不登校のゲーム・スマホ依存と睡眠障害

不登校になるとそのストレスや不安から不眠になる。
もしくは睡眠障害から不登校になるというースもあります。

夜中にゲームやスマホをいつまでもやっていて
昼夜逆転していませんか?

不登校と睡眠障害、不眠、は一見関係のないようで関係があるのです。

そしてゲーム・インターネット依存の専門治療を行っている
病院もあることご存知ですか?

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不眠・睡眠障害で不登校?

起立性調節障害

朝起きられない。

睡眠を工夫したり、色々と努力しても何をしても
起きられない。

それでも頑張って登校を続ける。

学校に行けば冷たい目で見られる・・・
次第に不登校になってしまう。

こんなときは起立性調節障害の可能性があります。

起立性調節障害とは自律神経失調症の一種
思春期に多いと言われています。

成因
1)起立に伴う循環動態の変動に対する自律神経による代償機構の破綻
2)過少あるいは過剰な交感神経活動
3)水分の摂取不足
4)心理社会的ストレス(学校ストレスや家庭ストレス)が関与する。身体が辛いのに登校しなければならないという圧迫感が、さらに病状を悪化させる
5)日常の活動量低下→ 筋力低下と自律神経機能悪化→ 下半身への過剰な血液移動→ 脳血流低下→ 活動量低下というdeconditioningが形成されるとさらに増悪

一般的にみられる症状
・立ちくらみ、朝起床困難、気分不良、失神や失神様症状、頭痛など。症状は午前中に強く午後には軽減する傾向があります。
・症状は立位や座位で増強し、臥位にて軽減します。
・夜になると元気になり、スマホやテレビを楽しむことができるようになります。しかし重症では臥位でも倦怠感が強く起き上がれないこともあります。
・夜に目がさえて寝られず、起床時刻が遅くなり、悪化すると昼夜逆転生活になることもあります。

日本小児心身医学会HPより引用

上記にあるように、
午後になると症状が軽くなる傾向にあることから、
午後に学校に登校できることが多くなり、
白い目で見られたり、陰口をたたかれることがあり、
益々ストレスとなり不登校になってしまうと考えられます。

ストレスから自律神経が乱れる
というのはご存知の方も多いと思います。

ストレス軽減をして、自律神経を整えていくこと
が改善に繋がります。

昼夜逆転

起立性調節障害でなくても不登校の子供がなりがちなのは、
不眠から睡眠障害となったり、
心理的ストレスや葛藤から昼夜逆転してしまうというものです。

スマホゲームへ依存してしまい、明け方までのめりこんでしまい、
不眠となり朝は起きられないということが多々あります。

なぜネットやスマホゲームに依存をするのかを考えてみたことはあるでしょうか?

スマホやネットゲームに依存し、昼夜逆転して、朝起きられない。

すると親は「怠けないで学校に行きなさい!」なんて言ってませんか?

ゲームやスマホ依存している
不登校の子どもの心理を
理解しておいたほうがよいですね。

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スマホやゲーム依存で昼夜逆転する心理と現状

ゲーム依存の現状

ゲームやネット依存というと男子のほうが多いイメージですが、
割合としては女子のほうが男子よりも1.5倍程度多い
というデータが厚労省の報告書にあります。

男子はゲーム女子はSNS依存が多いです。

また2012年には推計52万でしたが、
2017年には約倍の93万人いるといわれています。

そしてゲーム依存のうち25%がADHD
また自閉症のケースもあるそうです。

彼らの特徴としてこだわりが強い、人とのコミュニケーションが苦手、
というところがゲーム依存に発展していると想像するのは簡単です。

ゲームの中でもオンラインゲームから抜け出せない
というのが多くの場合に見られます。

なぜオンラインゲームだと抜け出せないのでしょうか?

はまる理由として下記が考えられます。

  • 役割がある
  • オンライン上のチーム
  • エンドレス
  • 仲間との居心地の良さ
  • 勝利したときの達成感
  • ゲーム上のコミュニケーション

