「毒親」という言葉をよく耳にするようになったのは最近ですが、毒親事態は昔から存在していたと思います。
なかには子供に対してストレスを発散するために暴力をふるう毒親もいます。
毒親に育てられた子供は復讐や報復・仕返ししたい悔しい苦しい気持ちがいっぱいで訴訟を起こしてでも縁を切りたい人も多いようです。
果たしてどのようなことが毒親にとっての一番の復讐や仕返しになるのでしょうか?
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1.毒親の気持ち
毒親は無意識に子供に対して「毒」のあるつまり悪影響を与えてしまう支配や服従をさせるような行いをしている父親や母親のことです。
毒親本人たちは「子供のためを思って」「愛しているからこそ」という思いで接しているのでしょうが、実際にはエゴの押しつけや自分の不満解消のための行為であったりします。
なかには自分のストレスを発散するために暴力をふるったり延々と愚痴を子供にきかせる毒親もいます。
そのほか子供への支配、精神的苦痛を与える言動、暴言、ネグレクト、差別などが具体的には毒親が行う行為です。
そして実は毒親の自分の親も毒親であり、それを受け継ぎ知らず知らず同じ毒親な対応をしていることさえあるのです。
毒親は自分が毒親であることを認識できてなく、毒親の対応によって子供がつらく苦しんでいることすらわかっていないこともあります。
また毒親によっては子供への愛ではなく、自分優先で、自分のストレス発散に子供を利用している人もいるのが事実です。
毎年夏になるとニュースで、子供を車に乗せたままパチンコに行って、子供が熱中症で死亡してしまったというニュースを耳にします。まさに毒親ですね。
先日は幼い子供がいい子にするからと文章をかかされ懇願しているにもかかわらず、冬の寒空外に放置されたり、暴力をふるわれて亡くなるという事件がありました。
これこそまさに毒親です。
これだけ毎年ニュースになっているのにもかかわらず、同じ事件が起こっているのは、子供の安全や保護という意味さえ毒親はわかっていないのでしょう。
印象的なニュースとしては子供を鎖でつないで身体的虐待をおこなっていた毒親の子供を同級生が何かおかしい?と気づいて助けたというニュースもありました。
この毒親の場合には子供をストレス発散のはけ口として子供を支配し暴力をふるっていたようです。
こんな子育てをされていたら子供が復讐したい、仕返し・報復したいと思うのも仕方ないと思ってしまいます。
また若くして子供ができてしまい、結婚してもすぐ離婚。そして子供を家に置いたまま自分はデートに行ってたなんていうニュースも多いですね。子供ができたら自分の生活がどう変わるのか?
どれだけの生活費が必要で、子供の世話はどれだけ大変なのかということをわからずに簡単に子供を作ってしまう人が多い気がします。
自分たちの選択で親になるにもかかわらず、自分が優先で毒親となってしまう。
親になるのに教科書や授業はないですが必要なのかもしれないとも思います。
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2.毒親への復讐・報復・仕返しになること
毒親育ちの子供が一番最初に考える復讐や報復・仕返しは毒親を殺すことのようです。
でも待ってください。そのような復讐の仕方をしたらあなたは殺人者になってしまいますよ。
毒親を殺すことが本当の復讐や仕返しになるのでしょうか?
殺人を犯して自分が刑を受けてまですることに値する復讐や報復・仕返しになりますか?
私の考えは違います。毒親に自分が毒親だということをわからせ、謝罪してもらえるのが一番の復讐や報復・仕返しの見返りとなると思うのですが、なんせ毒親ですので、なかなか難しいと思います。
毒親のストレス発散で暴力を受けた子供は毒親より力が強くなったときに同じように暴力で復讐や仕返しをすることもあるようですが、それは毒親がやっていたことと同じです。
そのままではあなたに子供ができたときに同じようにストレス発散で自分の子供に暴力をふるうという負の連鎖を起こす可能性があります。
機能不全家族の連鎖から殺人事件がおきているについてはこちらです。
ではあなたが暴力を振るわず、犯罪を犯すことなく、毒親への復讐や報復・仕返しをするというのはどういうことが該当するのでしょうか?
2-1.裁判・訴訟
未成年者であれば、「親権喪失(民法834条)」、「親権停止(民法834条の2)」の制度が民法上用意されていますが、親権という権利に対する制限なので、やはり最小限にしか認められないということで裁判所の判断も非情なのが実情です。
民事保全法上の仮の地位を定める「仮処分命令(民事保全法23条第2項)」を求めることは可能です。ただし、子どもの側に生ずる「著しい損害又は緊急の危険を避けるために必要な場合」という要件があり、これらについては疎明資料(証拠書類)を提出して裁判所を説得せねばなりません。
未成年者で警察や児童相談所に相談しているような場合であればまだしも、現在は親と別居していて差し迫った身の危険が生じていないような場合では、そもそも以前の虐待についての資料がないことや、現在は緊急の危険はないと判断されてしまう可能性があるなど、なかなかハードルは高いといえます。弁護士ドットコムより抜粋
法律的には毒親と縁を切る方法はないので、上記該当があれば書類を揃えて裁判所に提出するとよいでしょう。
2-2.自立する
毒親はあなたに自分の理想を押し付けたり、自分のプライドを保つため、ストレス解消のためにあなたを苦しめる言動をとっているのですから、自立して、毒親のもとから立ち去るのが一番の仕返しや復讐になるのではないでしょうか?
