不登校から長年ニートという方もいれば、一度就職したけどなにかきっかけがあり今はニートなど色々な方がいると思います。
ニートになって長ければ長いほど、ニートを脱出するのが怖いと感じ,きっかけが見つけられない方もいます。
ニートになったきっかけや、なぜ脱出するのが怖いのか、そしてニート脱出のきっかけなど探ってみました。
目次
ニートになったきっかけ

病気
不登校でうつ病になる人もいます。
またストレスから鬱病を発症し、それをきっかけにニートになる人もいます。
うつ病だけでなく、パニック障害や対人恐怖症などの不安障害をきっかけにニートになる人もいますし、なかにはストレスでアトピーがひどくなったことがきっかけで、ひきこもり、ニートになったという方もいます。
人間関係のトラブル
一番多いのは人間関係のトラブルをきっかけにニートになったというものです。
親への不満が溜まっているなかで、親の一言がきっかけになってしまったり、仕事へのストレスがたまっているなかで、上司の一言がきっかけでニートという方もいます。
最初は些細なきっかけにもかかわらず、どんどん人間関係がこじれていくことでニートになってしまうようです。
- 職場でのミスによる叱責がきっかけで、家に引きこもるようになってニートへ
- 親の躾に関する厳しい一言や嫌味、圧力、支配などがきっかけでニートに
- 友人とのトラブルがきっかけで人間不信になり不登校、そしてそのままニートへ
失敗・挫折
失敗や挫折をきっかけに自信がなくなり、ニートになってしまう人もいます。
- 失恋をきっかけにニートへ
- 浪人をきっかけにニートへ
- 受験や就活の失敗をきっかけにニートへ
希望が持てない
他のきっかけと通じる部分ですが、失敗などを経験したことで希望が持てなくなり、将来の不安をもつことがニートになるきっけかとなることがあります。
この他にも会社が倒産したことがきっかけとなり将来への不安が強くなり、希望が持てずニートになった方もいらっしゃいます。
無気力
自分ではどうして無気力になったのかきっかけはわからないけど、次第に無気力になり、気づいたらニートになっていたという人もいます。
不登校の子供も不登校初期は無気力になることが多く、学校になぜ行けないのか本人はわからないというのと同じ心理状態でしょう。
無気力で仕事に行きたくない。休むのは不登校と通じるものがあるの記事はこちらです。
ニート脱出が怖いと感じる理由

ニートだった理由を聞かれるのが怖い
ニート脱出のため、とりあえず何か習い事でもと思っても、「なんの仕事してるの?」と訊かれるのが怖い。
また就職活動をしようと思っても面接でニートだった理由を聞かれるのが怖い。
ニートの方は自分がニートであることに後ろめたさがあるため、ニートの理由を聞かれることに怖さを覚えてしまいます。
つまり世間体を気にしているので、ニート=いけないという固定観念が怖いという気持ちにさせてしまうのです。
人と接するのが怖い
ニートの中には家族とはコミュニケーションを取ったり、コンビニ位は行けるという方もいれば、家から全くでない、なかには家族とも接することがなく、部屋から出ないという人もいます。
部屋から出ないというニートの方は、ネット上などでは人と交流することがあるかもしれませんけど、人と対面してコミュニケーションをとることがないわけです。
ニートを脱出するには、やはり外に出る、バイトする、仕事するなど、何かしら人と接することになりますから、怖いという感情を持ってしまうようです。
人が怖い・・会いたくない・・甘えなの?スピリチュアル?アスペルガー?の記事はこちらです。
外に出るのが怖い
家から全くでないニート生活の人にしたら、ニート脱出のため、外に出るのが怖いと感じてしまいます。
ましてや電車やバスに乗ってとなると、かなりハードルが上がり、怖いと思ってしまうのです。
人によってはニートになるきっかけが容姿についてからかわれてということもあり、容姿にコンプレックスを持っているために外に出るのが怖いという方もいます。
人が怖いと感じてしまうアダルトチルドレン(AC)の3つの改善方法の記事はこちらです。
働くのが怖い
なかにはバイトも仕事もすることなくニートになっている人がいます。
その場合には自分にできるのだろうかという不安があるのでニートを脱出したいけれど、働くのが怖いと思ってしまうのです。
ニートに対する固定観念を変えよう