まず子供たちがはまるのはシューティングゲームや
戦争のものが多くチームで戦います。

そこで自分の役割をしっかりと果たすことで、
仲間から承認を得、居心地がよくなります。

また外に出なくてもここで会話ができるため
ますます外に出なくなります。

そしてゲームは次々とアップデートされ、
終わりがありません。

よくゲーム依存になると暴言を吐く子供たちが増えます。

これはこのゲームが大きく影響しています。

この暴言によって母親たちは苦しみ、
悩み次第にうつなるケースもあります。

子供たちの心理

不登校の子どもというのはわざと学校に行かないわけではなく、
登校しようとしているけれども登校できない
というのが実情です。

不登校の本音はや気持ちはこちらにも書いております。
まずここを理解しておかないと、前述の発言のように
「怠けている」という誤った認識になってしまいます。

そこにゲームを取り上げてしまうと
彼らにしてみたらようやく打ち込めるものができたのに、
それを取り上げる。

生きることの希望を奪うも同然の行為になるでしょう。

不登校であることに罪悪感を感じている彼らは昼間の生活音、
とくに登校する子供の声などに不安を覚えさらに罪悪感を感じたり、
焦りを感じています。

そのため昼間はとても辛い状態です。

夜になると、一般的に活動する時間帯でないため彼らも少しほっとします。

しかしその時間をどうしてよいかわからない、
また不登校への罪悪感は消えない・・
そのためにネットゲームやスマホに依存してしまうのです。

いわゆる現実逃避です。

そして朝を迎えまたストレスを感じていますし、
寝ても罪悪感は消えず絶えず脳が疲弊してしまって
睡眠障害をおこしている状態です。

そのために無気力になったり、朝起きられなかったり、
不眠、昼夜逆転が多いのです。

不登校の期間がある程度経過してくると、午前中辛そうにしていても、
午後や夕方になると、今までと変わらない様子という子供たちも多いでしょう。

心理としては登校時間が過ぎ、
もはや学校から下校する時間なので、
すると学校に行かなくてはいけないという葛藤が落ち着いてくる
ためなのです。

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不登校そして睡眠障害から抜け出すためには

不登校の睡眠障害の場合には、
睡眠障害だけに焦点をあてるのではなく、
不登校の根本的解決を目指す必要があります。

不登校の根本解決ができれば、
不登校だけでなく不眠、睡眠障害も治るのです。

では不登校の根本解決とはいったいどのようなことだと思いますか?

心のエネルギーを取り戻し自己肯定感を高める

すでに説明したように不登校への罪悪感、葛藤、ストレスからゲーム依存、
スマホ依存になってしまいます。

もし不登校ではあるけど、ゲーム依存、スマホ依存でない場合にも
不登校の子どもというのは心のエネルギーがガス欠している状態です。

心のエネルギーを取り戻すには、
子供がエネルギーをチャージできる環境と
受容してくれる親、安心して過ごせる居場所が必要です。

そのためにも周囲や親の適切な対応や声掛けが必要になってきます。
詳しくはこちらをご覧ください。

適切な対応を行っていても積み重ねと時間が必要です。

なぜなら不登校になるまでの何年、
もしくは十数年適切でなかった可能性があるわけです。

生まれてからずっと外に出られない、
幼稚園学校に行けない、無気力ということはないはずです。

つまりは親が不登校の種を長年まいてしまい
不登校になった可能性がある
わけです。

もちろんそれだけではないとは思いますが、
一番接する時間が長いのは親のはずです。

なので気長に積み重ねていく必要があります。
不登校の解決に特効薬はありません。

しかし不登校の子供たちの共通点は敏感で繊細ということなので、
親の対応の変化を敏感に察知するはずです。

効果が目に見えていなくても、
子供のなかで少しずつエネルギーがチャージされ
自己肯定感も少しずつ高まっているはずですから、親もめげずに取り組みましょう。

効果が感じられないとやめてしまってはまた状態は悪くなります。

よくなるためには亀の歩みですが、
悪くなるのはウサギの歩みといえるほどあっという間に悪くなります。

亀の歩みでもある程度エネルギーがチャージされ、
自己肯定感が高めればウサギの歩みに変わり
一気に不登校解決することもあるのです。

不眠・睡眠障害を治すには

不登校の場合の不眠や睡眠障害は
心のエネルギーのチャージが必要です。

そして不眠・睡眠障害を治すためには、
昼間を充実して過ごす必要があります。

人は充足感を感じると満足な睡眠が得られる
と言われています。

このため不登校の解決が不眠や睡眠障害を治すことに
つながっていくわけです。

そして不眠・睡眠障害を治すためには
自律神経を整えることがとても有効です。

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自律神経を整える方法

①朝陽を浴びる

朝陽を浴びることでセロトニンが活性化します。

セロトニンは心を安定させるためにかかせない神経伝達物質です。

セロトニンが活性化することは不登校の子どもの
こころのエネルギーチャージにも有効ですね。

朝陽といってもお天気が悪いときや冬は朝起きたときに暗かったり、
建物の立地や部屋の向きによっては朝陽を浴びることができないでしょね。

そんなときは光目覚まし時計で光を浴びることでも、
セロトンが活性化するんです。

光だけで目を覚ますことができれば、
目覚まし音でストレスを感じることもありません。(音を出すことも可能です。)

