子育てのイライラから暴言を吐くと子供へ深刻な影響が・・

暴言というととてもひどい言葉だと感じますよね。

しかし何気なく子育てしてイライラしているときに発している言葉も暴言にあたり、子供に深刻な影響を及ぼしているかもしれません。

そしてその暴言の影響から、将来不登校やひきこもりにもなる可能性があります。

子育て中はイライラしていて、思わず暴言を発してしまうこともあるかもしれませんが、子供への影響を考えるとやめるのが賢明です。

ではどのように暴言が子供に影響を与えてしまうのでしょうか?

子育てのイライラからの暴言

まず、どんな暴言を子育てでイライラしているときに言ってしまうのでしょうか?

ネット上のお悩みの中から下記集めてみました。

  • お前なんか生むんじゃなかった
  • お前なんか消えろ
  • 早く寝ろ
  • うるさい黙れ
  • どっか行け

この他にもご飯を食べない子供に「腹立つ」「もうご飯作らない」と言ったり、無理やり口に入れて食べさせたり・・暴言と暴力ということになるでしょう。

また子育てでイライラしてお母さんと呼ばれたときに「呼ぶな」と言ってしまうなど、みなそれぞれ言い方はともかく、イライラから暴言を吐いてしまい悩んでいますという悩みを多く見かけました。

あと、私も子育て中うまくいかないことが続いたり、子供が言うこときかないイライとラして、ママもう知らないからね」

と言っていました。これもよく考えると暴言ともいえますよね。

ママもう知らない → 見放された と子供は感じるはずです。

こう考えていくと、子育てでイライラしている時に程度の差こそあれど、暴言を吐いてしまっている人は結構多いのではないかと思います。

また暴言だけでなく、強い口調や怒った声色、険しい表情、舌打ちなども暴言と同じ影響を子供に与えます。

では子育て中のイライラから発してしまう暴言は子供にどのような影響を与えると思いますか?

暴言が子供に与える影響

自己肯定感が育たない

暴言を吐かれて育った子供は自己肯定感が低くなってしまいます。

自分が何かすると、親がイライラして暴言を吐くため、自分が何かをする=親を困らせている。

お母さんはい自分のことが嫌いなんだ。自分はいけない人間なんだと思ってしまいます。

親としてはそんなつもりがなくついイライラして暴言ではなくても怒った口調で接してしまったりすることも同じです。

お母さんを怒らせている。お母さんは自分に怒ってイライラしている。

自分は良い子じゃないんだ。

こんな風に思ってしまう可能性があるのです。

良い子供を演じる

親がイライラして自分に怒る。暴言を吐く。

つまり自分は自分のままでいると怒られたり暴言を吐かれる。

となると自己受容ができません。

自己受容というのはありのままの自分を受け入れるということです。

ありのままの自分でいるとお母さんやお父さんがイライラして暴言を吐くとなると、自己受容はできないですよね。

そのため親の理想通りの子供になろうと、良い子供であろうと演じるようになる可能性があります。

そしてそんな自分は本来の自分でないため葛藤してイライラし、陰で悪いことをするようになることもあるのです。

非行に走る子供でも学校や親の前ではいい子だったりしますよね。

そしてそんな子供の家庭環境を調べると厳格すぎることがあります。

厳格な親が必ずしも暴言を吐くというわけではないでしょうが、子供を自分の思い通りにしようと、強い口調で叱ったり、こうあるべきというのを押し付けてしまいがちと考えられます。

自主性が育まれない

子育てしているとイライラすることが多く、そしてつい自分の思い通りに子供をコントロールしてしまちがちです。

そのコントロールができない、思うようにいかないときにイライラは高まり、暴言へとつながります。

つまり自分の思うように子供を支配しようとしているわけです。

そしてその支配が及ばないと暴言を吐いてしまう。

ということは子供が自分の理想通りの言動をしないと、親はイライラし、怒ったり、暴言を吐いたりしてしまう。

そうするとお母さんやお父さんの言う通りにしないとお母さんがイライラしたり、怒ったり暴言を吐いて怖い。嫌な気持ちになる。

それなら、お母さんの言う通りにしようと無意識に防衛反応が働き、次第に自分の意思とは関係なく親の言う通りにするようになります。

自分の意思を持とうものなら親が暴言を吐く。

子供の性格や年齢によっては自分の意思を貫くパワーがありませんから、次第に自分が何をしたいのか、自分の感情さえわからなくなり、自主性がはぐくまれないばかりかときには無気力にさえなってしまうのです。

