毒親とは主に2つのパターンがあると思います。過剰な愛ゆえに毒親になってしまう人たち。
そしてネグレクト傾向な子供に愛情を注げない人たち。そしてそんな子供に育てられた子供はどうなるのでしょうか?
甘えられないのに甘えられない。毒親だからと言い訳をするとそれは甘えだといわれる子供。
どうしてそうなるのでしょうか?
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1.偏った愛情の毒親
ネグレクト傾向な毒親
- 子供に愛情を注ぐことができない
- 自分が何より大切
- 子供を抱きしめたりやさしい言葉をかけない
- 子供に共感しない
- 子供を受容しない
- 自分がでかけるときには子供を置いていく
- 子供と遊ばない
- 子供を不満のはけ口にしている
- 子供とのスキンシップがない
- 子供のためだと言って甘えさせない
ネグレクトタイプの毒親場合には愛情のない親になっているかもしれません。
そもそも子供に関心をもっていません。そしておそらくネグレクトタイプの毒親の場合には自分も愛情を受けたことがないために、愛情そのものがわかっていない、経験していないためにわからないという場合もあります。
毒親自身が人間的な温かい感情ややさしさ、愛情を深く感じたことがないのかもしれませんね。
そのような毒親の場合には他人に与える愛情をきっと持っていませんしわからないのです。ですから毒親自身が甘えたこともなければ、甘えるということがわからないということもあります。
このタイプの毒親の場合には自分の親も毒親で愛情がない親かもしれないです。
ネグレクトな毒親は子供に関心がありませんから、自分のことは自分でするのが当たり前。だから人に頼ったり、甘えたりということが苦手ですし、そもそもどうしていいのかがわからないのでしょう。
結婚した相手によってそのことを気づかされるということもあるようです。気づくことができれば毒親も変わる可能性がでてきます。
あまりに淡々としている奥さんに、ご主人が指摘し一時は離婚の話まででたけれど、自分が変わることで、離婚を免れたという方もいらっしゃるようです。
また、感情の波があり、乱れていたり、自分自信のことばかりで頭がいっぱいだという場合には、子供や他人の気持ちを思いやったり愛情をかけたりすることができません。
またスキンシップや親密な関係に疎遠だった場合には子供と接したりコミュニケーションをとるのが苦手の場合もありますからそういう毒親に育てられると、子供は愛情を感じたり、甘えたりすることができなくなってしまいます。
愛情のない親に育てられているからわからないのかもしれません。
過干渉タイプの毒親
- 愛情を注いでいるつもりでいる
- 愛情ではなく理想の押し付けであることがある
- 愛情ではなく自分の思い通りコントロールしているだけの場合がある
- 威圧的な物言いなど精神的な暴力
- ~ができたら~してあげるなどの条件付きの愛情
- 自分の見栄や体裁のための愛情
毒親は愛情を与えていないという意識はおそらくないでしょう。特に過干渉タイプの場合には、はき違えた愛情を押し付けていることが多いのです。それも愛情といえば愛情ですね。
例えば「寒いからマフラーが必要でしょ。」と子供に与える。しかし子供は毒親が感じているほど寒くはないので、「要らないといいます。」そこで毒親が子供の気持ちに共感し受容し押し付けなければそこでおしまいとなりますが、毒親の場合にはせっかく自分が用意をしたのだし、なんとしても着けて行かせたいと自分の気持ちが先行し、自分の気持ちを押し付けてしまいます。
また躾だといって箸の持ち方、食べ方などを注意する。なかなか直せない、しつこく言い時には箸を持つ手を叩くなどは躾のようであって行き過ぎた行為だと思います。
子供のためといいながら、結局毒親の前で子供がそのような食べ方をしていることが許せない→自分の見栄やプライドが保てないとなってしまうとこれは子供への愛情からの躾というよりは毒親の行為そのものだと思います。
単なる過干渉との線引きが難しいですが、単にこのマフラーのやりとりならどこの家でもありそうですが、他のことにもそれが及んでしまったり、行き過ぎた行為は毒親となってしまいますね。
毒親と過干渉は紙一重だとつくづく思いませんか?誰でも一度は毒親のような言動をとったことがあるのではないでしょうか?毒親の愛情を子供がどう受け止めるかによっても変わってくるのではないでしょうか?
2.毒親の歴史は繰り返す
自分の親を毒親だと思い、自分は毒親にならないと意を決していても、同じように自分の子供を育ててしまう。
また自分の親を毒親と思っていなくても自分のこどもが生まれてから自分の親以上の毒になる対応をしてしまって毒親になってしまうということもあります。
誰でも自分の育った環境が家族としての基準ですし、生活のこまごまとした内容を他人と比べてみない限り自分の家がふつうであり標準だと誰でも思っているはずです。
そのため悪気はなくても自分の親が毒親であれば毒親になってしまう可能性は自分にもあるのです。
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3.毒親のせいだと甘えてはいけない
毒親の偏った愛情により自分の子供へ愛情を注げなかったり、偏ってしまったり。また毒親の教育ゆえ甘えられなかったり。確かに親に責任はあるでしょう。
でも成人してもなお毒親のせいにして甘えていては自分自身が幸せになるのが遠のいてしまいませんか?
毒親を許せというのではなく、事実を認める。
よく考えてみると自分の親の育て方は毒親ゆえなんだな。そしてその影響があって今の自分があること。毒親のせいで自分が結婚できない、毒親のせいで結婚生活がうまくいかない・・と嘆いていても何も変わらないのです。
毒親の事実を認め、いったん自分の中に落とし込む。
毒親の偏った愛情を振り返り、どこまでは許容範囲で、どこからは行き過ぎた行為なのか。振り返ってみるとよいと思います。
そのうえで自分がされていやだった毒親対応を自分の子供にはしないようにする。
毒親からうけた影響を、自分を静観して、自分の欠点を見つめなおす。自分自身が変わることは可能なのですから、自分が変わることで、未来が開けていきます。
いつまでも毒親の偏った愛情のせいだと甘えていないで、いったん自分に落とし込み、前に進むことをお勧めします。
4.まとめ
毒親の偏った愛情から人に甘えることができない人もいます。愛情が偏っているからこそ弊害もあります。
いつまでも毒親のせいにして甘えるのではなく、自分の中に事実を受け入れて、消化し、次なるステップへと向かうことであなたの未来は変わるのではないでしょうか?
こちらの記事もご覧ください。
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