うつ病の診断チェック。うつ病と自己否定・自責の関係は?

うつ病を発症したり、うつ状態になると自己否定が強くなる傾向があります。

うつになる人は年々増えているとも言われており、身近にもうつ病やうつ状態になっている人が見受けられます。

うつ病と自己否定、自責の関係性やうつ病と自己否定を改善していくにはどうしたら良いのでしょうか?

まずはうつ病について、そして疑いのある方は診断チェックをしてみましょう。

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1.うつ病とは

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うつ病は、一言で説明するのはたいへん難しい病気ですが、脳のエネルギーが欠乏した状態であり、それによって憂うつな気分やさまざまな意欲(食欲、睡眠欲、性欲など)の低下といった心理的症状が続くだけでなく、さまざまな身体的な自覚症状を伴うことも珍しくありません。

つまり、エネルギーの欠乏により、脳というシステム全体のトラブルが生じてしまっている状態と考えることもできます。 私たちには自然治癒力という素晴らしい機能が備わっていて、通常はさまざまな不具合を回復へ導いてくれます。私たちは日常生活の中で、時折憂うつな気分を味わいます。不快な出来事によって食欲が落ちることもあります。しかし、脳のエネルギーが欠乏していなければ、自然治癒力によって、時間の経過とともに元気になるのが通常です。時間の経過とともに改善しない、あるいは悪化する場合には生活への支障が大きくなり、「病気」としてとらえることになります。そのため、仕事・家事・勉強など本来の社会的機能がうまく働かなくなり、また人との交際や趣味など日常生活全般にも支障を来すようになります

厚生労働省 こころの耳より

2.うつ病の症状とは

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  • 気分の落ち込み
  • 悲しい気持ち
  • 自己否定(自信喪失、自責感)
  • 疲労感
  • エネルギーの低下
  • 睡眠障害
  • 睡眠の障害
  • 食欲の障害
  • 集中力の低下
  • 自殺念慮、思考や動作の緩慢
  • 性的関心の低下

3.うつ病の診断チェック

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採点方法は いいえ-0 時々-1 しばしば-2 常に-3 ただし質問の2.4.6.8.12に関してはどんな答えであっても0点とします。

10点以下は正常、16点以上はうつ病の疑いがありますので医師に診断を受けましょう。

1. からだがだるく疲れやすいですか
2. 騒音が気になりますか
3. 最近気が沈んだり気が重くなることはありますか
4. 音楽を聴いて楽しいですか
5. 朝のうち特に無気力ですか
6. 議論に熱中できますか
7. くびすじや肩がこって仕方ないですか
8. 頭痛持ちですか
9. 眠れないで朝早く目覚めることがありますか
10. 事故や怪我をしやすいですか
11. 食事がすすまず味がないですか
12. テレビを見ていて楽しいですか
13. 息がつまって胸苦しくなることがありますか
14. のどの奥に物がつかえている感じがしますか
15. 自分の人生がつまらなく感じますか
16. 仕事の能率が上がらず何をするにもおっくうですか
17. 以前にも現在と似た症状がありましたか
18. 本来は仕事熱心できちょうめんですか
合計

SRQ-D(東邦大学方式うつ病自己評価尺度)

いかがでしたか?診断チェックできましたでしょうか?気になる場合には医療機関の診断をうけたほうがよいですね。

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4.うつ病の自責・自己否定

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うつ病の自己否定の場合には自分がダメだったからうつになってしまったと自分を責める気持ちが強く何事にも否定的で、悪くとらえてしまうという傾向があります。自責してしまうのです。

うつ病の場合にはストレスがたまり、脳の機能不全がおこる。その間に前述のように睡眠障害もあり、十分な睡眠がとれないことにより脳の回復が十分されず、物事を否定的にとらえるようになります。

すると自己否定がおきやすい状態になり、更にストレスがかかる。

一人で抱え込むようになるなど悪循環がおきてしまいます。

悪循環がおきてしまうと常に自己否定というめがねをかけて物事をみているような状態になってしまい、自己否定する思考や行動の癖がついてしまっているのです。

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5.うつ病の治療

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うつ病はストレスがたまると悪化します。その悪化を防ぐための予防と治療法をまとめてみました。自己否定に関しては、認知行動療法やカウンセリングが有効です。しかし自己否定に焦点を充てるのでなくうつ病そのものを治していくことがうつ病やうつ状態の自己否定には大切です。

