不登校はSOSのサイン

不登校はどんな意味をなしていると思いますか?

お子さんが不登校になって
皆さんはどのような感情を持ちましたか?

私の場合には不登校に息子がなった時は
なぜ?なぜ?なぜ??

本当に学校に行けないのか?

はたまた行かないのか?

何かの冗談??

全く心理がわからず、当初は行けないんだろうと
想いながらも

なぜ行かないんだ?
と徐々に思ってしまって

次第に息子を責めるようになってしまっていました。

 

そして学校に行かない、行けないというだけで
とても不安になり、崖から突き落とされたかのような
言いようもない気持ちになりました。

 

こんな不幸はないとさえ感じてしまいました。

 

でも今は理解できていると思います。

 

それは無意識の選択だったのだと。

 

生き延びるためのSOSだったのだと思います。

潜在意識が悲鳴を上げている

不登校の子どもたちは
なぜ自分が学校に行けないのかなんて
わかっていません。

 

説明してみてと言われても
わからない子供がほとんどだと思います。

 

登校しようとするのに
行かないといけないとわかっているのに
なぜだか行けない

 

子供によってはお腹が痛くなったり
頭が痛くなったり

 

制服を着ると吐き気が出たり、
学校近くまでいくと体調が悪くなったり

 

身体症状が出てしまう場合もあります。

 

これって無意識にSOS
出しているんだと思うのです。

 

だって人が意識できる顕在意識はたったの5%

一方で無意識の潜在意識は95%なんです!

 

無理して登校し続けて
自殺してしまうと最悪の結末になることもあります。

 

 

息子も不登校になってから
私が結果責めてしまうような言動をしたこともあってか

「僕死にたい」

と言い続けていました。

 

不登校を抜け出した当初は
それでも「僕二十歳には死ぬ」

 

 

いつしか「二十歳までにいいことがなければ死ぬ」
と変化していきました。

 

 

なのでなんとしても息子が二十歳になるまで
私が立ち直らせる!

 

 

そんな決意をしたことを覚えています。

 

 

不登校という事象は最悪の事態にならないように
身体も心も休みを欲している

 

無意識の選択でSOSのサインを発している

いわば自衛です。

 

 

こう考えると、無理やり行かせようとしてしまう
お母さんも
やめておこうと思えるのではないでしょうか?

 

身体がだるかったり
思考がさえなくてパフォーマンスが悪いと

 

休養をとろうとするのと同じように

 

身体もばい菌が入ると熱を出して
戦いますよね。

 

その熱というのが不登校なのではないかとさえ
思うのです。

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理解しようとする姿勢が大切

無意識に不登校になっているわけだから
子供もどうしていいのかわからないのです。

 

それなのに毎日親に叱られたり

先生に「待ってるよ」と言われたり

無理やり登校させようとしたら

どんな気持ちになると思いますか?

 

この「待ってるよ」は良し悪しです。

 

待ってくれていてうれしいと感じるのか?

待っていられてプレッシャーと感じるのか?

 

これは先生と子供の関係性や

その子供の受け止め方で180度変わってしまいます。

 

本当は行かなくてはと思っているのに行けない

まさに罪悪感・・・

 

これを理解しようと努めていたら
きっと対応もわかるはずです。

 

不登校=さぼっている

という眼鏡で見る人もいます。

 

親がそのように思っている場合には

 

わが子が恥ずかしいとさえ
思ってしまう親もいるのです。

 

すると昼間学校がある時間は
外出禁止
人目につかないようにと子供が家にいる
気配を感じさせないようにさせる親もいます

 

これって子供からしたら

「私のことが恥ずかしいの?」

って感じてしまうと思いませんか?

「学校に行けない、行かないことってそんなに悪いことなの?」

 

でも世間一般的には学校に行くのがほとんどで

不登校は少数派。

 

なので、自分が悪いんだ。おかしいんだと
責める結果となってしまうのです。

教師は理解しておきたい不登校の気持ちと本音。責任は?の記事はこちら

 

最悪の事態を考えてみて

学校に無理やり連れていったり
行きなさいとお説教をしたり

 

なんだかんだ学校に行ったとします。

でも心は悲鳴を上げているので
身体症状が出ることもあります

 

もしいじめが不登校のきっかけであれば
いじめた子供たちをみて
絶望を感じるかもしれません

 

最悪の場合彼らは死を選びます。

 

夏休明け、連休明けには自殺者が多いですね。

 

学生に限らず連休明けは社会人も同じです。

 

このような現象は毎年繰り返されているにも
関わらず、一部の人が声をあげるだけで

 

組織として、社会として、学校としては

何もされていないのが現実です。

 

 

文部科学省でさえ、学校でさえ
不登校に理解がないなと感じる場面は多々あります。

 

先生だからといって
不登校の子どもたちの気持ちをわかっているわけでは
ありません。

 

でもその当事者の親は
まず先生に相談します

 

なかには先生の言動で親子ともども傷ついたり
行き詰ってしまっているケースもよくあります。

 

せっかく登校しようとした生徒の気持ちを
踏みにじる言動をする教師もいます。

 

やはり体験したもの、身近にいるものしか
本当の彼らの気持ちなんてわからないのでしょう。

もっと世の中が、学校に行くのは自由
選択は子供にある

学校に行かなくても白い目で見られない

色々な選択が当たり前の世の中になるといいのに

といつも思います。

不登校になったばかりの子供に親ができること

それは存在承認だと思います。

生きてくれているだけでいい。

あなたが生まれてきてくれてありがとう。

そんな気持ちが伝わり
心のエネルギーが満ち足りてきたら

きっと子供のタイミングで動き出します。

ニートになったきっかけと脱出のきっかけ。の記事はこちら

まとめ

何気ない言動で子供は傷ついてしまいます。

学校、家庭、一人ひとりが些細なことを言ったとしても

それが積もり積もれば自己肯定感を奪い
生きている気力さえなくなる

学校や家庭が安心していられる場でなくなる

もっと周囲が不登校を、弱い人を理解する
世の中になることを願います。

早期解決を目指したい方、
具体的なアドバイスが欲しい方は是非ご相談ください。

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