今や社会問題となっている、ニート、不登校、引きこもり。
これらはなかなか理解されづらい問題ですが、実は原因は本人以外のところにもあったりします。
毒親がニートや不登校、引きこもりを生み出している可能性は否定できません。
ではどうして毒親がニートや不登校、引きこもりを生み出してしまうのでしょうか?
解決する方法はあるのでしょうか?
かつて息子が不登校、引きこもりを体験し、カウンセラーとなった経験から書気進めてまいります。
[quads id=1]
目次
1.ニート・不登校・ひきこもりの定義
ニートとは
Not in Education , Employment, or Trainning = NEET
教育を受けていない(学校に行っていない)、雇用状態にない(就職していない)、職業訓練状態にない人達のなかで若者(35歳以下)を表す言葉です。
ちなみに総務省ではニートに近い概念としたうえで下記を定義しています。
若年無業者の定義 : 年齢15歳~34歳の非労働力人口のうち、家事も通学もしていない者
総務省 統計局HPより
引きこもりとは
ニートと引きこもりの違いがよくわからないと仰る方がいると思いますが、ニートと引きこもりの大きな違いは引きこもりの場合には家から出られないというところが大きな違いです。
厚生労働省では下記のように定義しています。
仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人とほとんど交流をせずに6ケ月以上続けて家に引きこもっている状態
厚生労働省 HPより
ニートの場合だと引きこもらず外出したり、人と交流はするけれど働かないというところでしょうか?
外出が頻繁でなく人と交流が少ないと準ひきこもりと定義されていることもあります。
線引きが難しいところですね。
引きこもりにも色々とあって、部屋から全く出ず、家族とさえ交流しない引きこもりもいれば、家では家族とも交流があり、なんら変わらないけれど外出ができないという引きこもり。
不登校とは
文部科学省の調査では「不登校児童生徒」とは「何らかの心理的、情緒的あるいは社会的要因・背景により登校しない、あるいは登校したくともできない状況にあるために年間30日以上の欠席した者のうち病気や経済的理由によるものを除いたもの」と定義しています。
[quads id=2]
2.毒親がニート・不登校・引きこもりの原因となる理由
多くのニート、不登校、ひきこもりにはきっかけがあります。
それはいじめであったり、何かの挫折、人間関係など人によりさまざまです。
でも実はそれは本当の理由や原因でなく、あくまできっかけであり、毒親による下記影響からニート・不登校・引きこもりとなっている可能性があるのです。
自主性の欠如
過干渉過ぎる毒親のもとに育った場合には毒親が指示だしをし、先回りをする影響から自分で考えて行動するという習慣に乏しく不測の事態が起こったときにどうしてよいかわからなくなります。
そのため他の人が容易にできる対処ができません。ひいては次の項目で述べる自己否定にもつながります。
毒親の過干渉による影響により指示がないと何もできないため、学校や社会など親がいない場面でどうしたらよいかわからなくなってしまうことがあります。
つまり毒親の影響で状況に応じた対応ができず、自分の意思さえわからなくなってしまい無気力やいいようのない不安感からニートや引きこもり、不登校になってしまうのです。(過干渉の影響についてはこちらをご覧ください)
自己否定
人間関係につまづき、自信を失ってニート、引きこもり、不登校になっている場合でもその根底にあるのは毒親からの影響による自己否定です。
毒親からの下記の発言により徐々に自己否定が起きていることがあります。
- こんな成績じゃろくな人間にならないぞと言う毒親
- ○○学校に入れないなんてお前の人生は終わったなという毒親
- お前は何をやってもダメだなと繰り返して発言する毒親
- ネグレクトな毒親に育てられたため自分は愛情を注がれる価値がなく自信が持てない
- 努力を認めず少しのミスも許さない毒親
- 褒めない毒親
- 不登校、ニート、ひきこもりになってもなお「いつになったら学校に行けるの?」「いつになったら働くの?」と追い打ちをかける毒親
上記の毒親の否定的な発言により、自分は生きている価値がない、ダメな人間だと自己否定をしてしまう可能性が大きいのです。
不登校、ニート、ひきこもりの人達に共通するのは繊細な心を持ち自己肯定感が低いという点です。
繊細な心をもっているからこそ、毒親の発言で傷ついている。
ただでさえ、不登校やニート、ひきこもりになる挫折などの経験で傷ついているのに、毒親がさらに傷口に塩を塗っているともいえるわけです。
打たれ弱い
指示を出す過干渉の毒親育ちの場合には親が失敗を回避して、レールを敷き、脱線しそうなものなら障害物をよけ、またレールを敷いたりと全てにおいて口出しをします。
そのため本来ならば小さい頃に経験すべき失敗の積み重ねを毒親の行為によりしてこなかった場合があります。
