中学で不登校を経験した、もしくは現在不登校という場合に気になってくるのが高校受験だと思います。
ましてや公立高校に進学したいと思っている場合には出席日数や内申が気になるところではないでしょうか?
不登校の生徒が進学できる公立の高校はあるのでしょうか?
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目次
不登校の公立高校受験
不登校の場合公立高校への進学で気になるのが内申点と出席日数ですよね。
多くの公立高校進学の際に考慮されるのは中学3年生の内申点、出席日数です。
もし中学2年までは不登校で中3になって不登校でないのであれば、公立高校受験にあたり気にする必要がないということになります。
では中学3年で不登校の場合には公立高校へ進学できないのでしょうか?
実はそんなこともないのです。
出席日数に関していえば、フリースクールや保健室登校などを出席日数としてカウントしてくれることが多いです。
東京都の場合を例に確認していきましょう。
不登校でも通える公立高校
不登校になっていた期間が中2までで、中3からは不登校でない場合には、公立高校受験というのはとくに問題がないでしょう。
中学3年でも不登校状態という場合、東京都の高校にはチャレンジスクールという公立高校があります。
おそらくほかの都道府県でもどうような取り組みをしている公立高校があると思いますので、教育委員会や役所に問い合わせをしてみるとよいでしょう。
ちなみに島根県ではしまね留学というものがあり、島根県外からの学生を受け入れています。
そして公立高校であっても寮が完備されているところが多数あるようです。
高校進学を機に環境を変えたい、不登校時代を過ごした地元を離れたい・・などという場合にはしまね留学も一つの選択肢になりますね。
しまね留学に関しては各地で説明会などもあるようですので、気になる方は調べてみてくださいね。
さて話は戻って東京都の不登校でも通える公立高校チャレンジスクールについてです。
チャレンジスクールは、小・中学校での不登校や高校での中途退学を経験した生徒など、これまで能力や適性を十分に生かしきれなかった生徒が、自分の目標を見つけ、それに向かってチャレンジする学校です。
東京都教育委員会HPより
東京都の場合チャレンジスクールとして開校されている公立高校は下記の通りです。
- 都立大江戸高校
- 都立世田谷泉高校
- 都立桐ヶ丘高校
- 都立六本木高校
- 都立稔ヶ丘高等学校
- 八王子拓真高等学校(普通課とは別に不登校経験者向けチャレンジ枠あり)
世田谷泉高校は見学したことがありますが、ごく普通の公立高校といった外観、雰囲気を感じました。
通信制高校などの場合にはビルのいくつかのフロアーが高校としての建物だったり、校庭がない高校が多いですが、公立の場合には外観としてはごく普通の高校といった佇まいでした。
ここから先はチャレンジスクールを前提とした話で進めていきます。
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不登校でも進学できる公立高校の学校生活とは
東京都のチャレンジスクールの場合には3部制となっており、午前、午後、夜間に授業が行われます。
自分のペースで登校が可能ということですね。
1日4時間程度の授業で基本的には4年間で卒業します。
不登校でも進学できる公立高校の選考基準
ここまで例にあげている都立のチャレンジスクールの場合には学力試験は行わずに
- 作文 (50分・600字程度)
- 志願申告書
- 面接
上記3項目となっており、調査書や自己PRカードの提出扶不要とのことです。
不登校でも進学できる公立高校の進路は?
都立大戸高校HPより
上記は都立大江戸高校の進路です。
進学する人が半数以上となっています。
他にも都立世田谷泉高校の場合をみてみると平成29年度の場合
- 進学 53%
- 就職 17%
- その他
となっています。
不登校でも公立高校に進学し、その後も進学したり就職したりしているという結果がでています。
高校進学後不登校にならないかどうかが重要
公立高校でも私立高校でも進学だけがゴールではありません。
高校進学を目標にするだけでなく不登校を克服し、その後登校できるかどうかというのが一番重要なことです。
そのためには親や先生などが不登校に関して正しい理解をし、適切な対応をすることが必要です。
なぜなら不登校というのは不登校になっている本人だけの問題ではないことが多いからです。
不登校の適切な対応についてはこちらをご覧ください。
また高校進学するためには勉強をすることになります。
思春期の勉強をやる気にさせる方法についてはこちらを参考にしてみてください。
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まとめ
不登校になったら公立高校は無理だと思っていらした方がたくさんいたのではないでしょうか?
不登校でも公立高校に進学可能です。また費用面で私立を避けている場合にも条件次第では就学支援金もあるので、活用すれば私立高校も選択肢になる場合もあるかと思います。
いづれにせよ高校進学だけを目標にするのでなく、不登校を完全に克服し、高校で不登校にならないことが大切ですね。
適切な対応を具体的に学びたいという方はカウンセリングをお問い合わせフォームからお申込みみください。
こちらの記事もご覧ください。
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