不登校が前向きな経験に。乃木坂・白石麻衣さんも不登校だった。

息子が不登校になったばかりの時は目の前は真っ暗で、奈落の底に突き落とされてしまった気分でした。

今思えば自分が不登校になったわけではないのに、ショックが大きくて、将来を悲観し、とても前向きに考えることはできませんでした。

しかし、私はこの息子の不登校という経験をして、彼もつらかったでしょうが、彼にとっても、私にとってもとても良い経験だったと今は前向きに思えます。

むしろ、不登校という経験があったらからこそ、気づけたことがありますし、良かったとさえ思えます。

先日放送された日本テレビの「アナザースカイ」をご覧になった方はいらっしゃいますか?

乃木坂46の白石麻衣さんも過去に不登校だったと告白されています。

白石麻衣さんと言えばいまやCM女王に輝き、テレビで見ることも多くご活躍されて、輝いていらっしゃいますよね。

白石麻衣さんの過去の不登校経験から学べること、前向きにとらえることについて話を進めてみたいと思います。

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白石麻衣さん(乃木坂46)の不登校経験から学ぶ

白石麻衣さんは中学生の頃、友人が陰口を言っているのを機に「人って怖いな」と思ったそうです。

そこから学校に行くのが嫌になり、不登校、引きこもりを経験。

不登校になる子供たちの中でもいじめや、人間関係がうまくいかなくなったことがきっかけになっているケースが多くあります。

親はたいていそれが原因だと思い込みどうしたらよいでしょうか?と悩みます。

しかしその人が嫌だ、その人間関係だけが不登校の本当の原因なのであれば、転校したり、クラス替えをしたら不登校は解決されるはずです。

しかし実際にはそれをしたとしても不登校はほとんどの場合解決されないのが現状です。

なぜならそれが本当の原因ではないからです。

人が怖い・・学校が怖い・・学校に行きたくない場合の本人や周囲の対処法はこちら

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白石麻衣さんは不登校から再スタートに向かった

画像引用元:乃木坂46 白石麻衣 official webより

白石麻衣さんの不登校の経緯やそこからどう再スタートを切れたかは詳しくは話をされていませんでしたが、いくつかポイントとなることを話していました。

逃げてばかりの自分が嫌だった

不登校の相談を受けていると、「学校に行くって前の日は言っていても行かないんです」と仰る親御様が多いです。

これは正しくは行かないではなく行けないのです。

本当に前日は明日こそ学校に行こう‼と思っています。

親からすると、学校に行かず不登校の状態なのに、いつまでも寝ていたり、夜ゲームをしていることに不満を持つのですが、これには理由があります。

不登校の子供たちはみな、不登校の状態を好き好んでしているわけではありません。

むしろ不登校ということに罪悪感を持っているのです。

そのため本来学校に行く時間は葛藤がひどく頭痛や腹痛という身体症状が出る子供もいます。

そして朝起きられないのは、常に不登校に対する罪悪感、学校に行かなくてはいけないという義務感で自分にプレッシャーをかけ、葛藤しています。そして不安もあります。

このため、夜眠っているようでいて眠りは浅く、葛藤で脳は疲弊し、朝起きられないのです。

夜中ゲームをしているから起きられず学校に行けないと思うこともあるかもしれませんが、それは葛藤を紛らわすためにゲームをしている状態なのです。

いづれにしても不登校の子どもたちは葛藤していて、決して不登校という状態をよく思ったり、開き直っているわけではありません

白石麻衣さんの言うように逃げてばかりの自分が嫌だと感じているはずです。

過去の自分のままではいけないと思い葛藤しているのです。

不登校が長期化してきたり、夏休みなどの長期休暇の際元気な様子に見えるのは、葛藤度合が減ってくるからです。

特に夏休みは他の生徒も学校に行かなくてよい、休暇中なわけですから、面目も保てるため不登校の子どもが元気に見えるのです。

変わりたい

多くの不登校の子どもたちは、こんな自分が情けないと感じ、自己嫌悪さえしてしまっています。

変わりたいと不登校の子どもは誰もが思っているのです。

いじめや人間関係がきっかけで不登校の場合には、強くなりたい、でもなれない・・そんな葛藤をしています。

変わるために必要なことは自己肯定感・自己受容そしてきっかけです。

そしてこれを早めるために必要なのが親の対応です。

ちなみに親の適切な対応を具体的に知りたいかたは是非カウンセリングにお申込みくださいね。

自己肯定感については、簡単にいえば自信です。

そして自己受容は、現状の自分をありのままに受け入れられることです。

つまり、不登校の自分、学校に行けない自分を責めてばかりいては自己受容できていないということになります。

不登校の自分を受け入れる。まず受け入れることができないと次に進めないのです。

