別室登校は甘えなの?

不登校や別室登校をすることに対して甘えだと考える方がいます。最初はそう思ってしまうのも当然でしょう。しかし甘えでは決してありません。不登校や別室登校を好き好んでしている方はいません。では何故なのか説明していきます。

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1.不登校や別室登校をするのは甘えではない

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不登校というのは、何かをきっかけにして、色々な要因が複雑化しておこります。きっかけは様々で、いじめや友人とのトラブル家族の問題・・・そのきっかけは第三者からみてわかるときもあればわからないこともあります。そしてきっかけはあくまできっかけに過ぎず原因は別のところに複数あったりします。たいていは心に傷を負い、マックスまで深くなってしまい、自信を喪失し自己肯定感が低くなり不登校になります。不登校になる子供も学校には行かなといけないと周りの人が思うよりも実は切実に思っています。しかし明日は行こう、行かないといけないと思っていても翌朝になると頭痛、腹痛、めまい、嘔吐などの身体症状がでてしまいいけなくなるのです。気持ちに対して身体がいうことを聞かないのです。不登校の子供に共通しているのは心が繊細だということです。同じ出来事に対して捉え方が人によってそれぞれですよね。ある悪い出来事で、100ダメージうけてしまう人もいれば、10しかダメージを受けないという人もいます。これは遺伝的なものと、生育環境など後天的なことによる性格による受け止め方の違いです。

私も息子が不登校になって最初のころ身体症状に苦しんでいる息子をみて、当初は体調が悪くて学校に行けないと思っていました。しかし、だんだんと日が経つにつれ、学校がある日中は具合が悪くても不思議と夕方には元気になる息子をみて甘えているのではないか?と思ったこともありました。

これは学校がある時間は不登校の子供は罪悪感を感じ、登校しなくてはいけないと言う気持ちがあるため、身体症状を引き起こしてしまっているからなんです。だから学校が終わる時間になると、元気になっているのです。もちろん本人は意識してそうしているわけではありませんし甘えているわけでは決してありません。心の状態から引き起こる身体症状なのです。昼夜逆転に関しても同じです。昼間は学校がある時間なので起きているのがつらいのです。しかし夜中であっても自分を責め罪悪感があるのでゲームやインターネットに時間を費やしやり過ごしているのです。ゲームやインターネットを好き放題にして甘えていると考える人もいると思いますが、それは違います。楽しくてゲームをやっているわけでなく、現実逃避をして気を紛らわすためにやっているのです。甘えていると考えている親御様はゲームやパソコンを取り上げたりしますが、それはむしろ逆効果です。本人をさらに苦しめることにしかなりません。

もしこの記事を不登校でない同級生の方や、不登校や別室登校を甘えだと思ってらっしゃる方が読んで下さっているのであれば、不登校を経て別室登校している、同級生、お子さまを理解して温かく見守ってあげて頂きたいと思います。決して甘えではないのです。そのような方が増えれば不登校になってる人が復帰したり別室登校しやすくなると思いますので、是非ともよろしくお願いします。そして決して甘えているなどと本人に言わないでください。もし別室登校を開始しているのであれば、そこに至るまで相当の葛藤と勇気が必要だったはずです。むしろエールを送ってあげてほしいところです。本人が一番苦しんでいるのですから。

2.別室登校について

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不登校になっている子供は学校やクラスに不安や恐れを感じています。特に不登校の期間が長くなればなるほど、自分は受け入れて貰えるのか?教室復帰や別室登校しても良いのか?甘えていると思われないか、不安で仕方がないはずです。そのためにもまずは別室登校から始めるのはよいことだと思います。これは私は決して甘えではないと思っています。教室にいきなり行くのはとても勇気がいることですよね。家の外に出ることさえも心配で不安な方もたくさんいます。まずは別室登校から始めてみましょう。

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3.別室登校するために

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小学生、中学生、高校生と段階や学校により別室登校に対しての対応も違ってきます。共通するのは事前に学校と本人の状況や学校の情報を共有し相談するということです。そのうえで朝から登校するのか、午後からもしくは放課後から登校するのか、毎日にするのか週に数回にするのか、本人に無理のない形から始めるのがよいでしょう。

3-1. 小学生の場合

小学生であれば保健室登校という別室登校が一般的かと思います。学校と相談してどのような対応が可能なのか、また本人の希望も聞いてそれが取り入れられるかを確認して、先生と相談して実施しましょう。また母子分離不安が原因のひとつによって不登校になっている場合には親御様と一緒に通学してみたり、ときには保健室で一緒にいさせてもらうことも検討してみるとよいと思います。

3-2. 中学生の場合

まずは学校と相談です。これはどの段階でも同じですね。中学生から不登校は多くなるので、学校で一室を別室登校する不登校の生徒向けに解放している学校もありますし、それが保健室だったり、面談室を解放してくれる学校もあります。勉強に関しては、プリントが配られたり、空いてる先生が対応してくれたり学校により異なると思います。先生と事前に相談して自分の希望があれば伝えてみるのもよいと思います。

3-3. 高校生の場合

高校生は、義務教育ではないので、卒業のためにも別室登校を出席日数としてカウントしくれるのか、科目ごとの出席に問題はないのか?詳細に確認をしておく必要があります。そのうえでどのような別室登校が可能なのかを学校の先生に確認の上、別室登校をして在籍している高校の卒業を目指すのか、もしくは他の高校に編入をして卒業を目指すのか、よく検討することが必要です。自分に合う学校を選びなおすというのも一案だと思います。通信制や、単位制などの編入可能な学校に入り卒業を目指すというのもあります。今や通信制といっても以前のイメージとはまるで違います。皆さんがイメージする働きながらでも卒業できるような通信制の学校もあれば、毎日登校したり、週数回の登校をしたり全日制と変わらないような学校もあります。またいまは昼間定時制とう学校もあります。その中には不登校を経験した方向けの中学の勉強から復習してくれる学校もあります。私としては不登校対策をしている学校が良いと思っています。不登校の子供の心理を理解してくれない学校に入ってもまた同じことになりかねません。迷ったら一度資料を取り寄せて、学校見学することをお勧めします。そのほかにもいわゆる高認試験というものもあります。学校に通わずに高校の卒業の資格を得るための試験です。

4.まとめ

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不登校や別室登校に関して、その当事者以外の友人や大人は皆最初は甘えではないのか?と思う方が多いかと思います。でも前述のように決して甘えではありません。たいていの子供は大きな傷を心に負い時には自殺を考えてしまう子供もいます。ましてや当人にたいして「甘えている」などという発言は傷口に塩を塗る行為だと思います。私の息子も一時期は自殺をほのめかす発言が多い時期があり、私も不安で不安で仕方がなく、息子の寝顔を見ては微笑ましく思い、会社から帰って元気な姿を確認したときには心の底から安心をしていました。自分でもなぜ学校にいけないのかわからない子供がほとんどです。きっかけ=原因でないことが多く、原因は1つでなくたくさんのことが積み重なっているので本人もなぜ不登校になってしまったのか、なぜ登校しようとすると身体がいうことをきかないのかわからないのです。周囲の人間が不登校の子供に理解を示してあげることが解決へとつながります。決して甘えているわけではないのです。別室登校は甘えではありません。始められるのであれば別室登校からでも1歩踏み出せるように少なくともご家族だけでも理解を示し、勇気づけてあげてほしいと思います。

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