子供を厳しく叱ってしまったり、自分の都合を優先させてしまったり・・だれでも一度や二度はそんな経験があるのではないでしょうか?
そして反省したり、ひょっとして自分は毒親かも・・と落ち込んでみたり・・、親とはいっても完璧ではないので毒親のような行いは誰でもあるものです。
毒親をやめたい、毒親にならないように、毒親の連鎖を断ち切りたいと思ったときに、どういう点に気を付けたらよいと思いますか?
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1.毒親になってしまうのは
毒親の連鎖
一般的には毒親というのは連鎖されているもので、毒親の親も毒親ということが多いです。
そのために親という観念が自分の親となり、知らず知らず自分も毒親になってしまっていて歴史を繰り返してしまうという場合が最も多いです。
よくDVを受けた子供は自分が親になったときに意図せずDVをしてしまうというのと同じですね。DVなんていやだからやめたいと思っていたのに、なってしまった・・という感じではないでしょうか?
環境の影響
でも親はそうでないのに、毒親になってしまうこともあります。かくいう私もそうでした。自分の親はどちらかというとネグレクトや育児放棄ではなく良い意味で放任主義でした。
私自身は中学から私立の女子高にはいったのですが、当時中学受験をする人というのは今のように多くなく、その親の多くは過干渉でした。
そのため自分の周囲の友達の親というのはほとんどが過干渉でした。今思えば・・なぜか私はそんな過干渉な親が愛情たっぷりに感じ、羨ましかったのです。
友達の数人は「テストで良い点をとったら、○○買ってもらえるんだ」などとよく言っていて、単純にいいなぁと思っていました。
そしていろいろとアドバイス(今思えば指示)をしてくれる親が羨ましかったのです。
そんな私が親となり、子供のためと信じて~したほうがいいよ。と先回りして接してきたけれど、まさに毒親だったのかな・・と今では思います。
うちの場合には主人が輪をかけたまさにモラハラ毒親でしたので夫婦揃って毒親になっていたのです。
息子が不登校になって初めて気づいたダメな毒母です・・不登校と毒親なんて関係ないのでは?と思うあなたはこちらの記事をご覧ください。毒親が不登校、引きこもりを生み出している可能性があるのです。
もしもあなたのお子さんが今不登校なのであれば、親ができることをこちらに書いています。
自分の親が毒親である場合の連鎖以外にはやはりこのように、周囲の環境などによって影響を受け、ある意味私の場合には反面教師ということになりますが、それが毒親になるとも知らず、子供のためという名目で知らず知らず過干渉となり、毒親になっていくのではないでしょうか?
でも自分が毒親かも?と思いやめたいと思えばやめることはできます。やめたいと思ってから時間はかかるかもしれませんが、毒親も自分が変わろうと望めば変わること、やめることができるのです。
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2.毒親をやめたい~連鎖を断ち切る方法~
毒親をやめたい!と思ってもいざやめるとなると、なかなかできないかもしれないですし、何を気を付けたらよいかわからないかもしれないですね。
まずどのタイプの毒親の場合にも過度な期待は禁物です。過度な期待は本人にプレッシャーとなり追い込んでしまうことがあります。
そして良い親であろうとする必要はありません。良い親であろうとするあまりに、結果として〇〇であるためには子供に~しなくてはならないという想いで子供にも~あるべきという考え方になってしまうからです。
あなたにとっての良い親が子供にとって良いとはかぎりませんから、良い親を目指すことをやめましょう。それが毒親の連鎖を断ち切るための第一歩です。
そして毒親育ちの子供に共通しているのは自己否定感が強いので、本人の主張を受け入れ、どんな子供であっても大切であると無条件の愛で接することが大切です。(なぜ自己否定が強くなるのかはこちらに書いてあります。自信を持つ子供にするための秘訣はこちらをご覧ください。)
さらに毒親の主な2つのタイプの親についてまとめてみました。暴力タイプは言うまでもなく、暴力、暴言はやめるべきです。特に暴力の連鎖というのは強いものです。
自分の親から暴力を受けている場合には、毒親を反面教師としてその負の連鎖を断ち切ろうと思っている方が多いのに反し、気づいたら自分も毒親からの連鎖で同じことをしていた・・と気づく人も多いです。
また威圧して支配するタイプの場合には子供を脅して自分の言う事を聞かせようと支配してもあなたが老いたらどうなるのか考えてみましょう。
そして毒親の負の連鎖を断ち切るためにはまずは自分の行いをあらためることです。
毒親からの負の連鎖を繰り返してしまうと、あなたがしていることがそのまま自分に振りかかってくるのではないでしょうか?
過干渉タイプの場合
毒親をやめたい、負の連鎖を断ち切りたいと思った過干渉タイプの毒親のあなた。今日からは放任主義のつもりで!過干渉タイプの毒親の場合には、放任しきれませんから、放任するという気持ちを持って接し過干渉をやめることが一番の近道です。
そして何より本人の意思を尊重すること。つい危険や失敗を回避するためにこっちがいい、~だから~の方がいいなどと、言ってしまいがちで口出しするのが過干渉タイプの毒親ですから、言いたくなっても我慢。また期待をしないということも大切です。
失敗してもいいんです。私のように失敗して毒親をやめたいと思い、こうして学び毒親をやめたのですから。ピンチはチャンスです。
子供の危険や失敗を回避するために指示を出していることが愛情だと勘違いしていませんか?
そうではないのです。
可愛い子供に旅させよという言葉があるように、失敗を積み重ねて人は成長をしていきます。子どもを信じて見守ることが大切だと今は思っています。
また過干渉タイプの場合には子供と共依存になっている可能性や子供が生きがいのようになってる方も見受けられます。子離れして精神的な自立をしてください。
子供の人生は子供のものであって、主役は子供です。あなたの人生はあなたが主役ですから、自分の趣味などに励みあなたの人生を楽しんで負の連鎖を断ち切ってください。
過干渉の影響についてはこちらに書いております。
ネグレクトタイプの場合
子供に関心を持てない毒親なあなた。子どもを産むという結論を選択したのはあなたです。少なくとも自立できるまでは最低限の親としての役目を果たし、ネグレクトな毒親はやめましょう。
これまで愛情を子供にかけてこなかったり、子供の人格を否定して、生まれてこなければよかったなんて暴言を吐いていませんか?
そんな言葉をかけられたら子供がどう思うか考えましたか?子供を放置して遊びにでかけてしまう毒親のあなた。そんなに遊びたいのならなぜ子供を持つという選択をしたのでしょうか?
愛情を持って親としての責任は果たしましょう。まだ子供が小さければたくさん抱きしめてあげてください。話を聴いてあげてください。
子供が大きくなって抱きしめるのが難しい場合には、子供と関わる時間を持つようにしましょう。そうすることで、子供も話をしたかったのに話せなかったことを話てくれるようになるはずです。
まずはそこから始めてネグレクトをやめてみませんか?自分自身の親も毒親でネグレクトの場合には、あなたが負の連鎖を断ち切るのです。
あなたと同じ悲しい目にあわせないように。
3.まとめ
毒親をやめたい、負の連鎖を断ち切りたいと思ったあなた。気付けてよかったですね。毒親はやめたいならやめられるはずです。あなたが強い意志を持って臨めば。過去と他人は変えることはできないけれど、自分と未来は変えられますから、きっとできるはずです。
毒親をやめることができたら、きっと子供には笑顔があり、寛げている様子が見受けられるはずです。
毒親の見分け方についてはこちらをご覧ください。
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