人が怖い・・会いたくない・・甘えなの?スピリチュアル?アスペルガー?

人が怖くて会いたくない・・これって甘えなのか?それともスピリチュアルなのか?それともそうではないのか?

怖くても会いたくないとは言えない、会わなくてはいけない状況のこともあると思います。人が怖いのは甘えではありません。

ではスピリチュアルなものが原因なのか?アスペルガーだと人が怖い、会いたくないのか?調べてみました。

1.人が怖いのはスピリチュアルなのか?

人が怖いと一言で言っても色々です。対人恐怖症と診断されることもあれば、特定の人だけ怖い、人前が苦手、大勢が苦手・・など程度の差はあると思います。

対人恐怖症の診断についてはこちらに書いております。

一般的に人が怖い、会いたくない原因としては、気質的、環境要因、認知の歪みなどが考えられます。甘えではありません。詳しくはこちらをご覧ください。

ではスピリチュアル的にはどうなのかと言うと、調べた限りでは前世で人により傷ついているその傷がいやされていないままの状態ではないか?ということが関係しているようです。

スピリチュアルだと前世ということになりますが、今の人生において傷ついた心から人が怖いというのはACの場合でもそうですし人が怖い原因としては共通していますね。

2.アスペルガーだと人が怖いのか?

まずアスペルガー症候群についてですが、発達障害に該当し知的障害を伴わない自閉症のひとつです。

相手の気持ちを想像してコミュニケーションをとることが苦手なために対人関係において支障がでてしまうことが多くあります。

アスペルガー症候群の特徴

アスペルガー症候群の人々には、「表情や身振り、声の抑揚、姿勢などが独特」「親しい友人関係を築けない」「慣習的な暗黙のルールが分からない」「会話で、冗談や比喩・皮肉が分からない」「興味の対象が独特で変わっている(特殊な物の収集癖があるなど)」といった特徴があります。このほかに身体の使い方がぎこちなく「不器用」な場合が多くみられます。

幼児期のアスペルガー症候群の特徴

アスペルガー症候群の子どもは、言語や知能の発達に遅れがないため、これまで幼児期に気づかれることがあまりありませんでした。しかし近年では、幼児期にみられる特徴が少しずつわかってきました。

「ひとり遊びを好む」「人とするごっこ遊びが広がりにくい」「同じ遊びを繰り返す傾向が強い」「行動がパターン化し融通がきかない」などです。保育園や幼稚園では「他の子どもにあまり関心がない」「集団で遊ばない」などの特徴がみられます。
このような子どもは集団生活ではストレスをためやすいので、できる限り早期から子どもの特徴を理解し、その子どもにあった支援を専門家に相談して、家庭や地域と連携して行うことは、子どもが安心して力を伸ばしていくことにつながります。

厚労省 e-ヘルスネットより引用

これらの特徴からいじめられた経験や友人が離れた経験をしている方が多く、また会話が続かないのがしんどい、集団が苦手、人が怖い、人が苦手、会いたくないと思ってしまうアスペルガーのこともたくさんいらっしゃいます。

中にはアスペルガーと診断された上相貌失認の方もいらっしゃるために、何度かお会いした相手でもわからずに相手に不快な思いをさせて怒られたりした経験から人が怖くなってしまって、その方に会いたくないとおっしゃる方もいます。

ではアスペルガーの方の治療や人が怖い、会いたくないというのをなくすためにはどのようなことができるのでしょうか?

3.アスペルガーの治療

投薬により症状を緩和させるという治療はあるものの根本治療はなく、早期発見により療育が行われます。

その他発達障害支援センターにて集団への適応訓練をしてもらえます。また成人の場合にはジョブコーチ支援とういものがあります。

どのようなものかというと

職場適応援助者(ジョブコーチ)支援事業は、職場にジョブコーチが出向いて、障害特性を踏まえた直接的で専門的な支援を行い、障害者の職場適応、定着を図ることを目的としています。

厚労省HPより

またコミュニケーションに関しても下記のような制度があります。

若年コミュニケーション能力要支援者就職プログラム

ハローワークにおいて、発達障害等の要因によりコミュニケーション能力に困難を抱えている求職者について、その希望や特性に応じて、専門支援機関である地域障害者職業センターや発達障害者支援センター等に誘導するとともに、障害者向けの専門支援を希望しない者については、きめ細かな個別相談、支援を実施しています。

①若年者の就職支援を行う機関と障害者の就労支援機関の連携体制を構築。

②発達障害等、様々な要因によりコミュニケーション能力に困難を抱えている要支援者に対して、自らの特性と支援の必要性についての気づきを促し、適切な支援への誘導を行う。

③発達障害者に対する専門的支援の強化を図ること等により、要支援者のニーズに応じた適切な相談・支援を実施し、要支援者の円滑な就職の促進を図る。

 

このような制度をうまく利用しコミュニケーション力を高めていくことで人が怖い、会いたくないという状態から徐々に抜け出せるのではないでしょうか?

また周囲がアスペルガーの特性を理解しておくことで、何気ない発言で傷つけないようにするというのも大切だと思います。

4.まとめ

人が怖いのは甘えではありません。人が怖い、会いたくない要因としてスピリチュアル的にもアスペルガーの場合にも根底には傷ついた心というものが影響していそうです。

アスペルガーの場合には発達障害支援の制度などを利用してコミュニケーション能力を向上させることで、自己肯定感もあがり、人が怖い会いたくないという状況を改善することができるのではないでしょうか?

また周囲の理解というのも必要ですね。

こちらの記事もご覧ください。

人が怖い、緊張・汗を克服する5つの方法

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