登校拒否・不登校の子供は初期段階では家から出られない、なかには部屋からもでられないというひきこもりの子供もいます。
しかし段々と状態が落ち着き、心の充電ができてくると、学校には行けないけれど、外の世界に出てみたい。親から見てもそろそろ学校は無理でもどこか社会と繋がる場所に出られるのではないか?と考えることがあります。
そんなときに思いつくのがフリースクールではないでしょうか?
フリースクールってどんなところだと思いますか?登校拒否・不登校の子供には最適なのでしょうか?
フリースクールに行くことって意味はあるのでしょうか?
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1.フリースクールとは
フリースクールとは義務教育段階(小中学校)の子供が通う民間の団体のことを文部科学省では意味しているようです。
日本では主に登校拒否・不登校の子供たちが通う学校のような要素を持った場所や居場所ということになります。
フリースクール(英: Free School)の概念はきわめて多義的で、
- アメリカの授業料無償の公立小学校
- アメリカのフリースクール協会(1805年設立)に加入する人道主義に基づく低所得者のための授業料無償の学校
- イギリスのサマーヒル・スクールのような デモクラティック・スクール
- 英米のオープン・エデュケーションを行っている学校
- オルタナティブ教育の理念に基づく学校(オルタナティブ・スクール)
- 不登校の子供が通う非学校的な施設(日本)
Wikipediaより
小中学校であればフリースクールへ出席した日がそのまま出席日数としてカウントされる場合がほとんどで、高校の場合には所属する高校の校長判断でフリースクールの出席日数をそのままカウントしてくれることもあります。
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2.フリースクールとはどんなところ?
フリースクールと一言で言ってもさまざまなタイプがあり、複数の機能を持つフリースクールもあれば、フリースペースと称して居場所のみの機能だけのところもあります。
フリースペースに見学に行ったことがありますが、そこの場合には祖父母にあたる年齢の方たちが、さまざまな年齢の子供を見守りながら、個人のペースで好きなことをさせており、時には手伝ったり、おしゃべりしたりと、自由気ままな時間を過ごしていました。
フリースクールのタイプについては主に下記の通りとなります。
居場所
登校拒否・不登校の子供たちは学校に居場所がなく登校拒否・不登校となっています。
そんな子供のための居場所としての機能を持っています。
学びの場
勉強をするだけでなくさまざまな体験や活動を通して学びます。フリースクールにより特色は違うと思いますが、どのようなイベントがあるかというと
- 勉強
- ハイキング
- お料理
- カラオケ
- ものづくり
- 遠足
- 映画鑑賞
- 美術鑑賞
- 芸術鑑賞
- 絵画
- スポーツ
- 楽器の演奏
- アニメ制作
- ゲーム
- Etc.
学習に重きをおいているか、遊びに重きを置いているかはフリースクールによっても違いますし、学習の内容についても同じことが言えます。
中には資格を取得できたり高卒認定試験を目標としたものをするフリースクールもあります。
勉強に関しては子供により習熟度が違うことから、その子にあった対応をしてくれるところがほとんどだと思いますが集団授業を行うフリースクールもあります。
子供の希望にあったフリースクールを選択するとよいですね。
インターネットでのコミュニケーション
フリースクールに出向かずとも、家でパソコンを通じてコミュニケーションをとれるフリースクールもあります。
家から出られない、そして直接人と触れ合うのは気がひけるという場合にはよいですね。
訪問支援
登校拒否・不登校で自宅や自室から出ての外出が困難な子供向けの支援サービスを行うフリースクールもあります。
スタッフが自宅を訪問し話相手となったり、勉強をしたりと希望にあった支援が受けられます。
共同生活/山村留学
寮などで共同生活を行い一緒に勉強したり、山村であれば農作業をしたり、さまざまな体験をさまざまな年齢の子供やボランティアと共に行います。
共同生活をすることで学校へ行くよりも協調性も学べます。
3.フリースクールで社会性を養うのは重要
登校拒否・不登校となって家に閉じこもってしまうと社会とのつながりがなくなります。
一番心配なのはこの点ではないでしょうか?息子が中学卒業後ひきこもってしまった時に一番の悩みは社会性に乏しくなってしまうことでした。
家族以外とのかかわりがないと取り残された気持ちにもなり焦る気持ちもあると思います。
世間での常識もわからなくなってしまいそう・・コミュニケーション能力も発達しないのではないかと親御様も心配になることだと思います。
フリースクールに行ったからといって登校拒否・不登校の解決に必ずなるというわけではないと思いますが、子供に合うフリースクールがあれば、そこで居場所を見つけ、自信をつけ、学校に戻るかはともかく、前に向かって動きだす可能性が高くなります。
現在大人のひきこもりが社会現象となり、問題となっていますが、登校拒否・不登校と言われている世代であれば、復活するのも早いです。
フリースクールを選択するのも登校拒否・不登校から脱する良い機会になるかもしれません。
フリースクールに通う一番の意義は社会との繋がりといってもよいかと思います。
登校拒否・不登校の親の4つの特徴や家庭環境と8つの原因。4.まとめ
登校拒否・不登校の子供たちが行くフリースクールと一言で言っても様々なタイプや方針が違うことがおわかり頂けたかと思います。
学校に行けなくてもフリースクールに行くことができたら社会性を養うことができます。フリースクールに行くことで、前に進む良いきっかけがつかめるかもしれませんね。
フリースクールに行けて学校に戻れそうであれば、いきなり教室復帰は厳しくても保健室登校や、別室登校なら戻りやすいかもしれませんね。
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