登校拒否・不登校向けの全寮制の学校やフリースクール 気になる費用は?

登校拒否・不登校向けの全寮制の学校やフリースクールがあります。

全寮制の場合は特に子どもを全面的にお任せすることになり、不安になる反面登校拒否・不登校を克服するきっかけになるのではと期待する部分もあります。

実際に登校拒否・不登校向けの全寮制の学校やフリースクールとはどのようなものなのでしょうか?

また費用はおいくらくらいかかるのでしょうか?

登校拒否・不登校向けの全寮制の学校

 

登校拒否・不登校になると、家から出られない、昼夜逆転、ゲーム依存などの問題を抱える子供もいます。

そんな子供たちが全寮制の学校で寮生活なんてできるのだろうか?と疑問や不安に思うこともあると思います。

では登校拒否・不登校を受け入れる全寮制の学校の生活とはどのようなものなのでしょうか?

息子が登校拒否・不登校になった時に入学させたいなと思う全寮制の学校がありました。日生学園という三重県にある全寮制の登校拒否・不登校受け入れの学校です。

現在は名称を変えて桜ヶ丘中学・高等学校となっています。

どのような寮生活なのかというと

寮教育の基本は「自立」と「社会性」です。親元から離れて規則正しい寮生活をすることで子供は自らの事を自らで行い、自らの行動や発言に対して責任持ち、心身をたくましく鍛えられます。明治時代、日本人の「自立・自助」を福沢諭吉や中村正直が唱えた精神を引き継ぐものです。青年期に日本全国・海外からやって来た同世代の子供たちと寮生活する事で人格形成ができ、真の人間関係を学び、コミュニケーション能力に優れた社会性を体得していきます。

寮教育で学ぶ13の力

  • 1. 自立力
  • 2. 社会性
  • 3. コミュニケーション力
  • 4. 決断力
  • 5. 問題解決力
  • 6. 自律力
  • 7. 論理的思考力
  • 8. リーダーシップ
  • 9. ディスカッション
  • 10. 表現力(プレゼンテーション)
  • 11. マネジメント力
  • 12. 創造力
  • 13. 忍耐力

桜ヶ丘中学校・高等学校HPより

登校拒否・不登校となっている子供にとってかけてしまうのは社会性と自立力です。

全寮制で培われる。まさにこれだと思いました。

またこちらの学校では寮の部屋に先輩と同室にすることで先輩が世話係となり、生活面や勉強面で指導をするそうです。

全寮制の学校の場合には規則正しい生活が余儀なくされ、登校拒否・不登校の克服が期待されます。

こちらの学校の青田先生はブログを書かれており、メールマガジンを配信していらっしゃいます。私ももれなく登録をし感慨深く熟読をし続けてきました。

教育者全てが登校拒否・不登校に関して青田先生のように理解ある先生であれば、登校拒否・不登校はなくなるのではないか?と思うほど、登校拒否・不登校に理解があり、どのような対応をすれば登校拒否・不登校を脱し子供が成長していくのかをよくわかっていらっしゃいます。

決してこちらの学校の回し者ではありませんが、興味があれば、相談会にだけでもいくとよいでしょう。

こちらの全寮制の学校自体は三重県にありますが、東京や大阪などで、相談会も行っており、また現地の見学にも行きたいと考えていましたが、息子に話をしたところ、寮に入ることに激しい抵抗を受けたために断念しました。

でも相談会の申し込みの際に相談をしたら、「とにかく本人を連れてこれたら、絶対にうちの学校に行きたくなりますから」と電話口の方は仰っていました。

それだけ自信があるのでしょう。実際に相談会にも見学会にも行けなかったので、なんともわかりませんが調べてみる価値はあると思います。

参考までに寮生活の時間割をみつけました。

1日の生活時間帯(例)

時間 内容 場所
7:00 起床
8:00 朝食 食堂
8:50 授業開始 学校
12:10 昼食 食堂
13:00 午後の授業 学校
16:00 クラブ活動/補習 学校
18:00 夕食/自由時間 食堂
19:00 夜の補習/自習
22:00 風呂/集会
23:00 就寝
24:00 延灯

桜ヶ丘中学校・高等学校HPより

費用については私が訊いた当時で授業料+生活費等で合計10万/月+入学金や施設費だっとと記憶しています。

他の登校拒否・不登校受け入れの全寮制の学校の費用も目安としては月に10万前後というところが多いようですが、詳細は各学校にお問い合わせください。

そうは言っても登校拒否・不登校で昼夜逆転なんです・ゲーム依存で困っていますという方はこちらをご覧ください。

登校拒否・不登校受け入れの全寮制のフリースクール

 

今はさまざまな形態のフリースクールがありますね。

全寮制つまり寮を完備している寄宿型フリースクールも多数あります。

フリースクールといっても一日のカリキュラムが程度の差があれど、決まっているところや、起床、就寝等以外は本人の自由というフリースクールもあるので、登校拒否・不登校の子供には厳しすぎずによいかもしれません。

たいていはフリースクール側に相談をすれば本人の状態に合わせた内容にしてくれるはずです。

フリースクールといってもきちんと勉強をするところもあり、高卒認定試験を受けたり、大学進学できるような指導をしている全寮制のフリースクールもあります。

ただ中には先生の言動が芳しくなく、まるで監禁するかのようなフリースクールもあるのでご注意ください。

以前ご相談にのった方の息子さんが寮のある寄宿型フリースクールに入っていましたが、合わずに本人が家に帰りたいと言ったそうですが、携帯等通信機器をとりあげられ、家に帰してもらえずに、逃げるようにして脱出したという話も聞いたことがあります。

フリースクール側としてはなんとか家に帰さずに登校拒否・不登校を克服させたかったのかもしれませんが、聞く限りではやりすぎな印象を持ちました。

フリースクールでも全寮制の学校でも大切なのは本人の意思です。まずは親子で見学に行き、本人に合う学校やフリースクールをみつけることが大切ですね。

フリースクールもまずは訪問してみるのがおすすめです。

行ったとたん雰囲気だけで合わないというところもありますから、親の勝手な判断で無理に寮に入れるというのはおすすめできません。

中には体験入寮をさせてくれるフリースクールもあるので、このような制度を利用して子供に合う居場所をみつけられるとよいとおおもいます。

全寮制のフリースクールの費用も全寮制の学校とほぼ変わらず初期費用以外に月10万程度のところが多いようですが、中には費用がとても高く、年間で190万程度。月にすると15~6万というところもあるようですので、詳細は各フリースクールまでお問い合わせください。

HP上に費用を公開している学校もありますが、大半は公開していませんので直接尋ねてみると良いと思います。

カウンセリングのお申込みはお問い合わせフォームからお願いします。不登校の接し方など親向けの具体的なアドバイスをさせていただいております。

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まとめ

不登校・登校拒否受け入れの全寮制の学校やフリースクールに通うことで自主性や社会性が育つと考えれらています。

親としては是非入れたいと考える方も大勢いらっしゃると思いますが、まずは本人の意思と本人に合うかどうかが重要です。

しかしながら全寮制のフリースクールや学校に入ったからといって必ずしも登校拒否や不登校が克服されるともかぎりません。入ったけれど、合わずに戻ってくる子供もなかにはいるのが事実です。

また全寮制タイプは費用もかなり掛かるので、そこは親の判断となります。

あらかじめ費用も含め調べておいて、良さそうと思うフリースクールや全寮制の学校をいくつか本人と見学に行くというのが良いと思います。

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