このように色々なことがニートを脱出するのに怖いと感じさせてしまい、きっかけをつかめずにいるのですが、それはあなたの固定観念がそうさせているともいえます。
日本の文化として、皆同じがいいという暗黙のルールのようなものがあります。
下記のようなことを気にして、ニード脱出のきっかけを失っているのではないでしょうか?
- いまどきは少なくとも高校を卒業しなくてはいけない。
- 高校卒業後は、働くか専門学校もしくは大学に進学しなくてはいけない。
- 不登校やニートは怠け者だ
こんな固定観念を多くの日本人は持っているのだと思います。
息子が不登校になるまでは私も少なからず思っていたことです。
しかしレールから少し脱線しただけで全てがダメと思ってしまうのは、これからの将来を見据えたときにもったいないのではないでしょうか?
そのレールを進むためにも一旦休憩したり、修復したりしてまた進んでもいいのではないかと思うのです。
誰だって高熱がでたり病気の時は学校や会社を休みます。
こころのエネルギーが足りてない人は病気やさまざまなことをきっかけに不登校やニートになってしまいます。
でも心のエネルギーが満ちてくれば、また何かをきっかけにニートを脱出することができるはずです。
ではどんなきっかけでニートだったかたは脱出することができたのでしょうか?
ニート脱出のきっかけ

貯金が底をついた
結構多いのが、貯金が無くなったことがきっかけで仕方なく、ニートを脱出しようと思ったという方もいます。
切羽詰まればニート脱出のきっかになるということですね。
余談ですが、韓国ではひきこもりや不登校、ニートなどは徴兵があるためそれがきっかけで脱出できるとも言われています。
ある程度逆らいようのない状況になれば、それがきっかけとなることもあるのです。
親
ニートになってすぐは、親のことを気にする余裕もなかったけれど、ある程度の時がたち、親が年老いたと感じたことがきっかけで、いい加減このままじゃまずいと思い、ニート脱出を決心したという人も多いですね。
親もいつまでも元気でいられる保証はなく、親が定年などを迎えたときには、その家の生活費は親の年金だけどいうご家庭もあります。
特に親や身近な親族の死や親が病気になった時などはひきこもり脱出のきっかけになりやすいようです。
また親への申し訳なさが募ったことがニート脱出のきっかけという場合もありますし、反対に親からの圧力に負けてニート脱出を果たしたという方もいます。
希望・目標をみつけた
やりたいことが見つかった、オリンピック選手の活躍を見たことがきっかけで、希望を見いだせた。
好きなアイドルができたことがきっかけでニート脱出を決心したなど、自分で何かをみつける人もいれば、活躍している人や歌に勇気や希望をもらうことがきっかけになる人もいます。
社会とのつながりが欲しくなった
ニート生活でネット上の付き合いはあっても現実的な付き合いがないことが寂しくなったことがきっかけでニート脱出を図った人もいます。
ニート生活を楽しんでいるように思っていても、どこか物足りないと感じたときに、それが社会とのつながりだったと気づくことがきっかけとなります。
ニート脱出はあなた次第

人によってニートを脱出するきっかけはさまざまです。
でも心のエネルギーが満タンになればニート脱出の準備からでもとりかかれるはずです。
こんなコメントをみつけました。
ニート時代を経たからこそ今があると思ってる。
そりゃ連続的に仕事してた方が実のある人生だっただろうなと思うけどニート脱出して人間不信だったわたしが人の温かみを知れたし空白が長かったからたくさん吸収できたしとにかく一歩踏み出してからの好奇心やエネルギーが凄かった。
後悔が人より多いからなんとか軌道に乗ろうと頑張れる。
そして夜明け前が一番暗いという意味が今ならよく分かる。だから今ニートの人も今がどんなに辛くても希望をなくさないで欲しい。ガールズチャンネルより引用
ニートという過去は変えられないけれど、その分取り返すかのように頑張ってらっしゃるんでしょうね。
この方のように、ニートをしていた時に何も得られなかったのかというと、そうではないはずです。
就職するときなどに、ニートの期間中のことを心配される方もいますが、物事を違う角度からとらえ、ニート生活で得たこと、なぜニートになったのかをきちんと面談で話をすることができ、相手が納得してくれれば面談もうまくいくはずです。
面談が怖いと思っていたけれど、何も聞かれなかったということもありますし、何より備えさえしていれば怖がることもなく、堂々としていられるはずです。
同じニートで堂々としている人と、自信なさげな人だったら、どちらを企業は採用したいと思うでしょうか?
ニートだったことを変えることはできないけれど、あなたの気持ちの持ち方や、アピールの仕方でいくらでも変わってくるはずです。
まとめ
いかがでしたか?ニートになったきっかけも、ニート脱出のきっかけも人それぞれですね。
ニートを脱出して社会に出るのが怖いと思っていても、出てみたら楽しくて仕方なくなったという方もいるのです。
ニート脱出できるかどうかはあなた次第です。
下記記事も参考にしてみてください。
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