毒親への執着を捨てたい!許せない!でも幸せになろう

自分の親が毒親かも・・と思っても認めたくない・・こんな毒親とのかかわりは捨てたいと思っていても共依存で捨てられない・・恨む気持ちを捨てられない・・許せない・・なんだかんだいいながら毒親からの執着を手放せなくて幸せになれない・・という方がいると思います。

どのようにして執着を捨て、幸せになれるのでしょうか?そもそもなんでその執着を手放せないのでしょうか?

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1.毒親への執着

子供の頃から自分の親はなんだかおかしい・・よその親とは違う。毒親かも・・そう思っていても子供の時には親に逆らっては生きていけないため、親がひどいことをするのは自分のせいだと思います。

自分のせいだと思うことで、自分の親を正当化し、毒親だと認めたくないのです。

そして自分の親になんとかひどい仕打ちをやめてもらいたいため子供は毒親にほめられよう、毒親の言う通りにしようと頑張り良い子を努めます。

これこそが執着となってしまう理由です。その他にも毒親から言われたさまざまな言葉によりいわば洗脳されてしまい、その洗脳が本人の意識の中にあるために執着してしまうのです。

  • お前のためを思ってやっているんだという言葉から毒親は自分のためにやってくれているんだという思い込み
  • 親のいう事を聞きなさいという毒親の繰り返される言葉により逆らえない
  • 「いう事を聞かないから失敗したんだ」という毒親の言葉から自分の意思を持たず毒親主導で動くようになる
  • 毒親の意に沿わないと暴力、威圧があるため恐怖から毒親に従うようになる
  • 自分の意思に関係なく毒親主導の人生を歩んできたため自分の人生のレールを敷けない
  • 親に感謝をすべきという毒親からの感謝の強要から親に逆らえない
  • 毒親が怖いため漠然とした不安がつきまとい人間関係や仕事が上手くいかない
  • ネグレクトな毒親に育てられたことにより毒親に愛情を求め続けてしまう
  • 何事も完璧を求める毒親に育てられたために世間からはエリートであり優秀でも満足感がなく自信が持てない
  • お前は何をやってもダメだと繰り返し毒親から言われたことで何をやっても自信が持てない
  • 毒親からのお金の無心によりいつのまにか家計を支えなくてはならないと思い込む義務感から毒親を突き放せない
  • 毒親が自分中心で子供が幸せになることを許さないため自分の未来を悲観し、人生をあきらめてしまう

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2.毒親への執着を捨て幸せになる

毒親に育てられた影響から毒親への愛情を求め続けたり、毒親から認められたいとおもったり、世間からみたらとても優秀であったり、問題がない場合でも自信が持てない毒親育ちの子供たち。

そして毒親を許そうと思っても許せない気持ちさえ、自分が人間としてできていないから許せないんだと思ってしまう毒親育ちの子供。

その子供たちが幸せになり、明るい未来を築いていくためには毒親への執着を捨てることが必要です。

2-1.自分と向き合う

毒親からの影響を自分の言動と照らし合わせて自覚をしてみる。

例えば上司が苛立って話かけてきたときに「自分が悪いから上司はいら立っているんだ」と毒親育ちの場合には思ってしまう傾向にあります。

上司はただ余裕がなくて苛立っているだけで、あなたにいら立っているとは限りません。

また同僚が仕事を手助けしてくれたことで、毒親育ちの方は「自分ができないから手伝ってくれていたんだ」と自分に自信が持てないために思ってしまうこともあります。

同僚は親切心や、自分の手があいているから手伝っているに過ぎないこともあります。

つまり自分に自信がない、常に相手が怒っているのは自分が悪いからだという想いこみからの発想です。

これこそ捨てるべき毒親からの影響です。

人間の思考には癖があり、それが性格になっています。毒親によってその思考がネガティブな方向へ癖づけられてしまっている場合があります。

また親が家事をせずに、子供にさせて、兄弟の世話までさせる毒親もいます。

このような場合には家族の世話を自分がしなくてはならないと思いこみ、自立を阻みます。

本来は親がすべきことを子供にさせているため、子供らしさがなくなり、しまいには感情を表さなくなり、自分の気持ちすらわからないという弊害をうむこともあります。

生まれた時には感情表現はできたはずですし、思考の癖や歪みはなかったはずですが、日々成長するにつれ親から学びこれはこういうもの。こういうときはこうするといった考え方が本人の中にできあがりますがこれに歪みがあるのは毒親の影響です。

