子育てが大変で悩んでいる方がきっとこの記事を読んでくださっていることと思います。
今子育てが大変と思っているお子さんの歳はいくつでしょうか?
子供の年齢や、気質、お母さんの気質などによってもその大変さは変わってきます。
そして、子育ての大変さは年齢により大変の種類が変わってくるのです。
いつが子育ての大変な時期だと思いますか?
カウンセラーならではのメンタル力をアップあするための子育てのヒントもお伝えしていきます。
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子育てが大変と思う時期はいつ?
新生児
初めて出産したときは生まれてすぐ子育てって大変と思う時期ではないでしょうか?
なんといってもお腹から出てきたとたん、今までの大人だけの生活とは一変。
休みなく24時間お世話をしなくてはいけない・・大変ですよね。
子育ての最初の時期は、主に御世話することが中心ですよね。
生まれて間もなくは1時間おきの授乳とおむつ替え。
お母さんはゆっくりする暇もないですね。
子供にもよると思いますが、夜泣きもあり、夜中の授乳で睡眠時間がまとまってとれませんよね。
当時の私は何よりこの時期の睡眠不足がつらかったです。
いったいいつまでこんなに寝不足が続くのか、いつになったら楽になるのかと大変で辛いと思っていました。
でも今思えばお世話さえしていればよかったので、その時は大変な時期と思っていたけれど、今思えば楽な時期だったなと感じます。
この時期に赤ちゃんは主に母親からの基本的信頼を得ます。
大変だとは思いますが、子供に愛情を注ぎ、喜んでお世話をしましょう。
スキンシップを心がけるとよいですね。
アメリカの心理学者の実験からスキンシップが足りないと病気になりやすく、ストレス耐性が低いことが報告されています。
母子分離不安にならないために~新生児からできること~の記事はこちら
1歳
つかまり立ちや一人で歩けるようになると、目が離せないですね。
この時期は、安全を確保するのが大変な時期と言えますね。
言葉も発し始めたりして可愛さも増してきますよね。
そして離乳食なども始まる時期のため、大変と思う人もいるでしょう。
2~3歳
段々と自我がでたり、いやいやの時期もあり、初めての子育てで大変と思う時期かもしれないですね。
このイヤイヤの時期も子供により違いますし、度合も十人十色。
これはイヤあれもイヤやっぱりこれがいい。やっぱりこれはイヤだ。
自分でやると言っているのに、できないと泣く。母としては一体何がしたいの?一体いつになったら終わるの・・と子育ての大変さを感じる時期かもしれません。
しかしこのイヤイヤ期を通して情緒面でも言葉の面でも成長をしていきますので、大変だとは思いますが、お母さんもイライラしない工夫をして、見守っていけるといいですね。
自我が芽生え、活動範囲の広がる時期ですので、親からの命令などにいやいやとなる時期でもあり自律が育まれる時期ともいえます。
親の躾が厳しすぎると、抵抗したり、その後の性格に影響が出てきます。
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幼稚園・保育園
幼稚園や保育園に通うと、子育てから少し解放される時間があり、お母さんも自分の時間が持てるようになる人もいるでしょう。
でもその時間も家事で終わってしまって、大変さに変わりないと感じる人もいるかもしれませんね。
保育園や幼稚園でお友達ができて交友範囲が広がる時期です。
お友達とのトラブルや、急に幼稚園、保育園に行かないとダダをこねることもあると思います。
また幼稚園や保育園に行くためには決まった時間までに支度を整えなくてはいけません。
こうなるとお母さんの口癖は「早く~しなさい」「まだ~してるの」なんていつも言っていて、それに自己嫌悪したり、子育ての大変さを思い知ったりすることでしょう。
また子育てだけでなく、他のお母さんとの付き合いや、園の役員などになると、また違った大変さを経験することになりますね。
この時期は運動能力、言語能力、想像力が発達し、自己主張が強くなる時期ともいえます。
小学生
子育ても小学生になるとちょっと一息つける人が多いのではないかと思います。
送り迎えもなくなり、一人で登下校するようになります。
そういう世話をする大変さは減りますが、心配をしたり、勉強が始まるため、大変だと感じる人もいることでしょう。
とくに提出物などを管理するのが苦手な子供の場合には親がやきもきしたりすることも多いですね。
また中学受験を考えている場合には親が勉強をみたり、習い事の時間を管理することも多いですから、大変です。
私の息子は冬になると朝来ていた上着を置いてきてしまうことが多く、翌日は違う上着を着せて登校させていました。
するとまたその上着も置いてきてしまう・・何度注意しても持って帰ってこず、何枚も上着を学校に置いたままなんてことがよくありました。
皆さんはこのようなときどんな対応をしますか?
