情緒不安定で暴れる、暴力をふるう、子供の場合であれば、家庭内暴力だったり、大人なら、DVという場合もあるでしょう。
情緒不安定で暴れるのは病気が原因なのでしょうか?
または他に原因があるのでしょうか?さまざまな暴れるケースや原因、暴れる人への対処法などについてみていきましょう。
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目次
情緒不安定で暴れるのはなぜ?
病気
情緒不安定で暴れる原因の1つとして病気が考えられます。どのような病気があるかというと
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うつ
うつの場合には不安感が大きくなり情緒不安定で暴れることがあります。処方された薬を飲酒時に服用してしまい、暴れて手に追えないなんてこともあるようです。
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適応障害
適応障害は環境が変わったときなど、何かの影響でストレスが強くなり、不安感が強くなったり、異常な行動から暴れてしまうこともあります。
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統合失調症
また統合失調症の場合には幻覚症状があらわれたり、思い込みが強いため、感情の表現が上手くできなくなることが多いため、情緒不安定になり、暴れてしまうこともあるのです、
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ADHD
叱られたり、嫌なことがあると感情のコントロールができず、情緒不安定となり、暴れることがあります。
学童保育をしている方にお話しを伺ったのですが、ADHDの子供に気にいらないことがあってパンチされたと言われていました。感情を言葉で表現するのが苦手なようです。
ADHDの情緒不安定に関してはこちらに詳しく書いております。
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境界性パーソナリティー障害
境界性パーソナリティー障害の場合には感情のコントロールができないというのが特徴です。
まさに情緒不安定ですね。そして見捨てられるもいう不安を持ち合わせているために、より一層情緒不安定となり、暴れてしまうことがあるのです。
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パニック障害
強いストレスを感じた際に情緒不安定となり、暴れてしまう場合があります。パニック障害だけでなく、うつなどの二次障害により暴れている場合もあるようです。
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認知症
認知症の場合にも感情のコントロールができなくなり、暴れてしまうというケースがあります。
DV
夫が妻に、最近では妻が夫に暴力をふるったり暴れたりすることもありますね。
この場合には1つの要因として、機能不全家族の連鎖や毒親の影響が考えられます。
機能不全家族の連鎖についてはこちらに書いております。
自分の親も家庭で暴れる、暴力をふるうなどしていて、それを見ながら育った場合には、面白くない、思い通りにならないなどの時には暴れたり、暴力をふるったりしてよいと思って育ってしまっていることがあります。
このため本人が大人になってから、潜在意識のなかに、そのような概念があるために、情緒不安定になったときにはもちろん、そうでないときにも暴れたり、暴力をふるってしまうのです。
DVのご家庭は暴れて家中に穴があいてるんです・・なんてご家庭が多いですね。
ストレス
病気も含め、情緒不安定で暴れる原因はストレスが大きく関わってると言えます。
夫婦間で相手に暴力はふるわなくても、情緒不安定になり暴れてものにあたったり、壊すということもあります。
仕事や家庭でのストレス。特にストレスや怒りをを感じた相手に直接訴えられないときに多いようです。
旦那さんより、口が達者な奥さんの場合などは、旦那さんが上手く伝えられないもどかしさを逆撫でするかのように、奥さまがまくしたてたりすると、言い返せず暴れて壁に穴を開けてしまうご主人も多いようです。
またはあいての言ってることが正論だけれど、情緒不安定で感情が抑えられずに暴れてゴミ箱をけとばす、電話を叩きつけるようにガチャンと切る。というケースもあります。
またADHD などの発達障害の場合には人と上手くコミュニケーションがとれなかったり、自分の不注意さに嫌気がさして、暴れるという行為になることもあります。
家庭内暴力
ひきこもりや不登校で子供が暴れて困ってますというケースもよくあります。
最近よく耳にするニュースとしては、子供が暴れて、しまいには家族を殺してしまったという事件がありますね。
ひきこもりや不登校の場合家族に知識がないと、無理に学校に行かせようとしたり、外出させようとしたりしてしまうことがあります。
またひきこもりや不登校になっている子供に対して非難する言葉をかけてしまったり、学校にいかない、仕事につかないなら、せめてこれはしなさいなどと口うるさく指図してしまうこともあります。
しかし本人は行こうと思ってるに行けない状態なのです。
そのためそうした場合には本人は理解されてない、と感じ、また自分自身が一番現在の不登校、ひきこもりの状況から脱したいのにできないというもどかしい葛藤した状態であるために、暴れるという行為に至ってしまうこともあるのです。
その根底としては、情緒不安定で感情の抑制ができず暴れるということです。
家庭内暴力がおこる場合子供たちに原因を訊くと
- 躾が厳しかった
- くちやかましい
- 生活態度にいちいち口出しする
などの親への躾に関わる不満が全体の7割だそうです。また前述している病気の二次障害のこともあります。
病気による情緒不安定で暴れる場合には、まずは病気の治療が必要です。
しかし病気でもその他の場合でも暴れる原因としてストレスが大きく関わってるといえます。
そのために、ストレスの除去が必要です。
またストレス状態のときには交感神経が高ぶり自律神経が乱れてしまいます。
そのために情緒不安定で暴れる予防としても有効と思われるのがストレス解消方法と、自律神経を整える方法です。
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ストレス解消
- 一緒にいて心地のよい相手と話しをする
- 好きな趣味等に熱中する
- 大きな声で歌うもしくは叫ぶ
- 厚手のビニール袋の中に不要な食器を入れしっかりと縛り、投げて割る
- 映画などを見て思い切り泣く・笑う
- 紙にいやなことを全て書き出し、感情を解放する。そして紙はびりびりに破って捨てる
自律神経を整える方法
①規則正しい生活
睡眠をきちんと決まった時間にとり、規則正しい生活をする。
朝陽を浴びることは自律神経を整えることにも効果があります。とはいえ朝陽が差し込まない家もありますし、冬などは起きたときに朝暗かったりしますし、お天気にも左右されますよね。
そんなときは光目覚まし時計を試してみてはどうでしょうか?意外と知らないと思いますが、目覚まし時計の音自体がストレスになっているってご存知でしたか?心配な方は光目覚まし時計に普通のアラーム機能をセットできます。
実は私も取り入れてます。自然な感じでじんわりと明るくなるのでいいですよ。
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②つぼ押しやマッサージ
施術を受けにお店にいくのもリラクゼーション効果があり、自律神経を整えることに効果があります。
しかし手軽にできるツボ押しも知っておくといいですよ。
神門 :不安感が強い時に有効。 イライラした気分を鎮めてくれる効果あり (手首小指側のくぼんだところ)
画像出典:沢井製薬HP
合谷 : 自律神経を調整する。気持ちを安定させてくれる。(手の甲にある親指と人差し指の間骨の分かれ目)
画像出典:沢井製薬HP
③ストレッチなどの適度な運動
朝や夜寝る前のほんの少しの時間ストレッチをする習慣にする。ウォーキングやヨガをする。もしくは普段車を使う人なら、歩く、自転車を使うなどの工夫をしてみる。
ハードなものでなくてよいのでリフレッシュできる運動をすることで自律神経を整える、情緒不安定にならないために対策をしてみてはどうでしょうか?
