出社拒否、登校拒否・不登校の症状は同じなのでしょうか?出社拒否や登校拒否の症状で腹痛や、頭痛、熱が出たり入院することがあるのでしょうか?
登校拒否・不登校の子供は大人になったら出社拒否になってしまうと思いますか?
出社拒否と登校拒否・不登校の関連性についてもみていきましょう。
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目次
1.登校拒否・不登校の症状
登校拒否の症状というは個人差があり、人それぞれですが、主には下記の通りとなります。全く当てはまらないひともいれば、複数当てはまったり1つだけの人もいると思います。
身体症状
- 腹痛
- 頭痛
- 発熱
- 吐き気
- 嘔吐
- 下痢
- 元気がない
- 頻尿
- 睡眠障害
- 倦怠感
- 爪を噛むなどの癖がひどくなる
- 言動が乱暴になる
この中でも断トツに多いのが腹痛や頭痛だと思います。どこも悪くないのに、腹痛や頭痛が起きて学校に行けないという子供が多いのです。
心理症状
-
- 無気力
- 登校しなくてはいけない、けれど体が言うことをきかずに葛藤している状態
- どんよりと重たい気分
- 登校できない自分に嫌悪感、罪悪感を抱いている
- 学校が怖い場合もある
- 登校拒否・不登校である自分を自己否定し情けない気持ち
- 将来への不安
2.出社拒否の症状
頭痛などの出社拒否の症状も登校拒否・不登校の症状と酷似しています。出社拒否の場合には社会人なので大人である分、理性で出社していても知らず知らず我慢し、限界を超えたときに起きていると考えられます。
もちろん登校拒否・不登校の場合にもいかなくてはいけないという気持ちがあるので、理性である程度カバーしなんとか登校しているのですが、子供な分、素直に身体症状が出やすくなっているのではないかと思います。
身体症状
- 腹痛
- 頭痛
- 発熱
- 吐き気
- 嘔吐
- 下痢
- 頻尿
- 睡眠障害
- 倦怠感
- 動悸
- 過呼吸
- 食欲不振
- めまい
- イライラが募る
登校拒否・不登校同様に一番多い症状は頭痛や、腹痛だと思います。他のどこも悪くないのに、頭痛や腹痛がおこり、会社に行けないという人が多いのではないでしょうか?
心理症状
- 出社しないといけない、けれど身体が言うことを聞かないどんどん日にちが経過し焦る
- 支度をしようとすると苦手な上司や同僚の顔が浮かび会社が怖いという心理に陥る
- このまま具合がよくならないのではないかと悲観的になる
- どうして自分は会社に行けないのかと自分を責める
- 特定の人が怖い、もしくは会社全体が怖いという意識になってしまう
- 今後のことを悲観し不安に襲われる
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3.登校拒否・不登校で入院できるのか?
頭痛など登校拒否・不登校の諸症状や、登校拒否・不登校を克服させるために自分達ではどうにもならず入院させたいとお考えの親御様がなかにはいるようです。
実際にはどうなのかと言うと確かに入院できる病院はあります。たいていは思春期外来や似たような名前の診療科のある病院への入院となります。
治療としては
- カウンセリング
- 精神分析療法
- 家族療法
- 薬物療法
などが主な治療のようです。また病院によっては院内で授業を受けることが可能で、レクリエーションなどもあるようです。
実際に入院したことで、母子密着、過干渉だった場合に、子供と必然的に離れることとなり、親自身が関係性の見直しや冷静に自分の対応を振り返ることができ、親が変わることができたと仰る方もいます。
入院と聞くと深刻な印象を持ち、また世間からは精神的に病んでいるかのようにみられるなど、人の目も気になる方がいるようですが、場合によっては入院することも選択肢にはなると思います。
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4.登校拒否・不登校と出社拒否の関連性
登校拒否・不登校になった人は必ず出社拒否になるのかといえば、決してそうではありません。
しかし登校拒否・不登校と出社拒否の症状はほぼ同じです。そのことからも登校拒否・不登校、出社拒否になりやすい性格、や傾向というものはあるといえるでしょう。
登校拒否・不登校をしっかりと克服していれば、挫折や失敗に対しても克服できるメンタルができてきているはずですので出社拒否とはならないと思います。
しかしきちんと克服せずなんとなく登校できた。でもまた休んだりもして、そのまま就職という場合には出社拒否の陥ることもあります。もちろん登校拒否・不登校の根本解決ができていない場合には就職すらできずひきこもりとなってしまっていることもあります。
また何とか就職できても1日も出社せず出社拒否となり、そのまま退職させられてしまうというケースもあります。
登校拒否・不登校や出社拒否になりやすい性格
- 真面目
- 几帳面
- 他人からの評価が気になる
- 周囲に気を使いすぎる
- 優しい
- 心が繊細
- 責任感が強い
- ~しなければいけないという義務感が強い
登校拒否・不登校や出社拒否になりやすい環境要因
毒親に関してはどうして登校拒否・不登校や出社拒否につながるのかと思うかもしれませんね。詳しくはこちらをご覧ください。
過干渉な親の影響についてはこちらに書いています。
