毒親から解放されたい、絶縁したい、そのけじめとして対決したい。
もしくは今までされたことが許せないから対決して報復したい・・なんとか毒親を改心させたいから対決したいなど毒親の元で育った子供はさまざまな葛藤をかかえ対決を考えます。
毒親とどのように対決し、対決したその後はどのような関係なのか調べてみました。
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目次
1.毒親との対決
毒親との対決の準備
毒親との対決だけは気が重い、できる気がしないと言う方が多いと思います。
まずは実際に毒親と対決したときの、ロールプレイをする。言いたいことを整理して紙に書き出してみる。
きっと毒親は覚えていない、そんなつもりはなかった、あなたのためにしてきた等と言うことが想定できます。
あなたが毒親と対決して、毒親がしおらしく謝る、和解する、非を認めるという期待はせずに、ネガティブな発言がある、怒り出すことを想定しておくのです。
そしてもう一つ。毒親との対決準備を入念にしてもやはり実際に対決して心折れることもあるでしょう。
そんなときに支えてくれる人物が必要です。身近にいなければ普段相談しているカウンセラーでもよいので、話を聞いてもらえる人がいるとよいです。
面と向かって毒親と対決
直接面と向かって毒親との対決を試みる方もいらっしゃいます。
しかし毒親と対決したものの倍返しの応酬があったり、罵り合いとなったり、はたまた話し合いにならなかったりと対決してみたものの疲れてしまったという声も多いです。
また面と向かって毒親と対決すると、言いたいことが上手く言えなかったということもあるようです。
このため事前準備をしっかりとすることが毒親との対決には不可欠です。場合によっては第三者も同席することを考えてもよいでしょう。
電話で毒親と対決
毒親に会って直接対決するのは勇気がいるけど、直接話をして対決したいという時に電話で対決という方もいらっしゃいます。
電話での難点は毒親が勝手に話の途中で切ってしまうこと。
それでも多少は直接話ができる分すっきりしてけじめがついたという方もいるようです。
メールや手紙で毒親と対決
メールや手紙であれば、言いたいことを整理して書いてから何度も読み直せるため、言いたいこと全てが書けるというメリットがあります。また毒親が暴力をふるう場合にはこの方法がよいですね。
メールや手紙で毒親と対決した場合には同じようにメールや手紙が毒親から返ってくるか全くの無反応に分かれるようです。
なかには手紙を毒親に送ったうえで、諸条件をつきつけ、毒親がその条件を承知するならという条件で直接会って対決するという方もいるようです。
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2.毒親と対決したその後
毒親と和解
ごく少数ではありますが、毒親からされた仕打ちを1つずつこれが嫌だった、あのときのああいう言動が嫌だったと話しをして対決することで、毒親がそんなつもりはなかった、そんなことをした記憶はないけれど、言われてみて申し訳なかったと今までの謝罪をしてくれて、その後は仲良くしているという人もいます。
疎遠になる
毒親と対決してみて、やはり毒親は変わらないと思い知り距離をおき、その後は疎遠になる人はとても多いようです。
毒親と疎遠になることで、毒親からは様子を窺うような留守電が入っていたり、手紙が来たり、物が送られてきたりすることもあるようですが、その後は自分からは一切連絡しない。
メールだけは受領するけれど、必要と思うことしか返信はしない。どんなに罵られても相手にしないなどの対策を立てる人も多いようです。
絶縁する
毒親と絶縁する前に対決するという方と対決してみてやはり絶縁しようと決心する方がいます。
毒親との対決をひとつの区切りとして毒親とは絶縁するという方が多く、対決したことで、毒親とは縁を切り前に進めた、解放されたという方はとても多いです。
絶縁を決めてその前に言いたいことを言って対決をしておきたいという場合や対決しても毒親が変わらなければ絶縁しようと決めて対決に挑むという方もいらっしゃいます。
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3.毒親と対決することの意味
毒親が変わらないことを知る
稀に毒親が非を認めて少しずつ変わってきたという場合もあるようですが、ほとんどの場合対決してみてやはり毒親は変わらないんだということを思い知ります。
いくら人から毒親は変わらないと言われていてもどこかで毒親に期待を持って、変わってくれるんじゃないか?愛情を注いでくれるのではないか?認めてくれるのではないか?暴力をふるわなくなるのではないか・・など多少は期待を持っている毒親の元で育った子供たち。
でも対決してみることでやはり毒親は変わらないんだと実感します。せっかく意を決してエネルギーを使い対決しても、あらたな毒ある言葉で傷ついたりして毒親が変わらないということがわかるのです。
辛いとは思いますが毒親が変わらないと知ることは大きな一歩です。ここで多少たりともあった毒親への期待や執着を完全に捨てることができます。
次へのあらたな一歩を踏み出せる
毒親と対決する目的は勝つことや論破することではありません。あなたが次への一歩を踏み出すためのプロセスです。
毒親との対決はあなたが毒親から解放されて次なる新しい一歩を踏み出す一つの区切りです。
毒親と絶縁しようと思っていてもなかなかできなかった方はこれを機に絶縁できたという方も多いです。少なくとも疎遠にしたり距離を置くことの決心ができるはずです。
毒親から育てられた子供達は恨みを抱いたり、トラウマがあったり、毒親の影響から良好な人間関係が築けなかったりとさまざまな悩みを抱えています。
そして毒親への期待があったり、対決してこなかったため、その恨みの蓄積や言いたいことがあふれてしまって生きづらさを感じている方もいます。
そのためにも勇気を持って毒親と対決することで、前に進めたという人もいるのです。これからの未来を変えられるのはあなたです。
毒親への期待を手放し、毒親への思いのたけを対決するときに吐きだし、そこで一区切り。
毒親の悪影響で苦しんできたことが明らかであっても毒親のせいにしたところで、何も変わらないし、あなたが幸せになるわけではありません。
毒親と対決したその後は毒親の影響を受けないように疎遠にする、できれば絶縁するなどして、誰からも干渉されることなく、支配されることなく、あなたの思う道を歩いて行ってください。
毒親の敷いたレールにのらなくていいんです。あなたは幸せになっていいのです。
毒親と対決することはとてもエネルギーを使い、場合よってはさらなる毒を浴びせられるかもしれません。でもあなたも今までたまってしまった毒を吐きだして毒親と対決することで、すっきりできると思います。
毒親との対決直後はとても疲れると思います。でもその後は必ず未来が開けるはずです。
そのためにもできるだけさらなる毒を毒親から浴びないように対決の準備は念入りにして挑むことをお勧めいたします。
4.まとめ
毒親の影響に苦しんでいる人はきっと自分が思っている以上にたくさんいらっしゃいます。
そしてなかなか毒親から離れられないという方は、まだ毒親に対して淡い期待を持っている場合が多いのです。
その期待を捨てて次の一歩を踏み出すには毒親と対決することがきっかけにもなります。
ただ絶縁するだけでなく、今までの自分の苦しみを伝えたい、一度対決してみて本当に毒親が変わらないかを知りたいという時には是非対決して想いを吐き出してみてください。
毒親と対決したその後にあなたの新しい未来が待っています。毒親との対決は勝つことが目的ではないのです。プロセスです。
ただし更なる毒を浴びる覚悟を持って、準備は入念にすることをおすすめします。
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今年27歳になる女です。転職活動を機に実家に戻ることになり、なんとか内定が決まったのですが通帳を取られ思うように動けません。お金だけでなく友人関係まで口を出されてしんどいです。逃げたいです。