あなたに依存し、あなたを生きる糧として行う行為であるため、あなた自身が毒親のもとから立ち去る。自立する。これこそが毒親の生きがいをなくしてしまう一番の復讐や報復・仕返しになります。
まずは仕事を見つけて貯金をする。引っ越しや家賃でひとまずまとまったお金が必要です。
あなたを所有物とし、あなたをある意味自分の生きるために必要な手段としているわけでから、自立されて家を出てしまわれると、毒親は困るはずです。
これこそが復讐や報復・仕返しになるのではないでしょうか?
実際に私に相談される方のなかには自立したいけれどその方法がわからないという方もたくさんいらっしゃいます。
そしてこの方法で復讐を実現できたかたは毒親から解放されて本当によかったと新たなスタートを切っています。
2-3.絶縁する
毒親から自立するだけでも十分な仕返しや復習になると思いますが、それだけでは積もり積もった恨みが晴らせないというのであれば、一番効果的な復讐は絶縁です。
あなたを生きがいにしている毒親から縁を切る。一切の連絡を絶ちあなたはあなたの力で生きる。
これこそが復讐となり仕返しです。自立して連絡先は教えない。実家から遠いところに住むというの良いです。
ただ自立しただけでは毒親は押し掛けてくる可能性があります。なので自立して絶縁するというのが復讐や仕返しとしては最善でしょう。
一人で生活していくことに不安もあるかもしれませんが、人間は失敗から学ぶことのほうが成功続きの人よりもはるか得るものが多いのです。これから新しいスタートを切ってみませんか?
このときに自分から連絡先を教えないのは当然として職場がわかってしまうと職場に来る恐れもあります。
そのため就職するときなどは会社に事情を話すなどして親であっても連絡先は教えないようにしてもらう必要があります。
本当に絶縁して復讐や仕返ししたいということであれば準備を怠りなくしたいですね。
2-4.児童相談所に通報する
189を押すと児童相談所全国共通ダイヤルに繋がります。
もしあなたがまだ自立できる年齢でなければ一刻も早く相談してみてください。
毒親は自分が毒親だと世間に知られたくはありませんから、これも復讐や仕返しになりますね。
ちなみに厚生労働省で定義している児童虐待は下記の通りとなります。毒親がストレス発散目的などでやってしまいがちな行為です。
児童虐待の定義
児童虐待は以下のように4種類に分類されます。
身体的虐待 殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める、縄などにより一室に拘束する など 性的虐待 子どもへの性的行為、性的行為を見せる、性器を触る又は触らせる、ポルノグラフィの被写体にする など ネグレクト 家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かない など 心理的虐待 言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(ドメスティック・バイオレンス:DV)、きょうだいに虐待行為を行う など 厚生労働省HPより
3.復讐よりあなたの幸せを考えて
毒親への復讐や仕返しばかりにこだわっていてはあなたは残念ながら幸せにはなれません。
しかしあなたのこれまでのつらい経験や苦しみを考えたら復讐や仕返しをしたい裁判して訴訟をおこしてでも縁を切りたい気持ちもわかります。
人生一度きりです。毒親への復讐や仕返しを考えるよりもどうしたらあなたが幸せになれるのかを考えてそのために労力を注ぎましょう。
復讐や仕返しのことを考えて疲弊してしまうよりもずっと健全です。
毒親の元で育ったあなたは、弱い人の気持ちがきっと誰よりもわかるはずです。自分に合った仕事を見つけ一人暮らしを始めて自立する。
まずは毒親の元を離れるために準備をしましょう。そして一人で悩まずに、上記にある児童相談所や、カウンセラー、信頼できる人に相談してみてください。
自分の親が毒親だと気づいていないケースもあります。
そして毒親のもとで育っている子供は毒親に対して復讐や仕返しも考えると同時に、毒親をほおっておけないという心理も合わせもっていることがあります。
これは常日頃毒親から感謝の強要や、誰のおかげで生活ができているんだなどと、毒親であってもいないと困る、生活していけない、と洗脳されて思い込んでしまっているため共依存になっていたり脅迫観念からくるものです。
毒親の共依存についてはこちらに書いています。
これは毒親の元にいる限りその洗脳は解けません。
毒親である自分の親のことを恥ずかしいと思ってなかなか相談できない人もいるようですが、勇気を出して一歩を踏みだしてみましょう。
相談して話をされた毒親は恥ずかしいはずですし、相談することも毒親にとっては復習や仕返しとなりうるでしょう。
自分本位になっていいのです。今まで抑圧されてきたのですから、自分らしく生きる。ストレスを感じない環境に身をおいてあらたなスタートをきりましょう。
そして毒親から自立し絶縁しても過去の記憶はなかなか消えず苦しいと思います。
そして毒親は連鎖することが多いのが現実です。
ぜひあなたがその負の連鎖を断ち切り、自分が親になったときには毒親にならないように、子供を育てていってほしいと思います。
あなたの幸せが復讐や仕返しにもなりますよ。
毒親の洗脳を解く方法についてはこちらに書いております。
生きづらいと感じているあなたはこちらを参考にしてみてください。
4.まとめ
毒親にストレス発散で暴力をふるわれた子供は暴力で毒親に仕返しをしたいと考えたり、毒親からうけたそれまでひどい仕打ちにより恨みがつのり、復讐や仕返しを考え訴訟を起こして裁判をしてでも縁を切りたいと考える人もいると思います。
でもその復讐や仕返しの方法についてはあなたが幸せになれる方法をぜひ選択してほしいと思います。
参考までに毒親あるあるエピソードはこちらにあります。
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