登校拒否・不登校や出社拒否はうつ病とも大きく関係します。症状が酷似しているので、心配な場合には診察を受けたほうが良いでしょう。
うつ病だと診断された場合には投薬や心理療法により改善が見込まれます。むやみに自分で判断せずに診察を受けて判断してもらえれば、ひとつ不安が払しょくできます。
実際に私も当時は出社拒否という言葉は思い付きもしませんでしたが、社会人となって2週間たったころ、毎日微熱が出て、会社に行けないことが1週間ほどありました。
症状としては、よくわからない吐き気、頭痛、腹痛、胃痛、微熱、倦怠感、食欲不振に襲われ薬は全く効かず、診察を受けても風邪かな?というあいまいな診断で、会社に行かなくてはいけないのに、身体が言うことを聞かずに行けないことがありました。
今思えば学生から社会人となり、業務へ対しての責任感で押しつぶされそうだったのを覚えています。
当時指導員から学校のテストは90点で良い点数だけれど、仕事は常に100点満点でなきゃいけないといわれ、英語の書類を目の前に、自分は常に100点を取り続けられるだろうか?ととても不安に思った記憶があります。
確かに仕事は100点でなくてはいけません。けれど、ミスをしても補う方法はあると今はわかりますが、当時は責任重大と感じ、夜もよく眠れず不安とプレッシャーでいっぱいでした。
今思えばこうあるべきという固定観念でがちがちで、柔軟性がなかったかなと思います。
5.登校拒否・不登校や出社拒否にならないようにするには
考え方を変える
~しなくてはいけない、こうあらなくてはという固定概念を捨てましょう。
この考え方にとらわれていると自分でどんどん首をしめていってしまいます。ときには学校を休んでも、仕事を休んでもいいのです。
もう少し気楽に、柔軟性を持つことを心がけるだけでも予防はできるはずですし、実際に登校拒否・不登校や出社拒否になっている人にも改善するためには有効だと思います。
まずはネガティブな言葉をポジティブに変換する習慣をつけましょう。不登校・登校拒否、出社拒否になる人達はネガティブなことが多いです。
自分はこれしかできない → 自分はこれもできる
どうしてもできない人は認知行動療法やNLPを受けてみてはどうでしょうか?
性格を変えたいあなたはこちらもご覧ください。
他人の評価を気にしない
学校に行けない登校拒否・不登校の自分や出社拒否の自分を周囲はどう思っているだろう・・
登校拒否・不登校、出社拒否までなっていないとしても常に他人の評価が気になると、思考がネガティブになり自己否定してしまいます。
実際に私が出社拒否状態だったときは、会社に入ったばかりでとても周囲の目というものが気になっていました。
そんなときに同期の男の子が他人の評価を気にするな。お前は大丈夫だと言ってくれたのがとても嬉しかったのを覚えています。
気にするなと言われて簡単に気にならなければ苦労はしませんよね。では他人の評価を気にせずに自己否定しないためにはどうしたらよいのか?
こちらに詳しく書いておりますので、参考になさってください。
話をする
自分がネガティブに陥っているときに人に弱みを見せたり、話をせず、家族や他人に迷惑をかけずになんとか自分だけで解決しようという責任感が強いのが登校拒否・不登校や出社拒否になる人たちです。
ほかの人に話を聞いてもらうことで、その人の考え方、捉え方を聞いてみると自分とは全く違う捉え方や考え方をしていることに気づくことがあります。
自分で考えているだけでは同じ発想しかできず、考えが頭のなかでぐるぐる回るだけでなんの解決にも至りません。
友人やカウンセラーに話を聞いてもらうというのもすっきりしますし、発想の転換につながります。
一人で抱えこまずにSOSを発信してもよいのです。
好きなことをする
不登校・登校拒否・出社拒否の人たちは共通して、行かなくてはいけないと思っていますし、罪悪感を感じています。
そのため好きなことをするなんて・・と思うかもしれません。
時には自分を甘やかしてみる。好きなものを食べる、する。
実際に私は会社に行けなくなって数日たったころに友人がストレスかもしれないから、遊びに行こう!と誘いだしてくれました。
会社に行けてない出社拒否の状態なのに遊びにいくなんて、当時の私には罪悪感が大きくてできないと最初は思いました。
でも思い切って遊びに行っちゃったんです。そしたら嘘のように熱が下がり、翌日から会社に行けるようになりました。
固定観念にとらわれずに好きなことをする。ストレスをためないように過ごすというのも大切です。
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不登校・ひきこもりランキング
6.まとめ
登校拒否・不登校と出社拒否の症状は熱や頭痛、腹痛などほぼ同じといえます。日頃からのストレス解消や自己肯定感を高めることが登校拒否・不登校や出社拒否の症状の緩和や解消に繋がります。
登校拒否・不登校や出社拒否の症状は心因性の嘔吐などと根本的には同じです。
場合によっては入院という選択をすることが登校拒否・不登校克服のきっかけになることもあります。
カウンセリングのご案内、お申込みはお問い合わせフォームより承っています。
登校拒否・不登校の心因性嘔吐症に関する記事はこちらに書いております。
ストレスからの吐き気に関する記事はこちらに詳しく書いております。
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