毒親の言動のせいで毒親育ちは自己否定が強くなり自己肯定感が低くなってしまいます。
自己肯定感とは何か?どうして自己肯定感が低くなるのか?どうしたら自己肯定感は高くなるのかをまとめてみました。
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目次
1.自己肯定感とは
自己肯定感とは文字から察すると自分を肯定できる感情となりますね。つまり自分が存在することや自分に価値を見出し肯定できる気持ちです。
しかし毒親育ちの場合にはこの自己肯定感が低く、自己否定が強くなります。
それはどうしてなのでしょうか?
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2.毒親のせいで自己肯定感が低くなる
毒親には様々なタイプがあります。過干渉、精神虐待、暴力、ネグレクト、支配、威圧などが主なタイプです。
これらの毒親に共通しているのは子供の意思を尊重していないということがあります。
毒親の下記のような言動が自己肯定感を低くします。
- 自分の好きなことややりたいことを言っても「~のほうがいいわよ」
- 「親の決めたことに逆らうな」などと言う
- お前は何をやってもダメな人間だな
- どうしてお兄ちゃんはできるのにあなたはできないの?と兄弟や他人と比較する
- ○○しないと~してあげないからねと条件つきの愛を提示
- 産まなければよかった
- なんでできないんだ
- 褒めない毒親
自分が何かを言っても、言うことを尊重してもらえない、意見を取り入れてもらえないということから毒親育ちの子供は「自分がダメだから親は自分の意見を尊重したり受け入れてくれないんだ」と思うようになってしまいます。
またネグレクトの場合には子供に愛情をかけず、愛情表現をしないため、「自分は愛される価値のない人間なんだ」と思うようになってしまいます。
暴力を受けたり人格否定をされた場合でさえも自分がだめな人間だから親が暴力をふるうんだと思う様になってしまうのです。
毒親でない場合には子供を無条件で受け入れますが、毒親の場合には条件つきの受容(~したら~してあげる)や一切受容しないということが多いため自己肯定感が低くなってしまうのです。
生まれてすぐ無条件に親から愛され、受容されてきた子供は自己肯定感が高くなります。
しかしそういった経験がないため常に親が自分に指図したり、威圧、暴力、ネグレクトするのは自分がダメな人間だからなんだと無理に親の言動を肯定し自分を納得させるために、次第に自己否定が強くなり、自己肯定感が低くなってしまうのです。
つまり親の行いを子供が受容し期待に応えようとするけれどできない自分はダメなんだという想いに至るのです。
毒親のせいで自己肯定感が低くなっているとも気づかずに・・本当は白が事実でも毒親が黒といったら黒だと思いこんでしまうのです。
自己肯定感が低いままだと、生きづらさを感じたり、不登校やひきこもり、うつにさえもなる可能性があります。
最悪の場合には自殺に至ってしまいます。
では毒親育ちの子供たちはどのように自己肯定感をたかめていったらよいのでしょうか?
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3.自己肯定感を高めるには
自己肯定感を高めるために誤解して頂きたくないのは、何かに秀でていたり、できることがないといけないというわけではありません。
ドラえもんに出てくるのびたはテストが0点でも、ジャイアンにいじめられたり、けなされてもめげないですよね。
あの気持ちがあるといいのではないかと常々私は思います。ではどうしたら自己肯定感を高めることができるのでしょうか?
毒親から離れる
毒親のせいで自己肯定感が低い場合には、まず影響を受けないためにも、絶縁する、自立して一人暮らしをするのが一番おすすめです。
そこまでできない場合にはせめて距離を置く。これは自己肯定感を高めるには必要です。
インナーチャイルドを癒す
毒親育ちの場合には心の奥底に傷ついている子供の自分がいるはずです。
自分の触り心地のよいものや、ぬいぐるみ、タオルなど自分が安心できるものを抱きしめて「自分はいまのままで、ありのままでいいんだ」「大丈夫」と言ってみてください。
自分の中のインナーチャイルドを癒すのです。毒親に認めてほしかった。愛されたかった。傷ついた毒親からの発言・・毒親の言動で傷ついているはずなのに、あえて目をそらしてきたのではないでしょうか?
辛く、悲しかった子供の自分。癒してあげてください。
そして次の項目からは毒親育ちでなくても自己肯定感が低い方が高めるためにも有効です。
受容する
ありのままの自分。どんな自分であっても受け入れるということです。
どんな人間でも欠点やミスをすることはあります。完璧を目指す必要はないのです。ロボットではないのですから。そのほうが人間味があってよいと思います。
自己肯定感を高めるためにはそのことを踏まえてありのままの自分でいいんだと思うようにしてみてください。
自分がミスをしてもこういうときもあるよな。誰だってミスはするさ。と思考を切り替える癖をつけましょう。
ミスしたりダメな自分もご愛敬。個性ととらええてみてはどうでしょうか?
ポジティブ変換する習慣をつける
ポジティブ変換を習慣にしてみましょう。
× 私はこれしかできない
〇 私はこれもできる
しか→もに置き換えただけでこんなにも変わります。自分で変換するのが難しい場合には今はポジティブ変換をするアプリもあります。
そんなものを見てみてもよいのではないでしょうか?
この方法は自分だけでなく、自己肯定感が低い人に接するときにも有効です。
自分一人の力で自己肯定感を高めるのはなかなか難しい場合にはNLPのカウンセリングや認知行動療法を試すと良いでしょう。
NLPはなりたい自分になれるという画期的な最先端心理学です。理屈抜きにそんな理想の自分を手にしたい方は是非NLP受けてみてください。
ハードルを低く設定する
毒親に完璧を求められ続けてきた場合には、自分が設定しているハードルが高すぎる場合があります。ハードルがそもそも高いと自己肯定感を高めるのは難しくなってきます。
少し頑張れば達成できる目標づくりを意識してみましょう。そしてできたら自分を褒める。認める。ときにはちょこっとご褒美でスイーツを買うなど自分を甘やかす。
やればできるなぁ自分と声をだして言ってみる。
家にいるときなどは独り言を言うようにして「やった。できた!」などつぶやいてみましょう。
それを共感してくれる人がいればもっといいですね。
他人と比較をしない・人目を気にしない
毒親育ちの場合には親のせいで他人と比べたり、常に1番でなければいけないという先入観があることがあることで自己肯定感が低くなっていることが多々あります。
また人の顔色を窺う傾向もあります。他人と比較する必要はありません。本当に1番が必要ですか?他人によく思われないといけないですか?
比較することなくありのままの自分でいいんです。
そして可能なら自分を悪く言う人や苦手な人を避け、自己肯定感が高まるまで受容し共感してくれる人とだけ付き合うというのもありだと思います。極端に自己肯定感が低い際には是非そうしてみてください。
4.まとめ
毒親のせいで自己肯定感が低くなる傾向がある毒親育ちの子供たちですが、思考のくせを治したりちょっとしたポイントを抑えることを続けていけば自己肯定感を高めることが可能です。
毒親の洗脳を解く方法についてはこちらをご覧ください。
毒親から離れ一人暮らしをすることについてはこちらを参考になさってください。
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