- 自分が出向き上着を取りに行く
- ほおっておく
- きつく叱り続ける
私は1と3をし続けていました。
でもこれは正解ではないと、今になって痛感しています。
1も3も過干渉です。過干渉の影響についてはこちらに詳しく書いていますが、2が正解だったと今は思います。
そうは言ってもいわゆるネグレクトや放任というのではなく、愛情を持っての放任です。
私の息子は中学で不登校を経験しましたが、その経験からたくさんのことを学びました。
そして先回りして人に対応を指示されるよりも自分で失敗したほうが、その対策を自分で考え実行できるということです。
この時期は比較的心が安定している時期といえます。
ただし厳しすぎる躾や過干渉により、劣等感をもってしまうこともあります。
それが行き過ぎてしまうと、自分はダメな人間なんだという固定観念をもってしまい、消極的、無気力になったり、逃避につながる可能性があります。
不登校やひきこもりにもつながりかねませんので、注意が必要です。
またこの時期に限らず夫婦の関係性も影響がでますので、言動には気を付けたい時期ですね。
下記記事も参考にしてみてください。
中学生・高校生
中学生ともなると、自分のことも自分で管理できるようになってきますね。
しかしまた違った子育ての大変さを感じる時期でもあります。
早い子供であれば、小学生の高学年から思春期に入ります。
これは子供によっても異なりますが、幼少期の反抗期と違ってまた違う大変さを感じる時期でもあります。
なんだか機嫌が悪いけれど、話をしようとしない。
イライラしている
話かけても面倒くさそうにする
など、あんなに「まま」と言ってつきまとっていた子供が180度違う態度をとったりしますから、子育てって本当に大変と思ってしまいます。
この反抗期の長さや程度というのはお子様により本当に色々で、いつまでというのはなかなかわかりません。
出口のないトンネルを歩いているような気にさえなってしまうこともあるでしょう。
でもこれは自然なことで、必要なことです。
まさに子供たちは自我の確立をし親に依存していた状態から自立するための準備をする時期なるのです。
ここで自分を確立できないと、大人になっても自分は自分のままでいいと思えず自我拡散につながってしまいます。
自分軸を持てなくなってしまい、常に不安であったり、自信がなく揺らいでしまう、人に依存することになりかねません。
とても大変な時期ですが、親の決めた枠に無理やりあてはめたりせずここは温かく見守るしかないですね。
そうはいっても最近は友達親子の関係が増えてきて、そういう場合には反抗期がないこともあるようです。
ここまで読み進めると、子育てはずっと大変なのね・・と肩を落としてしまう人もいるかもしれないですね。
そうなんです。ずっと種類の違う大変さがあるのが子育てなのです。
ではどんな心持ちでいれば、大変でも辛くならないのでしょうか?
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子育ては自分育て
よく子育ては自分育て、育児=育自なんていいますよね。
もうすぐ成人する息子を育ててきて、今なお勉強させられています。
うちの場合には、不登校という経験から、最初は奈落の底に突き落とされた気持ちで、絶望しか感じていませんでしたが、とてもたくさんの発見があり、私に変化を起こすきっかけとなりました。
私は『~しなくてはいけない』、『~は~あるべきだ』という観念がとても強い母親でした。
子供を立派に育てなくてはいけない。良い学校に入り、良い企業に就職したほうが良いと信じて疑いませんでした。
それを成すためにはどんなに大変でも『~しなくてはいけない』ということにとらわれていました。
中学受験に関しても、自分がしてよかったと思っていたので、息子にもさせたいと考えていました。
たまたま当時住んでいたところは中学受験をほとんどの人がする環境で、息子も自ら塾に行きたいと言いだしたほどです。
しかし今思えば親の誘導や過干渉がかなり入っていました。
今の私なら同じ中学受験をするという場面でも対応の仕方を本人主体に変えることができますが、当時はできず、親も大変だわと思っていました。
不登校、ひきこもりで無気力になり死にたいとさえ言っていた息子を見てきたので、そこからの比較をすると子供が元気でいればなんでもいいと思えるようになりました。
かつて、『~であるべき』信者の私はその執着をすてました。
そうすると、子育てが大変ではなくなり、息子の不登校、引きこもり、無気力も改善したのです。
今子育てで悩み大変だと思っているお母さん。少し肩の力を抜きましょう。
必要最低限のことをし、愛情を注いでいれば、子供は育ちます。
子育てで大変と感じ、悩み、記事を検索して、ここにたどりついたお母さんに放任やネグレクトの方はいないと思うので、どちらかといえば、心配しすぎたり、過干渉なお母さんがきっとこの記事を読んでいることと思います。
なんでも先回りして心配したり、お膳立てをしていると子供の生きる力が養われずメンタルは強くなりません。
だってお母さんがすべて危険や失敗を排除してしまうから。
安全の確保は必要ですが、失敗することはとてもその子供にとって大きな糧となるのです。
失敗を知らない子供がそのまま大人になり初めて挫折を味わうと立ち直れず引きこもりになることさえあります。
自分が年老いてから、子供がひきこもりになってしまったら誰が面倒をみるのでしょうか?
今中高年のひきこもりが増えています。
そうならないためにも少し肩の力を抜いて子育てしてみませんか?
母親だから、父親だからという役目もありますが、それ以外に一個人として、楽しみをもっていますか?
自分自身がいきいきとした人生を送ることが、何よりも子供にお手本になります。
あなたがイキイキとした人生を送れたら大変だと思っていた子育ても楽しくなり、子供も成長できるのですから、双方にとってよいはずです。
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不登校・ひきこもりランキング
まとめ
子育ては大変です。
でも大変と感じない人、大変でも辛いと感じない人もいれば、いつまでも子育ては大変な時期が続くと思う人もいます。
それはもちろんお子さんにもよりますし、何よりあなた自身の心の在り方にも左右されます。
親だからなんでも我慢と思っていると、子育てが苦痛になります。
親であっても楽しみを持ち、イキイキと過ごすことが子供を輝かせることにもつながります。
こちらの記事もご覧ください。
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