2歳、3歳くらいで母子分離不安。
「人見知り」「赤ちゃん返り」と聞くと、あ~なるほど・・と思われるのではないでしょうか?
必ずしも人見知りや赤ちゃん返りと同じではないですが、人見知り・赤ちゃん返りと母子分離不安はとても関係があると思います。
ではどういったことが、母子分離不安と思われることでどのように対応したらよいのでしょうか?
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2歳、3歳の赤ちゃん返り・母子分離不安とは?
- 後追いがひどく家の中でさえも母親が少し離れると泣きわめく
- 母親以外の人が抱っこしたとたん泣く
- 夢中で遊んでいたのに母親の姿が見えなくなったとたんに泣く
- 祖父母や施設に一時預かりをすると泣く
- 赤ちゃん返りした
具体的な例としては上記のようなことが多いかと思います。
2歳.3歳くらいだと、母親とそれ以外の人物の区別がはっきりとわかり、母親と少しでも離れると泣くという子供が多いかと思います。これは母子分離不安の状態です。
私の息子もこの時期に私が掃除機をかけているとずっと掃除機を追いかけて後を追っていたというなんとも可愛らしく微笑ましい思いでがあります。
当時は掃除機に興味があったのかと思っておりましたが、今考えてみると、これも「母子分離不安」だったのかな?という気が今はいたします。
また当時人気のしまじろうのビデオを見ていてご機嫌の隙にちょっとゴミ出ししちゃおうと部屋を出てしまい、
戻ったら、息子が裸足で出てきて、泣いて私を探していた場面にも遭遇したことがあります。
これも母子分離不安ですね。
頼りにしている母の姿が見えなくなり、不安になる。これが「母子分離不安」です。
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どうして母子分離不安になるの?
赤ちゃんの時は当然ながら、何も一人ではできません。
それをお世話するのはたいていが母親です。
その母親が自分に成り代わり分身のように手取り足取りお世話をして対応してくれるわけです。
子供が一番頼りにしている大事な存在であり生命線なわけです。
常にそばにいてくれるはずと信じて疑わない母親の姿が見えない。
子供からしたら、母子分離不安の状態にパニックになるわけです。
母子分離不安のきっかけは千差万別ですが、例をあげるとしたら
- 母もしくはこともが入院などをすることがあり離れることがあった
- 育児を母親以外の人がするようになった
- 母親が仕事に復帰し、保育園にいくようになった
- 習い事を始め、母親と離れる時間ができるようになった
- 恐怖と感じる出来事、体験があった
- 一時的に子供を預けることがあったなど
- 兄弟姉妹ができた
が考えられると思います。
いづれにしても今まで母子密着の状態から、
母子分離した状態(子供からしたら急に母親がいなくなった状態)をきっかけに母子分離不安になってしまうということです。
また下のお子さんが生まれたときにもよくみられる(赤ちゃん返り)ことだと思います。
赤ちゃん返りするのは下に弟妹ができた際が多いですが、なかにはあてはまらないこともあります。
その場合には親の愛情を感じたい、試したいという気持ちの表れだと思います。
勘違いしていただきたくないのは、これは上記のようなことがあると必ずしも母子分離不安になるということではありません。
同じ経験をしてもなんともない子供もいます。
これは生まれもった気質も影響するといったところだと思います。
同じ境遇で育った兄弟であっても、同じ出来事に対して、反応が違うのと同じです。
またそれまでの親子の関わりや対応の仕方にも非常に関係があると思われます。
母子分離不安がおこったからといって、自分を責めたり思い詰めたりしないでくださいね。
やむにやまれす子供から離れないこともあると思いますしお仕事も辞めるにやめられない方もいらっしゃると思います。
まずはできることから始めて母子分離不安を解消していきましょう。
ではどのようにしたら、解消されていくのでしょうか?