自分の中に毒親の影響があることを認めて正していくということを意識して行っていき、過剰な義務感からは解放されましょう。

2-2.毒親に求めない・執着を捨てる

ネグレクト傾向の毒親育ちの場合には親からの愛情を求めてしまう傾向があります。いつまでもその執着を捨てられないため自分が毒親から自立し、離れられる環境であっても毒親と共依存のままとなっていることがあります。

また毒親が悪い、恨む気持ちを捨てられない・・そうはいっても毒親に変わることを求めてもそれはなかなか難しいことです。常々言っていますが、自分と未来は変えることはできますが、他人の場合には自分が変わることで相手が少しずつ変わっていくことはありますが、本人が気づかない限りそれはなかなか難しいのです。

毒親への恨みや、変わってほしいという執着を捨てることがあなたの幸せへの第一歩です。

2-3.自己肯定感を高めよう

毒親への執着を捨てることができれば、自己否定という毒親からの負の遺産も捨ててしまえますね。

あなたが自信がないのは毒親からの「あなたはダメな人間ね」「何もできない」などというあなたがさもできない人間であるかのような扱いや言葉によっての思い込みです。

これしかできない → こんなにできる/これはできる

失敗する → 失敗から学ぶことがある。失敗しなかったら気づかなかった、学べなかった

なぜ自分はこうなんだろう → どうやったら自分はなりたい自分になれるのだろうか?

考え方をほんの少し変えるだけで随分と違いますよね?これを繰り返していくことで自己肯定感を高めることができるのではないでしょうか?

そして完璧主義な毒親育ちの場合にはそもそものハードル設定が高いことがあります。そのため第三者から見るとすごい学歴、職歴なのに、達成感がない、自信がないと言われるかたがいます。

自分を客観的に見てみるのもよいですね。

そして人はだれかの役に立ち感謝をされた時にとても嬉しく、自信につながります。意識して善となることをやってみるというのも自己否定から解放され、毒親への執着を捨てるにはよいのではないでしょうか?

そしてそれでも自己否定してしまう場合には完璧な人間などいない。失敗はだれでもするもの。自分は自分。ありのままでいいんだと声に出して言ってみて下さい。

気持ちが落ち着いてくると思います。自分で自分を受容するのです。

2-4.自立する・距離を置く・許せなくていい

これ以上毒親の影響を受けないために、また毒親の執着を捨て幸せになるためにも自立するのが一番です。

少なくとも距離を置くことは必要になってきます。どうしてもそばにいると今までの関係性から親が絶対という観念があるためせっかく変わろうと思ってもまたそこに引き戻されてしまう可能性が高くなります。

その観念こそ捨てるべきものです。

もう絶対ブレないという自信が持てるまでは少なくとも距離を置くほうがよいでしょう。

毒親への対処法はこちらに書いておりますので参考になさってください。

そして許せないという気持ちを認められない、認めたくない、毒親を許せない自分がイヤだと思ってしまうあなた。

許す必要はありません。それだけひどい仕打ちをされてきたことの裏返しです。今ある現状と向き合う。自分は許せないという気持ちを持っているというだけのことです。

毒親を許さなくてはいけないということはないのです。区切りをつけたいのであれば、毒親と一度対決することをおすすめします。対決することで、前に進めるという方もいます。そちらについてはこちらに書いていますので、参考になさってください。

3.まとめ

毒親への執着を捨てたい、捨てると決心してもなかなかできないかもしれません。でもその執着を捨てることであなたは変わっていくはずです。

このままでよいのか?毒親から刷り込まれた観念や執着を捨て自分の幸せをつかんで欲しいと思います。

毒親を許せない自分が受け入れられなくてもいいんです。それだけのことをされてきたのでしょうから。

こちらの記事もご覧ください。

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