5-1.運動

適度に運動をすることで、リフレッシュができ、質の良い睡眠にもつながり昼夜逆転を改善するにも役立ちうつ病の予防と悪化を防ぐのにも有効です。

また運動によりセロトニンの分泌が促されるともいわれています。

日中に運動をすることによって交感神経の働きが高まって、思考力や集中力が高まり脳の働きも活発になりますから自己否定を改善するにもよいでしょう。

運動となるとハードルが高いと思われる場合には、ストレッチやウォーキング、家の中の片づけをして適度に体を動かすように努めるというのもうつ病を悪化させず予防と治療の観点からはよいと思います。

5-2.規則正しい生活

朝陽を浴びて体内時計をリセットし、朝陽を浴びることでセロトニンが増えます。

セロトニンは脳内神経伝達物質で、脳が活性化しますから自己否定の思考を直していくのにもよいですね。

このセロトニンがしっかりと分泌されることにより睡眠ホルモンが夜しっかりと分泌されて、質の良い眠りへとつながり、うつ病の悪化を予防するにも有効です。

そうはいっても冬は起きたときにまだ暗かったり、天気の悪い日もありますから、光目覚まし時計を使うというのもとても有効です。

返金保障もあるので、試してみてもよいのではないでしょうか?

目覚まし時計の音は実はストレスになっていますから、光で起きる目覚まし時計というのはストレス軽減の意味でも、実はとてもよいのです。



起床、就寝の時間を規則正しくすることももちろんですが、食事の時間もきちんと規則正しくしバランスのとれた食事することで、うつ病の治療となります。

5-3.うつ病に対しての周囲の対応

叱咤激励をしないこと。うつ病の方の多くは心身ともにエネルギーがなく自己否定をし自責している状態です。そんな状態のときに頑張れと励まされてもできません。

まず周囲はうつ病は怠けているわけではないことを知りましょう。そしてうつ病の症状を理解し温かく見守ることが大切です。

新型うつ病の場合には特に周囲の言葉に過敏な傾向にあり、周囲が悪いと捉える傾向がありますので、注意が必要です。

周囲の理解と適切な対応がうつ病を悪化させないためにも必要となります。

5-4.投薬治療

治療としては抗うつ剤(脳の中にある物質の作用を強化する役割)や抗不安剤(不安を鎮める)と併せて睡眠薬を処方されることのが一般的です。

薬は医師の診断に基づいて処方されたもの服用し、勝手に使用を中止するのはやめたほうが良いでしょう。

それでも薬は一度使用するとなかなか手放せなくなるのではないかと不安を持たれる方も多いと思います。

今は医療現場でも使用されるサプリメント天然素材のサプリメントなど種類がありますので、そういうものから使用されてもよいですね。


5-5.認知行動療法・カウンセリング

投薬治療以外に有効なのは認知行動療法やカウンセリングです。認知行動療法とはその人の自動思考=ものの考え方=認知 のゆがみを修正するというものです。

認知行動療法は1度受けるだけでは効果はでづらいですが、専門にされてる方の指導のもと10回程度行うと良いとされています。

自分でもののとらえ方を変えていくことで性格を変えていくというイメージです。

うつ病になるかたは真面目な方が多いため、日ごろから考え方を変えていくというのも予防につながります。

つい~しなくては、~すべきだという思考の方が多いと思いますが、自分に休息を与えることも必要です。

今日でなくても明日でいいやくらいの気持ちが必要です。う

つ病を悪化させないためには、なんといってもストレスをためないことです。

ストレスの対処法についてはこちらの記事の3に書いておりますので、よければ参考になさってください。

うつ病の治療にはこのほかにも、電気痙攣療法(電流により人工的に鬱を改善)や経頭蓋磁気療法(時期パルスによる脳機能の活性化)というものもあります。

興味のある方は医師の診断を受けたうえで相談してみるとよいですね。

6.まとめ

うつ病の場合の自責、自己否定の癖を直していくにはうつ病そのものを総合的に治療していくことで自己否定の思考癖もなくなっていくと思われます。

一人で悩まずにまずはうつかどうかのチェック、診断を目安に早めに医師の診断のもと治療をするのが良いですね。

こちらの記事もご覧ください。

自己否定の原因と3つの改善方法とは?

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