不登校の中学生の成功する転校と失敗する転校

中学生で不登校になり原因が学校にある場合には転校することで解決できるのではないか?と考える方もたくさんいると思います。

はたして不登校になったら転校さえすればうまくいくのでしょうか?

公立中学の場合には学区が指定されているはずですが、転校できるのでしょうか?

不登校の中学生が転校を成功させる条件

不登校の中学生が転校して上手くいくケースの前提として本人が転校を希望しているということです。

そのほかは

①不登校の原因が学校だけの場合

不登校の原因というのはたいていは複数組み合わさって原因となっています。

ただし、学校だけに不登校の原因や問題があるという場合には転校すれば不登校にならないと思います。

気を付けたいのは学校に問題があると決めつけて、でも転校しても不登校になってしまうことです。

再度不登校になる場合には問題は学校の問題だけでなく不登校の原因が解決できていないということです。

たとえば不登校の原因が先生とのトラブルだとして、その先生がいない中学に転校すれば不登校が解決すると思っていて転校しても不登校になることはあります。

転校先にその先生はいなくても同じような先生がいる可能性があります。

この場合には子供が自分で困難を乗り越える力や適応力をつけないことには不登校は解決しません。

例えば通学している中学校のカリキュラムが特有でそれが合わないなどということが不登校の原因であれば転校することで不登校が解決できる可能性はあるというわけです。

②心のエネルギーの充電が完了している場合

不登校になって無気力になったり、部屋からでてこなかったり、身体症状があったりと人によってさまざまな症状があると思います。

その不登校特有の症状が落ち着き、子供に前向きな様子が見られたら、子供が動ける予兆です。

そのタイミングで転校をすると、心機一転でき新しい環境で、新たな刺激をうけます。

転校が不登校を脱するきっかけになるということです。

タイミングが合えば今まで不登校で毎日登校できるか心配と思っていても意外にも毎日登校できるようになるものです。

エネルギー不足の場合には転校してもうまくいかない可能性が大きいです。

親の対応でエネルギーをチャージするようにしましょう。

これは転校するしないにかかわらず不登校を解決するための必須条件です。

不登校の中学生の失敗する転校

既にうまくいく転校のケースを前述しているので、これに背くことが転校しても不登校解決にならないということになります。

これからお話していくことは不登校の中学生に限らず高校生の転校も同じことがいえます。

あらためていうと

他者主導

転校が本人の意思に関係なく、親や先生などが主導している場合にはうまくいかない可能性があります。

もちろん必ずというわけではありません。本人の意思を尊重して納得した上での転校が望ましいといえます。

葛藤中

本人が葛藤中で心のエネルギーが充電できていないのに、転校をしても初登校さえできるかわかりません。

タイミング

転校するタイミングというのも大切です。基本的には新学期がいいと思います。

不登校になっている子供も新学期というものはとても意識していて、そこで転校してリセットして不登校を脱したい、頑張りたいと思っている子供はたくさんいます。

しかし不登校になる前から消極的で友達作りが苦手なタイプの子供の場合には新学期よりも新学年のタイミングでの転校がよいでしょう。

クラスの雰囲気ができあがっているなか転校すると、ただでさえ転校生ということに不安なのに、自分がクラスに入れないムードを感じてしまったりすることがあります。

そうするとせっかく転校しても学校に行く勇気が持てず、数日学校に行けないでいると、ますます行けなくなり本格的な不登校に再度なってしまうことがあります。

子供の状況や、性格に応じて転校するタイミングは決めたほうがいいですね。

親主導に一日も早く不登校を解決したいからと、転校させてはうまくいくものもうなくいかない可能性が高まってしまいます。

転校は子供の気力など準備が整いタイミングが合えば不登校を脱するきっかけになりえます。

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不登校で転校できるのか?

私立中学の場合には他の私立や公立に転校するという選択肢が思いつくと思いますが、公立中にいて転校できるのか?と心配になる人もいると思います。

学区が決まっていても転校できます

学校指定変更というのをして転校することができるようです。

今は不登校やいじめを理由に転校するケースも増えてきているようです。

下記は文部科学書に掲載の申請の流れです。詳しくはこちらからどうぞ

 

不登校の中学生の転校を成功させるには

気持ちに寄り添う

うちの息子の場合には不登校になった当時私立の中学だったことから公立の中学に転校することを考え提案しました。

すると息子は公立の中学に転校するくらいなら死ぬと言ったのです。

息子の気持ちになって考えてみれば公立中学に通っている自分の友達は自分が中学受験したことを知っている。

そこに転校するというのは彼のプライドが許さなかったのでしょう。

また当時息子の友人の9割は私立中学に通っていました。

こんなことも転校を拒否する理由だったのかもしれません。

もしも子供を他の中学に転校しようと考えている不登校の親御さん。

まず本人の状態を考慮し、気持ちに寄り添ってみましょう。

そうすると不登校の解決策が見えてくると思います。

親ができることをする

親にできるのは不登校の心理を理解し、適切な対応を行っていくことです。

転校だけが不登校の解決策ではありません。

適切な対応についてこちらにも書いております。

不登校の原因というのはさまざまで、1つだけとは限りません。

たいていは複数組み合わさっているものです。

本人の気質もありますが、親の不適切な対応が大きな要因であることは多々あります。

親が適切な対応をし、子供の意思を尊重するということに重点を置くとよいと思います。

また親が不登校の問題にしんどくなり、限界を感じ心が不安定な状態では不登校は解決しません。

信頼できる不登校カウンセラーなどに相談をしてみましょう。

不登校は親がしんどく限界になってしまうと解決できない

中学で転校が上手くいかないときは

今の中学に問題がありそうで不登校だけれど、転校する状態でない場合には無理になんとか不登校を解決しようと転校させる必要はありません。

むしろ無理に転校させようとする姿勢が子供を傷つけることになる可能性もあり、ますます不登校という問題の解決から遠のくかもしれません。

中学自体は義務教育のため卒業できます

出席日数等は保健室に登校する、面談する等で解決できるはずです。

無理に転校をしたりするよりも前述のように、子供の気持ちに寄り添い、親はできることをしていき心のエネルギーが充電できるようにしていき一段ずつ階段を上るように進めていくのがよいです。

そして高校進学のタイミングまでにその充電が完了するのが理想ですね。

高校進学の際に心の充電が完了できていれば、心機一転新しい気持ちでやり直すことができます。

もちろん高校進学の際まだ足りていないときは時期をずらしたり、我が家のように遅れてでもなんとでもできます。

とにもかくにも子供の状態がよくならないことには転校もなにも前には進めないのです。

保健室登校の5つのメリットとデメリット

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まとめ

不登校の中学生で転校して上手くいくこともあれば、その時の状態や環境でうまくいかないこともあると思います。

転校するにせよ、そのままの学校に復帰するにせよ大切なのは本人の心の状態です。

心の状態がよくないのに転校してもなにをしても不登校は解決できません。

そのことを忘れずに適切な対応を心がけ、子供の気持ちに寄り添いたいものです。

カウンセリングのお申込みはお問い合わせフォームからお願いします。不登校の接し方など親向けの具体的なアドバイスをさせていただいております。

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