夫婦間や子供に対して暴言を吐いたり、罵倒したり、馬鹿にしたりする人がいます。
このようなモラルハラスメントな行為というのは家庭内で行われているために、なかなか理解されづらいです。
しかも話が通じないという毒親がほとんどです。
モラルハラスメントな毒親が子供に暴言を吐いたり、罵倒したり、馬鹿にしたりという言動を繰り返していると子供はどうなるのでしょうか?そしてどのように対処したらよいと思いますか?
[quads id=1]
目次
1.暴言・罵倒・馬鹿にするモラルハラスメントな毒親
近ごろはモラハラ、パワハラなどという言葉が浸透してきているためモラハラな毒親と聞いてなんとなくどのような振る舞いをする親のことか想像がつくと思います。
暴言を吐いたり、罵倒したり、馬鹿にしたりと、身体的ではなく、精神的な暴力をふるい子供に威圧、恐怖を与え支配するのがモラルハラスメントな毒親です。
このような時にいくら反論できたとしても全く話が通じません。
そして特徴的なのはいつもいつもモラハラな毒親ではなく、時には優しくとても良い親であることもあります。DVと一緒で優しいときがあるからこそ、子供も我慢しはまっていってしまうのです。
また急にモラハラ毒親のスイッチが入ってしまい、暴言や罵倒が始まり、馬鹿にされるという特徴もあります。そのスイッチのオンとオフがわかりづらいため子供は常にびくびくしてしまうのです。
実際の言動はというと
- ~ができないと殺すぞ
- ~すべき論が多い
- ~できなら~してやらないぞと脅す
- 子供が選択したかのように毒親が敷いたレールに誘導していく
- 何から何まで口出しをしてコントロールしようとする
- 理不尽な怒りの矛先を子供に向ける
- 子供の人格や存在自体を否定する毒親
- 自分には甘く人には厳しい
- 何か反論すれば理論武装の鎧を付ける
- お前のために言っているという言葉は実は毒親の理想のための言葉
- ○○学校以外の学校に行くのであれば学費を出さない
- 執拗に相手が謝るまで口撃するモラハラな毒親
モラハラな毒親は子供の中学受験の勉強を見ている際に子供の鉛筆の持ち方や、椅子に座る姿勢、そして文字の書き方が気に入らず再三にわたって注意を促していました。
しかし子供は注意力が切れるともとの鉛筆の持ち方、姿勢、書き方に戻ってしまいます。
毒親の言うことが聞けない子供に向かって苛立ちを覚えた毒親は貧乏ゆすりが激しくなり、しまいには「お前は馬鹿か!注意したことができないなら殺すぞ!」と暴言を吐き、罵倒し、子供を馬鹿にしたのです。
しかしモラハラタイプの毒親は自分には甘いため子供が自習したあと、俺が勉強を見るといいながらお酒を飲み始め、子供が自習を終え、いざ毒親との勉強に取り組もうと毒親のところに行ったら、毒親はいびきをかきソファで寝てしまっていました。
普段偉そうに、~しなくてはいけない、~あるべきだと語っている毒親のそのような姿をみて子供は何を感じると思いますか?
そしてさんざん勉強をさせられて中学は受験することになっている子供に向かってここか、ここの学校でなければ学費は出さないといわれた子供の気持ちは想像がつきますか?
