小学生の不登校を解決するカウンセリングとは

小学生の不登校の場合にはどのようなカウンセリングなら解決できると思いますか?

そもそも小学生でカウンセリングは受けられると思いますか?

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小学生向けのカウンセリングはあるのか?

不登校の小学生がカウンセリングを受けるにあたり、自分の状況を話すというのはなかなかハードルが高いといえます。

中学生以上だとしても不登校に関しては、個人的には本人がカウンセリングを受けるというよりも、むしろ親がカウンセリングを受け、親が対応を変えていくことが効果的だと思っています。

それでもなかには不登校の小学生にカウンセリングを受けさせたいという親もいらっしゃいます。

その際にはどのようなカウンセリングが効果的だと思いますか?

遊戯療法

遊戯療法とは通常のカウンセリングと異なり、遊ぶことをコミュニケーションツールとして心理療法を行います。

小学生であれば、好きなアニメや遊びなどをカウンセラーがあらかじめ準備しておき、一緒に遊ぶことを通してその心理を読み解いていくのです。

以前息子が不登校の際に実際に受けたことがあります。

親が子供の好みをカウンセラーに伝え、カウンセラーはその遊びを通しての息子の発言、態度などから、どのような心理状態にあるかなどをアドバイスしてくれました。

結局は遊戯療法でも、その心理状態を聞いたうえで親の対応が必要なのだと感じました。

アートセラピー

アートセラピーはカウンセリングのように言葉でなく、芸術を介して行う精神療法となります。

アートセラピーは芸術の創造的なプロセスを、すべての年齢層の人々の身体的、精神的、感情的な健康を改善して、強化するために使用する精神医療の専門職である。芸術的な自己表現に関わる創造的なプロセスは、人々の葛藤や問題解決の助けとなり、対人関係のスキルを深め、行動を管理し、ストレスを減らし、自尊心と自己認識を向上させ、洞察力を与える。アートセラピーは、カウンセリングと心理療法のモデルに、人間発達、視覚芸術(素描、絵画、彫塑やその他の芸術形式)および創造的プロセスの分野を統合したものである

米国アートセラピー協会

チャイルドアートセラピーのカウンセラー方に話を聴いたところ、絵であれば色や筆遣いなどからその子供の葛藤度合などがわかるようです。

関連記事(絵から読み解く心理)はこちらです。

箱庭療法

遊戯療法の中で取り入れられることもあるようですが、通常のカウンセリングの中でも取り入れて使うことがあります。

砂の入った箱の中にミニチュアのおもちゃをクライエントが自由に入れていくことでカウンセラーはイメージを持ち、葛藤を読み解きます。

小学生の不登校であればこれらのカウンセリングが有効かと思います。

一般的に日本でカウンセリングと言われているものは「来談者中心療法」と呼ばれているものとなります。

このカウンセリングはアメリカの心理学者カールロジャースが提唱したものです。

どのようなカウンセリングかというとカウンセラーはクライエントの話を傾聴し、クライエント自身が解決策を持っているという概念のももとに、気づき、自己理解を深め、自己成長と共に解決をしていくというものとなります。

このためカウンセリングが不登校の小学生の不登校には向かないと私は感じております。

よく相談を受けて感じるのはスクールカウンセラーの方はおそらくこの来談者中心療法のカウンセリングを行っているためか、相談者の発言に「前に相談したカウンセラーのかたは話を聴いてくれるだけで何もアドバイスがなかったです。」というものです。

ただ話を聴いてもらって満足するのはとても良いことですが、不登校の解決につながらなければ意味がありませんね。

でも親が話をして、ストレスが解消になったり、気づきを得ることは子供との適切な関係を築く上ではとても有効です。

最終的にはカウンセリングといえでも好みというものあるでしょう。

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不登校の小学生の親向けのカウンセリング

小学生に限らず不登校のカウンセリングというのは一般的な心理カウンセラーよりも不登校を得意、または不登校を専門としている方のカウンセリングを親が受けることをおすすめします。

なぜならまだまだ不登校の理解は一般的に広まっておらず、学校の教師やカウンセラーであっても、心無い発言をしてしまったり、非難してしまう人がいるからです。

カウンセリングに行った親が傷つき、子供にあたってしまっては元も子もありません。

不登校というのは親も大変傷つき、悲しいものです、それを共感するどころか、非難されてしまっては、親も前向きな気持ちになれませんね。

不登校に限らず悩みとなっていることの根底には親子関係の影響が大きいです。

ましてや小学生の不登校であれば、親がカウンセリングを受け、適切な対応をしていくことで早期の解決が見込めます。

この場合のカウンセリングは前述の来談者中心療法では時間がかかるため、私はお話しを伺った上で具体的なアドバイスをして早期解決を目指します。

来談者中心療法というのはとても有効なカウンセリングでありますが、時間がかかってしまうことが多々あります。

そのため早期に不登校を解決するためのカウンセリングでは、不登校を経験している、もしくは不登校分野を得意としている方のカウンセリングを受けるのが望ましいと思います。

そしてカウンセリングを受けるうえで重要なのはカウンセラーとクライエントの相性だと思います。

クライエントがカウンセラーに対して疑心暗鬼ではうまくいくものもうまくいきません。

そのためにもお試しのカウンセリングを受けてみたり、メールのやりとりなどを通して相性が合う方をみつけられるといいですね。

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まとめ

小学生の不登校解決には親がカウンセリングを受けることをおすすめします。

不登校を得意、専門としていて、相性の合うカウンセラーが見つかるといいですね。

不登校についてのカウンセリングはお問い合わせフォームからお気軽にお問合せください。

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