しつこいストーカーのような毒親や電話が怖い。逃げる方法は?弁護士に相談する?

毒親から離れて暮らし始めてもまるでストーカーのように執拗に訪ねてきたり、しつこく電話をかけてきたり、嫌がらせをする毒親がいるようです。

なかには探偵まで雇う毒親まで・・本当にしつこくてストーカーのようですね。

せっかく毒親から逃げてきたのに、また毒親と関わることになってしまい、怖いという気持ちがぬぐえない、電話がなると怖い・・神経症になってしまう方もいます。

どうしたらストーカーのような毒親から本当に逃げられるのでしょうか?逃げる方法はあるのでしょうか?

対策はないのでしょうか?弁護士に相談することはできるのでしょうか?

1.毒親のストーカー行為

  • 引っ越し先に執拗に押しかけて、ドアを開けないとドアをどんどんと大きな音を立てて叩く近所迷惑な毒親
  • 1日に何十回と電話をかけてきて着信拒否したり、無視すると会社に電話をかけてくるストーカーな毒親
  • 家の留守電に何十回と伝言を入れる毒親
  • 子供を罵ったり、自分の不満を書いたファックスや手紙を毎日のように送りつけてくる毒親
  • 町でみかけると○○町にX日の△時にいたでしょ?と行動を監視しているストーカー毒親
  • 車を運転している子供をみかけた毒親が赤信号で車に近寄り離れず、青信号になってもおかまいなしで渋滞させる毒親
  • 引っ越し先に押しかけ大家さんに泣きつき合鍵をもらい勝手に侵入し居座る毒親
  • 会社から家に帰宅するまで10分おきに電話をかけ、連絡がないと一人暮らしをしている家におしかけ、いないと捜索願を出す毒親
  • 探偵を雇って日常生活を報告させる毒親

このような毒親からのストーカー行為により、仕事を辞めさせられたかたや、アルコール依存症、うつ、ひきこもりになった方は大勢いらっしゃいます。

この毒親からのストーカー行為から逃げる方法はないのでしょうか?

2.毒親のストーカー行為から逃げる方法

2-1.警察に相談

まるでストーカーのような毒親の行為で身に危険を感じる場合にはまずは警察に相談しましょう。

民事不介入と言われていますが、今まで受けた言動を詳細に話すことで単に親子で解決しろと言われずに親身に相談にのってくれることもあります。

ただし被害内容によっては警察は動いてくれないこともあるようです。

ちなみにストーカー規制法は恋愛感情のもつれからでないと適用できないそうで毒親の場合該当しないそうです。

捜索願に関しては警察に事前に諸事情を話しておくことで、対応することができるようです。

2-2.弁護士に相談・まずは無料相談を利用する

ストーカーまがいの毒親の行為を法律的には弁護士が解決に導けるものは少ないかもしれませんが、最近は弁護士に相談する内容で、毒親に関係するものが多くあったり、事件の背景に毒親の影が見受けられることも多いそうです。

そのため毒親関連の相談に力を入れている弁護士もいるようです。まずは無料相談を活用してどのような対処ができるのかを相談すると良いですね。

弁護士事務所自体で無料相談をしているところや、自治体で無料弁護士相談を開催しているところもあるので、調べてみるとよいですね。

経験豊富な弁護士から何か有効な対処方法を教えてもらえるかもしれません。

次に記載の住民票閲覧制限、接近禁止命令、親族関係調整についても相談し、事例などを聞いて方法を考えてみるのもよいと思います。

2-3.電話対策

ストーカーのようなしつこい毒親の電話におびえ怖いという方がいます。

固定電話の場合にはナンバーディスプレイを設置しておく。着信拒否設定や無音にする。

外出の時などもあえて留守電にはしない。携帯電話は着信拒否。メールはゆいつ連絡手段として残すひともいればメールもアドレスを変えたり、着信拒否設定をするというのが有効になるでしょう。

2-4.住民票の閲覧制限

毒親に居所を突き止められないように住民票の閲覧制限をしましょう。役所に行くと「住基支援」というのが住民表閲覧制限にあたるようです。

配偶者からの暴力(DV)、ストーカー行為等、児童虐待及びこれらに準ずる行為の被害者(以下「DV等被害者」といいます。)の方については、市区町村に対して住民基本台帳事務におけるDV等支援措置(以下「DV等支援措置」といいます。)を申し出て、「DV等支援対象者」となることにより、加害者からの「住民基本台帳の一部の写しの閲覧」、「住民票(除票を含む)の写し等の交付」、「戸籍の附票(除票を含む)の写しの交付」の請求・申出があっても、これを制限する(拒否する)措置が講じられます。