実はこれは一部我が家の主人の話です。
[quads id=2]
2.暴言・罵倒・馬鹿にする毒親の影響
心に傷を負う
他人に心無いことを言われても傷つくのに、ましてや親に暴言をはかれ、馬鹿にされたり、罵倒されたら当然ながら傷つきます。
反論ができたとしても話が通じません。
親であれば、外で疲れ傷ついた心を癒せるように、受容し、温かい愛情をもって接するはずです。しかしモラハラな毒親はそんなことは気にせず暴言を吐き、馬鹿にしたり、罵倒してしまうのです。
子供の頃に深く負った心の傷を癒すのはとても大変だと気づかずに・・
人の顔色を窺う
いつ毒親から暴言をはかれるのか?罵倒されたり、馬鹿にされたりするのかわからない。いつ怒りだすかわからない・・
そんな経験をし続けた影響から毒親だけでなく、人の顔色を窺うようになってしまいます。
大人になっても周りの友人や上司の顔色を窺いいままでの経験から常に気をはり、気を使うようになります。
そして次第に疲弊していってしまいます。
抑圧された感情
毒親だけでなく、夫や妻からから暴言を吐かれたり、罵倒され馬鹿にされた人は怒りや憎しみを持ちます。
しかしその感情を出すことをためらいます。なぜなら毒親に恐れを抱いているからです。いつ怒りだすのかという恐れから感情を溜めていってしまうのです。
またいつもいつも暴言、罵倒、馬鹿にされるという行為があるとも限らないために、仕方ない、良いときもあるしと無理に自分を納得させてしまうからです。
しかしこれが続くとひどい場合には精神疾患を引き起こします。
そして毒親に育てられた子供もまた暴力をふるうようになってしまうのです。
自立を阻む
暴言、罵倒、馬鹿にするような毒親をみていては結婚や将来に希望が持てません。
また毒親の支配のもとに生きている人生がうまくいかなくなったときには挫折から立ち直れずに希望を持つことができません。
支配続きの毒親の場合にはそもそも失敗を子供に経験させないようにしているために挫折に弱くなってしまうのです。
また支配され敷かれたレールを進む癖がついており、自主性がないのです。
自己否定
毒親のみならず人は暴言を吐かれたり、馬鹿にされたり罵倒され続けると、相手そのようなことをしているのは自分が悪いからなんだという自動思考に陥ります。ましてや子供であればなおさらです。
人の顔色を窺い、感情を抑圧し、自己否定が強くなっていくことで、無気力となり、疲弊しきってうつや不登校、ひきこもりにさえもなってしまいます。
自己肯定感を高める方法はこちらに書いております。
3.暴言・罵倒・馬鹿にする毒親の対処法
感情を出す練習
暴言、罵倒そして馬鹿にする毒親。
そのことで、自分がどれだけ傷ついているのか、嫌な気分になるのかを毒親に伝える。
できたら苦労はしないというのが本音だとは思います。でも少なくとも毒親以外の相手に自分の感情を少しずつ出す練習をしましょう。まずは独り言からでOKです。
感情を吐き出す。すれ違いざまぶつかってきたのに謝らない人がいたら、ぼそっと「なんで謝らないの?」とか「えー」「なんだよぉ」なんでもいいです。聞こえないくらいでいいです。言ってみましょう。
だんだんできてきたら聞こえても大丈夫な便利な言葉があります。「まじか!」というのです。これは友人が教えてくれた言葉です。
解釈の仕方で、いかようにもとれる便利な言葉でうし、いうとちょっとすっきりできるお勧めの言葉です。
その練習が積み重なってくれば、毒親に対しても感情を少しずつ出せるようになると思います。たとえ話しが通じなくても感情を出すようにしましょう。
ただし感情を毒親に出すことで、さらなる暴言、罵倒、馬鹿にされる言葉を言われてしまうとは思います。でもいつまでも感情を抑圧していると病気になってしまいます。
まずは毒親以外の人に自分の感情を出す練習をしてみませんか?感情が出せるようになったら、毒親と対決するのも区切りをつけるためには有効です。ただし対決に挑むためには準備が必要です。
感情に任せて行ってはさらに心の傷が深くなりますので、こちらの記事を参考に入念に準備をしてください。
毒親から離れる
一番良いのは話しが通じない毒親から離れることです。今この記事を読んでいるあなたが成人しているのであればいますぐ家を出て一人暮らしを始めてみませんか?
一人暮らしについてはこちらに書いていますので参考にしてみてください。未成年のあなたもあきらめないでください。あなたの親の行っている行為は虐待かもしれません。
その場合には児童相談所に相談してみてください。詳しくはこちらに書いております。
毒親の洗脳を解く方法はこちらを、毒親とのしがらみを解く方法はこちらに書いております。
4.まとめ
毒親から暴言を吐かれたり、罵倒されたり、馬鹿にされたり・・そして話が通じない・・つらかったですね。抑圧された感情を解き放ち、毒親から離れてさらなる影響を受けないようにすることで、うつや不登校、ひきこもりも回避することができます。
過去を変えることはできませんが、自分と未来は変えることが可能です。そのためにも自己肯定感を高めて自分の未来を切り開いていってください。
自己肯定感を高める方法はこちらに書いております。
こちらの記事もご覧ください。
毒親になる主な3つの原因と言動。毒親に自覚させられる?撃退方法はあるのか?
[quads id=3]
コメントを残す