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母子分離不安・赤ちゃん返りの対応
いかに子供の不安や心のストレス、緊張を取り除いてあげるか。
母子分離不安の対応にはこれにつきると思います。
小学生の母子分離不安の記事でもふれたように一番はスキンシップを取り入れた対応だとおもいます。
特に2歳.3歳であれば。
たくさん抱きしめてあげて、愛情たっぷりに接してあげるという対応が何より子供は安心します。
大人でも恋人や配偶者に抱きしめられたら安心したりほっとしたりしますよね?
ましてやそれが2歳くらいの年齢であればなおさらです。
- ぎゅっと抱きしめる
- 添い寝をする
- 手をつなぐ
- お風呂でたくさん遊ぶ
- 抱っこする
- おんぶする
- 頭をなでる
- 暖かい言葉がけをする
- 下の子供が生まれた場合には上の子供を優先して対応する
いづれも子供が安心できる。絶対的安心感を持たせるための対応が必要です。
このときにお母さんの目線や、感情、言葉などもそのスキンシップに合っている対応というのも大事だと思います。
よそ見や家事をしながら頭をなでても、子供は「お母さんは僕のことよりほかのことが大事なのではないか?」「お母さんがどこかに行ってしまうかもしれない」と不安になってしまします。
また子供がなにか粗相をした際に怒った口調で「怒ってないよ」といったときには、残念ながらその言葉よりも感情が子供に伝わってしましますので気を付けてくださいね。
特に子供からスキンシップを求めてきたときには必ず対応してあげましょう。
「あとでね」「忙しいから」というのは避けていただきたいと思います。
子供の求めに応じすぎて抱き癖がつくのでは?と心配される方もいると思います。
それは一時的にはあるかもしれませんが、求めているときに対応して愛情を注ぐということを繰り返しすることにより絶対的安心感を獲得して、巣立って(成長して)いくものと思います。
むしろ子供に愛情を注ぐという対応をせずに成長してしまったらどうでしょう?
その時にはなんら問題がなくても、成長してから(場合によっては成人してから)問題が生じることもありますのでここは子供を優先して対応してあげましょう。
まとめ
生まれてから2歳から3歳くらいまでの間に母子密着から得た安心感はその子供の成長にとても大きく影響します。
2歳、3歳という年齢は自我も出てきて、ちょっと扱いにくさがでてくるのに、それでいてまだまだ手がかかる年齢です。
でもあと数年で小学生になり、学校へ行くようになれば、徐々に母親より友達といるほうが楽しくなります。
実際私も息子が小学校から帰るのを待って、帰ってきたら一緒にでかけよう、とかおしゃべりしよう、おやつを作って待ってようなんて思って帰りを待ってました。
しかし親の気持ちをよそにランドセルを玄関に放り投げて「ただいま~」というのも言い終わらないうちに、「行ってきま~す」
なんてさっさと遊びに行ってしまいなかなか帰って来ずに、寂しいな・・と思ったことが多々あります。
でもこれは成長している証なんですよね。
母子分離不安になればなるで、その時には、少しは子供と離れたいという思いがあったのに、一人で出かけるようになってしまえばしまうで寂しいとは親も勝手なものですね(笑)
子育ての時期、特に2歳、3歳くらいの子供の年齢が低いころは、親は少し前まで、子供がいなかった時間のほうが長いわけですから、今までとのギャップや対応の仕方にとまどい、思うようにならず、一人の時間も欲しくなります。
私自身がそうでした。
早く寝かせて自分の時間を作ろうとよく思っていました。
でも時は戻せません。
子育てを楽しんで、子供が求めるときには対応してあげて、うまく息抜きをして、お母さんがハッピーな状態でいられたらお子さんの笑顔も増えるはず。
ずっとつきっきりで対応しないといけないと思うとプレッシャーだと思いますが、求めてきたら対応してあげる。
ということを意識して、その時だけでも全身全霊で愛情をたっぷり注いで対応あげるというのはどうでしょうか? それならできる気がしませんか?
まずはそこからやってみませんか?
少しずつでいいんです。完璧な人なんていないですし、完璧を追及するとお母さんの心が折れてしまいますからほどほどでいきましょう。
母子分離不安ということはそれだけ母親を必要としてくれているわけですからね。
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