親がカウンセリング・相談を受け対応を学べば不登校は解決します。

子供が不登校になって、最初は先生と相談したり、スクールカウンセラーに相談したりカウンセリングを受ける人が多いと思います。

そして、子供にカウンセリングや相談を受けさせ不登校を解決しようとする親は多いのではないでしょうか?

でもどうでしょうか?不登校のお子さんはカウンセリングを受けられる状態ですか?

自分の状況、気持ちをカウンセラーに話、相談できますか?

なぜ不登校になっているのか子供はわかってますか?

そもそも不登校の子供は家を出られない、部屋を出られない子供が多いです。

そんな不登校の本人が相談しに、カウンセリングを受けに行くでしょうか?

不登校は親の対応次第でさらに悪化することもあれば、逆に親が適切な対応をすれば解決することもあります。

不登校の解決はほとんどの場合には親の対応次第だと私は考えています。

これまでその信念のもと自分の子供に適切と思う対応をし、結果不登校を乗り越え解決できたと思っています。

では親はどのように対応したらよいのか?なぜ親が相談、カウンセリングを受けるのがよいのでしょうか?

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親がカウンセリング・相談を受ける

不登校解決のためには親が相談しにいく、カウンセリングを受けるのが一番だと私は思っています。

なぜ不登校になっている子供自身でなく親がカウンセリング・相談を受けるのが良いと思いますか?

まず1つめとして不登校という状態にいたるまでの親の対応が一因で不登校になっていることが多いと考えているからです。

次に子供は自分でもなぜ不登校になってしまったのかはわかっていません

きっかけはあるにせよだからといってなぜ不登校になってしまうのか本人もわからないことがほとんどです。

そして、不登校になっている年齢や性格にもよりますが、子供は自分の気持ちや状態をうまく表現することができないためカウンセリングは親が向いていると思います。

次に不登校になって親も悩んでいます。この先不登校が続いて引きこもりになったらどうしよう・・

せっかく進学校に入れたのに不登校だなんて、将来が不安だわ・・

様々なことが走馬灯のようによぎり、不安がおしよせます。

そうすると親の不安を子供にぶつけてしまう可能性があるからです。

子どもが不登校になって親が不安になるのは当然です。

だからといって「このまま不登校だと卒業できないわよ」「このままだと就職も・・」「授業料払っているのにもったいない・・」こんな不安を子供に言っても不登校は解決することなく益々悪化する可能性があります。

そのため親がカウンセリングで相談をするときに気持ちを吐きだし心を安定することが必要だと思います。

そして親が相談・カウンセリングを受けて適切な対応を学ぶというのが良いと私は考えています。

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不登校の親に向いているカウンセリング・相談

日本での一般的なカウンセリングというのは、来談者中心療法といって、相談にいらしたクライエントが話をしていくことで、自分自身で自問自答しながら自分で答えを見つけていくというものです。

クライエント自身が答えをもっているという考えのもとに行われるカウンセリングです。

このカウンセリングは時間がとてもかかってしまうのが難点といえるでしょう。

しかし自分で答えを導きだすためにとても有効であるとも言えます。

一方で不登校の相談・カウンセリングに関していえば、不登校を早期解決したいという親が多いのではないでしょうか?もちろん子供だって不登校から早く抜け出したいと思っています。

このことから不登校に関してのカウンセリングにおいては、不登校に関しての知識がある、もしくは得意としている、専門としているカウンセラーとのカウンセリング・相談が良いと思います。

実際に相談を受けている際によく聞くのが、ただ話を聴いてくれるだけで何もアドバイスがなかったというものです。

特にスクールカウンセラーや一般心理カウンセラーの場合には来談者中心療法をもとにカウンセリングを行い、また不登校に関しての知識があまりないためこのようなことがおきてしまうようです。

そして不登校のカウンセリングの場合には来談者中心療法では時間がかかるため、親の適切な対応をアドバイスしてくれるカウンセラーとのカウンセリング・相談が好ましいと思います。

