世間体が気になると不登校は解決できない

不登校になると、親によっては世間体がとても気になってしまいます。

この世間体というものはやっかいで、気になる親ほど不登校解決は遠のきます。

それはなぜだかわかりますか?

解決するもしないも親の在り方が大きく関わってくるのです。

Yumiri
この記事を書いているのは息子が不登校・引きこもりを経験したから心理カウンセラーとなったYumiriです。不登校ひきこもりを解決する方法をTwitterでもつぶやいてます。

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不登校と世間体

学校に行くのは当たり前と、誰もが思っていたことでしょう。

自分の子供が不登校になるまでは。

私もかつてはそうでした。

学校に行っていない子供がいると聞くと、なぜ親は行かせないんだろうと思っていました。

全くわかっていなかったなと今は反省するばかりです。

でも不登校は行かないのではなくて、行けないのです。

この理解が大きく違っていたと、今は思います。

幸い私の場合、世間体は気にならず、周囲には子供が学校に行けていないことを言えていました。

でも当初は言えるけれど内心は不安だらけでした。

不登校解決に不安と世間体は邪魔ものだと今は思います。

あなたは世間体が気になりますか?

子供が学校に行けていないことが不安ですか?

学校に行けていないとなぜ人に言えないのですか?

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世間体が気になる親

相談に乗っていて世間体が気になって仕方ない親というのは意外にも少ないですが、この少数派は不登校を解決したいにも関わらず世間体が邪魔して不登校解決を遠ざけてしまっています。

なぜだかわかりますか?

世間体が気になる→不登校の子どものことを話せない=子供を受け入れていない・否定している

これは子供に伝わります。

行き過ぎると、学校がある時間には子供を外出させないという親もいます。

子供が不登校だから、学校がある日中は家から出さない。

外にいるところを見られたら何を言われるかわからないから。

こういう気持ちがあると、それは子供に伝わり、=自分は恥ずかしい存在と受け止めかねません。

これは子供ににあなたは學校に行っていないからダメな人間なのよとレッテルをはっているのと同じ行為です。

つまり親は自分の体面を保つことが優先ということにもなります。

不登校になっている子供の気持ちなんて無視をしているののも同然です。

もっというなら、そのような親の心の持ち方、在り方が不登校にさせているのです。

親の不安は子供に伝わる

不登校になって初めてたいていの親は不登校について知識を得ます。

たくさんの書籍や記事を読み知識を得ます。

知識は得てもそれを腑に落ちるほど理解はできていないことがほとんどです。

ありのままの子供を受け入れてください

こんな言葉がさまざまな書物や記事にあります。

でも最初から本当にわかっている親はほとんどいません。

知識としてはあっても、本当の意味でわかっていないのです。

なので、休み明け前日などに「明日は行けそう?」などと聞くのです。

あなたがその言葉をかけることがプラスに働くと思いますか?

はっきり言って、プラスにはなりません。

だってこれは親の不安を解消するだけの言葉だからです。

本当にがありのままの子供=不登校の子供 を受け入れていれば、この言葉は出ないのです。

学校にいけていないことを不安に思っているからこそ出る言葉であり、これは子供に伝わります。

不安があるうちは本当の意味で不登校を解決することはできないのです。

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不安の種は排除が必要

不登校だけでなく不安を子供にぶつけている場合も不登校は解決できません。

例えば自分は不登校を受け入れている。受け入れ始めているのに、ご主人や親戚などから「学校に行かせないなんてどういうつもりなんだ」と責められたりすることもあるでしょう。

すると受け入れていたのに、一瞬にして不安に変わり余計な一言をいってしまったり、説教をしてしまう。

「学校に行かないなら働きなさい」こんなことを言ってしまう親は多いです。

恥ずかしながら私もそうでした。

でも学校にだって行けないのに働くなんてできないのです。

このようなこと以外にもご主人とうまくいっていないというケースは多く、ご主人に関する不満や不安を子供に伝えてしまっているケースも多々あります。

また伝えていなくても不登校になる子供は敏感なので、察知します。

家の中の雰囲気が悪い。

両親の仲が悪い

嫁姑の関係が悪い

全て子供に伝わります。

居心地の悪い環境は不登校の子どもにとってはエネルギーが減る一方で、増えることは難しいです。

これに気づいた私は家を出る決心をしたのです。

我が家の場合には主人が不登校に理解がなく、もっといえば不登校になったのは、私たち夫婦関係が影響していたと今はわかります。

不登校を受け入れる私。その態度にやきもきする主人。

次第に言い争いが増え、もちろん子供にもわかります。

この原因が自分にあると思い、さらに子供は自分を責めます。

自分が不登校であるだけでも罪悪感を感じ、葛藤しているのに、ましてやそれで親が苦しんだり、言い争っている・・

エネルギーが溜まる要素がないのです。

一番いいのは、夫婦、家族そろって同じ方向を向き解決に向けて一致団結することです。

しかし難しい場合には、別居や離婚に至る夫婦が多いのも事実なのです。

相談にのっていても、お母様だけで相談に来られるケースが9割です。

ご夫婦でいらっしゃるのは1割弱。

ご夫婦でいらして、同じ解決策に向かって一致団結するほうがはるかに解決は早いのです。

また私と同じように別居や離婚を考えるケースも1割。

そこまでは経済的な自立ができないからあきらめているけれど、夫婦で同じ目標をもって解決するのが難しいとおっしゃるケースも1割強です。

夫婦足並みそろえることが解決にはとても良いことは言うまでもありません。

親が不安を除去することが不登校解決には必要

ここまで読み進めていただいた方は不安を除去することが必要だと感じたと思います。

しかし一人ではなかなか難しいのが現実でしょう。

不登校でも大丈夫と思った矢先、ご近所で同級生のお母さんに話かけられて「大丈夫?」と言われたり、学生服姿の通学風景を見て不安がよぎったり・・

そのためにもあなたの不安を受け止めてくれる方が必要です。

それは時には学校の先生であったり、ご家族や友人、カウンセラーだったりします。

周囲に不安を受け止める人がいなければ是非あなたに合うカウンセラーを見つけてください。

まとめ

世間体と不安はセットになっています。

不安だから世間体が気になるでしょうし、不安だから世間体が気になる。

本当の意味で不登校を受け入れ、不安がなくなれば解決は近いのです。

よろしければカウンセリングをお申込みください。お問い合わせだけでもお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

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