総務省HPより引用

ただ実際には役所の相談する人によって対応がまちまちなようです。毒親からの仕打ちを事細かに説明するのは勇気がいりますが、あまり抽象的に話をしていては親子で解決して下さいと言われかねないため、行われた仕打ち、それにより心療内科にかかったことがあるなど経緯や現状を伝えて支援措置をとってもらいましょう。

あまり反応がよくなくてもあきらめずに情に訴えてみましょう。女性の場合であれば女性の相談員に相談に乗ってもらう方がよいようです。何か方法があるかもしれません。

ただし残念なことに探偵を雇われてしまったら、毒親に知られてしまいます・・

できるだけ遠くに引っ越しておくほうが、探偵を雇われたとしても時間を稼ぐことができ、費用がかかることから探偵を雇うことを断念する可能性はあります。

2-5.接近禁止命令

保護命令には,(1)申立人への接近禁止命令,(2)申立人への電話等禁止命令,(3)申立人の子への接近禁止命令,(4)申立人の親族等への接近禁止命令,(5)退去命令,の5つの種類があります。このうち,(2)~(4)は,(1)の命令の実効性を確保する付随的な制度ですから,単独で求めることはできず,(1)の命令と同時か,同命令が既に出ている場合のみ発令されます。

申立人の親族等への接近禁止命令

申立人への接近禁止命令の期間中,申立人の親族その他申立人と社会生活において密接な関係を有する者(以下「親族等」という。)の身辺につきまとい,又はその通常所在する場所の付近をはいかいしてはならないことを命ずる保護命令
※ 当該親族等が申立人の15歳未満の子である場合を除き,当該親族等の同意があるときに限ります(当該親族等が15歳未満又は成年被後見人である場合には,その法定代理人の同意)。
※ 相手方が親族等の住居に押し掛けて著しく粗野又は乱暴な言動を行っていることなどから,申立人がその親族等に関して相手方と面会せざるを得ない事態が生じるおそれがある場合に,申立人の生命又は身体に対する危険を防止するために発せられます。

裁判所HPより

 

2-6.親族関係調整調停

家裁に申し立てをして、調停を行うということもできます。ただし毒親が応じないことや、話がうまくまとまらないこともありますが、調停が成立すれば調停証書に毒親が接近したり連絡を禁止することも決められる可能性もあります。

もしも毒親が応じない場合でも不成立の事実を作っておくことで、今後何か手続きをする際にプラスになるでしょう。このあたりのことは無料弁護士相談の際に聞いて方法を相談してみるとよいですね。

親族関係調整調停

親族間において,感情的対立や親などの財産の管理に関する紛争等が原因となるなどして親族関係が円満でなくなった場合には,円満な親族関係を回復するための話合いをする場として,家庭裁判所の調停手続を利用することができます。
調停手続では,親族関係が円満にいかない原因などについて,当事者双方から事情を聴いたり,必要に応じて資料等を提出してもらうなどして事情をよく把握して,解決案を提示したり,解決のために必要な助言をします

裁判所HPより

2-7.海外や遠方に引っ越しをする

色々やってもだめだ、探偵まで毒親が雇ったとなると毒親から逃げるためには勇気を出して海外に行くのが一番だと思います。

それはさすがに・・という方はせめて毒親が簡単には来られないような場所に逃げるというのがよいでしょう。

毒親の住まいがある住み慣れた環境に住みたいという気持ちもあるかもしれませんが、ストーカーのような毒親から逃げるには、何かを捨てるほかありません。

住めば都ともいいますから、勇気は必要ですが、準備をしっかりとして毒親のストーカー行為から逃げる手立てを考えましょう。

2-7.友人や会社には事情を説明

毒親に引っ越し先を教えていなくてもつきとめてしまうのは、どこかから情報が洩れているからです。

友人や会社には理由を話しておき、親といえども連絡先を教えないでほしいときちんと伝えておきましょう。その際にいかにひどい仕打ちを毒親から受けたかを話しておけばきっと協力してくれるはずです。

単に親には知らせないでくださいとだけしか言わないと、毒親のウソや執拗な問い合わせに応じてしまうかもしれませんから注意が必要です。

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3.まとめ

しつこく電話を鳴らしたり、ストーカーのような行為をしたり探偵まで雇う毒親が世の中にはいるものです。

そのため毒親からの電話がなるたびに怖い思いをして疲弊してしまう人がいます。

たとえ親であっても自分の生活や心身に不調をきたすようであれば、毒親から逃げる対策、方法を講じることをおすすめします。無料弁護士相談などを活用してみてもよいですね。

毒親の対処法についてはこちらを参考になさってください。

毒親のトラウマ克服方法はこちらをどうぞ。

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