくいかずに留学を成し遂げられず帰国するケースもあります。
その場合には親をはじめ周囲が否定することなく、あなたはそのままでいいというありのままの状態を受け入れる姿勢が重要となります。
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3.登校拒否・不登校にはどのような留学があるのか
数年行くような一般的な留学の他にも下記のようなものがあります。
短期留学
まずはお試しで2週間からの留学というものがあります。不登校の子どもでも試しやすいですよね。
おそらく希望すれば期間についてはオーダーメイドできるでしょう。
不登校からいきなり長期留学は成功するか心配という場合には短期で一旦帰国できるという安心感を持たせるのも留学成功につながるかもしれません。
親子留学
子供がまだ一人で留学するには幼い場合には親子で留学するというプログラムもあります。
現地では別々のプログラムを受けることも可能です。
不登校の子どもがまだ小学生であったり、母子分離不安が強いなどの場合には親子留学であれば子供も安心して留学に踏み切れるかもしれないですね。
在籍している学校との提携留学
高校が留学先と提携していたり姉妹校になっている場合もあります。
私がいた高校では交換留学生の制度や夏休みに3週間ほど海外の姉妹校の寮に入り寮生活を体験し、ホームステイも体験できるというプログラムがありました。
夏休みの短期留学プログラムに参加しましたがとても貴重な体験でした。刺激をうけ価値観も変わるような体験ができるかもしれません。
また学校によっては提携している学校はなくても先生を帯同させて留学する制度があったり、留学したときに単位が履修できるようになっている学校もあります。
詳しくは在籍している学校にお問い合わせください。
費用については行く国にもより異なりますが、最近では費用の安いフィリピンの語学留学というのがとても人気のようです。
実際にフィリピンに親子で語学留学している方のお話しをきいたことがありますが、なんの問題もなく、費用も安いしおすすめと仰っていました。
また費用だけでなく気になるのは、現地でのサポートだと思います。
在籍している学校が関与している留学であれば、色々とお話しも聞けますが、その他はどうなのでしょうか?
登校拒否・不登校向けの留学を斡旋している会社によるときめ細かいサポートを提供しているとのことで、実際に登校拒否・不登校から自分を変えたくて留学したという方のお話しでは、最初はもちろん不安だったけれど、とても親切なサポートを受けられて良い経験をしたと仰る方が多いです。
留学を斡旋している会社に詳細を問い合わせて、実際に留学する際には細かく疑問点を解消しておくのが良いでしょう。
また留学後の事も考えて事前に現在所属する学校へ復帰した場合や、海外での進学などについても決めておかないまでも選択肢やその選択をする場合にはどのようにすべきかなどもあらかじめ確認はしておいた方が後で後悔することがないですね。
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4.登校拒否・不登校の留学を成功させる4つの条件
留学を成功させ不登校から脱出するには条件があります。
- 自己受容できていること
- 自己肯定感が高まっていること
- 心の充電が完了しメンタルが強化されていること
- 留学が本人の意思であること
このため留学を成功させるには上記条件がそろいタイミングが合えば成功します。
ただし、まだ全然条件が満たないのに、親が不登校を早く解決させたいと無理やり進路を迫ったり、留学させては成功しません。
たとえその場ひとまず留学できたとしてもまた不登校になったり、ひきこもりになる可能性があります。
留学を成功させ不登校を脱するためには上記条件がそろう必要があります。
親が適切な対応をすれば、条件が整うのが早くなり不登校解決を早められる可能性があります。
状況に応じた親向けの具体的なアドバイスしております。
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4.まとめ
登校拒否・不登校であっても留学して変わりたいという気持ちが本人にあれば留学することで変わることが可能です。
そして条件がそろいタイミングが合えば不登校から脱し、留学を成功させられます。
留学に限らずどんな選択も親が主導でなく本人が選択し、意思を尊重するということが必要です。
カウンセリングのお申込みはお問い合わせフォームからお願いします。不登校の接し方など親向けの具体的なアドバイスをさせていただいております。
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