そのため多くの不登校の子どもたちが不登校解決に時間を要します。

そして、親が不登校を受け入れられず、適切な対応をできていないと、いつまでも不登校が解決できなかったり、不登校が長期化してしまうのです。

いつまでも不登校を過去にすることができず、未来へスタートを切ることができないわけです。

不登校解決のきかっけはまず自己肯定感がたかまり、自己受容ができていないといくらきっかけがあっても無意味となってしまいます。

親のなかには早く登校刺激をしたり、きっかけを作り、再登校させたいと思う方が多くいらっしゃいます。

しかしいくら学校に行けと言ったり、きっかけばかり作っても自己肯定感が低く、自己否定している状態ではなんら意味をなさず、むしろ傷口に塩を塗る行為になりかねず、不登校が悪化したり長期化してしまいます。

白石麻衣さんの場合にはこの過程については話をされていませんでしたが、おそらく不登校を過去にすることができ、自己受容ができ、自己肯定感が高まった状態のときに変わりたいと感じ、きっかけがあったのでしょう。

登校拒否・不登校は無理やり学校に行かせるべきなのか?の記事はこちら

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嫌な過去だけど前向きにとらえることができた

白石麻衣さんは番組の中で不登校に関し「嫌な過去だけど、それがあったから前向きに捉え頑張れた」とお話されています。

不登校になると人生終わったと感じてしまう人も多いと思います。

しかし過去にとらわれることなく抜け出し、白石麻衣さんはピンチをチャンスに変えることができたわけです。

不登校という経験は多くのものを失うようで、実は多くのものを得る経験だと思います。

いままで見えていなかったことが見え(問題の表面化)そして気づき、それに対する解決策を学ぶわけです。

陰口がきっかけで過去に不登校・ひきこもりを経験した白石麻衣さんですが、きっとこの経験が彼女に気づきを与えてくれたはずです。

例えばクラスのみんながいい子で、陰口を言うことや乱暴な生徒もいなく、いわば無菌の温室状態で育ったとしたら、いきなり大人になってからそういう人ばかりでないと気づいたらどうなるでしょうか?

大人になるまで傷つくこともなく、失敗もなく育ってきたら問題を解決する力や嫌なことを受け止める力、乗り越える力がないわけです。

多くの親はこの貴重な経験(失敗)をさせないようにと先回りして危険を回避しています。

この力を培うことなく育ってきていきなり問題にぶちあたったとき乗り越えられるわけがありません。

そのため過干渉は良くないと言われているのです。(母親の過干渉が子供の心理に及ぼす7つのマイナス影響の記事はこちら)

不登校の相談に来られる方の多くは上記過干渉の記事を読んでまさに自分ですと仰るケースが多いほどです。

このため親が対応を変えることで不登校は解決すると私は思っています。

さて、白石麻衣さんの変わるきっかけですが、音楽学校の先生からオーディションを受ける提案をされたことです。

白石麻衣さんはアイドルになりたいと思っていたわけではなかったようですがオーディションには不安もあり悩んだようです。

でも白石さんはこのままでいいのか? 不登校・ひきこもりだった元の自分に戻っていいのか?と思ったそうです。

ある程度心のエネルギーがチャージされた状態の良いタイミングで変わるためのきっかけが訪れたということです。

そして乃木坂46に入った白石麻衣さんは過去から抜け出して、再スタートを切ったのです。

不登校解決のために親が急いできっかけづくりをしたところで、子供のエネルギーが高まりタイミングが合わなければ無意味になってしまうということがわかると思います。

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不登校・引きこもりに希望を持たせる存在になった白石麻衣さん

画像引用元:資生堂 マキアージュ

白石麻衣さんが不登校・ひきこもりだった過去を告白されたことは、不登校の子どもにとって希望を持たせることになります。

これはとても良いことですね。

白石麻衣さんの存在が、不登校やひきこもりを経験してもこんなに輝けるんだ、やり直せるんだと前向きにさせてくれるはずです。

不登校の多くの子供たちは大人になってもよいことなんてないと将来を悲観しているのですから。

少しでも早く不登校を過去にできるようにしたいですね。

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まとめ

今大活躍の乃木坂46白石麻衣さん。

いきいきと輝いている白石麻衣さんを見ているととても過去に不登校・ひきこもりを経験したとは誰もが思わないですよね。

白石麻衣さんが不登校経験告白されたことは、今不登校やひきこもりで悩んでいる当人や親にとっても希望をもたらしてくれますね。

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