幼稚園もしくは保育園から
小1で不登校・登校しぶりというのは多いですが、
どうして小1で不登校・登校しぶりが多いのでしょうか?
考えられる要因から対応まで考えてみましょう。
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目次
1.不登校・登校しぶり
不登校・登校しぶりの定義として文部科学省は
不登校の児童生徒を 『何らかの心理的、情緒的、
身体的 あるいは社会的要因・背景により、
登校しない、 あるいはしたくともできない状況にある ため年間30日以上欠席した者のうち、
病気や経済的な理由による者を除いたもの』
としています。
不登校・登校しぶりの状態というのは、
簡単にいえば学校に行っていない状態です。
でもそれは行かないというよりはいけないという状態です。
本人も学校に行かなくてはいけない、
けれども頭が痛い、お腹が痛いなど、身
体がいうことをきかず登校できないのです。
ただ小1の場合には少し違うケースも考えられます。
小1ならではの不登校・登校しぶりについて原因を考えていきましょう。
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2.小1の不登校・登校しぶりの要因
2-1.環境の変化に順応できない
保育園や幼稚園と小学校では環境に大きな違いがあります。
保育園や幼稚園の場合には親が送迎をしますが、
小1になったとたん登校も下校も一人でしなくてはなりません。
生まれてから常に親が一緒に行動を共にしてきたのに
いきなり行きも帰りも一人でしなくてはなりません。
また小1になると勉強が始まります。
幼稚園や保育園などでもひらがなを書く程度の勉強の時間は
あったかもしれませんが、
教室でじっとして授業を50分ほど受けなくてはいけませんし、
宿題もでます。
そしてときにはテストもあり、点数がつけられますし
学校生活においては何より協調性が必要となります。
また先生の対応もこれまでは「保育」ということが重点でしたが、
小1になると、基本的には自分のことは自分でしなくてはなりませんし、
先生に甘えることもできません。
小1というのは環境の変化が大きいですよね。
このため子供によっては学校という場所にいづらさを感じたり、
恐れを感じる場合がありますし、
環境の変化に適応するために相当なストレスを感じていることと思われます。
勉強について不安があるのであれば、
家でもそれなりの取り組みをして不安を回避するのもよいと思います。
いまは手軽な料金でとりくめるオンライン学習というのもありますし、
家庭教師などで一対一の学習から始めるのもよいでしょう。
合うあわないはあると思うので、無料体験から取り組むとよいですね。
2-2.母子分離不安に起因している
幼稚園や保育園での生活もお母さんと離れなくてはなりませんでしたが、
小1になると、習い事を始めることも多く
必然的に親と離れる時間が増えてくる傾向にあります。
そのうえ小学生になると前述したような環境の変化もあり、
ただでさえプレッシャーや不安というのを感じています。
そこで頼みの綱である母親から離れることに対して不安になり
、甘えたり、時には赤ちゃん返りするような現象も見受けられます。
小学生の母子分離不安についてはこちらに書いていますので、参考になさってください。
2-3.親の過干渉
親は子供の何倍も生きていますので、
子供がどのように行動したら失敗するのかがわかってしまいます。
そのためその失敗を回避するために、
つい「こういうふうにしたらいいよ」「これのほうがいい」などと
あれこれと指示や提案をしてお膳立てや先回りをしてしまいがちです。
そのために幼少期に失敗を経験せずにきていると、
失敗を恐れるようになります。
またこの失敗しないという経験が長く続けば続くほど、
失敗をしたときに自信を失い、回避策が浮かばす
どうしていいのかわからなくなってしまうのです。
この過干渉が長く続くほど、
失敗や挫折を味わったときになかなか立ち直れません。
近年大人のひきこもりが多いのはこのパターンが多いのではと思われます。
大人になるまで負け知らず、失敗しらずで過ごしてきたのに
社会に出て上司の怒られた。仕事で失敗した。
ということをきっかけにひきこもってしまうのです。
そうならないためにも小さいうちから失敗を経験することが、
今後失敗しないための考える力をつけるために必要なのではないでしょうか?
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3.小1の不登校・登校しぶりの対策
不登校・登校しぶりは中学になると多くなります。
小1であれば、適切な対応をすることで比較的時間がかかることなく学校に戻れる可能性があります。
3-1.年齢相応の自立が必要
環境に適応するためには年相応の自立が必要となってきます。
小1であれば、母親から離れて学校に行く、
母親がいなくても不安にならないようにする。
そのためには親が過干渉であると子供はいつまでたっても自立することができません。
まずは親が過干渉をやめること。
あれこれ先回りをして指示をせず、子供に考えさせ、判断させる。
時には失敗をすることもあるでしょう。
でもそこから子供は学びます。
失敗しても立ち上がる経験を幼少期に積んでおかないと、
前述のように大人になってひきこもってしまう可能性も出てきてしまうのです。
親が世話をやき続けていると、学校には親がいないわけですから、
学校に行くこと自体が不安になることもあります。
かといって放任すぎてしまうのもよくありません。
放任過ぎると、子供は愛情を感じられず、家にいても寂しいため
小学生では問題がなかったとしても中学、高校になって不登校になったり
非行に走ったりするケースもあります。
何事もほどほどが一番ということです。
3-2.受容する
子供も前の晩には明日は登校しようと思っています。
でも翌日になると、具合が悪くなっていけないのです。
これは仮病ではありません。
決して「仮病じゃないの?」「学校行きなさい」などと責めたり、
無理やり学校に連れていくというのはやめたほうがいいと思います。
学校に行かないなんて、ふざけている、怠けているなんて思ってしまう親御様もいて、
今以上に厳しくしなくちゃ、甘やかせてはいけない
と思っているからこその対応なのでしょうが、ここはありのまま子供を受け入れてください。
決して甘やかすということではありません。
大人であっても受け入れられず非難されたり、
否定されるのはつらいですよね。
小1であれば、自分でもどうして学校にいけないのか、
身体がいうことをきかないのかわからないはずです。
実際小1でなく中学生や高校生の不登校・登校しぶりというのも
本人に理由や原因を聞いたところでわからないというのがほとんどです。
ただ見守るということではなく、自立を促す対応をしつつ受容するのです。
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4.まとめ
小1の不登校・登校しぶりの解決は中学生以上の
不登校・登校しぶりに比べれば、適切な対応さえ行えば、解決に時間はかかりません。
『可愛い子供には旅をさせろ』といますがまさにこれです。
かわいいから親が先回りして失敗を回避するのでなく、失敗という経験を積むことが、自立していく上では大切です。いつまでも子供についてまわることはできません。しっかりと小1から自立できるような対応を心掛けることが大切ですね。
こちらの記事もごらんください。
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