人は失敗という経験からたくさんのことを学び成長をします。
しかし毒親育ちの場合にはそのような失敗なしの人生だったのに、難関校に入れたもののその中では1番が取れない。
いままで凄いと周囲には言われていたものの、実際には自分より上の人間がいると社会にでて初めて知った。
難関校に入ったけれど、自分より優れている人間はたくさんいた・・・
これらの場合には毒親による指示や先回りにより失敗をしてこなかったためにある程度の年になって初めて経験する失敗や挫折に耐えうる精神状態に成長していないのです。
いくら頑張り続けても努力が報われず認めてもらえないどころか更なるハードル設定をする毒親。
そもそも失敗をしてきていないためにどうやって克服してよいかさえわからないということもあります。
そして威圧的支配的な毒親の顔色を窺い、学校でも人の目が気になり疲れ果てる・・
毒親に反抗し自分の意思を持っても毒親により否定されたり、こうしたほうが良いと指示を出されてしまうために考えても無駄と思うようになります。
そして次第に毒親の影響から無気力になり最終的に疲れ果ててしまい、ニート、不登校、引きこもりとなってしまうのです。
将来に希望が持てない
自分の親が毒親だと気づいている場合には、見本である大人が毒親のため大人になることや結婚など将来に希望を持てていないことがあります。
また前述のように自信がない状態では将来に希望を持てるはずがないためニートや引きこもり、不登校になっているケースがあるのです。
仮に希望を持ち毒親に話したときにそれを否定されてしまう可能性もあり、せっかくニート・不登校・ひきこもりから脱出しようとしても、毒親により阻まれてしまうことさえあるのです。
[quads id=3]
3.ニート・不登校・引きこもりを解決方法
毒親自身の対応で解決する方法
言葉がけ
自分が毒親だと気づいたのであれば、今からでも遅くはありません。毒ある行いをあらため何事も本人主体でそして言葉がけに気を付けましょう
まずは言葉がけからあらためましょう。不登校、ニート、ひきこもりになっている子供に対して「一体いつになったら学校(会社)に行くの(働くの)?」なんて言っていませんか?
これはNGワードです。なぜかと言うとそんなこと言われなくても本人はとても考えて自分を追い詰め、なんで学校に行けないのか?働けないのか?本人は常に自問自答し悩んでいるはずです。
不登校、ひきこもり、ニートである自分に対して苛立ち、このままではいけないと思っているはずです。
そうはいってもうちの子は寝てばかりいるけど・・という毒親さん。違います。寝ているのは現実逃避です。昼夜逆転していたとしたらそれも同じです。(昼夜逆転についてはこちらに書いております。)
一般的には昼間はみんなが活動している時間です。そんななか、学校に行けない不登校な自分。仕事についていないニート、引きこもりの自分・・つらいから寝るのです。
決して責めるような発言はやめましょう。今の現状を受け入れてあげること。そのうえで共感するようなあたたかい前向きな言葉がけの積み重ねが大切です。
少しずつ手を放す
いままで自分たち親が毒親だった。
干渉し過ぎ、指示をだし過ぎていたことが原因だとわかったのであれば、だからといっていきなり自分でなんとかしなさいと放りだされてもニート、不登校、引きこもりになっている子供も途方にくれてしまいます。
最初は少しサポートしながら一緒に取り組む、最終的には本人の意思を大切にし子供が自立できるようにすることを心がけましょう。
精神的自立
そして今まで子供命でまるで自分のことのように子供の世話を焼いている共依存体質の毒親なあなた。子どもから精神的な自立をしましょう。
ニートや引きこもり、不登校になった途端親が子供以上に落ち込んでしまって、暗くなっている場合があります。
本当はニート・引きこもり・不登校は当人の問題です。
もちろんここまで話したようにニート・不登校・ひきこもりは毒親の影響からなっている可能性があります。
子供がニート、不登校、引きこもりなのにとてもじゃないけど私は出かけられない・・と外出を控え、お化粧やおしゃれもしなくなるお母様。これは実は逆効果なのです。
なぜかというと、そこまでお母さんを落ち込ませている自分は悪いことをしているんだとニート、不登校、ひきこもりになっている子供たちはとらえて自己否定したり罪悪感をもってしまうからです。
ニート、引きこもり、不登校になってこの子の人生はどうなるのかしら?せっかく良い学校や会社に入ったのにどうなるのかしら?と心配している毒親のあなた。
もちろん心配するのはわかりますが、子供の人生であって、あなたの人生ではありません。
ここまで読み進めておわかりになるあなたはきっと毒親をやめ精神的な自立とができる親なのだと思います。
毒親のあなたが変わり、いきいきと自分の人生を歩いていく姿をいまニート、不登校、引きこもりになっている子供に見せて下さい。
ここまで読んでも「どうして親が子供の危険を回避したり意見を言ってはいけないの?」とまだ思う毒親をやめられない親御様。
子供に一生つきまとって指示を出すのですか?