あともう一つ。不登校のカウンセリング・相談を親が受けたほうが良い理由として、言わなくていいことを子供に言ってしまう可能性があるから。

実は私もそうでしたが、自分の中での不安、疑問などを子供にそのまま感情的にぶつけてしまっていました。

これはいけない対応です。

でもカウンセリングを受け相談することで、カウンセラーにその思いをすべて話すことができ、アドバイスが得られれば、親の心も安定するのです。

私は相談を受ける際には不登校の親の適切な方法を具体的にアドバイスしています。

が不安定で、その感情をそのまま不登校の子どもにぶつけてしまうと、いくら正論であってもそれは不登校の子供にとって凶器になりかねないのです。

不登校のカウンセリングを受けるにあたり、カウンセラー選びのポイントとしては親の適切な対応に関して、きちんと理由を説明でき、相性が合うカウンセラーを見つけると良いでしょう。

以上をまとめると

  1. 不登校のカウンセリング相談は親が受ける
  2. 不登校を専門もしくは得意とするカウンセラーのカウンセリング・相談を受ける
  3. カウンセラーとの相性を確かめる

たいていの不登校の親向けカウンセリング・相談というのは初回料金を安く設定していると思いますのでまずはそれで試してみたり、その方が書いている記事に共感できるかなどをポイントに相性の合うカウンセラーを見つけると良いと思います。

実際に私のところに相談しにいらっしゃる親御様のほとんどは私の記事をご覧になり、考え方に納得した、共感した。信用できそうという糸口からこの方のカウンセリングを受けてみたいと思ってくださり、カウンセリングのお申込みをしてくれています。

カウンセリング相談に行く頻度は、親次第ですが、不安が募り子供にあたってしまいそうな場合には2週間おきや1月おきがよいと思います。

そうでなければ、不登校初期と変化がみられる度でよいと思っています。

カウンセラーによっては頻繁なカウンセリングを勧めることがあるようですが、費用もかかるわけですから私はカウンセリングをうけたいクライエント様の要望や状態次第だと思っています。

登校拒否・不登校の親の4つの特徴や家庭環境と8つの原因。

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段階別不登校の親の適切な対応とは

不登校全期間共通する対応

  • 不登校を否定・非難する発言はせず現状を受容すること
  • 子どものありのままを受容すること
  • 共感する
  • 温かい言葉がけ
  • 子どもが親を手本としたいと思う対応
  • 過保護はOK
  • 過干渉・放任はNG
  • 母子分離不安が不登校の一因の場合には子どもとかかわる時間を増やす
  • 無理やり規則正しい生活をさせようとしない

過干渉の影響についてはこちらを、過保護と過干渉の違いはこちらをご覧ください。

最後に書いた規則正しい生活については、無理に規則正しい生活を強いても昼夜逆転するときはします。

最終的に本人の意思で規則正しい生活をしないと意味がないのです。

そして本当に不登校が解決すれば、規則正しい生活になるのです。

不登校になると規則正しい生活をさせましょうと指導する人もいますが、ここに重点を置いてしまうと、親は思うようにならないときにイライラしたり、不安が募ったりします。

結果的に子供に不安をぶつける対応をしてしまうのです。そのため無理に規則正しく生活できなくてもよいと私は考えています。

現にうちの息子は不登校からひきこもりとなり昼夜逆転でゲーム三昧。明け方までゲームに明け暮れている日々もありました。

時には不安になったり、小言を言いたくもなりましたが、前述の信念のもとしたいようにさせてきました。

その結果今は自主的にゲームを制限し、勉強をし、規則正しい生活をしています。

何事もや親にらされているのではだめなのです。

最終的には不登校を解決すると同時に自立できなければ何の意味もないと思いませんか?

不登校初期

不登校の初期の親は誤った対応をしてしまいがちです。

このため不登校の初期こそ親がカウンセリング相談を受けることが有効だと思っています。

普通は不登校に無縁なので不登校についてわかってないですよね。

私は不登校という言葉さえ思いつきませんでした。

たいていの親は「なぜ学校にいけないの?」「学校に行くつもりはあるの?」「一体何を考えているの?」などと言ってしまいがちではないでしょうか?