人の顔色を窺うようになる・人が怖い

親が子育てでイライラして怒りが増幅してしまうと暴言を吐いてしまうことがあり、それを繰り返し子供にしていると、子供は恐怖心をもって萎縮してしまう可能性があります。

そうすると、常に人の顔色を窺うようになってしまったり、場合によっては対人恐怖症にもなりかねません。

この場合暴言だけでなく暴力などもあったりすると子供の心が傷つきトラウマとなります。

そしてすぐには対人恐怖症の症状がでなくても、何かをきっかけにトラウマがよみがえったり、後々それが表面化することもあるのです。

表面的に謝るようになってしまうことも

あまりに暴言を吐く頻度が高かったり、しつこく叱ったりしていると、子供は学習してとりあえず謝ろうとするかもしれません。

繰り返される暴言や、しつこく叱ったり、怒ったりすると、本来何が悪かったのかを理解せず、謝ればいいんだと、間違った解釈をするようになる可能性もあります。

子供も暴言を吐く

暴言を吐かれて育った子供は、叱るときは暴言をはくものと思い育ちます。

暴言で叱られるしか経験がないためです。

すると自分が将来親となった時や、職場で部下が過ちをおかした時、イライラして叱るだけでなく、怒りを伴い暴言を吐くことに繋がってしまうのです。

暴言・罵倒・馬鹿にするモラルハラスメントな毒親は話が通じない

不登校やひきこもりになる可能性がある

前項まで述べたことでお分かりになるように、親から暴言を受けて育つと、自己肯定感が低く、自主性がなくなり、無気力になることがあります。

これに加えて学校でトラブルがあったり、学校に行く意義を感じられないと不登校やひきこもりになってしまうことがあります。

ここまで読んでいただけたらわかると思いますが、不登校やひきこもりは決して怠けてなるわけではないということです。

多くの不登校の子どもたちは学校に行こうと思っていますし、ひきこもりになっている人達もこのままではいけない、働こうと思っているのです。

ここまでで、いくら子育てでイライラしてしまっても暴言を吐いてしまうのはよくないと、よくおわかりいただけたと思います。

でも子育てしていると、どうしてもイライラしてしまい、感情が高ぶり暴言を吐いてしまうのを止められないと言う方はどうしたらよいでしょうか?

子育てのイライラを暴言でない方法で解消

叱り方

子育ての一貫として、躾のために、叱っているつもりであっても実は自分のイライラから怒りが増長してそれを発散させるために暴言になってしまっていませんか?

怒ることと叱ることは異なります。

いくらイライラしてしまっていても下記ポイントをおさえた叱り方をしたいですね。

  • 本当に叱ることに相当することであるか
  • 叱る理由が子供に伝わっているか
  • シンプルに叱る
  • その場で叱る
  • 親の都合で叱っていないか
  • 子供の人格を否定する叱り方になっていないか?
  • 誰かと比べて叱っていませんか?

ポジティブに変換

子育てにおけるイライラするポイントはどんなことですか?

子供が食べ散らかす、汚れた手のままおもちゃを触る。

せっかく掃除したのに・・こんな場面が子育てでは多く、イライラしがちだと思います。

こんなとき「いい加減にしてよ」なんて強い口調でいってその後言わなくていいような暴言を吐いたりしていませんか?

もうまた掃除しなくちゃと思うとイライラしますよね。

これは徹底的に掃除しろという神様からのお達しねと思ってみたら、イライラしなくなりませんか?

いつもうまくいくとは限りませんが、イライラしそうになったらポジティブ変換する習慣をつけていけば、いつの間にかイライラしなくなるはずです。

子供が小さいときは私もよくイライラしていましたが、不登校を経て、親の言動が子供に大きく影響すると知ってから私は変わりました。

いつでも自分が変わろうと思えば変われるのです。

一時保育を利用する

子育てで行き詰まり、イライラして暴言まで子供にはいてしまうのであれば、時には子供と離れることが必要です。

ご主人や身内で預けられる方がいたらお願いして自分の時間を持つといいですね。

でもそんな恵まれた環境ではないという方も多いかと思います。

民間の育児保育は費用が気になる方も市区町村で運営している一時利用であれば、利用しやすいと思います。

市区町村により名称は異なりますが「子供家庭支援センター」などという名称で運営していると思います。

豊島区の例でいえば1時間あたり500円です。

子育てでイライラして暴言を吐いてしまうほど、あなたも追い詰められているのですから、時には一時保育を利用して自分だけの時間を確保したらリフレッシュできると思います。

相談する

子育てにイライラし、行き詰まり暴言を吐いたり、なかには暴力や虐待にまで発展するケースもあります。

そんな取返しのつかないことになる前に相談をしましょう。

身近なママ友に話をするだけでも同じ子育ての悩みを持つ者同士、共感したり励ましあったり、心が落ち着くと思います。

でもママ友に話せない、他に相談できる人がいないのであれば、子供の虐待防止センターというのがあります。

こちらではセミナーを開いていたり、電話相談も受け付けてくれますから、一人でイライラして悩んでいないで、相談してみましょう。

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まとめ

いままで子育てでイライラしてしまってつい叱るつもりが、怒りの感情とともに暴言になってしまったという方でも子供への影響を知ったら、暴言をやめようと思うはずです。

そんな時は人の助けを借りてもいいんですよ。親も人間ですから感情もあります。

少しでも参考になれば幸いです。

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