やり方でなく〇〇〇を変えないと不登校は解決しない

巷ではやり方、方法というのが人気がありますね。

書籍などはハウツー本というのが売れます。

不登校においてもどうやったらいいですか?

と方法を知りたい方も多いと思います。

でも本当の意味の解決はやり方では解決しないのです。

不登校解決に必要なのは「考え方」と「在り方」

皆さんに聞きます。

不登校は登校できたら解決だと思いますか?

もしYesと思うのであれば、
考え方と在り方を変える、見直す必要があると思います。

Noの方はどうしたら本当の解決だと思いますか?

これにはたくさんの答え、考え方があると思います。

そもそも学校にはなぜ行く必要があると思いますか?

義務教育だから

みんなが行くから

大人になったときに役立つから

色々な答えがあると思います。

大人になってみて、思い返した時に
学校教育は今の自分の人生にどの程度役に立っていますか?

これは人それぞれだとは思いますが
この質問をあるセミナーで主催者がした時に
7割以上の人は學校の勉強は5割も役立っていない
とのことでした。

基本的な読み書き算数などのほかは
なりたい職業の専門性
学校では教えてくれないコミュニケーション
などのほうがよほど役立つのではないかと
今は私も思います。

そして不登校解決にあたって
ただ表面的ないわゆる「やり方」「方法」だけ
していても、そのやり方に相応な人としての「在り方」
が伴っていなければ、真の解決にならないと。

これは私の実体験でもわかります。

では「考え方」「在り方」って何?って思いますよね。

人としての考え方・在り方が反映される

学校にさえ行けば解決と思っていれば、
その気持ちは言葉にしなくても
子供に伝わります。

いわゆる「やり方」ということになってしまいます。

これは、実例がありまして、
恥ずかしながらも我が家です。

息子が不登校になった時に
私はいろいろな情報を集め、
主人に伝えました。

そのころには私もある程度不登校解決に
必要なことがわかり始めて、少しずつではあるけれど
腑に落ちてきたところでした。

主人は当初は受け入れられず
あまり耳を貸してくれませんでした。

しかしある時に、「俺も変わるから」と
言ってくれて、ようやく彼にもわかってもらえた。

これで不登校でけでなく、
不登校を通して繰り広げられていた
意見の相違、言い争いもなくなる!

家族みんながハッピーになると
信じていました。

しかし主人の変わるは
「在り方」「考え方」が変わるのでなく、
「やり方」を変えるでした。

その証拠に発言からひと月くらいたったころに
「全く学校にいけないじゃないか!」
と私に向かって怒り始めました。

その主人の「考え方」「在り方」は
もちろん息子に伝わっていたでしょうし
運悪くというか必然というか、
主人がその話をしている前は息子は2階にいたのに
何かを察して下におりてきて

「今僕の話してたでしょ」

と言い放ち、自分の部屋に戻ってしまいました・・・

これまで見守ってきた主人の表面上のやり方
も全て水の泡です・・

やり方が先行していても
ずっとやり続けていれば
それが腑に落ちてきて
「在り方」に変わることがあります。

でも道半ばでその表面的なものが
出てしまうと逆に
マイナス効果のほうが大きくなってしまいます

つまり、この出来事で
息子からしたら、学校にいけない自分を受け入れてくれるかの
態度をしていた主人が
本当は學校に行かせたかったという事実を
突きつけられたわけですから、
ショックだったでしょうし、否定された気分だったと
思います。

そもそも、学校に行かないのではなく
「行けない」
ということすら主人はわかっていなかったと思います。

この理解はなかなか世間一般には理解されていないため
無理もないとは思います。

でも不登校の子どもを持つ親には
まず理解してあげてほしいことです。

なぜ行かないのかではなく
なぜいけないのか

不登校の子どもの気持ちに寄り添う
理解しようと努める

ここが一番大事ではないかと思うのです。

この部分がきちんとわかっていれば
自然とどうすればよいのかといういわゆる
「方法」「やり方」がわかってくると思うのです。

でも「方法」「やり方」が先行してしまうと
自分に落とし込めるまで続けられたらいいのですが、
そこに至らないと、主人のようなことになるのだと思います。

私も最初は良くわからないけれど
やっていて、最後には落とし込めたタイプだったので
時間がかかりました。

でもあり方が先に変われば
解決は早いのではないかと思います。

解決するころには心から学校にいかなくたって
全然かまわないとも思えていました。

そもそも子供がいることへの感謝
子供は学校に行くために生まれてきたわけではない

感謝を忘れずにこの考え方があれば、
あのような発言は出ないはずなのです。

不安は伝わる

ブログでも何度も書いていますが
親の不安は伝わります。

子供はあなたの鏡です。

なかなか難しいとは思いますが、
この子は大丈夫と信じ
学校に行かなくたって大丈夫と
心から思えたら、不登校は問題にはなりません。

いつになったらいけるのだろう?

将来どうなるのだろう?

これは自然と湧き上がってくる不安だと思いますが
これがなくなった時、解決するのだと思います。

不登校は学校にいかないのが問題でなく
最終的に自立できないのが問題だと
私は思っています。

親が子供より先に死ぬのがほとんどです。

いつまでも私たちが面倒を見られるわけではありません。

だからこそ、学校にいかなくたって
自立させることを目的にしたら
また不登校という問題の捉え方も変わってくるし
真の解決につながるのではないかと思っています。

まとめ

ちなみに、先日そもそも不登校は解決する必要があるのか?

とご質問を頂きました。

これに関してはほとんどの子供が行きたいのに
行けない

葛藤し、罪悪感を感じていることから、
学校にはいかなくてもいいけれど、
解決はしたほうがいいと私は思っています。

これまでの記事を読んで頭が痛い・・
なんて方もいるでしょう。

でも多くの人は学校が行くことは当たり前。

そして自分は登校できていたからわからない。

それが正直なところだと思います。

でもこうして記事を読んでくれているということは
なんとか解決したい。

ヒントを見つけたい。

今よりも良い状況になりたいからこそ
読んでくださったのだと思います。

そういう気持ちがあるのなら
きっとできます。

あとは絶対にこの状態を打破するという
信念の強さと、素直に学び、受け入れる気持ち
ではないかと思います。

この素直に受け入れて、そのまま取り組むということが
できないから事態は変わらないのではないでしょうか?

画期的に変わる特効薬はありません。

時間はある程度必要です。

なぜなら、不登校になるまで、何年かかりましたか?

そこまでの親の関わり、環境が大きく影響した結果
だとしたらどれくらいの歳月が必要でしょう。

そう思えば腹を据えて取り組めるのではないでしょうか?

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