親御様によっては車に乗せ無理やり学校につれていくという対応をする方もいます。

結論から言って無理やり登校させるのは適切な対応ではありません。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

不登校という現実を親も子供も受け入れられない時期といえますが、ここで子供も自分の不登校という状況を受け入れる。つまり自己受容をするということ。

そして親も子供が不登校という状態になっていることを受け入れるという対応が必要となってきます。

この対応ができていないと、いつまでたっても不登校は解決しない、もしくは解決したかにみえて不登校を繰り返したり、大人になってからひきこもりになってしまう可能性があります。

不登校初期には子供は身体症状も出やすいです。

お腹が痛い、頭が痛い、起きられないという子供がいます。

親は子供を疑う対応をしてしまいがちですが本当に具合が悪いのです。

または学校に行かなくてはいけない理由を作るために意図せず具合が悪くなってしまうことがあるのです。

特に朝、登校する時刻に不登校の子供は身体症状が出ることが多く、午後や夕方になるとおさまるため親としては疑った対応をしてしまいがちですが、登校しないという気持ちとは裏腹に身体が悲鳴をあげている状態なのです。

場合によっては昼夜逆転していることもあると思います。なかにはネットゲームに依存していることもあると思いますがそれは不登校になっている罪悪感からネットゲームへ逃避しているものです。

すべてをひっくるめて親も子供も不登校のことも含め受容するという対応が必要です。

不登校初期の親の対応としては問いつめずに見守るという対応が良いといえますす。

ただ見守る対応だけでは不登校は解決するのは難しいもしくは長期化してしまいます。

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不登校安定期

不登校の状態が長引いてくると身体症状も収まり、家にいると今までと変わらないのでは?と思うほど子供の状態が安定しているように見えてくると思います。

しかし家では安定しているように見えても登校できる心の状態なのかはわかりませんのでむやみに登校刺激をするという対応は下記を確認してみると良いでしょう。

ポイントとしては

  • 昼夜逆転していない
  • 笑顔が見られる
  • 前向きな発言がある
  • 学校の話もするようになってきた
  • 暇だと言う
  • 部屋に閉じこもるよりもリビングに出たり外出するようになってきた

上記の状態であれば、登校を刺激する対応をしてもよいでしょう。

不登校が長期化しても上記状態でないときに登校刺激をしたり、安易に学校に関する発言をすると子供の状態がせっかく回復してもまた心閉ざし、悪くなることもあります。

上記の状態になるためにも是非相談しているカウンセラーなどと一緒にタイミングを見て適切な対応を行いましょう。

登校刺激

不登校になると親はこの対応を早くしたいと思っている親は多いと思います。

しかしタイミング、子供の状態、によって対応の仕方は変わってきます。

また声のトーン、言い方というのも重要な対応です。威圧的な言い方やぶっきらぼうな物言いはよくありません。

温かい気持ちで接すれば声のトーンや言い方も温かみが加わると思います

登校刺激してよいだろうと、不登校初期と同じように無理やり連れていく対応というのはよくありません。

あくまで本人主導で、本人のタイミングで登校できるようにしていくというのが適切な親の対応といえるでしょう。

教室復帰をするだけでなく、保健室や別室登校という方法もあります。

また小学生の母子分離不安が一因で不登校の場合には付き添い登校から初めてみてもよいと思います。

その他にも適応教室に通ったり、フリースクールで慣らすというほうが合っているかもしれません。

これは個々の状態によって変わってきます。

事前に不登校のことを相談しているカウンセラーなどがいれば相談をして、登校刺激の対応の仕方のアドバイスを受けたりすると良いでしょう。

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まとめ

欧米に比べてオープンでない日本人は相談をしたり、カウンセリングを受けることに抵抗がある方がいらっしゃいます。

医者ならともかくカウンセラーにお金を払うことに抵抗のある方もいるでしょう。

しかし、いくら本を読み漁り知識があっても、解釈を誤り、適切な対応をとれなければ不登校は解決するのに時間がかかり、ひきこもりになり、自分も年老いていくのです。

アメリカでは不登校解決のために親のサポートが必要としています。(詳しくはこちら

不登校になってまだカウンセリング・相談を受けず悶々としていらっしゃる方。まずは不登校専門のカウンセラーにカウンセリング相談をしたほうが早期解決につながると思います。

本やネットから得た情報で自己流に対応をしていて長期化してしまうよりも第三者目線からアドバイスを受けたほうが有効だと思います。

また不登校の対応というの解決するためにはただ見守ってばかりでなく、状態によって対応を変えていくほうが不登校解決が早いと思います。

信頼できる相性の合うカウンセラーをみつけて是非不登校のカウンセリング相談を受けてみてはどうでしょうか?

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