返金保証もありますので、試してみてはどうでしょうか?
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②バランスの良い食事とセロトニンを摂取

ストレスに打ち勝つためにもバランスの良い食事をとりたいものです。

前述のとおりセロトニンは心を安定させるために役立ちます。

食品でとる場合にはトリプトファンという物質を取ることが必要です。

トリプトファンというのは脳でセロトニンを生成する働きを持っています。

トリプトファンを含む食品は

  • 乳製品
  • 大豆製品
  • ナッツ類

などに多く含まれています。

食品だとなかなか取りづらいという方はサプリメントを使うと手軽に摂取できますね。

③睡眠環境を整える

規則正しい生活をして、不眠・睡眠障害克服のために、
睡眠空間を快適にする工夫をしてみましょう。

寝る直前までスマホをいじったりゲームをするのは
不眠・睡眠障害を促してしまいます。

ブルーライトが入眠を邪魔してしまうのです。

寝る前はゆったりとくつろぎ、
アロマなど利用したり、
寛げる音楽を聞いたりするのも良いでしょう。

たとえば枕。ご自分にあった枕を使用していますか?
高すぎず、低すぎず、オーダーの枕なんて理想ですね。

睡眠障害のある方などはこれを機会に検討してみてもよいでしょう。

そしてお布団はどうでしょうか?
身体にあったものを使用していますか?
マットが固かったり、柔らかすぎてもいけません。

下記のマットレスは全体の凹凸構造が 身体に沿って
バランスの良い寝姿勢を保持してくれるそうです。

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そして部屋の温度や湿度も快適な睡眠には重要です。

夏などは特にエアコンを使用して快適な睡眠空間を作る必要がありますね。

④適度な運動

ウォーキングやストレッチをする。

運動を始めてみる。不登校の子どもにそれはハードルが高いな・・
と思う方は、毎日散歩に連れ出したり、
家のなかでできるエクササイズをさせてみる。

外出できる場合にはエスカレーターを階段に変えるなど、
身体を動かすことから始めてみてはどうでしょうか?

⑤ヒーリングミュージック

ヒーリングミュージックに限らず好きな音楽があって
それでリラックスできるというのであれば、それでもいいですね。

音楽で自律神経を整えることができます。
視聴だけでもしてみるといいですよ。

心が落ち着いてきます。
不登校で家にいるのであれば、
リビングで流しておくというのもいいと思います。

親も子供が不登校でストレスを受けているはずです。
自分のためにも家族のためにもお気に入りのものを見つけておくと良いですね。

 

⑥入浴

入浴せずにシャワーで済ませがちな方も多いと思います。

不登校の場合にはお風呂にめったいはいらないという子供も結構います。

入浴しないことで不眠や睡眠障害を
助長してしまう可能性もあります。

入浴剤を利用して、入浴時間が楽しくなり、
ゆっくりと湯船につかる工夫をしてみてはどうでそふか?

ストレス解消につながり自律神経も整うため不眠、
睡眠障害の対策だけでなく心の安定につながります。

そして血行も促進され睡眠の質が高まります。

くれぐれもお風呂の温度はぬるめで。

高温にすると交感神経が高まってしまい
不眠・睡眠障害を助長するので注意してくださいね。

リラックスするためには副交感神経を優位にする必要があります。

⑦つぼ押しや鍼灸

鍼灸も自律神経を整えるのに効果があります。
ツボ押しなら家で自分でも手軽に取り入れられますね。

神門 :不安感が強い時に有効。 イライラした気分を鎮めてくれる効果あり (手首小指側のくぼんだところ)

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画像出典:沢井製薬HP

合谷 : 自律神経を調整する。気持ちを安定させてくれる。(手の甲にある親指と人差し指の間骨の分かれ目)

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画像出典:沢井製薬HP

ゲーム・インターネット依存治療

久里浜医療センターでは依存症の治療を行ってくれます。

先日こちらの樋口先生の講演を聞いてきました。

本人が来れるケースは7割。3割は家族のみだそうです。

その本人が来るのも想像の通り、簡単ではなく、
何かを餌にして連れてくることが結構あるそうです。

病院では決してゲームを取り上げることなく、
心と体の検査をして、少しずつネットから遠ざける取り組みをしているそうです。

またADHDやうつなど合併精神障害がある場合には
投薬治療もされるそうです。

お子様を連れていけるようであれば相談に行ってもいいと思います。

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まとめ

不登校の不眠、睡眠障害とゲームやスマホ依存の関係性について理解できましたか?

不登校の不眠、睡眠障害を治すためには不登校の根本解決が必要です。

できることから少しずつ取り組んでいくとよいですね。

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