子供より長生きできるのですか?
子供が一生引きこもりでよいのですか?
親の務めは子供の自立の支援ではないでしょうか?
親がいなくても自立して生きていけるようにすることが大切ではないでしょうか?
そしてネグレクトな毒親の場合には子供に愛情と関心を持ってください。
この場合の不登校やニートの場合には非行も多いのが現状です。
なぜなら毒親のあなたを振り向かせたい、愛情を注いでほしい、関心を持ってほしい、非行から救い出してほしいとSOSをだしているのではないでしょうか?
SOSがニート・不登校・ひきこもりという症状としてあらわれているともいえるのです。
これは意識的とは限らず無意識にそうなっていることもあります。子どもを責めるのではなく、自分が毒親をやめませんか?
謝る
自分たちが毒親だと気づいたのであれば、謝るのも解決へ向けて前進することがあります。
特に年齢が高くなっているニートや引きこもりの場合には毒親に対し恨みをもっているケースもあります。
毒親が謝ることで、許したり、許せないとしてもそこから一歩踏み出せるようになるケースもあります。
最終的には本人次第ですが、謝るというのは解決方法の1つとしてよいと思います。
毒親育ちのニート・不登校・ひきこもりのあなた自身が解決する方法
ニート、不登校、ひきこもりのきっかけはいじめや人間関係、仕事上のミス、失恋・・人によってさまざまだと思います。
毒親の影響からなったということも否定はできません。しかしいつまでも毒親のせいにしていても解決はしないのです。
親も人間です。完璧ではないのです。
毒親の影響から自分の考え方は影響されているんだということを認識した上で、自分は自分らしく振舞っていいんだ。
毒親の影響で失敗してこなかったために挫折に弱いんだとわかれば、今からでもいいので失敗を恐れずに前に進みましょう。
いいんです。今から失敗して学べば。他の人よりも失敗の経験をしてこなかっただけ。
皆はもっと前に失敗を経験してきたから立ち直る術を身に着けているだけのことです。
それがわかれば、自分はちょっと時期が遅れてつらいけれどみんなも通ってきた道なんだと納得できますよね?
将来に希望が持てなかったのは目の前にいるお手本が悪かっただけ。
ちょっと視野を広げたらあの人のようになりたいと思える人はいませんか?
その人に近づくには自分に何が足りないか、どうしたら良いか少しは目標や希望が持てるのではないでしょうか?
気づいた時が一番早いときですから、いまから徐々に前に進んでみませんか?
30を過ぎて高校生になったり、70過ぎて大学に入った人もいます。いつでもやり直しはできます。
でも毒親をどうしても許せないという人は一度毒親と対決することをおすすめします。こちらに書いておりますので参考にしてください。
↓参考になれば、ぽちっとお願いします。↓
不登校・ひきこもりランキング
4.まとめ
毒親自身がニート、不登校、引きこもりの産みの原因になっている可能性があることをおわかりいただけましたでしょうか?
その可能性がわかればニート、不登校、引きこもりを解決する方法が自ずとわかるはずです。いまからでも遅くはありません。気づいた時が一番早い時なのですから。
こちらの記事もご覧ください。
[quads id=4]
高校も大学も通信でもできるのです。