家の中で簡単に運動ができる器材も今はたくさんありますからご自分で取り入れやすく習慣にできそうなものを選ぶとよいですね。
④風呂でゆっくりリラックスする
忙しいとついシャワーで済ませがちな現代人ですが、たまには好みの入浴剤を利用して、ゆっくりと湯船につかるとストレス解消につながり自律神経も整うため情緒不安定の対策になります。また血行も促進され睡眠の質が高まります。
⑤アロマ
アロマオイルでリラックスして自律神経を整えるという方法もありますね。今は¥100ショップでも買えますから手軽に試せますよね。
- ラベンダー : 心と体をリラックスする効果あり。安眠効果も
- オレンジスイート : 気分を明るくする・リフレッシュ、リラックス効果
- カモミール : 鎮静作用があるのでストレス軽減に
- プチグレイン : 心を落ち着かせる効果があるので不安やプレッシャーを感じている方に
⑥呼吸
副交感神経を優位にするためには吸う時間の倍近くを吐くということを意識してみてください。5秒吸ったら、10秒吐くという具合です。
寝付けないときなどにも意識していると自然に寝ていたなんて経験もあります。
緊張しているときのリラックス効果にもつながりますよ。呼吸も自律神経を整える対策になるのです。
⑦食生活の改善
ビタミンB6
ビタミンB6は神経伝達物質の合成にも使われるため、神経を正常に働かせ、神経細胞の興奮を抑える効果があります。
そのためビタミンB6を多く含む食品をとることが情緒不安定の対策になります。
マグロ・カツオ・さけ・サンマなどの魚類をはじめピスタチオなどの種実類、にんにく、小麦胚芽などに多く含まれています。
肉類では牛・豚・鶏のレバー、鶏ささみ、ローストビーフ、野菜・果物だとバナナやサツマイモなども多く含まれています。
こちらのドリンクにはビタミンB6はもちろんクラチャイダム:言わずと知れたタイの活力素材 ●トンカットアリ:滋養強壮・活力サポートとして有名な素材 ●霊芝:万年茸とも言われる中国で健康に良いとされてきた希少なキノコ その他にもコブラ、マムシ、ガラナ、豚睾丸、高麗人参、ハブ、カキ、ヒハツ、ムクナ さらに、 カフェイン、アルギニン、シトルリン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6 が配合されているそうです。↓
トリプトファン
鎮痛作用や精神を安定させる効果がトリプトファンにはあります。
トリプトファンが多く含まれる食品は乳製品の牛乳・チーズ・ヨーグルトなどや大豆製品である豆腐・納豆・しょうゆ・味噌。
さらに、ナッツ類のアーモンド・ピーナッツや魚類であるカツオ・マグロ、またバナナや小麦胚芽、卵などにも多く含まれています。
主成分・セントジョーンズワート、クワンソウ、エゾウコギ、トリプトファン、ギャバなどが↓のサプリメントには入っているそうです。
いろいろ対策したけれど、情緒不安定がおさまらない場合には市販の薬やサプリが気になりますね。詳しくはこちらをご覧ください。
情緒不安定で暴れる人への対処法
- 凶器になりそうなものは、しまう、隠す
- 老人や子供は非難させる
- 相手の辛さに理解を示しつつ、暴れることはいけない、解決しないと伝える
- 気持ちを言葉で伝えるように言う。このときに聞く側は相手の話を遮らない。
- 暴れてる人を責めない
- 感情的に怒らない
また特に家庭内暴力をする子供の場合には自分をわかってほしい、認めてほしいという気持ちの裏返しで暴れてしまってることもありますから、その場合には話をよく聞き、共感するということがとても重要です。
そして、病気などで暴れている場合にも安心感を与えることが必要です。
まとめ
情緒不安定で暴れるのは病気が原因の場合であったり、ストレスで自律神経が乱れていることが原因であったことがお分かりいただけたと思います。
どんなことにもストレスは大敵なのがよくわかりますね。情緒不安定で暴れることはないという方も日頃からストレス解消を心がけ自律神経を整えておくことはとてもよいことですね。
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